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Studio YAMAKOで“PowerShot G12”が含まれるブログ記事

2018年5月 6日

春の鎌倉円覚寺 4月1日

この日、人生2度目のホール・イン・ワンを達成した元勤務先の先輩のお祝いの会にお招きいただいた。会場風景など、スナップ写真を撮って欲しいと依頼されていたのでCanon G12を持参していた。パーティーは12時から始まり、2時半ごろお開きになった。天気も良く、まだ陽は高い。紅葉のシーズンには何度か訪れた円覚寺だが、春に行ったことがない。北鎌倉で下車することにした。
 桜満開の土曜日だったが、午後遅かったためか、参拝客は少なかったので、ゆっくりと境内を散策できた。

1.北鎌倉駅
北鎌倉で下車すると、反対側に停車していた下り湘南新宿ラインが動き出していた。通り過ぎるのを待って、円覚寺側に踏切を渡る。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 6mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.円覚寺総門の桜
総門の石段の手前に満開の桜があった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 6mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.円覚寺総門
円覚寺の総門には、山号の「瑞鹿山」(ずいろくさん)の額が掲げられている。開山無学祖元の創建開堂に?あたって、その法話を聞きに山中から白鹿が?出てき?たことから、この名が付けられたという?話があるそうだ??。(鎌倉手帳 寺社散策より)?

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 6mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.山門の桜
総門で受付を済ませ、山門の石段を上がる。山門を抜けると仏殿が見えるが、ここにも満開の桜があった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 12mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.新緑と桜
新緑の若葉が美しい季節が始まっている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4.5 1/640秒 30mm ISO800 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
6.大方丈
大方丈では、縁に座って庭を鑑賞している人がいる。本来は住職が居住する建物を方丈と呼ぶが、現在は各種法要の他、坐禅会や説教会、夏期講座等の講演会や秋の宝物風入など、多目的に使われているそうだ。午後の遅い時間、禅寺の風情がある。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 16mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
7.アセビ 馬酔木
ツツジ科アセビ属の常緑低木。馬酔木の名は、「馬」が葉を食べれば毒に当たり、「酔」うが如くにふらつくようになる「木」という?ところ?から付いた名前であるとされる。 ほんとに馬が食べると酔うのだろうか。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 16mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
8.白鹿洞のヤマブキ
ヤマブキの黄色が鮮やかだった。円覚寺の創建開堂にあたっては、無学祖元の法話を聞くために山中から白鹿が出てきてこれに連なったという言い伝えがある。その白鹿が出てきたというのがこの「白鹿洞」(びゃくろくどう)。円覚寺の山号は「瑞鹿山」。この山号には「めでたい鹿のお山」という意味があるそうだ。(鎌倉手帳 寺社散策より)?

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2.8? 1/1250秒 ?7?mm ISO2?0?0 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.?ルリタテハ
ルリタテハがスーっと飛んできて、石の上に止まって、日向ぼっこをするように 開翅してくれた。

?????Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?4.5? 1/1250秒 ?30?mm ISO250?0 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
10.山門と桜
午後4時。山門へ戻ってきた。渋い山門を背景に桜の花が浮き立つ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?3.2? 1/1250秒 ?9?mm ISO50?0 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
11.桂昌庵
紅葉のシーズンもきれいだが、新緑も良い。ここ桂昌庵(けいしょうあん)は、第四十九世承先道欽(しょうせんどうきん)の 塔所 だそうだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f?3.2? 1/800秒 ?10?mm ISO80?0 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.横須賀線北鎌倉駅
円覚寺の総門を出て、北鎌倉の駅へ戻る。今度も下り、鎌倉方面行の電車が到着していた。私は、この踏切を渡って上り電車に乗る。昭和43年に結婚し、北鎌倉に借家住まいをしていた7年間、毎朝、ここから横須賀線に乗って東京へ通ったのを思い出す。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f?4.5 1/1250秒 ?30?mm ISO80?0 ) 露出補正 
-0.7段
;クリックすると大きな写真になります。


2017年10月28日

蝶 自選年間ベスト10 (?11) 2013年

2013年2月に娘夫婦がバリ島旅行に誘ってくれたので一緒に行くことになった。娘たちは4泊5日をのんびり過ごすというが、チョウ好きの私にとっては憧れの東南アジアである。シンガポール経由で入ったバリ島で、着いた日の宿をとったのは、島の西側、海沿いのスミニャックというところだ。翌日、ホテルのプールで遊んでいる娘たちと別れて、近くを歩いてみた。ちょっと脇の空き地に入ると多くの蝶を見ることだ出来る。さすがだ。次の日はタクシーを頼んで、タバナンというところにあるバタフライ・パークへいった。ホテルへ戻る途中、バリ島の景勝地タナロット寺院に寄った。

 第3日はやはり西側の海沿いにある「ブルガリ」で昼食にした後、ウルワツ寺院でケチャ・ダンスを観る。ここにも蝶は多い。次の日は、タマン・アユン寺院を観た後、北東部の山間地であるキンタマーニ高原へ行く。ここは楽しみにしていたが、レストランで食事をしただけで蝶を追うことはできなかった。そして、ウブドに向かった。ウブドでは宿泊したプリ・ウランダリというホテルの敷地内や、ゲートを出て、すぐ近くの空き地で蝶を追いかけ、楽しんだ。詳しくはバリ島のフィールドで撮った蝶をご覧いただきたい。

 夏は、2泊3日で、八島が原湿原、美ヶ原に出かけたが、あまり成果は得られなかった。北杜市のオオムラサキセンターや上高地へは日帰りで出かけた。
  秋には新横浜公園のガガイモでカバマダラが発生しているという情報に触れた。台風が来ていたりしてなかなかチャンスがなかったが、最後の最後にやっと1頭に会うことができた。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ヤエヤマムラサキ 2013年1月28日 グァム島
マンギラオゴルフ場に、この年もまた、ヤエヤマムラサキがいた。きれいな個体で、翅を開いて見せてくれた。♀の前翅の先は紫色に輝く。これは♂だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm ?f?2.8G macro
絞り優先オートで撮影(f??5.6 1/1400秒 90mm ISO400 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 ?2.翅を開いたマルバネルリマダラ 2013年1月28日 グァム島
グァム島のマンギラオ ゴルフクラブでホール・アウトして、クラブハウスへ戻る道にテイキンザクラの深紅の花が咲いているところがある。毎年ここではマルバネルリマダラがその花に集まっている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm ?f?2.8G macro
絞り優先オートで撮影 ( f???5.6? 1/?250?秒 90mm ISO?8?00)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 ?3.ユベンタヒメゴマダラ 2013年2月8日 バリ島 タバナン付近
初めて見るチョウだった。ランタナの花に絡みながら吸蜜しようとしている。?

Nikon D5000 TAMRON 90mm ?f?2.8G macro
絞り優先オートで撮影( f???5.6? 1/?800?秒 90mm ISO?400) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 ?4.コモンタイマイ バリ島 タナロット寺院?
黄色いランタナの花に来ていたコモンタイマイ。ここでは普通種のようである。ウブドで見たコモンタイマイは激しく傷んでいたが、これはきれいな個体だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm ?f?2.8G macro
絞り優先オートで撮影( Ff????5.6? 1/?400?秒 90mm ISO?400)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 ?5.ギフチョウ鮮やかに 2013年4月5日 神奈川県相模原市?
イワツツジが咲いていた。いつもの年よりも早いのではなかろうか。イワツツジに来たギフチョウを撮るのは初めてだった。

Nikon D300 Tokina 100mm ?f?2.8 macro
  絞り優先オートで撮影( f??5.6 1/?1600?秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 ?6.ウラナミアカシジミ 2013年5月13日 横浜市舞岡公園
なかなか良い写真が撮れなかったウラナミアカシジミが目の前にいた。?

Nikon D300 Tokina 100mm ?f?2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f?????6.3? 1/?250?秒 ISO?9?00 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 ?7.ギンボシヒョウモン 2013年7月8日 山梨県北杜市 観音平
観音平は標高1,570mある。ここまで登ってくるとギンボシヒョウモンが多くなる。?

Nikon D300 Tokina 100mm ?f?2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( ?f?6.3? 1/?1000?秒 ISO?4?00 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 ?8.スジグロシロチョウの求愛 2013年8月23日 長野県上高地
2頭のスジグロシロチョウの♂が?キオンの花に止まっている♀に求愛をしている。前にいる♂の眼はしっかりと下にいる♀を見ている。しかし♀の方は尾端を上げて交尾したくないと意思表示している。私の好きな写真になった。

Nikon D300 Tokina 100mm ?f?2.8 macro
絞り優先オートで撮影( ???f6.3? 1/?800?秒 ISO?4?00 )露出補正 ?なし???????
クリックすると大きくなります。 9.路傍のクジャクチョウ 2013年7月25日 長野県美ヶ原山麓
美ヶ原から三城へ下りてきて、松本へ向かう道の傍らに咲く黄色い花でクジャクチョウが吸蜜していた。?

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/200秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 10.カバマダラ 2013年10月31日 横浜市新横浜公園
秋になって?、カバマダラが新横浜公園で発生しているとの情報がネット上を飛び交っていた。やっと10月18日に行くことができたが、伊豆大島に大きな被害をもたらした台風26号で、ここ新横浜公園も冠水し、第三京浜の港北インターから新横浜へ向かう道(県道13号線)を挟んで、日産スタジアムの反対側の公園や運動場部分は、閉鎖されていた。新横浜公園は、国土交通省京浜河川事務所管理下の多目的遊水地の上に建設されている。台風の大雨で冠水することこそ、その目的を果たしているのだが?????????。?水が引いた??10月?28日にも行ってきたが、カバマダラは飛んでいなかった。そして最後のチャンスと思って行った31日に、フジバカマの花に来ていたこのチョウを撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5.6 1/?40?0秒 1?11?mm ISO?1?00 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 ?補 1.アサギマダラ 2013年?10月10日 富山県五箇村
秋に能登半島ドライブ旅行をした折、往きに世界遺産「五箇村」を訪れた。北陸の秋だったが、天気が良く、五箇村の村落のフジバカマには、オオウラギンスジヒョウモンや複数のアサギマダラが舞っていた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm ?f?3.5-5.6G
?プログラム?オートで撮影(?f?5.6 1/?640?秒 ?170?mm ISO400)露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 ?補 2.カセンソウの花畑で遊ぶオオウラギンスジヒョウモン 2013年7月18日 神奈川県 箱根湿生花園
箱根湿生花園の奥にある仙石原湿生植生復元区には、この時期黄色いカセンソウの花が咲く。一面黄色いカセンソウの花の中にいるオオウラギンスジヒョウモンを撮りたかった。ここは低地湿原として、一部が国指定天然記念物に指定されている貴重な場所。 ?

Nikon COOLPIX P90 ?f?2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( ?f?5?.6? 1/?250?秒 110mm ISO?64)露出補正 ?-0.3段
クリックすると大きくなります。 補 3.逆さに止まるテングチョウ 2013年7月8日 山梨県北杜市 観音平
テングチョウの写真は、地面に止まったり、下草に止まったりしているところが多い。こんな止まり方をするテングチョウは初めてだった。?

Nikon D300 Tokina 100mm ?f?2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( ?f??6.3? 1/?320秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 ?補 4.ヒョウモン3種 長野県八島が原湿原 2013年7月25日
この写真は、平成14年の年賀状に使用した。左からヒョウモンチョウ、ミドリヒョウモン、ウラギンヒョウモン。ほかに同じ花が沢山あるのに何で一つの花に集まるのだろうか? ?

Nikon D300 Tokina 100mm ?f?2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( ?f??5.6? 1/?3200秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 ?補 5.オオムラサキ 2013年7月8日 山梨県北杜市?
樹液が出ている大きな木があり、その柵にオオムラサキの♂が翅を開いて止まってくれた。まだ7月の初旬だが既に大分擦れていた。

Nikon D300 Tokina 100mm ?f?2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( ?f??5.6? 1/?400秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
171028_016.jpg ?補 6.アコンテアイナズマ? 2013年2月10日 バリ島 ウブド?
ウブドの朝、散歩をしていたら、むこうからから猛スピードで飛んできた。必死になって写真を撮ったが、なんという蝶かわからない。帰国して、東南アジアの蝶図鑑を新調して同定を試みたが、確信はない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8G macro
絞り優先オートで撮影 ( f?5.6? 1/?800?秒 90mm ISO?400 )露出補正 なし


2017年1月19日

蝶 自選年間ベスト10 (?10) 2012年

冬は撮れたてのチョウの写真が無く淋しいので、過去に撮った写真の中から、自選した写真を取り出してみている。昨年2月11日に「蝶 自選年間ベスト10 (?9) 2011年」をアップしたがその後滞っていた。
  2012年も相変わらず、1月にグァム島へ行き、4月は神奈川県でギフチョウを求め、5月には南足柄と裏高尾、6月には舞岡公園で平地産のゼフィルスを撮り、前半を過ごした。夏は信州だが、安曇野の烏川渓谷緑地でコムラサキの良い写真が撮れたこと、旧国鉄篠ノ井線の廃線敷でミヤマカラスシジミが撮れたことくらいだろうか?まずは平年並みの1年だった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.オーキッドツリーの花に遊ぶシロオビアゲハ 2012年2月6日 グァム島
この年のグァム島ゴルフツァーは第8回目となった。仲間で10回まではやろうと言っている。前の年と同じところに咲くオーキッドツリーの花にこの年もシロオビアゲハが来ていた。次から次へと花を移り飛び、まるで遊んでいるようだった。オーキッドツリーの花は見上げる高さに咲く。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 2.アセビとギフチョウ 2012年4月9日 神奈川県相模原市
ここではギフチョウは、その時に咲いている花で吸蜜をするが、この年はアセビの花が咲いていた。そのアセビの花に来たモデルに何人ものカメラマンがレンズを向けた。幸い私は良いポジションにいたので、しゃがみ込んでややローアングルで数ショット撮った。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.林道のサカハチチョウ 2012年5月14日 東京都下裏高尾
林道を進んでいくと、開けたところに出た。サカハチチョウがその林道に浸みだした水を吸っていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ミツバウツギの花とアオバセセリ 2012年5月14日 東京都八王子市
この年は裏高尾ではアオバセセリが撮れなかった。ごご3時、高尾駅の近くまで移動して、やっと撮れた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 100mm ISO900 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.白いアカボシゴマダラ 2012年6月4日 横浜市舞岡公園
春型のアカボシゴマダラは白い。初めて見たときは何が飛んでいるのだろうかと思った。この個体は♀だろうと思うが、後翅にうっすらと赤い斑紋が出ていて、なかなかの別嬪さんだった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 100mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ヒメシジミ 2012年7月13日 長野県八島が原湿原
見事な日の丸構図になってしまったが、反面、アカツメクサとのバランスも良く気に入った1枚である。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.テリトリーを守るコムラサキ 2012年7月14日 長野県安曇野 烏川渓谷緑地
渓谷沿いの梢にコムラサキの♂が止まって、睨みをきかせていた。他の♂に侵入させないように我がテリトリーを守っているのだろう。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ミヤマカラスシジミ 2012年7月14日 長野県 旧国鉄篠ノ井線廃線敷
廃線となった篠ノ井線の線路を撤去した砂利が敷かれた跡を歩いた。両側に咲くいろいろな野の花に蝶が来ている。ミヤマカラスシジミは箱根の湿生花園にもいるが、ここで見た同種は新鮮な個体が多かった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.ルリタテハ 2012年7月14日 長野県 旧国鉄篠ノ井線廃線敷
今まで撮ってきたルリタテハの写真は越冬した個体のものが多かった。ここで見たルリタテハは、とてもきれいな瑠璃色の帯をしていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.翅を開いて休むクジャクチョウ 2012年7月14日 長野県 旧国鉄篠ノ井線廃線敷 廃線跡の砂利の上は暖かくて、気持ちが良いのだろう。クジャクチョウが翅を開いてくれた。なるべくローアングルにして、上から押さえつける摂り方にならないように配慮した。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補1.翅が透けるウスバシロチョウ 2012年6月18日 神奈川県南足柄 夕日の滝付近
ハルジオンの花で吸蜜するウスバシロチョウ。翅が透けてそのハルジオンの花が透けて見える。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補2.ミドリシジミAB型 2012年6月18日 横浜市舞岡公園
舞岡公園のミドリシジミのメスはAB型が比較的多いように思う。羽化したてなのだろうか、とても美しい個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補3.ウラジャノメ 2012年7月13日 長野県八島が原湿原
地味な蝶だが私は好きだ。金色に縁どられた黒い紋が粋だと思う。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 
;クリックすると大きな写真になります。 補4.飛び立つモンキアゲハ 2012年8月30日 横浜市舞岡公園
8月はクサギの花が咲き、その花の匂いに誘われて黒いアゲハたちがやってくる。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6 
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段 
;クリックすると大きな写真になります。 補5.ベニヒカゲ 2012年9月3日 長野県池の平湿原
キオンの花でベニヒカゲが吸蜜していた。発生時期的には少し遅く、きれいな個体は♀が多くなっている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 補6.キタテハ 2012年10月5日 横浜市舞岡公園
柿の葉に止まる秋型のキタテハ

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 補7.ゴイシシジミ 2012年9月3日 長野県地蔵峠
私が昆虫少年の頃は、ゴイシシジミはそれほど珍しい蝶ではなく、都内でもいくらでも見ることができたという記憶がある。しかし、最近はまったく見る機会がない。舞岡公園にもいると言われるが、10年以上通っているがまだあったことがない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段


2016年3月 7日

CP+ 2016 パシフィコ横浜 2月26日

今年も2/25-28の4日間、CP+が開催された。今年はちょっと事情があって、行くか行くまいか躊躇していた。友人より26日に行くからタイミングが合えば現地で会いませんかとのお誘いもあったのだが、お約束はせずにいた。
  しかし、26日の横浜の朝は素晴らしい好天だった。少し運動不足でもあったし、じっとしてはいられなくなった。また、ニコンダイレクトというメールマガジンで、Nikonからプレミアム・コンパクトと称して、3種の撮像素子1.0型のコンパクト機が発表された。たまたま、CanonのG7Xをそろそろ買おうかと思っていた矢先だったので、午前中の短時間、見に行こうと出かけてしまった。

CanonからもG7X Mark?というのが発表になり、SONYのRX100 ??? と合わせて、にわかに撮像素子1.0型コンパクト機の競争が激化したようだ。
 今年のCP+はNikonがとても元気がある。フルサイズ一眼のフラッグシップ機のD5、APS-C一眼の久々のフラッグシップ機D500、それに前に記したプレミアム・コンパクト3機種、さらにA900などのコンパクト機も出している。私が愛用しているP610の後継機はB700として新発売されるが、これはP610とほとんど変わりはないように思う。
 パンフレットにも掲載された写真を撮っている3人のプロ・カメラマンによるニコンのプレミアム・コンパクト機のトークセッションを始めから終わりまで聴いてきた。良さそうだ。
  このあと、PENTAX K-1、OLYMPUS PEN-F、それとCanon PowerShot G7X Mark?を見て、早々に引き上げることにした。
あとで調べたところ、この日の入場者数は17,921人、CP+2016、4日間の総入場者数は67,792人だったそうだ。

1.パシフィコ横浜
みなとみらい駅から長いエスカレーターで上がって、外に出る。今日は素晴らしく良い天気だ。wikipediaによれば、通称パシフィコ横浜と呼ばれる横浜国際平和会議場は世界最大級の国際会議場と展示ホールとホテルからなるコンベンション・センターで、1991年に竣工している。パシフィコというのはパシフィックとコンベンションを合わせた造語だそうだ。右側に連なる三角の白い屋根が展示場だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.ヨコハマ・グランド・インターコンチネンタル・ホテル
みなとみらい駅から、大きな道路を跨ぐ橋を歩いて進むと正面にこのホテルが見える。そのガラス張りの窓には、展示場の白い屋根が写りこんで眩い。左側の空間からはベイ・ブリッジも見えた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.展示ホール
展示ホールのCP+の入り口は、先の方にある。予想される混雑に対応するためだろう。右手のガラスには左側の景色が映り込み、その上には、アプローチを歩く入場者の姿が写っていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
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4.受付に並ぶ入場者の列
開場時間は10時00分。この時は10時20分過ぎだった。上に上がるエスカレータから下を見ると延々と入場者が続く。しかし、ほとんどの人が事前入場登録をしているようで、列の進みは速かった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 6mm ISO500 ) 露出補正 なし
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5.Nikon DLシリーズ
私は、まず、Nikonブースへ向かった。そして、発表されたばかりのNikonのプレミアム・コンパクトと称するDLシリーズのコーナーへ行く。手に取ってみようと列に並んだら、係りの人が来て、「1時間ほどお待ちいただきますがよろしいですか」と言ってきた。1時間は待てない。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 14mm ISO180 ) 露出補正 なし
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6.DLシリーズのトークセッション
11時からDLシリーズのトークセッションがあった。ちょうど良い時間だ。聞いて行こうとブースに設けられたコーナーへ行くと、幸い前の方に未だ空席があった。DLシリーズのパンフレットにも写真が載っている3人のプロ写真家が解説してくれる。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 21mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.DLシリーズの3機種
デザインもなかなかきれいだ。ニッコール・レンズの威力がどこまで発揮されるか。3人のプレゼンテーターもその点を強調していた。発売は6月だそうだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 12mm ISO160 ) 露出補正 なし
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8.試写用の鉄道模型
ソニーのブースだったろうか、試写のためのHOゲージ鉄道模型レイアウトがあり、今年3月限りで廃止になる「カシオペア」が走っていた。先頭のEF510-510を流し撮りしてみた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 30mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
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9.OLYMPUS PEN-F
OLYMPUSは本田選手のTVコマーシャルでOM-Dが好調なようだが、昔懐かしいPEN-Fの名を冠した新製品を登場させた。この展示の傍らにいた社員の方に「素晴らしいデザインですね」と話しかけたところ、「私がデザイン担当しました」との返事が返ってきた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/50秒 9mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
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10.キャノン・ブース
今回のCP+でキャノンからは特に目新しい出展はなかったが、フラッグシップ機の新製品であるEOS-!D X Mark?と、APS-Cサイズの新製品であるEOS 80Dは人気があった。ブースでは新体操の技が披露されていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 18mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
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11.パナソニック・ブース
パナソニックは動画、写真とも4Kを売り物にしている。撮った後でフォーカスポイントを選べるという「フォーカスセレクト」モードというのが気になった。フォーカス・ポイントを移動させながら連写して、保存し、後でその保存された画像の中から、前にピントがきているショット、奥にピントが来ているショットを選べるということらしい。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 30mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
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12.東芝ブース
なぜ東芝のブースが? 東芝は今大変な状況にあるのに大きな展示スペースだ。新生東芝としての強化事業領域として、エネルギー事業とストレージ事業に注力すると言われている。メモリカードやHDDなどのストレージメーカーの東芝としての展示なのだ。同社のハイエンドメモリカード「EXCERIA PRO」はプロにも好評という。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 30mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
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13.日本カメラ博物館
毎年出展されている日本カメラ博物館のコーナーでは、特別展「メカニズムからみるカメラの歴史」が開催されていた。これは私もまだ所有しているNikon F3の断面だ。ペンタプリズムは思ったより大きい。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 14mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
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14.ミノルタα7000
初めてのオートフォーカスカメラは1977年11月に発売された愛称「ジャスピンコニカ」だった。当時、AFはカメラの革命だと思った。このパネルは1985年にミノルタが開発し、商品展開を行った実質的に世界初のオートフォーカス機能を搭載したシステム一眼レフカメラであるα-7000の部品展開図である。当時、私は仕事が忙しくカメラからも離れていたので即、購入はしなかったが、あこがれのカメラであった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 6mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
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15.日本丸
午後1時前にCP+の会場を離れ帰路についた。天気が良いので桜木町まで歩く。ランドマークタワーの手前に、帆船「日本丸」があった。wikipediaによると、日本丸は、1930年(昭和5年)1月27日、兵庫県神戸市の川崎造船所で進水した。日本の航海練習船で大型練習帆船である。日本丸は約半世紀にわたり活躍し、1984年(昭和59年)に引退した。1985年(昭和60年)から横浜市の所有となり、みなとみらい21地区の日本丸メモリアルパーク内で展示・公開が開始されている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 18mm ISO80 ) 露出補正 -0.3段
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16.日本丸とランドマーク・タワー
横浜らしい光景である。一度、全長97m、メインマスト高46mの日本丸が29枚の帆をいっぱいに広げる姿(総帆展帆)を見てみたいと思う。次のチャンスは4月10日、4月29日だそうだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 6mm ISO80 ) 露出補正 -0.3段
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2016年1月 9日

紅葉の古都鎌倉を巡る (4) 鶴岡八幡宮 12月7日

昨年の12月7日、その日鎌倉を歩く目的の一つは、平成22年3月10日未明、強風に煽られて根元から倒壊した大銀杏がその後どうなったかを見たいことだった。
 鎌倉街道を建長寺の方から歩いてくると、いわば鶴岡八幡宮の横丁に出る。丸山稲荷社があるところを上がっていくと本宮の脇に出る。本宮にお参りして石段を下ると右手に大銀杏がある。いくつも出ていた「ひこばえ」の中から選ばれた1本の若木がすくすくと伸びていた。
 若宮から白旗神社の紅葉を眺め、源平池へ出た。沢山の水鳥が遊んでいた。
  鶴岡八幡宮の境内への入り口である三の鳥居から見る参道、「段蔓」は工事中だった。2014年(平成26年)11月から改修工事が行われていて通行できない。桜の木も取り除かれている。そのため、平成27年の桜は観ることはできなかったという。工事は平成28年3月までかかるそうだ。新たなに桜とツツジが植えられる予定という。

65.丸山稲荷社と本宮
建長寺からそれほど歩くことなく鶴岡八幡宮の鳥居があった。鳥居をくぐって進むと右手の小高いところに丸山稲荷社があった。丸山稲荷社は鶴岡八幡宮の末社である。その本殿は重要文化財に指定されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 11mm ISO900 ) 露出補正 なし
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66.本宮 そのまま進むと舞殿のほうから大きな石段を上がってきたところの横に出た。このまま本宮に進んでお参りをさせていただいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 20mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。

さて、ここで平成22年3月10日に倒れた大銀杏のことに触れたい。

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↑ 上の写真は、2008年12月4日に撮影した写真で、2010年(平成22年)3月10日の未明に強風に煽られて倒れる前の立派な大銀杏の木だ。3代将軍源実朝を暗殺した公暁が隠れていたという伝説から「隠れ銀杏」とも呼ばれていた鶴岡八幡宮の大銀杏である。長い間、鎌倉の歴史を見守ってきた古木は、樹齢は1千年ともいわれ、昭和30年に神奈川県の天然記念物に指定されていた。左は大石段を上がって、本宮前から眺めたところで、左に見えるは舞殿だ。

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↑ 2010年4月23日、倒壊してまだひと月半も経っていない時に、八幡宮を訪れて驚いた。ご覧のとおり、倒れた大銀杏の根はそのままに残されて、そこには早くも「ひこばえ」が芽吹いていた。そして、倒れたところから切られた大きな幹は、その隣に移植されていた。中の写真が元の根に芽生えた「ひこばえ」で、右の写真が移植された幹である。その時の私のブログには、「倒れた翌日の3月11日、早くも八幡宮は大銀杏を移植し、再生を目指す方針を固めたそうだ。倒壊した大銀杏を移植する作業が14日に行われた。根元から約4メートルで切断された幹(約17トン)がクレーンでつり起こされ、元あった場所の西側約7メートル地点に掘削された穴へ植え直された。新しい芽を使った後継樹の育成については、新しい芽は数本を生育させ、状態の良いものを(10年前後の期間を見ながら)後継樹として選びたい」という。切断された上の部分から、もう新しい芽が出ている。」と記されている。

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↑ そして、倒壊してから9か月後の2010年12月6日、再び紅葉の頃、鶴岡八幡宮を訪れたが、元の根の「ひこばえ」はその数を増やし、移植された幹にも多くの「ひこばえ」を見ることができた。倒れた幹部分を「残せる限り、元の大きさで再生させたい」と、高さ約4メートルで切って移植した幹が、右側の写真だ。日当たりの良い側からぐんぐんと枝が生えている。 中の写真、階段の下から見ると、2010年3月に折れた根から新しく生えた枝は2mにも達している。

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↑ 上は2011年12月12日に撮影した。倒れて1年9か月が経った。「ひこばえ」というか、もう枝と言っても良いほど太くなり、ぐんぐんと伸びている。生命力の強さを感じる。これから、移植した幹から延びた木と、元の根から伸びた木はどのように大きくなっていくのだろうか? 千年後には2本の大銀杏になるのだろうか。

 そして、今回4年9ヶ月後、久々にその後の姿を見に行った。
67.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -1
元の根から生えていた「ひこばえ」は整理され、最も優秀な子孫?が1本残されてすくすくと育ち、葉はもう一人前に黄色く色づいていた。高さも4~5mになっているように見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/400秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
68.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -2
石段の左にあって、もう十分存在感がある。立派だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
69.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -3
移植された幹からの再生根の確認にはまだまだ時間がかかると言われる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
70.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -4
少し離れて、本宮と石段とその左に育っている銀杏で構図した。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/640秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
71.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -5
この銀杏の若木は倒れた根から生えているのだが、その根の部分が土に覆われて、地面から伸びているように見えるようになった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
72.境内にあるもう一本の大銀杏
舞殿から本宮に向かって左側、広くなったところの縁にもう一本、大きな銀杏の木がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/320秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
73.奉納樽酒
同じく舞殿の左側の広くなったところに、全国津々浦々の樽酒が棚に奉納されている。8樽を納める棚が18もあり、棚の空きはひとつしかなく、そこにもビールなどが奉納されていた。樽の中に酒は実在するのだろうか?薦で包んだこの酒樽は、四斗樽(約72リットル入り)というそうだ、酒樽は主に祝いの席を華やかに盛り上げる慶びのセレモニー用具として使われる。外国人観光客が熱心に写真を撮っていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
74.直会館前の紅葉 -1
参道に向かって舞殿の前を左側に折れると若宮があり、白旗神社の手前に池がある。その池に赤い橋が架かっていて、その周囲の紅葉がきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 22mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
75.橋から見る舞殿
赤い橋の手前から、静御前が義経を慕い、心を込めて舞った若宮廻廊跡に建つ下拝殿とも言われる舞殿が見えた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 23mm ISO220 ) 露出補正 なし
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76.直会館前の紅葉 -2
この赤い橋のあたりのモミジの木は枝を大きく張り出してとてもきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 60mm ISO450 ) 露出補正 なし
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77.斎館の庭
源平池の方へ進むと左側に斎館がある。斎館は献幣使を迎えたり、国の内外からの賓客を持て成すところだそうだ。だが、休館中だった。門から中を覗いて1枚撮らせていただいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 18mm ISO250 ) 露出補正 なし
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78.源平池
右手に鶴岡幼稚園があり、正面に源平池がある。池には島があり旗上弁財天社が見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 50mm ISO200 ) 露出補正 なし
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79.源平池の水鳥
いろいろな水鳥がいる。オナガガモ、ヒドリガモ、それにユリカモメが見える。そういえば、この冬は帷子川でもユリカモメがとても多く見られる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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80.オナガガモ♀
見栄えのするオナガガモの♀もいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/400秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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81.ヒドリガモ エクリプス
見たときは♂なのか、♀なのか良くわからなかったが、♂の生殖羽への換羽前のエクリプスのようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
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82.太鼓橋から本宮を望む
鶴岡八幡宮の太鼓橋は、1182年(寿永元年)、源平池が造営されたときに架れたものと考えられている。将軍家が鶴岡八幡宮に参拝するときは、この橋で輿を下乗したという。当時は朱塗りの板橋であったことから、「赤橋」(あかはし・あかばし)と呼ばれていたそうだ。その橋の脇から本宮が見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/640秒 70mm ISO200 ) 露出補正 なし
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83.神苑ぼたん庭園
以前にぼたんの季節にこの中に入って美しく咲くぼたんを鑑賞した。いまは休園になっていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 48mm ISO360 ) 露出補正 なし
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84.太鼓橋から舞殿と本宮を望む
G12で撮った。太鼓橋から参道がまっすぐ伸び、その先に舞殿と本宮が重なるように見える。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?4?.5 1/?320秒 25mm ISO80 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
85.赤い橋
太鼓橋の両側にも橋が架けられている。参拝客はそこを渡っていく。当初は左側の橋のみだったそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/640秒 85mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
86.ステンレスの灯篭
三の鳥居を入って池の手前の両側にステンレス製の大きな灯篭がある。これは私の先輩のご実家で制作されたもので、以前よりそのことは聞いていた。掃除も行き届いてきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/800秒 23mm ISO200 ) 露出補正 なし
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87.小町通り
段蔓のある若宮大路へ出て、途中から小町通りに入った。大勢の人が歩き、賑わっている。また、新しい店ができているようだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?5 1/?1250秒 14mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
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88.工事中の段蔓
三の鳥居から二の鳥居へと続く若宮大路を見たとき、覆いが施されて工事中だった。若宮大路の中央部に位置する段葛の改修工事は、11月4日から始まったという。老朽化の目立つ参道を補強し史跡としての風致・遺構を保全するとともに、参拝者と車両の安全確保、桜並木の回復と育成が主な目的だそうだ。工事が終わる2016年3月まで通行できない。桜の老化が進んでいると聞いた。神奈川新聞によれば、「ソメイヨシノの寿命はおよそ60、70年ともいわれ、段葛もこの時期を迎えた老木が多い。鶴岡八幡宮に残る記録では、大正時代に大掛かりな植え込み工事が、昭和初期には改修工事が行われた。今回、植え替えの必要な老木を選別し、新たな成木に植え替える」という。 工事が終わるのは3月だそうだが、今年(2016年)の花見はできるのだろうか?現在植えられている桜は、専門家が「育成が期待できる」と鑑定したものを平家池(本宮に向かって源平池の左側の部分)周辺に移植し、そのほかは伐採する。参道を支える石積みのたるみやひび割れの改修後は、種類や樹齢など可能な限り統一した桜を新たに植えるが育成に適した樹間を確保するため従来(248本)より少ない180本程度となる予定だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/1250秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
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89.鎌倉駅
ウィキペディアによれば、鎌倉駅は1889年(明治22年)6月16日 、 官設鉄道大船駅?横須賀駅の開通時に、開業した。1909年(明治42年)10月12日 に 横須賀線所属駅となる。1984年(昭和59年)10月3日 、 国鉄の駅舎を現在のものに改築(3代目)した。駅舎落成記念乗車券が発売される(私はこの記念乗車券を入手し、保存している)。1987年(昭和62年)4月1日 、 国鉄分割民営化により、国鉄の駅はJR東日本の駅となった。2000年(平成12年) 、 関東の駅百選に選定された・・・とあった。鎌倉駅の西口側には江ノ電の鎌倉駅がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/320秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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2016年1月 5日

紅葉の古都鎌倉を巡る (3) 建長寺 12月7日

昨年12月7日の鎌倉歩きの続きである。
 明月院の紅葉を堪能した後、再び鎌倉街道に戻ろうと明月院通りを歩いていくと右手に葉祥明美術館というのがあった。葉祥明氏は熊本市出身の日本の絵本作家。祖父の代に日本へ渡来した中国人の家系で、ご自身は30代で日本国籍になっている。実兄の葉祥栄は建築家だそうだ。
  鎌倉街道を建長寺の方に向かって歩いていくと、大勢の中学生か高校生が歩いてくる。その流れはなかなか途切れない。はじめは修学旅行の生徒たちかと思ったがどうやらそうではなさそうだ。しばらく行くと左手に鎌倉学園(私立で中学と高校がある)という学校があった。建長寺のすぐ手前だ。

建長寺の天下門から入る。wikipediaによれば建長寺は、禅宗の寺院で、臨済宗建長寺派の大本山。山号を巨福山(こふくさん)と称し、寺号は詳しくは建長興国禅寺(けんちょうこうこくぜんじ)という。鎌倉時代の建長5年(1253年)の創建で、本尊は地蔵菩薩、開基(創立者)は鎌倉幕府第5代執権北条時頼、開山(初代住職)は南宋の禅僧蘭渓道隆で、第二世は同じく南宋の兀庵普寧である。鎌倉五山の第一位。境内は「建長寺境内」として国の史跡に指定されている。
  2011年の冬に来たときは、山道を上がって半僧坊まで上がったが、今日は唐門を見て引き返すことにした。

48.建長寺バス停
北鎌倉の駅へ歩く鎌倉学園の生徒さんたちの流れに逆らって、後ろから来る車に気を付けながら歩いていくと建長寺のバス停に出た。左手に天下門が見える。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?4? 1/?400秒 6mm ISO80 ) 露出補正 -0.3段
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49.天下門
バス停の前がすぐ建長寺の天下門だ。門をくぐると観光バスも停まる駐車場になっていた。一般の車が駐車できるのかどうかはわからない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 23mm ISO220 ) 露出補正 なし
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50.総門
天下門を入って左手に総門がある。総門には巨福山という額が架かっていた。執権北条時頼が寛元4年(1246)に宋からきた蘭渓道隆を開山として、巨福呂坂上の地獄谷の地蔵堂を中心に寺を建立したことからこの名があるのだといわれる。完成したのが建長5年(1253)でその年号が寺名となった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
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51.総門と三門
総門から三門が見える。三門、仏殿、法堂、方丈が一直線に並び宋風禅寺の様式を残しているといわれる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 32mm ISO200 ) 露出補正 なし
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52.山門
立派な三門だった。1775年、万拙和尚(ばんせつおしょう)が浄財を募り再建し、その時狸が助けたとの伝説から名狸の三門とも言うそうだ。建長興国禅寺の大きな額が架かっている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし
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53.仏殿と法堂
三門を抜けて、左側から仏殿(手前)と法堂を撮った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/400秒 20mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
54.仏殿
仏殿は本尊の地蔵菩薩像が安置されている。中に入ってお参りしたが、大きな仏様だった。現在の重層寄棟造りの建物は創建当初から4代目と言われ、1647年に徳川家の菩提寺だった東京、芝の増上寺より移築したものだそうだ。国指定の重要文化財になっている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/320秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
55.法堂
仏殿の奥に法堂がある。はっとうと読む。法を説くための堂。当初の法堂は、1275年(建治元年)、建長寺開基で五代執権の北条時頼十三回忌のときに創建されたとのこと。現在の法堂は、文化11年(1814年)の建立だそうだ。内部には千手観音坐像が安置されている。鎌倉最大級の木造建築で2005年に重要文化財に指定された。天井には小泉淳作筆の雲龍図がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 18mm ISO250 ) 露出補正 なし
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56.唐門
仏殿の向こうに法堂があり、その先は大庫裡(宗務本院事務所)になっていた。そしてその左手にこの唐門がある。先日上野の東照宮で拝観した唐門に良く似ているという印象を持った。 唐門も、仏殿と同じく芝の増上寺から移築されたものだそうだ。勅使門とも言う。唐門とは屋根が唐破風(中央部を凸形に、両端部を凹形の曲線状にした)になった門のことを言うそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/1250秒 52mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
57.方丈
唐門は方丈の正門であったそうだ。建長寺の方丈(龍王殿)は過去には度重なる罹災と復興が繰り返され、1641年(寛永18年)にも再建されているが、1923年(大正12年)の関東大震災により倒壊したため、現在の建物は、総門と同じく昭和15年に京都の般舟三昧院から移築されたものという。方丈の正門が重要文化財の唐門(勅使門)で、こちらは仏殿 と同じく芝増上寺から徳川秀忠御台所小督の霊屋から移築されたものだそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/400秒 34mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
58.仏殿の屋根とモミジ
今回は半僧坊まで上らず、唐門から引き返すことにした。仏殿の青緑色の屋根にかかるモミジがきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/?250?秒 ?62mm ISO?400? ) 露出補正 なし
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?59.震災慰霊塔と曙観音
三門まで戻ってきたが、右手に漢音像が見えたので行ってみた。曙漢音という。震災慰霊塔があったがいつの震災の慰霊塔なのか良くわからなかった。

?Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/?400秒 ?26mm ISO?200? ) 露出補正 なし
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?60.おびんずるさま
?「鎌倉 風の旅」というサイトを見させていただいた。?お釈迦様の弟子の中に、ビンドラ・バラダージャという方が?いたそうだ?。日本では尊敬の意味を込めて、おびんずる?さま?と呼ばれてい?る?。漢字ではお賓頭盧様と書?く。おびんずる?さま?の説法は力強く、獅子のようであったため、弟子の中でも獅子吼第一と称されてい?たという?。慈悲深く、神通力をお持ちであったと伝えられて?いるそうだ?。おびんずる?さま?は衆生を済度する役割を持って人の世に遣わされた16人の阿羅漢、いわゆる十六羅漢の第一とされ?ている?。?ここ?建長寺の三門の下には、このお賓頭盧様の木像が置かれてい?た?。 体の中で痛むところや具合のよくないところをなでると神通力で?治してくれるという。「痛いところを摩ると治してくださいます」と書かれていた。昨年9月に行った足利の鑁阿寺でもおびんずるさまがおられた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/?250秒 ?27mm ISO?220 ) 露出補正 なし
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61.三門から仏殿を見る
三門を抜けて総門に向かう。振り返ると三門からはまっすぐに仏殿がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/?400秒 ?18mm ISO?200 ) 露出補正 なし
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62.総門と三門?
総門を出て駐車場になっている広場に出た。総門の塀越しに三門の「建長興国禅寺」の額が見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/?320秒 ?50mm ISO?200 ) 露出補正 なし
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63.天下門
?鎌倉街道のバス停の脇からこの門を入ってきたが、総門を出てなかがわから見た天下門だ。?かつては建長寺の総門の前には東西の外門があったが現在は、1923年(大正12年)の関東大震災で倒壊後、1984年(昭和59年)に再建された西外門のみがあり、それがこの天下門だ。「天下禅林」の扁額を掲げているため「天下門」と呼ばれるそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/?500秒 ?116mm ISO?200 ) 露出補正 なし
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64.切通し?
??建長寺を出て、鎌倉街道を鎌倉八幡宮へ向けて歩き出した。すぐにこのようなところに出た。切通しだ。「巨福呂坂洞門1993年6月」の銘板がはめ込まれている。この落石防護施設は?鎌倉七切通しの一つで国指定史跡「巨福呂坂」の近くにあることにちなんで??巨福呂坂洞門と名付けられた。切通しを歩いている実感が損なわれないようにアーチ状の梁、大きな六角形の天井開口部、石積み壁などの工夫がなされているという。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2.8 1/?30秒 6mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
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2015年12月28日

紅葉の古都鎌倉を巡る (2) 明月院 12月7日

若かった頃、北鎌倉に住んでいたことがあるが、円覚寺、東慶寺は行ったことがあるもののアジサイ寺で有名な明月院を訪れた記憶がない。この季節はどのような風情なのかわからないが、この日、明月院へ行くことを目的の一つにしていた。
  円覚寺総門の石段を下りて横須賀線の線路を渡り、鎌倉街道へ出て、左へ進む。再び横須賀線の踏切をわたり、すぐ左へ行く。明月院通りという小さな川沿いの道が明月院の入り口まで続いていた。
 明月院はアジサイで有名だが、紅葉の季節もなかなか見どころがあった。?花菖蒲と??紅葉の見ごろのみ特別公開されるという本堂後庭園を見ることができてラッキーだった。

26.明月院通り
北鎌倉駅前から鎌倉へ通じる鎌倉街道を歩いていくとJR横須賀線の踏切に出る。ちょうど鎌倉方面から電車が来てしばらく待った。踏切を渡ってすぐ左へ行くと明月院通りがあった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 45mm ISO2200 ) 露出補正 なし
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27.明月院入口
明月院通りを10分ほど歩くと明月院の入り口に着いた。正面に総門があるがここからは入れない。国指定史跡 明月院は、臨済宗建長寺派に属する寺。明月院は今から約850年前の永歴元年(1160)に、この地の武将で平治の乱で戦死した山内首藤俊通の菩提供養のため、俊通の子、山内首藤経通によって明月院の前身である明月庵を創建したことに始まるという。その後、康元元年(1256)、鎌倉幕府五代執権・北条時頼が執権を北条長時に譲って、この地に最明寺を建立し、出家生活をここでおくったが37歳で死去。後に時頼の子・八代執権・北条時宗が最明寺を前身に蘭渓道隆を開山に禅興寺を創建した。康暦二年(1380)、足利氏満から禅興寺中興の命を受け、関東官領・上杉憲方は寺院を拡大し、塔頭も建てた。この時、明月庵は明月院と改められ支院の首位におかれたそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 26mm ISO2200 ) 露出補正 なし
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28.茶々橋のウサギとカメ
入口は総門手前を左に曲がるが、小川に掛けられた茶々橋という橋にウサギとカメがせせらぎを眺めるように置かれていた。カメの右前足に包帯が施されていて、「負傷中、触れないで下さい」と札が立てられていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 32mm ISO4500 ) 露出補正 なし
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29.月笑軒と時頼公墓所
右側にある建物は月笑軒というカフェだった。庭がきれいなようだ。左手に歩くと五代執権北条時頼の廟所がある。その奥に墓所があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 24mm ISO560 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.北条時頼の廟所とモミジ -1
明月院はアジサイ寺として有名である。紅葉の時期はどうかと思ったが、なかなか見事なモミジもある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 48mm ISO250 ) 露出補正 なし
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31.北条時頼の廟所とモミジ -2
少し離れて撮った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 50mm ISO450 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
32.北条時頼墓所
写真の廟所の左手に墓、北条時頼の宝篋印塔があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO450 ) 露出補正 なし
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33.本堂と開山堂 時頼廟所から一旦総門まで戻って、左に行くと山門がある。山門の突き当りが本堂になり左手奥に開山堂が見える。後ろの山も紅葉している。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 35mm ISO320 ) 露出補正 なし
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34.本堂 明月院の本堂には「方丈」の額が掲げられている。本尊は聖観世音菩薩(鎌倉時代:鎌倉観音巡礼第30番札所)。この写真では、右の方に4分の1ほど見えているが、庭園の景色を眺める事ができる丸窓があり「悟りの窓」と言われている。本堂前に枯山水庭園がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 40mm ISO3600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.「悟りの窓」
本堂の「悟りの窓」越しに本堂後庭園の眺めを撮るのがネットなどで紹介されている。撮影者は並んで順番にシャッターを切っていく。右側のガラス戸越しに見える景色も良い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 40mm ISO2200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
36.開山堂
「悟りの窓」からの写真は後でもう一度並んで撮ることにして開山堂の方へ進んでみた。禅興寺の明月院境内にあった宗猷堂を後に開山堂としたものだそうだ。 堂内中央に開山密室守厳の木像、向かって左に最明寺、禅興寺、当院の歴代の住持の位牌が祀られているという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO1250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.明月院やぐら
やぐら?と?は鎌倉の周辺にある鎌倉時代中期以降から室町時代前半にかけて作られ、または使用された横穴式の納骨窟または供養堂?のことだそうだ?。 現在では風化で苔むした洞穴にしか見えないが、建立当時の内装は豪華?だったという?。開山堂の裏手の山腹に?は?間口約?7?m、奥行き約6m、高さ約3mのやぐらがある。鎌倉で最大級のやぐらだそうだ。 やぐらの壁面中央には、阿弥陀如来像、多宝如来、両側には十六羅漢の浮彫りが彫られている。やぐら中央には宝篋印塔(上杉憲方の墓)があ?る?。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2?0?0秒 ?40?mm ISO?640?0 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
?38.瓶の井
鎌倉十井のひとつで、内部が水瓶のようにふくらみがあることから「瓶の井」と呼ばれるようになったと伝えられている。 鎌倉には昔から鎌倉五山・鎌倉七口(切通)・鎌倉十橋のように名数で数えた史跡が伝えられている。鎌倉は昔から水にあまり恵まれていないという。まして800年前の鎌倉時代においては良い水は大変に貴重なものだったにちがいない。この様なことから、水にまつわる言い伝えが起こったものと思われる。更に江戸時代にいたり、観光地として鎌倉が再び繁栄するにつれて、「鎌倉十井」とか「鎌倉五名水」等水に関連した名数(名数とは、同類のものをいくつかまとめ、その数をつけて総称する呼び方)が称えられる様になったのだそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2?50秒 ?18?mm ISO?5000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
?39.花想い地蔵
?本堂前の枯山水庭園に、胸の前に季節の花をかかえた「花想い地蔵」があった。そばに立てられた札には「人は誰しも、はかない花の想い出の中に生きています。大切な人との別れ、いとおしい物との別れ、そんな時、ふと目に止まった花がどんなにか、心を慰めてくれたことでしょうか。  いつくしみ深き花地蔵」とあった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?4? 1/?60?秒 6mm ISO80 ) 露出補正 ?-0.3段?
;クリックすると大きな写真になります。
40.「悟りの窓」で写真撮影の順番を待つ
?本堂?の円窓は、悟りや 真理、大宇宙などを円形で象徴的に表現したもので「悟りの窓」と呼ばれている。?本堂?後庭園は?花菖蒲と??紅葉の見ごろのみ特別公開されるが、?通常非公開で?あり、?円窓からしか見る ことができない。?..

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2?50秒 ?23mm ISO?900 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
?41.「悟りの窓」 紅葉の本堂後庭園? -1
順番を待ちながら、少し左側の位置から人がかぶらないようにレンズを伸ばして撮った。モミジが良い位置にはいる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2?50秒 ?122mm ISO?1000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
?42.「悟りの窓」 紅葉の本堂後庭園? -2
自分の番になった。しゃがみ込んでローアングルで狙う。時間が変わると写り方も違ってくるのだろう。「悟りの窓」と呼ばれる円い窓は何事にもとらわれないおおらかな気持ちを「禅と円通」の心で表しているそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2?50秒 ?80mm ISO?1250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
?43.本堂後庭園
この日は紅葉の見ごろの時期として本堂後庭園が公開されていた。500円の入園料をお支払して中に入る。逆光で見上げるこのモミジはきれいだった。?

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2?50秒 ?70mm ISO?220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
?44.後庭園から本堂の「悟りの窓」を見る
先ほど写真を撮った「悟りの窓」を反対側から見た。?

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2?50秒 ?140mm ISO?800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
?45.?本堂後庭園の紅葉 -1
あまり期待していなかった明月院の紅葉だったが、?本堂後庭園では鮮やな紅葉を見ることができた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2?50秒 ?48mm ISO?280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
46.?本堂後庭園の紅葉 -2
中でも真っ赤に染まった1本のモミジが目を牽いた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?3.5 1/?80秒 ?12?mm ISO?100? ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
?47.古い民家?
明月院の拝観を終えて外に出ると、そこにこんな家があった。生活感は感じられないが住んでいらっしゃる方がおられるのだろうか。?

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2?50秒 ?23mm ISO?2000 ) 露出補正 なし
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2015年12月24日

紅葉の古都鎌倉を巡る (1) 円覚寺 12月7日

久しぶりに鎌倉に出かけた。この日は円覚寺明月院建長寺、そして鶴岡八幡宮と北鎌倉から鎌倉へ歩くコースを選んだ。
 円覚寺は紅葉が適期だと思う。明月院は初めて訪ねる。建長寺は通り道なので見直してみようと思う。そして、鶴岡八幡宮は新しい大銀杏がどこまで育っているか見てみたい。天気が良く気持ちが良い日だった。1日で600カット近く撮ってしまった。

横須賀線の北鎌倉駅に降りたのは9時半ごろだった。まず円覚寺だ。午前の光が紅葉したイチョウやモミジに降り注ぐ。この時間二も大勢の参拝客、観光客が見えている。カメラで紅葉を撮っている人が多い。わたくしもその一人に加わった。

1.円覚寺
北鎌倉の駅を降りて線路の左側を少し歩くとすぐ円覚寺の総門がある。wikipediaによれば円覚寺は、神奈川県鎌倉市山ノ内にある寺院。山号を瑞鹿山と称し、正式には瑞鹿山円覚興聖禅寺と号する。臨済宗円覚寺派の大本山であり、鎌倉五山第二位に列せられる。本尊は宝冠釈迦如来、開基は北条時宗、開山は無学祖元であると記されている。要するに鎌倉時代後期、北条時宗が中国より無学祖元禅師を招いて創建された。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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2.円覚寺総門の石段
臨済宗大本山 円覚寺は言わずと知れた禅宗である。円覚寺の総門には、山号の「瑞鹿山」(ずいろくさん)の額が掲げられている。開山無学祖元の創建開堂にあたっての法話に、山中から白鹿が出てきてこれに連なったことから、この名が付けられたという。私は結婚した当初7年間この北鎌倉で間借り生活をした。娘の幼稚園も円覚寺の幼稚園だった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 23mm ISO450 ) 露出補正 なし
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3.円覚寺総門の紅葉
円覚寺の紅葉は適期だった。真っ赤に染まっている。ここから境内に入るが円覚寺のホームページにある境内案内を参照していただきたいと思う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 95mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.桂昌庵
総門から境内に入ってすぐ左側に塔頭(たっちゅう)の一つである桂昌庵がある。桂昌庵の本尊は地蔵菩薩(矢柄地蔵)。永禄9年(1566年)、大道寺資親の寄進により創建されたそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 95mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.山門(三門)
円覚寺の山門(三門)は、夏目漱石の?「?門?」?にも描かれた?そうだ?。 楼上には十一面観音、十二 神将、十六羅漢像が安置されている?という?。 現在の山門は、天明年間(?1781???89?年)、第 ?189?世誠拙周樗によって再建されたもの?という?。 山門は「三門」とも呼ばれ、三解脱門の略?。「円覚興聖禅寺」は伏見上皇の勅額だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 35mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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6.仏殿
山門をくぐらずに桂昌庵の前の道を進むと右手に仏殿が見えてくる。円覚寺の本尊が祀られている建物だ。大正12年(1923)の関東大震災で倒壊したが、昭和39年(1964)に再建された。コンクリート造りだ。禅宗様式の七堂伽藍の中心に位置する建物で、開山毎歳忌(かいさんまいさいき)、達磨忌(だるまき)、臨済忌(りんざいき)、祝聖(しゅくしん)などの行事や毎朝の暁天坐禅が、ここで行われているそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 32mm ISO200 ) 露出補正 なし
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7.モミジの通り -1
桂昌庵、その先にある選佛場から妙香池への通りはモミジがとてもきれいだ。正面に見えるのは佛日庵だろう。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.モミジの通り -2
もう少し先に進んでカメラをモミジに向ける。大勢の写真愛好家がレンズを向けられていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
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9.モミジの通り -3
選佛場のあたりから見る山門の屋根を背景にしたモミジが鮮やかだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 34mm ISO360 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.方丈
本来は住職が居住する建物を方丈というが、現在は各種法要の他、坐禅会や説教会、夏期講座等の講演会や秋の宝物風入など、多目的に使われている。庭の池に紅葉した木々が映っている。障子のガラスにも赤いモミジが映っている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 32mm ISO1250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.妙香池と虎頭岩
妙香池の周囲もモミジがきれいだ。池に正伝庵の建物が映っている。妙香池は円覚寺創建当初から知られた放生池で建武2年(1335)頃の絵図にすでに見られるという 。江戸初期の絵図に基づき自然風の姿に戻し虎頭岩と呼ばれる岸の露出岩盤を景観の中心として復元したそうだ。虎頭岩はことうがんと読むらしい?。しかし、?なかなかこの岩は虎の頭には見えない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 27mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.モミジと妙香池と虎頭岩
妙香池のほとりはモミジがきれいだが、その間から妙香池と虎頭岩を見る。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?4? 1/80秒 6mm ISO80 ) 露出補正 ?-0.3段?
;クリックすると大きな写真になります。
?13.?妙香池と正伝庵
妙香池?の向こう側に見える?正伝庵?は、?第24世明巌正因の塔所?だそうだ。本尊は宝冠釈迦如来。 ?1348?年(貞和?4?年)、万寿寺(廃寺)内に創建された寿塔を、?1354?年 (文和?3?年)、円覚寺に移した?とのこと?。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?4? 1/?125?秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
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?14.佛日庵
佛日庵の建物を背景にしたモミジがとても?鮮やかだった。佛日庵は、円覚寺の塔頭寺院のひとつである。円覚寺の開基鎌倉幕府第8代執権北条時宗公の廟所(墓所)をお守りする塔頭寺院とのこと。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 ?52?mm ISO?320? ) 露出補正 なし
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?15.国宝 舎利殿
?舎利殿は円覚寺塔頭正続院の昭堂(高僧の墳墓を院内につくり,その墓塔を弟子が守り拝礼するところ)。鎌倉で唯一の国宝建造物だそうだ。舎利殿には、源実朝が宋の能仁寺から請来した「佛牙舎利(ぶつげしゃり)」というお釈迦様の歯が祀られている。鎌倉時代に中国から伝えられた様式を代表する最も美しい建物として国宝に指定されている。当初の舎利殿は1563年(永禄6年)の火災で焼失してしまうが、1573年(天正元年)、北条氏康によって西御門にあった尼寺太平寺の仏殿が移築された。室町時代中期(?15?世紀?)?の建築物と推定され、日本最古の唐様(禅宗様)建築物。サワラ木葺の屋根は日本建築にはない急勾配なものであるが、これが禅宗様の特色であり、屋根の四方が反り上がりは、尼寺の仏殿らしい女性的なものに造られているとのこと。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/?640?秒 ?75?mm ISO?200? ) 露出補正 なし
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?16.佛日庵 開基廟?
舎利殿から戻ってきて佛日庵の開基廟へ来た。先に記したとおり、佛日庵はその開基 北条時宗を祀る塔頭寺院である、時宗はこの場所に小さな庵をむすび禅の修業を行ったという。8代執権北条時宗の廟所(開基塔)であり、9代執権貞時および14代執権高時も合葬されているとのこと。本尊は地蔵菩薩。北条氏滅亡後は衰退したが、室町時代に鶴隠周音が再興して塔頭とした。本堂には地蔵菩薩坐像(鎌倉地蔵霊場十四番)と鶴隠周音像を安置。開基廟には十一面観音坐像(鎌倉観音霊場第三十三番)と北条時宗・貞時・高時の木像を安置されているとのこと。拝観料100円をお支払して中に入った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 45mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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?17.黄梅院 聖観世音を安置している観音堂
円覚寺には、塔頭が42あったとされるが、今も17の塔頭が残っているそうだ。円覚寺がある谷の一番奥にあるのが黄梅院だった。黄梅院は観応2年(1351年)に示寂した第15世夢窓疎石の塔所で、文和3年(1354年)に弟子の方外宏遠によって創設された。境内最奥の地で華厳塔が建っていた場所である。当時の状況を描く円覚寺境内絵図(1333?1335年頃)に三重塔が描かれているが、これが華厳塔であろう。足利将軍家や鎌倉御所の手厚い保護を受け、関東夢窓派の拠点として栄えたという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 42mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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18.モミジと竹林
方丈のそばに竹林があった。竹林の緑とモミジの赤がきれいだ。

?Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 42mm ISO?450? ) 露出補正 なし
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?19.百観音霊場 -1
方丈の中に百観音霊場という所があり、石仏が並んでいる。?・・・?江戸時代,拙叟尊者(せっそうそんじゃ)が?百態の石仏を岩窟に奉安したことが?由緒となり、明治に至って今北洪川?老?師?が整備した。・・・と説明板があった。?   

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/?640?秒 ?18?mm ISO200 ) 露出補正 なし
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?20.百観音霊場 -2?
「仮想旅へ」というブログを拝見したら、次のようなことが記されていた。?・・・「拙叟尊者」とはどんな人だったか全くわかりません。尊者とは敬称でありますから、お坊様では無くて「在家でありながら尊い人」、そんな人だったのでしょう。拙叟さんが塔頭(松嶺院)の奥の岩屋に閉じこもって、観音像を彫った訳でした。円覚寺の観音像は一味も?、?ふた味も違っているのです。観音像はどれも「浮世絵」から出てきたような細面、かぎ目、厚い唇の美人なのです。時代の雰囲気や美意識は絵にも彫刻にも現れるものです。?・・・?

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/?500?秒 ?24?mm ISO200 ) 露出補正 なし
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?21.方丈のガラス戸に映るモミジ
方丈の引き戸のガラスにモミジが映っていた。

?Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/?250秒 ?56?mm ISO?2500? ) 露出補正 なし
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?22.山門とモミジ
方丈から山門へと戻ってきた。ここは半ば紅葉したモミジが陽の光を浴びていた。?

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?4? 1/?60秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
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23.山門から総門を見る
時刻は11時少し前、参拝者がどんどん入ってくる。それにしてもこの日は良い天気だった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?4.5? 1/?160秒 30mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
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24.総門を出る
円覚寺の紅葉を堪能し、次の目的地である明月院へ移動しようと総門を出た。石段に垂れる目の前のモミジもまた素晴らしく美しい。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?4. 1/?125秒 ?14?mm ISO?80? ) 露出補正 ?-0.3段
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25.北鎌倉駅
?50年近く前になるが結婚したころ、7年間はこの駅から?毎朝東京へ通勤していた。記憶では朝7時半ごろの電車に乗っていたと思う。しかし、その頃からこの駅の佇まいはほとんど変わっていない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/?640秒 ?122mm ISO?2500? ) 露出補正 なし
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2015年12月18日

江戸城ウォーキング (2) 12月1日

「江戸城歴史ウォーキング」の一行32名はガイドさんの案内に従って中之門跡から御殿の領域にに入った。中之門跡【江戸城内最大級の巨石】・・・大番所・・・中雀門【本丸に通じる最後の門】 ・・・本丸御殿跡【大奥があった】・・・?展望台・・・?富士見櫓【現存する唯一の三重櫓】・・・松之大廊下跡【元禄赤穂事件発生の場所】・・・富士見多聞【長屋造りの武器庫】・・・石室・・・?天守台【天守閣跡】・・・汐見坂?(遠望)?・・・北桔橋門【東御苑の出入口】・・・北の丸公園・・・田安門と進む。
 途中になってしまったが環境省のホームページにあった皇居外苑案内図を参考にさせていただいたので転載させていただく。

ガイドさんが2本の大きな木を指さして、「ここからが本丸です」と教えてくれた。眼の前には本丸御殿のあった広い芝生が広がっていた。今上天皇が即位されたときは平成2年(1990年)11月12日に即位の礼が皇居正殿で行われ、11月22日から23日に大嘗祭が行われている。大嘗祭のための祭場である大嘗宮は、この広大な芝生の本丸跡に5日間で建てられ、祭後ただちに撤去された。トイレ休憩を兼ねて立ち寄った本丸休憩所には、その大嘗宮の模型が置いてあったがそれは立派なものだった。
  江戸城にはなぜ天守閣がないのかなど、今まであまり疑問に思ったことはなかったが、そのことについてもガイドさんは要領よく説明してくれた。
  北桔橋門で大手門でもらった入場証をお返し、東御苑の外に出る。そのまま歩いて北の丸公園へ行く。一旦、その出口である田安門まで行き、その説明を聞いて、再び北の丸公園の芝生へ戻ってきた。そこでなだ万のお弁当を配られ、思い思いのところで昼食をとって自由解散となった。九段下駅へで出て半蔵門線に乗り、渋谷経由で横浜に戻った。

27.大番所
中之門跡を過ぎて右側に大番所がある。本丸の中にあり、大判所の役割は極めて大きかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 30mm ISO200 ) 露出補正 なし
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28.中雀門跡の石垣
本丸御殿に通じる最後の門。日光門主と徳川御三家もこの門で乗り物を降りて徒歩で本丸御殿に向かったという。この石垣の黒い石は元々 家光が造営した三代目天守台の石(伊豆石)を、天守炎上後さすがにボロボロになったのでバラして中雀門の石垣に再利用したとか。そしてこの中雀門も、幕末の大火で燃えてしまい、この伊豆石は二度の大火に見舞われたことになる。焼けて表面が剥がれているのが見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2500秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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29.本丸御殿入口
目の前に広い芝生の広場が広がる。ここが本丸御殿の跡で手前に見える2本の大きな木が本丸御殿の入り口だとガイドさんが説明してくれた。かってここには、大奥・中奥・表からなる 本丸御殿が建ちならんでいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 50mm ISO200 ) 露出補正 なし
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30.汐見坂
二の丸跡が展望台になっている。台所櫓があったところだそうだ。ここから白鳥濠、その向こうに汐見坂が見える。あの坂から海が見えたそうだ。かって二の丸には将軍の世子やその他の御殿があった。たびたび火災に遭い慶應3年(1867年)からは再建されていない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1400秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
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31.10月桜
本丸御殿跡の芝生広場のそばに本丸休憩所があり、そこで小休止となった。その前にはちらほらと10月桜が咲いていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/?2000秒 ?6?mm ISO?1000 ) 露出補正 なし
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32.本丸御殿跡
1863年に本丸御殿が焼けた。wikipediaによれば最初の本丸御殿は1606年(慶長11年)に完成、その後1622年(元和8年)、1637年(寛永14年)(同16年焼失)、同17年(明暦の大火で焼失)、1659年(万治2年)(1844年(弘化元年)焼失)、1845年(弘化2年)(1859年(安政6年)焼失)、1860年(万延元年)(1863年(文久3年)焼失)と再建・焼失を繰り返している。5回も再建された本丸御殿だが、文久の焼失以降は再建されずに、その機能を西ノ丸御殿に移している。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/?2500秒 ?7mm ISO?1000 ) 露出補正 なし
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33.本丸跡果樹園
皇居東御苑に江戸時代の品種である果樹を植えれば,訪れる人々に とっても興味深いことではないかとの(今上)天皇陛下のお考えを受けて、皇居東御苑本丸地区に果樹古品種を植栽した果樹園が整備された。これは柿の一種のようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 70mm ISO200 ) 露出補正 なし
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34.富士見櫓
1863年の明暦の大火で本丸御殿が焼けたあと、4代将軍家綱が天守閣を再建しようとしたが、3代将軍家光の異母弟で、家光と4代将軍家綱を輔佐し幕閣に重きをなした保科正之に天守閣再建より江戸市民のために金を使えと意見され、それに従った。当時千住大橋しかなかった隅田川に両国橋を造った。家綱はこの富士見櫓を天守と思えとふれたとガイドさんは説明してくれた。現在の富士見櫓は明暦の大火の後、1659年(万治2年)に再建されたもので、高さは15.5mある。関東大震災で倒壊したが、主要部材に旧材を用いて修復されたものが残っている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 50mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.イロハモミジ
南西の角にある富士見櫓を見てまた戻ってくる。東御苑にはイロハモミジの木があったがまだ緑のままだった。これはこれで美しい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 140mm ISO560 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
36.お茶の花
茶畑があった。「ツバキ科チャノキ」という札が差してあった。チャノキの花は10月?12月に咲くが少しだけ残っていた花をガイドさんが教えてくれた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/?320秒 ?6mm ISO?1000 ) 露出補正 なし
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37.竹林 キッコウチク
皇居東御苑にある竹林は13種の竹が植栽されている。竹林というより、竹の種毎の坪庭のようだ。それらは、天皇陛下のご意向で、お印が若竹(わかたけ)であった昭和天皇の時代に献上され、皇居吹上御苑で増えた株を分け、移植したものだそうだ。 この竹はキッコウチクという亀の甲のような節をしている。一般財団法人国民公園協会 皇居外苑のホームページに自然歩きマップというのがあったので載せさせていただいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.竹林 キンメイモウソウ -1
節を挟んで交互に竹の肌の色模様が異なる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.竹林 キンメイモウソウ -2
ネットで調べてみたところ、モウソウチク(金明孟宗竹)の稈が黄金色になり、芽溝部に淡緑色の縦縞が節毎に交互に出現している珍品とある。国の天然記念物に指定されている。この種は突然変異によって発現するため、時には普通のモウソウチク林から突如発生するという珍事が起こるそうだ。 キンメイモウソウは普通のモウソウチクと同様に大変生活力が旺盛なことから、庭園用に栽培されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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40.タチバナ
皇居東御苑には、実に数百種の植物が管理され育てられているという。武蔵野の 多くの野草、雑木が各所で見られる。.日本に古くから野生していた日本固有の柑橘であるタチバナがあった。果実は滑らかで、直径3 センチメートルほど。キシュウミカンやウンシュウミカンに似た外見をしているが、酸味が強く生食用には向かないため、マーマレードなどの加工品にされることがあるという。どなたかが「食べられるのですか?」と聞いたところガイドさんの答えは「食べられますよ。でも、食べると大変なことになりますよ。」だった。1937年に制定された文化勲章は橘をデザインしている。wikipediaをみると昭和天皇の意向で意匠が橘花とされたとする説があるという。タチバナは永劫悠久の意味を有してゐるものであり、その悠久性永遠性は文化の永久性を表現するのに最も適するものとの聖慮と拜察されるとあった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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41.天守台
高さ11mほどの天守台が残っている。江戸城の天守は慶長度(1607年)・元和度(1623年)・寛永度(1638年)と三度築かれているそうだ。家光の天守は60mあった。1657年にその寛永度天守が焼失した後、ただちに再建が計画され、現在も残る御影石の天守台が前田綱紀によって築かれたという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 22mm ISO200 ) 露出補正 なし
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42.紅葉
紅葉している木は多くはなかったが、この天守台近くの紅葉は赤く色づいていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
43.天守台から本丸跡を眺める
本丸御殿跡の東側を歩いて、松之大廊下跡、富士見多聞石室を見て天守台が見えるところまで来た。天守台は本丸御殿の北側にある。本丸御殿は表・中奥・大奥が南から北にこの順で存在していた。表は将軍謁見や諸役人の執務場、中奥は将軍の生活空間であるが、政務もここで行っていた。大奥は将軍の夫人や女中が生活する空間である。大奥は表や中奥とは銅塀で遮られていたそうだ。大奥と言えば春日局だが、ガイドさんの説明では、春日局は女性の地位を向上させ、大奥取締りを設け、老中と同等の給料にしたそうだ。また大奥に仕える女性は最低でも今のお金で約200万円の年収があった。年金制度も作ったという。明暦の大火では神田が火元で高さ60mの天守閣が燃え、本丸も燃えた。この時将軍家綱以下幕閣は西の丸に移ったという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
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44.天守台の石垣と桃華楽堂
桃華楽堂は、昭和41年2月に完成し収容人員200名の音楽堂で、音楽好きの昭和天皇の皇后である香淳皇后(こうじゅんこうごう)の還暦記念として建設された。屋根は、テッセンの花弁を形どっている。八つある壁画は、各画とも大きく羽ばたく鳥を中央に、それぞれ日月星、松竹梅、楽の音などをイメージした図柄が陶片で描かれている。香淳皇后のお印の「桃」にちなんで命名されたそうだ。東京の建築遺産50選の一つで建築家今井兼次氏の基本設計。ここで行われる音楽会の会場に入ることは困難なようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
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45.天守台石垣
ただただ立派な石垣と感心する。使用された石は伊豆石から御影石に変えて、より精緻な切石で積まれたそうだ。もとの伊豆石の石材のうち、再利用できるものは中雀門前の石垣に転用された。東京五輪に合わせて江戸城天守閣を再建しようという話がある。再建には300億円、いや500億円かかるそうだ。江戸城再建を提案するのは、認定NPO法人「江戸城天守を再建する会」(理事長 小竹直隆氏)だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
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46.大手濠 北桔橋門を出る
天守台を見た後 北桔橋門で入場証を北桔橋門の守衛さんに返却して城外に出る。北桔橋門は本丸の背後に位置し、本丸御殿に至近の地点であったので、はね橋であり、その濠は深く石塁は堅固であった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
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47.江戸城米倉
現在毎日新聞本社のあるところは江戸城の米倉だったと説明があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 52mm ISO200 ) 露出補正 なし
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48.北の丸の主 大銀杏
北桔橋門を出て、真っ直ぐ北の丸公園へ行く。途中北の丸の主と言われる大銀杏があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 23mm ISO200 ) 露出補正 なし
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49.田安門
北の丸公園を抜けて田安門に来た。ガイドさんの説明はここが最後だ。田安門は江戸城で一番古い門でおよそ380年前に建てられた。門名の由来は、門内には田安台といって、はじめ百姓地で田安大明神があったので門名に称としたといわれている。田安門は、寛永13年(1636)に建てられたと考えられ、昭和38年には解体修理が行われた。北面する高麗門(一の門)とその西側に直交する渡櫓門(二の門)からなる枡形門である。これはその渡櫓門の手前から石垣の上に見える弥生慰霊堂を見たところ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 66mm ISO200 ) 露出補正 なし
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50.枡形門の田安門高麗門
これは田安門の北側、つまり九段下の方へ下りる最後の門である。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 34mm ISO220 ) 露出補正 なし
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51.職人の残した文字
高麗門の扉の蝶番に「寛永十三・・・」と掘られた製作に携わったと考えられる職人の文字があった。確かに380年近く前だ。ガイドさんに教えてもらわなければわからなかった。たまたま通りかかった近所の年配の方がこのガイドさんの説明を小耳にはさみ「毎日のようにここを通っているが知らなかった。勉強になった。」と言っていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 95mm ISO4500 ) 露出補正 なし
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52.田安門を振り返る
昭和38年に解体修理が行われたという渡櫓門を高麗門側から見た。ここから再び北の丸公園の芝生まで戻り、お弁当が配られた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO450 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
53.北の丸公園の芝生前でお弁当
弁当を食べていると、スズメ、カラスが傍にくる。まだ1時を過ぎたばかりなのに冬の日差しは傾き始める。プログラムオートで撮っているがG12の動作がおかしい?気付かぬうちに何かダイヤルを動かしてしまったらしい。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/?1250秒 ?6mm ISO?1000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
54.常燈明台
高麗門を出て靖国通りに下りる。靖国通りに出て右へ行き東京メトロの九段下駅に出るのだが、左手を見るとこの石造りの塔が見えた。千代田区観光協会のホームページによれば、この石塔は靖国神社正面の常夜灯として明治?4?年(?1871?)に建設され??た?とのこと。靖国神社(当時は東京招魂社)に祭られた霊のために建てられたといわれて?いる。?。正式には高燈篭と?いうのだ?が、常燈明台ともいわれて?いる。当時、九段坂の上からは、遠く筑波山や房州の山々まで見渡すことができ、品川沖を行きかう船にとっては大変良い目印として灯台の役目も果たし?たそうだ?。当初は靖国通りをはさんで反対側に建てられていたが、道路の改修に伴い昭和?5?年(?1930?)に現在地に移転した。午後2時に九段下から地下鉄半蔵門線に乗り、渋谷経由で横浜に帰り着いた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/?1250秒 ?6mm ISO?1000 ) 露出補正 なし
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2015年12月14日

江戸城ウォーキング (1) 12月1日 

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ある旅行会社が企画した「江戸城歴史ウォーキング」というコースに参加した。 ? ?JR東京駅丸の内中央口(9:?5?0)集合・・・和田倉門?左折?・・・?皇居外苑・・馬場咲門右折・・・正門石橋・・・二重橋・・・?坂下門・・・桔梗門、桜田二重櫓・・・大手門【江戸城の正門】・・・ 大手三の門【同心番所】・・・百人番所・・・中ノ門跡【江戸城内最大級の巨石】・・・大番所・・・中雀門【本丸に通じる最後の門】 ・・・本丸御殿跡【大奥があった】・・・?展望台・・・?富士見櫓【現存する唯一の三重櫓】・・・松之大廊下跡【元禄赤穂事件発生の場所】・・・富士見多聞【長屋造りの武器庫】・・・石室・・・?天守台【天守閣跡】・・・汐見坂?(遠望)?・・・北桔橋門【東御苑の出入口】・・・北の丸公園・・・田安門?・・・そこから再び北の丸公園に戻って[なだ万]謹製のお弁当が配られた。?
 江戸城のことは普段いろいろ見聞きすることはあるものの実はその歴史の多くは理解していない。? ガイドの方が付いてくれて説明をしてくださった。なかなか解り易い説明で?とても有意義な半日だった。

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1.東京駅北口ドーム?
東京駅には9時20分ごろに着いた。北口改札を出ると朝の光が差し込んだドームの天井があった。 ?
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?Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels?
プログラムオートで撮影 ( f4 1/?160?秒 ?6?mm ISO?8?00 ) 露出補正 なし
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?2.丸ビル
集合場所は東京駅の「丸の内中央口を出たところ」だった。集合時間になると点呼がとられ、ガイドさんが紹介された。32名が参加している。まず、ガイドさんから、丸ビルは32万石の岡山藩池田家の上屋敷があったところだと説明された。?
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Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/?1250秒 ?6?mm ISO?8?00 ) 露出補正 なし
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3.旧国鉄本社 現在は丸の内オアゾ
このビルは旧国鉄本社のあったところ。熊本細川家54万石の上屋敷のあったところで、このあたりにあった江戸藩邸として最も大きい大名だったという。ちなみに前田家の江戸藩邸は東大本郷キャンパスにある。東大赤門は旧加賀藩主前田家上屋敷の御守殿門であり、1827年に第12代藩主前田斉泰が第11代将軍徳川家斉の第21女、溶姫を迎える際に造られたそうだ。国の重要文化財とのこと。東京国際フォーラムのあるところは坂本龍馬の藩である土佐藩山内家の江戸藩邸があったそうだ。
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Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/?12500秒 ?9mm ISO?8?00 ) 露出補正 なし
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4.和田倉門交差点
一行32名がぞろぞろと行幸通りを真っ直ぐに進んで、和田倉門の交差点に出る。和田倉門はかって江戸城の守衛のために築かれた内郭門の一つだそうだ。橋を渡ると皇居外苑側には枡形石垣があり、橋と一体で門を構成している。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 38mm ISO200 ) 露出補正 なし
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?5.コサギ
?和田倉橋?を渡るとコサギがいた。?和田倉橋の左側は馬場先濠。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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6.和田倉濠と石垣
江戸城の石垣の構造は打込み接ぎ(はぎ)と切込み接ぎとがある。打込み接ぎは表面に出る石の角や面をたたき、平たくし石同士の接合面に隙間を減らして積み上げる方法である。関ヶ原の戦い以後、この手法が盛んに用いられた。野面積みより高く、急な勾配が可能になる。一方、切込み接ぎは方形に整形した石材を密着させ、積み上げる方法である。慶長5年(1600年)以降、隅石の加工から徐々に平石にまでわたるようになり、江戸時代初期(元和期)以降に多用されるようになったそうだ。石材同士が密着しているので排水できないため排水口が設けられる。江戸城の石垣は切込み接ぎが多く用いられているが、この積み方は時間を要する。ここは打込み接ぎだ。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 32mm ISO200 ) 露出補正 なし
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7.切込み接ぎの石垣
こちらは切込み接ぎの石垣だ。隙間がなく形を整えられた石が積まれている。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 32mm ISO200 ) 露出補正 なし
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8.皇居前広場
?皇居前広場は?芝生と黒松が植わっている広場?で、珍しいとガイドさんは言う。?皇紀2600年を記念して?今のような姿になった?そうだ?。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 75mm ISO200 ) 露出補正 なし
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9.丸の内のビル街
皇居前広場からは丸の内や日比谷のビル街が眺められる。この写真の後ろ側は内堀通りが縦貫する。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
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10.二重橋と伏見櫓
私は二重橋を見たことがない。写真などで見るめがねのような橋が二重橋とばかり思っていたが、本当の二重橋はその奥にある橋だという。その向こうに見えるのは伏見櫓で江戸城築城の第二期(三代将軍家光の時)の寛永五年(1628年)に京都伏見城から移築したものと伝えられている。それ以来燃えたことがないとガイドさんが話してくれた。東日本大震災の時白壁をつくりかえた。別名で「月見櫓」とも呼ばれており、皇居で最も美しい櫓と言われ櫓の高さ約13.4メートルあるそうだ。もっと先の正面石橋の近くまで行けるようなので行ってみたかったがガイドさんは右へ曲がってしまった。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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11.ほんとの二重橋
これが二重橋と思っていた石の橋の向こう側に鉄の橋が見える。堀が大変深く、江戸時代には補強のため橋桁を上下二重に組んで橋の上に橋を作っていたので二重橋と呼ばれていたそうだ。明治になって鉄製になったので「正門鉄橋」が正式名称になっているという。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1640秒 66mm ISO200 ) 露出補正 なし
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12.正門石橋
私はこのメガネのような橋を二重橋とばかり思っていた。一般的にはそうだと思う。しかし、これは「めがね橋」でも、「二重橋」でもなく正式名称を「正門石橋」というそうだ。しかし、今朝配られた「江戸城歴史ウォーキング散策マップ」には二重橋となっている。手前の「正門石橋」と奥の「正門鉄橋」を合わせて二重橋が通称になっていると記されていた。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 40mm ISO200 ) 露出補正 なし
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13.正門石橋と正門鉄橋
この位置から見ると正門石橋と正門鉄橋が良くわかる。もっと先まで行けるようなので行ってみたかったが。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 45mm ISO200 ) 露出補正 なし
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14.坂下門
内堀の前を歩いて坂下門に出た。手前の橋は皇居外苑から皇居(旧江戸城西の丸)に通じる土橋で坂下門橋という。門内の近くに宮内庁がある。坂下門は江戸城西の丸造営直後に造られたと伝えられていて西の丸大奥に近く、西の丸の通用門として利用されていたが、今は宮内庁の出入口となっている。文久2年(1862)1月、老中安藤対馬守がこの門外で水戸浪士に襲われたのが「坂下門外の変」だ。この中には入れない。正月・天皇誕生日の一般参賀の際の出口のひとつとして指定されており、一般人が通れるのはこの機会以外にはないそうだ。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
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15.坂下門と宮内庁
坂下門を左手に見ながら桔梗門(内桜田門)へ歩く。左手は蛤濠だ。宮内庁の建物が見える。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 52mm ISO200 ) 露出補正 なし
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16.桔梗門(内桜田門)
三の丸への出入り口だそうだ。かってこの門の瓦などに太田道灌の家紋である桔梗の紋が施されていたことから桔梗門と呼ばれる。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 42mm ISO200 ) 露出補正 なし
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17.桜田二重櫓(巽櫓)と内桜田門 その奥に富士見櫓
桜田二重櫓(巽櫓)は江戸城に残る唯一の隅櫓だそうだ。明暦の大火のあと1659年以来焼けていない。本丸から見て巽の方角にあるので巽櫓桜田二重櫓(巽櫓)ともいう。関東大震災で損壊したのちに解体して復元されている。歩いてきた内桜田門の奥に三重櫓である富士見櫓が見えた。天守閣が明暦3年(1657年)の大火で焼失した後は復旧されなかったので、富士見櫓が天守閣に代用されたと伝えられている。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
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18.桜田二重櫓(巽櫓)
石落としが備わっており、実戦的な櫓としてつくられたという。直角に曲がる桔梗濠には藻(アオコ)が生えている。お堀の水はどう流れているのだろうか?ネットで検索してみる。江戸時代から明治時代の中頃までは、お濠は江戸の六上水の一つである「玉川上水」と接続しており、玉川上水は最も水位の高い半蔵濠、千鳥ヶ淵に流れ込んで、各濠の水門を順繰りに下りながら、最も低位の日比谷濠から江戸湾(東京湾)に流れ出るという「きれいな水の循環」が作られていたという。ところが時代は過ぎ、1965年(昭和40年)、それまでお濠に流れ込んできていた玉川上水が完全に廃止され、きれいな水の供給は途切れ、お濠の水はほとんど雨水に頼らざるを得なくなった。水たまりになったのだ。それに加えて、外苑濠には長年にわたり周囲からの落葉等が流れ込んでくる。このような状況を受け、濠を管理する環境省では、平成7年から濠水浄化施設の運用を行うなどの対策を行ってはきた。平成25年4月から運転を開始している「新濠水浄化施設」という新しい浄化施設は、「高速凝集沈殿方式」という方式を採用したもので、浄化性能が高く、一日当たり最大2万トンの濠水を浄化する能力があるという。詳しく皇居外苑の濠水浄化施設についてという「国民公園協会 皇居外苑」のwebサイトにでていた。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 34mm ISO200 ) 露出補正 なし
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19.大手門
桔梗濠に沿って歩いていくと大手門が見えてきた。大手門は城と城下町をつないだ江戸城の正門だ。1万石以上の大名と役高500石以上の役人以外は大手門の手前で乗り物を降り供回りは数人に制限されたという。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 52mm ISO200 ) 露出補正 なし
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20.皇居東御苑への入り口 大手門
桔梗濠と大手濠の間にかかる土橋の向こうに枡形になった大手門の高麗門(正門)がある。一行32名はここで守衛さんから入場証をいただき中に入った。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 32mm ISO200 ) 露出補正 なし
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21.大手門と渡櫓門
高麗門を入って枡形になった右手に石垣で囲まれた立派な入母屋造りの渡櫓(わたりやぐら)を持つ大きな櫓門がある。枡形門は、敵の侵入を防ぎ、味方の出撃を容易にする構造となっている。一の門(高麗門)は狭くて多勢では入れず、入ると三方の石垣から弓、鉄砲の攻撃ができるようになっていた。江戸時代も火災・震災のたびに再建されてきた。1957年の明暦の大火の際も10か月で再建された。1923年の関東大震災でも大破、2年後に渡櫓を解体し両側の石垣を築き直す大修理が行われた。太平洋戦争末期の1945年4月13日、渡櫓は全焼。1965?67年にかけて復元工事を行った。一方、高麗門はほぼ江戸時代の様子をとどめているそうだ。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
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22.旧大手門渡櫓の鯱
1945年(昭和20年)4月、太平洋戦争戦災で焼失した旧渡櫓の屋根に飾られていた鯱。頭部に「明暦三丁酉」と刻んであることから明暦の大火(1657年)で焼失したのち再建された時に作られたと推定される。今の大手門渡櫓は1968年(昭和43年)に再建されたものと説明書きがあった。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
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23.矢穴
大手門の石垣に残る矢穴である。矢穴とは石垣の石を切り出す際に大きな岩にミシン目のように穴を穿ち、鉄の矢を打ち込んだ穴だそうだ。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 75mm ISO200 ) 露出補正 なし
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24.大手門の門扉
大手門渡櫓門の門扉。蝶番を見てもとても古いようだ。戦災で全焼したときにはこの門扉も焼けたろうと思う。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
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25.東御苑 同心番所
大手門の渡櫓門を出て左に歩いていくと右手に同心番所があった。城の奥の番所ほど位の上の役人が詰めていた。ここ同心番所は同心が詰め主として登城する大名の伴の監視にあたっていたという。この同心番所の手前が大手三之門の跡だそうだ。御殿の入り口であり、ここでで御三家(尾張・紀州・水戸の3徳川家)を除くすべての大名・役人は、駕籠をおりて徒歩にて入門した。この先左手に百人番所があり、右に中之門跡の石垣がある。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO500 ) 露出補正 なし
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26.中之門跡
ここから江戸城の雰囲気が変わるとガイドさんが説明してくれた。ネットの竹橋ガイドというサイトによると、この中之門の石垣は1638年(寛永15年)にその原形が普請され、1657(明暦3)年の明暦の大火で焼け、1658(万治元)年に熊本藩主・細川綱利により再構築され、1703(元禄16)年に起きた地震でも被害を受け、翌年に鳥取藩主・池田吉明によって修復された。その後、明治政府によって取り壊されたという説と、関東大震災で大破したまま再建されなかったという説を聞いたが、確認できいないとのこと。傍に建てられていた説明札では、皇居内の石垣は特別史跡「江戸城跡」に指定されている。「本丸中之門石垣」修復工事は平成17年8月?平成19年3月にかけて行われた。石垣は江戸城の中でも最大級の巨石が使われ布積みという技法で積まれている。この中之門石垣には本丸御殿への登城口として渡櫓門が配置されていたと解説されている。また、石垣は白い花崗岩と黒い安山岩とで築かれていて、白い花崗岩は瀬戸内の犬島か小豆島あたりから、黒い安山岩は東伊豆から運ばれたものであるそうだ。
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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 26mm ISO500 ) 露出補正 なし
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2015年12月 7日

雨の石神井公園散策 11月25日

ここのところ1年に2度集まっている小学校のクラス会で今秋は石神井公園へ行くことになっていた。ところがこの日に限って冷たい雨が降っている。誰かひとり雨女と呼ばれている人がいる。
 11時半に西武線の石神井公園駅で待ち合わせた。参加予定者の全員が時間通りに集まった。毎回集まる場所はメンバーそれぞれの地元近くを順番にということにしている、今回アレンジしてくれた石神井公園のすぐ近くに住むクラスメートの段取りで、地元では人気のあるイタ飯屋さんで昼食にする予定だが、12時になると満席になってしまうとのこと。そこで、そのクラスメートは少し早目にそのイタ飯屋さんへ行って人数分の席を確保してくれていた。ワインとパスタを楽しんだが、とても旨かった。しかし、我々の年齢では量が多すぎて食べきれない人もいた。

昼食後小雨の降る中を三宝寺池の方へ歩き始めた。すぐ公園の中に入る。落ち葉が地面を覆う小道は落ち着いた静寂があった。左手に池のほとりにある厳島神社をみながら進むと氷川神社があった。それぞれにお参りして石神井城跡を通って、下石神井大泉線(都道444号線)から少し入ったところにあるクラスメートのご自宅にお邪魔した。コーヒーをご馳走になったが、私ともうひとりの男性はワインをいただき、二人で1本空けてしまった。
 2時間ほど楽しい時間を過ごし、帰路に着く。案内をしていただきながら今度は石神井池(通称ボート池)を左手を見ながら石神井公園駅に着いたのは4時半を過ぎていた。お世話になった地元クラスメートに感謝する。私はタイミングよく石神井公園から横浜まで地下鉄副都心線、東横線乗り入れで乗り換えなしの特急に乗ることができた。
 新緑の頃に、ミドリシジミに会えるのを楽しみに再び石神井公園に訪れてみたいと思っている。

1.石神井公園の道
石神井公園は三宝寺池、石神井池の二つの池を中心とした公園で、園内は起伏に富み、武蔵野の自然がよく残されている。富士街道の近くにある昼食をしたイタ飯屋さんを出て、三宝寺池の西側から石神井公園に入った。落ち葉が雨に濡れて滑りやすいので注意!

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/125秒 11mm ISO800 ) 露出補正 なし
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2.紅葉は?
石神井公園の紅葉は全般的にはまだだったが、この木はイロハモミジだろうか真っ赤に染まっていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/125秒 11mm ISO800 ) 露出補正 なし
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3.野鳥誘致林
こんな札があった。そういえばさっきから鳥に鳴く声が聞こえる。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/25秒 7mm ISO800 ) 露出補正 なし
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4.氷川神社
この石神井氷川神社は、石神井郷の総鎮守社とのこと。そのホームページによれば、神社の創建は、古く室町時代に遡る。社伝によれば、本社は応永年間(1394年?1428年)に、このあたりに勢力が大きかった豊嶋氏が、この地を護る石神井城の中に、城の守護神として祀ったのが創まりだそうだ。武蔵国一ノ宮である大宮の氷川神社から御分霊を祀ったという。みんなそれぞれに拝殿にお参りした。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 6mm ISO800 ) 露出補正 なし
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5.氷川神社参道
参道はまっすぐ都道25号線の方に続いている。私たちは再び三宝寺池の道へ戻る。その左側池畔にはこんもりと雑木林で覆われた小高い丘があり、 そこが豊島氏の居城石神井城跡だ。回廊の様な木橋で三宝寺池を渡り丘を登るとそこが石神井城の本丸跡だ。城跡には空堀、土塁がよく整備されて保存されている。豊嶋氏は大田道灌に攻められ、善戦するもその甲斐なく退却を強いられたという。そして遂に文明9年(1477)4月18日、道灌により石神井城が攻略され、城主豊島泰経(やすつね)とその息女・照姫は池に身を投げて自害したと伝えられている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/60秒 14mm ISO800 ) 露出補正 なし
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6.三宝寺池
三宝寺池の東側にきた。池のほとりのモミジは赤くなっているが、あまり鮮やかではない。赤くなる前に枯れているようにも見える。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/50秒 16mm ISO800 ) 露出補正 なし
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7.カルガモ
雨が落ちる池にカルガモが2羽いた。翼鏡の青が鮮やかに見える。手前が♂で向こう側が♀だろうか。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/50秒 25mm ISO800 ) 露出補正 なし
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8.落ち葉
落ち葉が雨に濡れていた。ここは三宝寺池の一番東側のあたりだ。下石神井大泉線(都道444号線)が通っていて三宝寺池前というバス停があった。クラスメートのご自宅はここからすぐ近くだった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/100秒 11mm ISO800 ) 露出補正 なし
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9.石神井池
2時間ほどクラスメートのご自宅にお邪魔して、コーヒーやワインをご馳走になり、昔話にも花が咲き、楽しいひと時を過ごさせていただいた。ここから石神井池のほとりを歩いて石神井公園駅へ向かった。雨もほとんど止んでいる。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/13秒 6mm ISO800 ) 露出補正 なし
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10.静かな公園
雨上がりの夕方、公園の広場は静かだった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/6秒 18mm ISO800 ) 露出補正 なし
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11.石神井池のほとりの道
石神井公園前バス停に向かって歩く。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/20秒 14mm ISO800 ) 露出補正 なし
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12.高級住宅地
池の反対側は高級住宅地。瀟洒な家が立ち並ぶ。すっかり暗くなってきた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/8秒 16mm ISO800 ) 露出補正 なし
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13.飛行機が埋まっている?
この近くに中島飛行機の軍需工場があったらしいが、ここらあたりに飛行機が埋められているという話があるという。真偽のほどはわからない。西武線の石神井公園駅まではここからそれほど時間がかからなかった。半年後の再会を楽しみに今回のクラス会は解散となった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/8秒 16mm ISO800 ) 露出補正 なし
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2015年8月16日

映画を見た帰りに NISSAN Gallery へ 8月11日


TVなどでも紹介されていた「アリのままでいたい」という映画を見たいと思っていた。夏休みの子供向けの映画だが、昆虫写真家 栗林慧氏が総監督で、その映像がとてもリアルで迫力があるらしい。ネットで予告編をみると、カブトムシが樹液食堂の席取りでノコギリクワガタを投げ飛ばすシーンや、モンキアゲハの吸蜜シーンなどがあった。

栗林慧氏は1939年生まれで私より2っ年上だ。私と同じく中国大陸でお生まれとのこと。医療用内視鏡などを基に、改良を重ねて作った自家製のレンズは、「虫の目」で見える風景を再現しているといわれており、国内外で高い評価を得られている。是非その映像を見てみたかった。

ところが、前日の夜に、インターネットで予約しようと試みると、いつもの桜木町のシネコンの「ブルグ13」では先週に上映が終了している。他の映画館も調べてみたが横浜界隈では上映されているところがなかった。夏休みだというのに何故だろうか?

この日は映画を見ようと決めてしまっていたので、「ブルグ13」の上映作品の中から、「日本のいちばん長い日」を選び出し、見ることにした。戦後70周年の終戦記念日を前に、TVでは連日、関連した番組や話題が多い。

8月9日に長崎にも原爆が投下され、同じ日には日ソ中立条約を一方的に侵犯してソ連軍が満州に進攻したため、8月10日に「天皇の国法上の地位を変更しないこと」を条件にポツダム宣言を受諾する回答を発した。アメリカからの回答は、「日本国の政治形態は日本国民の意思で決まる。国家統治の権限は、連合国軍最高司令官に"subject to"する」とあった。この subject to という言葉が「制限下に置かれる」なのか「隷属する」なのかの解釈をめぐって紛糾したが、8月14日午後11時、ポツダム宣言受諾を連合国に通達したという。この映画では、昭和天皇や閣僚たちが御前会議において降伏を決定した1945年(昭和20年)8月14日の正午から宮城事件、そして国民に対してラジオ(日本放送協会)の玉音放送を通じてポツダム宣言の受諾を知らせる8月15日正午までの24時間を描いている。

「日本のいちばん長い日」?は確か前作があったと思い、?調べてみた。それは1967年?の?作??品?で? 監督? ?岡本喜八?、鈴木総理? ?笠智衆?、阿南陸相? ?三船敏夫?、昭和天皇 ? ?松本幸四郎(八代目?)で原作?は大宅壮一?のノンフィクション『日本のいちばん長い日』?だったが、今回私が見たのは、監督? ?原田眞人?、?鈴木総理? ?山崎勉?、?阿南陸相? ?役所広司?、昭和天皇 ?本木雅弘?で、原作は?半藤一利?の「日本のいちばん長い日? ?決定版」?だった。?

この映画を見て、いろいろと考えさせられることが多かった。もし、日本がポツダム宣言を受諾しなかったら、今の日本はどのような姿になっていたのだろうかと。遡って戦争を始める前に、日本にとって不利なことがあったとしても、和平の道を選択できなかったのだろうか、戦争をはじめてしまった後でも、もっと早く和平を模索できなかったのか。もちろん、そう考えた人はたくさんいたのだろうが・・・ 今の世でも1億2千7百万人を導くのはリーダーの資質なのだが、本当のことを知ることが出来る国民の意志が反映されなくてはならない。

今年の1月に閉館となったみなとみらいの「109シネマズ」に映画を見に行っていたときは、その帰りには、横浜駅への通り道にある日産自動車の本社ビルの NISSAN Gallery に必ずと言っていいほど立ち寄っていた。NISSAN Gallery? では、いろいろと趣向を凝らして、クラシックカーや最新の車が展示されていて楽しい。「ブルグ13」に行くようになって、その機会は減ったが、この日は横浜で昼飯にしようと?いうことになり、そのあと NISSAN Gallery? に寄った。
写真6.以降は、以前に撮った写真を載せて NISSAN Gallery? を取り上げてみた。

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私が初めて自分の車を持ったのは、福岡勤務から東京へ戻ってきて数年たった、今から20数年前のことだった。家族ともども福岡へ行っていたので、その間、それまで住んでいたマンションの自宅は人様に貸していた。そのマンションに戻って、そろそろ車を持ちたいと思い、駐車場の空きを待っていたところ、運よくすぐに空きが出た。それでは車を買おうと近くにあるディーラーへ行ってみることにしたが、最初に入った日産の店で、即決したのがプリメーラという車だった。以来、同じセールスさんがずっと担当してくれていて、良く面倒を見てくれている。昨年の秋に13年間乗った愛車グロリアから、新しい小ぶりな車に換えた。というわけで日産車には愛着がある。

1.桜木町駅前 出勤時間
映画「日本のいちばん長い日」?は朝9時から始まる。自宅からバスに乗り、桜木町の駅前に着いたのは8時40分だった。「ブルグ13」は駅前のTOCみなとみらいビル・コレットマーレのの6階にある。駅前広場からランドマークタワーに向けて、蟻の道のようにサラリーマンの方々が歩いていく。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/320秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2.109シネマズのお別れ落書き 2015年1月23日撮影
それまで映画を見に行っていたみなとみらい・高島町の109シネマズは2015年1月25日に閉館した。閉館の日を前に館内には"10年間ありがとう"という落書き板が設けられ、来場者は思い思いにカラフルに"落書き"をしていた。

Apple iPhone 4S F2,8 4.3mm 8.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/20秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
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3.はたらくクルマ展
「日本のいちばん長い日」?を見た日の NISSAN Gallery はたらくクルマ展というテーマで日産車の消防車、救急車やパトカーが展示されていた。夏休みということもあり、お子様向けの解説がされている。これはフェアレディ 240ZG ハイウェイパトロールカーだ。1972年製で排気量は2,393cc。神奈川県警察高速道路交通警備隊のパトロールカーとして採用されたそうだ。市販車の240ZGは当時150万円だったという。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/80秒 7mm ISO125 ) 露出補正 なし
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4.大きな車
北米仕様のQX80という。V8の5.6l のエンジンが搭載されている。全長5.298mで、ホイールベースは3.076mだそうだ。今の私の車は全長が4.100m、ホイールベースは2.600mしかない。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/40秒 8mm ISO125 ) 露出補正 なし
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5.自動ブレーキ
最近、日産自動車のTVコマーシャルをみると自動ブレーキを訴えている。類似体験コーナーへ行ってみると「体験してみませんか」と声を掛けられた。座って専用ゴーグルとヘッドフォンを装着してみる。影像では前を走る車が急ブレーキをかけて止まると、自分が運転している車の自動ブレーキがかかる。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/100秒 19mm ISO160 ) 露出補正 なし
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6.ニッサン リーフ ニスモ 2012年3月21日撮影
量販型電気自動車「日産リーフ」と同じリチイムイオンバッテリーとモーターが採用されたレーシングカー。2011年4月のニューヨーク国際オートショウお披露目された。最近は街でリーフを見る機会が増えている。2015年、リーフの世界累計販売台数は、およそ17万2,000台に達するという。これは2位と3位の販売台数を合わせても届かない圧倒的な数字だそうだ。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/160秒 8mm ISO125 ) 露出補正 なし
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7.スカイライン スポーツ 1962年製 2012年3月21日撮影
懐かしい車が展示されていた。デザインは外国に依頼され、1960年のトリノ自動車ショウに出品されたのち1962年に発売された。クーペとコンパーチブルがあり、生産台数は合計で60台。エンジンはグロリア用の1,900ccで、ボディはほとんどハンドメイドだったという。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/800秒 5mm ISO400 ) 露出補正 なし
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8.ザナヴィ ニスモZ 2012年3月30日撮影
  GT500用マシンとして2004年にデビューしたフェアレディZ33のレーシングカーが展示されていた。エンジンは4,494ccのV8。ニスモ(NISMO)というのは、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(英語:Nissan Motorsports International CO.LTD.)で日産自動車の連結子会社としてモータースポーツ向け自動車部品の設計・製造・販売、レースへの参画などを行う会社。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 7mm ISO800 ) 露出補正 なし
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9.ボルトが来る 2012年10月11日撮影
2012年10月11日、この日私はとなりのビルにある原鉄道模型博物館へ写真を撮りに行った。原鉄道模型博物館を退館し帰路に着こうとしたところ、NISSAN Gallery に人が集まってにぎやかだった。中に入ってみるとこれからウサイン ボルトが来るとのこと。記念のTシャツが配られていたので並んでいただいてきた。この年、日産はボルト選手を起用した広告を、世界中の空港で展開していたそうだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 16mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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10.インフィニティ エマージ E 2012年10月11日撮影
2012年のジュネーブモーターショウでお披露目されたハイブリッドエンジンをミッドシップにレイアウトした先進的なスーパースポーツカー。1.2l、3気筒のガソリンエンジンをレンジエクステンダーとして使用するシリーズ方式のハイブリットが採用されている。この方式は発電専用エンジンの動力で発電機を駆動してバッテリーに充電し、モーターを駆動する方式のことだそうだ。ただ、この1.2l、3気筒のガソリンエンジンはノートやマーチに搭載されている日産製のエンジンではなく、イギリス・ロータス社製のエンジンが採用されているそうだ。何故だろう?

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 8mm ISO125 ) 露出補正 なし
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11.ニッサン チェリー 2015年1月3日撮影
そういえば、こういう車もあった。チェリー X1 4ドア セダンで1970年製である。日産初のFF(フロントエンジン フロントドライブ)車。FFは小さなボディサイズで大きな車内空間を確保できる。総排気量1,171cc。日産自動車の80周年を記念したヘリテージ カーの特別展示だった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/250秒 7mm ISO125 ) 露出補正 なし
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12.伝統のスカイライン 2015年2月16日撮影
フルモデルチェンジされた13代目のスカイラインである。2014年2月末に発売された。V6 3.5l のハイブリット車と、2.0l のターボ車がある。輸出用モデルと同じ「インフィニティ」のバッジがグリルに付いている。カッコイイ!

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/60秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
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13.日産の高級車 フーガ 2015年2月16日撮影
今のフーガは2009年に発売されたが、2015年2月13日に大規模なマイナー・チェンジが行われ、展示されていた。370GTと3.5lのハイブリト車がある。370GTの最高グレードは6百万円、ハイブリット車の最高グレードは7百万円近くする。スカイラインとこのフーガには輸出用モデルと同じ「インフィニティ」のマークが付いている。Lexusを意識してのことだろうか。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/50秒 11mm ISO200 ) 露出補正 なし
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2015年6月13日

日本一周鉄道の旅 5月15日?19日 (5) 最終日 指宿?新横浜


日本一周鉄道の旅から戻って、6月4日に小学校のクラスメートS君が、西調布にある西部地域福祉センターで行われた落語会で高座に上がるというので仲間3人と聞きに行った。演じた「饅頭怖い」はなかなかの熱演で、集まられたのはご高齢の方々だが、みなさんを笑わせ、拍手喝さいを受けていた。終わった後、クラスメートS君のほかに、もう一人の高座に上がられた方と、その活動の世話をしていらっしゃる方の3人でのお疲れさま会に加えていただき、計7人で、たのしい時間を過ごせた。ボランティアで人を楽しませる活動をされている方々に敬意を表する次第だ。


前置きが長くなったが、その時、鹿児島のご出身で81歳になられたという市民活動の世話をされているかたのお話で、終戦直後、鹿児島から東京に出て行くのに、急行「霧島」という汽車があり、なんと、東京まで32時間かかったと聞かされた。座席を確保するには前の日から並び、座席を確保してもトイレにも行けないすし詰め状態だったようだ。少し調べてみると、急行「霧島」は1950年(昭和25年)に運用開始となったようで、1950年当初の鹿児島・東京の所要時間は、下り32時間丁度、上り32時間25分掛かっているという記述を探し出せた。


本題に戻るが、5月19日はいよいよ最終日、朝から青空が出て、すがすがしい。「白水館」は海に面した大きな庭園があり、プールもある。また、「白水館」が創業以来60年の歳月をかけて蒐集した幕末から明治にかけて、ひときわ輝いた薩摩の歴史と文化を伝えるコレクションを展示する「薩摩伝承館」という立派な造りの美術館がある。


8時半過ぎ、この日半日、長崎鼻と鹿児島の城山を観光するバスに乗って「白水館」を後にした。

薩摩半島の最南端にある長崎鼻へ行く途中は、バスの車窓から開聞岳の全景が眺められた。また、長崎鼻からは、硫黄島さらに屋久島の島影が見えた。屋久島が見えるのは本当に珍しいという。次に行った城山公園は桜島の展望台になっているが、この日は頂上付近は雲に覆われ、その雲の上から煙が見えていた。


私は、この日は何か蝶の写真が撮れるのではないかと楽しみにしていた。ツマベニチョウは、薩摩半島、大隅半島が北限の生息地とされ、食樹であるギョボクが多い長崎鼻では良く見られると聞いたことがある。しかし、発生時期は7月で、今は飛んでいない。城山公園ではこの旅行での最初で最後の蝶の写真、モンキアゲハを撮った。このとき、アオスジアゲハにしては白っぽい蝶が飛んでいるのを見た。吸水に下りてくるかと思ったが、そのまま飛び去ってしまったその蝶は、ミカドアゲハではなかったかと思う。


バスは、12時45分、鹿児島中央駅に着いた。いよいよ帰路に着く。13時40分発の「さくら558号」に乗り、新大阪で「ひかり532号」に乗り継ぐ。最後の駅弁が鹿児島中央駅で調達されるようだが、4人そろって無性にラーメンが食べたくなり、駅構内のラーメン屋で薩摩ラーメンを食べた。


新横浜着20:52、鹿児島中央から約8時間、昭和50年の急行「霧島」に比べると4分の1の時間でたどり着いた。ツアーで一緒だったご夫婦、そして、今回この旅行に誘っていただいた家内の友人夫妻に別れを告げ、タクシーに乗った。ご主人には、それぞれの列車の詳細な時刻表を見やすく作成していただき、それがこのブログを綴るのに大変役にたった。車窓から写真を撮っていたが、ファイルに記録された撮影日時で、その時刻表と合わせ見て、どの辺を走っていたかを確認できたのがありがたい。


今回のツアーは「クラブツーリズム」の企画だった。添乗員の女性がとても良い方で、説明がとてもわかりやすく、迷うことはなかった。感謝したい。


98.「白水館」の庭
「白水館」には、海に向かって広くて美しい庭があった。これはバリ島のリゾートホテルにあるようなプールだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 12mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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99.こいのぼり
海に面した「白水館」の庭に、こいのぼりがたなびいていた。もう5月も後半である。こいのぼりは何時まで飾られるのだろうかとの疑問を持った。飾る時期と同様にしまう時期は特に決まりはないそうだ。一般的には5月5日以降、5月の連休や中旬ぐらいまでにしまわれることが多い。 また、旧暦の場合は大体一ヶ月遅れになるので、5月いっぱい揚げられることも多いという。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 11mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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100.「薩摩伝承館」
昨日、指宿駅前からマイクロバスに乗って「白水館」の入り口に入ってきたとき、左手に立派な和風建築の建物があった。これが「薩摩伝承館」だった。早朝に散歩したのでまだオープンしていなかったが、ここには、先に記したとおり、「白水館」が創業以来60年の歳月をかけて蒐集した幕末から明治にかけて、ひときわ輝いた薩摩の歴史と文化を伝えるコレクションが展示されている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1160秒 12mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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101.開聞岳
8時45分、私たちの乗った観光バスは「白水館」を出発し、長崎鼻に向かった。バスの車窓からは、昨日は雲に覆われて見えなかった開聞岳の全景が見えた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
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102.長崎鼻から見えた硫黄島
30分ほどで長崎鼻に着いた。ここは薩摩半島の最南端である。バスを降りて展望台のある長崎鼻の先端まで歩く途中、硫黄島が見えるとバスガイドさんが教えてくれた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/800秒 59mm ISO100 ) 露出補正 なし
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103.屋久島の影
さらに「あっ!今日は屋久島も見えてます」という。私の視力では、かすんでいてなかなか確認できなかったが、やっと判別できた。宮之浦岳の上の方は雲に隠れている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 179mm ISO100 ) 露出補正 なし
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104.長崎鼻から見る開聞岳
長崎鼻から開聞岳は西北西の方向に、海に突き出たように見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 5mm ISO100 ) 露出補正 なし
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105.池田湖
バスは長崎鼻を出発して池田湖の西側を通って、鹿児島市へと走る。車窓から一瞬見えた池田湖と開聞岳を撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
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106.石油基地
池田湖の北側から鹿児島湾沿いの国道226号線に出て、JR指宿枕崎線に沿って走る。JX日鉱日石石油基地が見えてきた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
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107.桜島噴火
車窓から桜島が見えていたが、気が付いたら黒い煙が上がっていた。桜島の噴火は、2010年以来毎年1000回くらい記録されているが、今年は4月までですでに700回以上噴火しているという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
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108.鹿児島市電 1011号
鹿児島交通局の国産初の超低床車として2001年12月に完成・搬入されたという。もう15年もたっているのに斬新な車両に感じる。ここでは軌道敷緑化整備事業が実施され、軌道敷や停留所がグリーンで覆われている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/800秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
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109.鹿児島市電 2111号
鹿児島市電では、いろいろなタイプの車両が走っている。この車両には「大垣・鶴岡号」とペイントされているが、鹿児島市と姉妹盟約や友好都市にあるところの名前を付けて運行されている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/640秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
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110.城山公園
バスは城山公園に到着した。晴れているのだが、残念ながら桜島の山頂付近は雲がかかっていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/1250秒 19mm ISO100 ) 露出補正 なし
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111.モンキアゲハ
城山公園には蝶の姿があったが、ゆうゆうと飛んでいてなかなか撮影のチャンスがない。やっと、モンキアゲハが、「どうぞお撮り下さい」と言わんばかりに梢に静止してくれた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 90mm ISO1100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
112.鶴丸城の石垣
バスは城山から下りて、鹿児島中央駅に向かう。車窓からは1601年(慶長6年)に島津忠恒(家久)により築城された鹿児島城(鶴丸城)の石垣が見えた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/125秒 7mm ISO100 ) 露出補正 なし
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113.鶴丸城の堀
鶴丸城の遺構として石垣や堀、西郷隆盛の私学校跡地である出丸跡、大手門との間に架かる石橋が現存しているそうだ。私学校の石垣には西南戦争の際についたといわれる弾痕が多数残っているといわれる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/800秒 7mm ISO100 ) 露出補正 なし
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114.鹿児島中央駅
鹿児島中央駅に到着して、バスガイドさんともお別れだ。私が現役時代、鹿児島に出張していたころは西鹿児島駅だった。東京からのブルートレインなどの列車も西鹿児島行きだったように記憶している。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 16mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
115.「さくら558号」
最後の行程となった。ここから13:40発の九州新幹線「さくら558号」に乗車し、新大阪18:16発「ひかり532号」に乗り継ぎ、新横浜へ帰る。新横浜到着予定は20:52だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 10mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
116.新大阪到着の「さくら558号」
予定通り、17.42に新大阪に到着した。乗り継ぐ「ひかり532号」の発車までの時間、551(蓬莱)の豚まんを買ったり、ビールを買ったり、残り2時間36分を楽しむ準備をした。車内に匂うかも知れないが、周りはお仲間だから許していただこう。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
117.米原駅に停車した「ひかり532号」
最後はグリーン車だった。鹿児島中央駅で配られた最後の駅弁も車内で食べる。このあと「ひかり532号」は定刻に新横浜に到着した。2日目から3日目にかけては少々疲れもしたが、列車に揺られた時間が長かったのに、それほど?疲れを感じていない。良い添乗員さんにも恵まれ楽しい旅行だった。いつもながら、誘っていただいた家内の友人ご夫妻に感謝する。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。


2015年6月10日

日本一周鉄道の旅 5月15日?19日 (4) 岡山?指宿


岡山のホテルで4日目(5月18日)の朝を迎えた。6時半にホテルの朝食会場が開く。食後、出発までに少々時間があったので、岡山駅前を散歩した。駅前(東口)には、昨夜到着したときに通りかかった桃太郎の像がある。東口駅前広場の前の通りを渡ると市電の停留所があった。岡山の繁華街は駅から路面電車で10分くらいの天満屋という百貨店周辺という。しかし、いづれも範囲は狭く、繁華街といえるほど店はないという。飲み屋街は田町。中央町周辺で、駅から南に徒歩10分くらいのところだそうだ。


岡山発 8:07 の九州新幹線の鹿児島中央行き「さくら545号」乗る。車両はN700系で東海道新幹線を走っている最新車両と同じだが、驚いたのは普通車も横4列のシートで、シートピッチも長い。後で調べたところ、普通車の横4列シートは指定席で、自由席の車両は横5列だそうだ。


この日も天気は良くない。途中、雨も降ってきた。トンネルが多かった。 私が福岡勤務のころは、西鹿児島だった駅は鹿児島中央と名前が変わっていた。鹿児島中央到着が11時33分。昼食(駅弁)は新幹線の中で済ませた。鹿児島中央からローカル線である指宿枕崎線で、JR最南端の駅、西大山へ行く。このローカル線の気動車の揺れは凄かった。お尻が跳ね上げられるようだ。


今夜泊まる指宿温泉がある指宿駅を通り越して、西大山駅で降りる。残念ながら開聞岳は雲に隠れていた。ここで約40分の時間があり、みなさん記念写真などを撮られている。台湾や韓国からの観光客も来ている。ここで「JR日本最南端の駅到着証明」を100円で購入。晴れていれば、このように開聞岳が見えるのだが。そして、今度は鹿児島中央行の2両編成の列車に乗って、指宿まで戻った。指宿駅には今夜泊まる「白水館」という宿のマイクロバスが迎えに来てくれていた。「白水館」はななか規模の大きな宿で、露天風呂、砂風呂が楽しめる。待ち時間があるようなので砂風呂には入らなかったが、元禄風呂と名付けられた露天風呂はなかなか立派だった。


JR日本最南端の駅到着証明
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75.岡山駅東口の桃太郎像
桃太郎ゆかりの地は全国いろいろなところにあるようだ。その中でも岡山県はおとぎ話「桃太郎」のなかの「黍団子(きぶだんご)」と同音の江戸時代の地元土産品「吉備団子」を結びつけるなど、全県を挙げての宣伝活動からゆかりの地として全国的に有名になったが、「吉備団子」と作中の「黍団子」との関係は証明されていないそうだ。なんだかこじつけたようだ。桃太郎は「黍団子」でイヌ、キジ、サルを家来にしたが、今朝はもう一匹、左手の上にハトを従えた。

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f2.4 1/456秒 4mm ISO50
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76.岡山市電
東口の駅前広場の先に路面電車の停留所があった。道路を渡って行ってみる。岡山市電は岡山電気軌道株式会社といい、明治43年5月21日に創業したそうだ。岡山駅前から2路線が出ている。

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f2.4 1/176秒 4mm ISO50
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77.「さくら545号」
私たちが鹿児島中央まで乗る新大阪始発の九州新幹線「さくら545号」が岡山駅のホームに入ってきた。

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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78.「さくら545号」の車内
「さくら545号」の私たちが指定された車両は残念ながら普通車だった。しかし、車内に入って「おや!」と思った。シートが横4列なのだ。東海道新幹線の最新車両N700系と同じ形式の車両なのに九州新幹線のN700系の普通車指定席は横4列なのだそうだ。朱桜調の風合いを基調にした客室、同じ色調の木材を採用した手すりやテーブル、濃菜種色の遠山模様のシートなど、落ち着いた上質の空間が演出されている。肘掛は可動式で、ベンチシートのように使え、心地よい旅を楽しめると謳われている。自由席は横5列シートのようだ。

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プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/100秒 12mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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79.福山城(車窓)
8:24に福山に到着した。動き出した「さくら545号」の車窓から福山城が見えた。なかなか大きな城のようだ。

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プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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80.広島駅で積み込まれた駅弁
この日も昼食は車内で駅弁だった。添乗さんのお手伝いをしてツアー参加各ご夫婦に2種類の駅弁とお茶を配った。しかし、まだ9時少し前。鹿児島中央着が11時33分。それまでに済ませることになる。早弁だ。「二本入り 夫婦あなごめし」と「びっくりたこめし」はともにとても旨かった。

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プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/60秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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81.徳山あたり
「さくら545号」は広島の次は新山口に止まる。この写真は徳山あたりの周南コンビナートだ。

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プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/250秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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82.小倉
「さくら545号」は小倉を発車した。新大阪から博多までが山陽新幹線だ。私が現役時代に福岡に勤務していたころ、1975年(昭和50年)に開業した。 博多から小倉まで良く新幹線を利用したのを思い出す。

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 21mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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83.筑後川を渡る
久留米の手前で筑後川を渡る。福岡在住のころ、西鉄の電車の中からこの筑後川を眺めるのが好きだった。この川はなぜか気持ちをおおらかにしてくれる。それにしても電線が邪魔だ。もちろんソフトで消すことは可能だが、あまり好まない。

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プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/400秒 25mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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84.新大牟田あたりを通過中
新幹線は在来線(鹿児島本線)より内陸側を走る。

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 12mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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85.阿蘇山
「さくら545号」は熊本を出て、新八代へ向かう。左の車窓に阿蘇山が眺められる。曇っているのが残念だ。私は昭和43年に結婚したが、新婚旅行の行き先は、当時は海外など考えもせず、北海道にはこれから行く機会もあるだろうからと九州を選んだ。その時、阿蘇の山の上で、ご主人が私と同じ小学校の先輩で千葉大の医師になられていたご夫婦にばったりお目にかかったのを思いだす。新婚旅行で来られていたのだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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86.「さくら545号」出水駅停車
11時9分、列車は出水駅に到着した。ちょっとホームに降りて写真を撮る。乗降客はほとんどいない。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/60秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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87.川内へ
あと10分ほどで川内だ。再稼働するかどうか問題となっている川内原子力発電所は鹿児島県薩摩川内市久見崎町にあり、川内駅手前で渡る川内川の河口付近にある。

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 16mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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88.次は終着鹿児島中央
列車は川内を出発した。次は終着鹿児島中央駅である。私が福岡にいたころは、もちろん九州新幹線はできておらず、現在の鹿児島中央駅は西鹿児島と言っていた。

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 18mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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89.指宿枕崎線「たまてばこ」
鹿児島中央駅に到着した私たちは、次に乗る指宿枕崎線のホームに降りる。向こう側のホームに外観は古い車両だが、きれいに塗られた車両が止まっていた。ボディに「IBUSUKI NO TAMATEBAKO 」と書かれている。特急「指宿のたまてばこ」という列車だ。

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 9mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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90.ローカル列車指宿枕崎線
指宿枕崎線で鹿児島中央から西大山へ行く。今回のツアーで、この線のみ普通列車だった。12:05鹿児島中央発。今日は月曜日、乗客は通学の高校生が多く、立っている人もいる。しかし、いくつかの駅に停まっていくたびに、乗客が下車していき、30分もたたぬうちに車内はガラガラになった。途中で黄色に塗られた200DC型気動車と交換する。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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91.ガラガラの車内
さて、私たちが乗っている車両はキハ47 8077という。1979年に製造された気動車でその後改造が加えられている。これが上下に激しく揺れる。お尻を突き上げられるようだ。線路から外れはしないかと心配になるほどだ。

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プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/40秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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92.お疲れさま
この子は昨日の日曜日は夜更かししたのだろうか?受験勉強だろうか、部活で疲れているのだろうか、眠りこけている。乗り過ごしたことも一度や二度ではあるまい。

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プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/100秒 11mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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93.西大山駅
午後2時18分、JR最南端の駅、西大山駅に到着した。ホームの幅が2mほどしかない小さな駅だ。晴れていれば「日本最南端の駅」の標識の向こう側に開聞岳が見えるというのだが。

  Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/250秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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94.幸せを届ける黄色いポスト
このポストは新幹線開業に合わせ、指宿にもっと新しい魅力を作りたいという、指宿市観光協会とある民間団体による西大山駅開発事業の一環で設置されたそだ。「普段伝えられな い思い、愛がたく さん詰まった手紙を送りませんか」と呼び掛けている。余計なお世話と言いたくなりそうになった。

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 18mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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95.枕崎へ続く線路
指宿枕崎線はこの西大山駅から西へ、枕崎までつながっている。まだ、枕崎まで小1時間かかる。海抜924mの開聞岳は雲に覆われている。

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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96.キハ47運転台
今夜の泊まりは指宿温泉だ。西大山駅から再び指宿枕崎線で指宿まで戻る。2両編成の列車の最前部にはバスの運賃表のような電光板があった。ワンマンカーなのだ。乗客は整理券を取って乗る。

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プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/50秒 7mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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97.指宿駅前
14:34に指宿駅に到着した。駅前に出ると「ふれあい足湯」というのがあった。今夜の宿は「白水館」というところで、今回世話になった旅行社のSランクの宿だそうだ。宿のマイクロバスが迎えに来てくれていた。早めに到着し、ゆっくり温泉に入り、美味しい夕食を食べて、最後の宵を楽しんで欲しいという趣向だ。鹿児島黒豚しゃぶしゃぶなど夕食も美味しかった。

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 18mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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2015年6月10日

日本一周鉄道の旅 5月15日?19日 (3) 青森?岡山


5月18日、早くも3日目になった。おそらくこの日が一番レールの上に長くいた日だろう。6っの列車を乗り継いで岡山へ行く。いま話題の北陸新幹線にも乗った。

昨夜「はまなす」の寝台では知らないうちに眠ってしまっていた。今朝は4時半に何かの気配で目が覚めた。まあまあ良く寝られた。昨日に比べ天気は良い。朝日を浴びて「はまなす」は走る。その「はまなす」を撮る「撮り鉄ちゃん」が朝日が輝く田んぼのあぜ道に三脚を立てているのが車窓から眺められた。


この日は三食とも駅弁である。各夫婦に毎回2種類の駅弁が配られる。シェアしていろいろな味を楽しむことができ、これはなかなか良いアイデアと思った。夫婦限定のツアーであればこそのことだ。朝は青森駅で積み込まれた「野辺地とりめし」と「津軽物語(幕の内?)」だった。ちなみに昼は新潟駅で「焼たらこトロ鮭弁当」と「酒はらこ弁当」、夕食は金沢で「越前かにめし」と「ままごっつお」が調達されたが、いずれもなかなか美味しく、楽しく食べられた。


「はまなす」が青森に着く。わずか4分で「つがる2号」が発車する。秋田で「「いなほ8号」に乗り継ぎ、田園風景と日本海を眺めながら新潟に到着した。こんどは北陸新幹線に乗るために、上越新幹線「とき324号」に1時間ちょっと乗って高崎へ移動する。高崎から北陸新幹線で金沢へ。残念ながら次の列車に乗るのに8分しかなく、街へ出ることはできない。


金沢からは北陸本線を走り、敦賀の先の近江塩津から湖西線に張る「サンダーバード38号」で新大阪へ出たのだが、金沢駅で一組のご夫婦がこの列車に乗り遅れてしまった。後で聞いたところ違うツアーの"旗"について行ってしまったらしい。この日は日曜日、金沢駅はとても混雑していた。


新大阪から「ひかり481号」で夜9時過ぎ、岡山に到着した。夕食はサンダーバードの車内で済ませたので、ゆっくりシャワーを浴びて、早めに就寝できた。


45.寝台車で迎えた朝
「はまなす」は夜明け前に青函トンネルを抜けた。目が覚めてしばらくした朝5時10分、雲の切れ目から朝日が輝いた。蟹田と青森の間を走行中のようだ。車窓に「撮り鉄ちゃん」が三脚を立ててこの「はまなす」を撮ろうとしているのが見えたのはこのあたりだった。ブルーの車体が朝日に輝くシーンを狙っているのだろう。

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46.田園風景
やさしい朝の光が水田に降り注ぐ。

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47.青森湾
あと20分ほどで青森に到着する。進行方向左手に青森湾の海が輝く。

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48.朝の寝台車車内
乗客は降りる支度をはじめる。この寝台車はスハネフ14552という。少し調べてみた。スハネフ14型552番は、昭和50年代初めのころに製造された寝台特急「北斗星」用のオハネフ25から改造されたらしい。暖房強化と冬季の着雪・凍結対策として折戸であった客用扉の引戸化など道内向け改造を施されている。平成3年の時刻改正より、急行「はまなす」号に寝台車を連結する事になったそうだが、14系寝台車が不足しており、24系寝台特急「北斗星」の個室化で余剰となっていたオハネフ25形式を改造し、14系に編入された車両のようだ。種車はオハネフ25形200番台だが、改造時に帯を白帯に変更した。それにしても、新製されてから40年は経っている古い車両だ。

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 14mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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49.北海道に延びる新幹線
間もなく青森に到着するが、車窓には来年(2016年)3月に新函館北斗間開業が予定され、さらに2031年には札幌まで延びる北海道新幹線の線路が続く。

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50.青森駅に到着した急行「はまなす」
今は機関車が牽く旅客列車はほとんどない。ブルートレインはなくなり、今年3月には「トワイライトエクスプレス」「北斗星」も通常運行を終了した。電車型のサンライズエキスプレスを除くと、最後の夜行寝台列車だ。

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51.青森から秋田へ
「つがる2号」にあわただしく乗り換えて、秋田に向かう。もうすぐ弘前に着く頃、車窓に岩木山が見えた。

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52.見覚えのある車両
「つがる2号」は大鰐温泉駅に停車した。なんだか見覚えのあるステンレス車両が止められている。かって東急で活躍した弘南鉄道の車両だ。多分、私も東急線で活躍していたこのステンレス製車両に乗ったことがあると思う。止まっている車両は「7033」「7034」で、1964年に製造され、1988年に弘南鉄道に譲渡されている。東急7000系電車は1988年10月から1990年12月までに合計24両が弘南鉄道に譲渡された。

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53.「つがる2」号 秋田到着 
「つがる2号」は定刻の8時22分秋田駅に到着した。JR東日本の485系3000番台。リニューアルされているが、車齢35歳を越えた老兵という。

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54.秋田駅の線路
秋田新幹線はどのホームに着くのかと探していたところ、新幹線用の標準軌の線路を新しい秋田駅の東西連絡通路から見下ろせた。

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55.秋田新幹線
すると、たまたま秋田新幹線の列車がホームに入ってきた。2010年から新型車両E6系が使用されている。新幹線とはいうものの、盛岡-秋田間は最高時速130kmとのことだ。

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56.バスターミナル
秋田駅は西口の方がにぎやかだ。東西連絡通路から西口広場を見下ろすとこんなバスターミナルがあった。グッドデザイン金賞を受賞したそうだ。秋田杉をふんだんに使った木造のバスターミナルで、建替えのきっかけは、以前のバスターミナルは、東日本大震災を契機として実施した耐震性調査で、脚柱部に腐食がみられ補強対策が必要との調査結果が出たことからという。

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57.「いなほ8号」 車内
秋田から新潟までは「いなほ8号」に乗った。きれいな車両だった。

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58.羽後本庄付近 車窓風景
「いなほ8号」は羽越本線を快走し、間もなく、羽後本庄に停車する。

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59.酒田停車中の「いなほ8号」
2013年の9月以降から順次「いなほ」に充当された新しい車両でE653系の電車だ。それまでは485系電車だった。米どころを 走ることから、その恵みをイメージした車体のカラーリングのようだ。

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60.米どころ 車窓風景
列車は鶴岡を出発した。米どころの田んぼが拡がる。

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61.笹川流れ 村上付近
列車は粂川から村上に向けて疾走する。このあたりを笹川流れといい、Wikipediaによれば日本百景にも選定された新潟県下有数の海岸景勝地である。笹川流れの笹川とは集落名(1889年まで存在した「笹川村」、現・村上市笹川)で、この笹川より沖合いの岩場まで潮流が見られたことがその名の由来とされる。

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62.田んぼの風景
列車は坂町を出て、新発田へ向かう。あと、30分ちょっとで新潟だ。

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63.「いなほ8号」新潟着
12時57分に新潟に到着した。最後尾に回り込んで撮ったが、スマートな車体だった。

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64.上越新幹線「とき324号」
北陸新幹線に乗るために、新潟から上越新幹線で高崎まで"もどる"。各駅停車で1時間20分ほどだ。浦佐の駅のアクリル板の囲いを通して、上越の山々見える。多分八海山のあたりだろう。

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65.上越の山並み
浦佐を出た「とき324号」からは、左側の車窓に上越の山々と田んぼが眺められた。ここは「こしひかり」で有名な魚沼にも近い。

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66.群馬県との県境の山々
浦佐から越後湯沢に向けて走る。高層マンションが立ち並ぶ越後湯沢を出ると上毛高原駅へ向けて大清水トンネルに入る。1979年1月25日に貫通した。全長22,221mは、当時世界最長だったスイス連邦鉄道(SBB、スイス国鉄)のシンプロントンネル(19,823mおよび19,803m)を抜いて、世界一(1983年1月の青函トンネル貫通まで、山岳用としては2000年9月の東北新幹線岩手一戸トンネル貫通まで)となった。川端康成の「雪国」の冒頭にある「国境の長いトンネル」は在来線(上越線)の1922年(大正11年)に開通した清水トンネルだそうだ。

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67.「はくたか565号」
14時25分に高崎に着いた「とき324号」から、いよいよこのツアーのひとつの目玉でもある北陸新幹線に乗る。W7系というこの車両は日本の伝統文化を形作る和のエッセンスをちりばめたデザイン、カラーリングになっているという。車両のフロントガラスは、昔は直線のガラスだったが、空気抵抗や騒音をなくすため、今の曲面ガラスが使われるようになった。このW7系の先頭車両のフロントガラスは今までの新幹線とは違い、大きく厚いガラスの曲げ加工が施されている。作ったのは年々高速化してく新幹線のフロントガラスを20年以上手がけている、富山の"曲げガラスのパイオニア"新光硝子工業株式会社だそうだ。また、トイレはドアーを開けると便座のふたが上がる。洗面台は左側に石鹸、中央にお湯の出る蛇口、そして右側からは手をかざすと乾燥のための風が出てくる。急行「はまなす」の寝台車とは雲泥の差だ。

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68.黒部宇奈月温泉
間もなく黒部宇奈月温泉に到着する。北アルプスに連なる山々が見えてきた。宇奈月温泉は北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅から10km少々ある。車で15分くらいだそうだ。

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69.立山連峰
眼を前方に移すと立山連峰が近づいてくる。

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70.まもなく富山
富山着は16時25分。天気が良く、眺めが良い。空も景色のうちだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。
71.湖西線
終着駅の金沢に着いたのは16時48分、ここで16j時56分発の「サンダーバード38号」に乗り換えた。この日は日曜日、そして、いま最も人気のある観光地だ。駅の中はとても混んでいた。他のツアーもたくさん来ている。私たちのグループのあるご夫婦が、ほかのツアーの"旗"について行ってしまい「サンダーバード38号」に乗り遅れてしまった。添乗さんと上手く連絡が取れて、1時間後の次の「サンダーバード40号」に乗り、無事今夜の宿泊地岡山に着いた。添乗さんは少々残業になってしまった。私たちの乗った「サンダーバード38号」は湖西線経由で琵琶湖に沿って走る。時刻は夕方6時40分、暗くなってきた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/400秒 25mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。
72.琵琶湖を左に見ながら快走
「サンダーバード38号」は敦賀を出ると京都まで止まらない。スピードも速い。時速130kmは出ていると感じられる。ここは堅田あたりだろうか。あと20分ほどで京都だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 30mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。
73.新大阪着
「サンダーバード38号」は19時32分に新大阪に到着した。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 6mm ISO800 ) 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。
74.九州新幹線の車両
私たちのツアーは新大阪から岡山まで「ひかり481号」に乗る。その列車を待っていると向こう側のホームに九州新幹線のN700型の「みずほ611号」が出発を待っていた。明日私たちが乗るのは「さくら」だが、「みずほ611号」は新大阪を出ると、新神戸、岡山、広島、小倉。博多、熊本に停車し、鹿児島中央まで3時間43分でいく。東京から鹿児島中央まで行く「のぞみ」はない。東京から博多までで「のぞみ」で約5時間、その先博多から鹿児島中央まで、1時間20分足らずで行く。計6時間ちょっとで東京から鹿児島へ行ってしまうのだ。私たちの乗る「ひかり481号」は夜の9時11分に岡山に着いた。「ひかり」は「フルムーン夫婦グリーンパス」でグリーン車を利用できるようだ。それにしても長ーい1日であった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 6mm ISO800 ) 露出補正 -0.3
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2015年6月 2日

日本一周鉄道の旅 5月15日?19日 (2) 札幌?稚内?青森


 札幌のホテルで朝食をとったあと、出発までの時間、すぐ近くにある北大の構内を散歩した。残念ながらあまり時間がなくて、ポプラ並木までたどり着けなかったが、次に機会があれば、2時間くらい掛けてゆっくりと構内を散策してみたいと思うようなところだった。

 さて、2日目は日本の北の果てである宗谷岬まで行く。札幌からは「スーパー宗谷1号」で稚内まで、おおよそ5時間かかる。電化されていないのでディーゼル特急だ。加速するときのエンジンの音はなかなか小気味よい。

 稚内に到着してすぐ昼食となった。北市場という食堂で"たこシャブ"を食べたが、なかなか旨かった。この後はバスに乗り、宗谷岬へと観光をする。バスの出発まで少々時間があったので、駅前広場から500m位先に見えた北防波堤ドームまで、駆け足でいき、写真を撮ってきた。宗谷岬からの帰りに観光バスも停まってくれたのだが。
 稚内 16:49 発の「スーパー宗谷」でふたたび札幌へ向かう。この区間は同じ線を戻るしか手はない。

  この日はこれからが大変だった。札幌22時発の寝台急行「はまなす」に乗り、B寝台の車中泊である。この列車は津軽海峡線(青函トンネル)開通により廃止された青函連絡船の深夜便の代替として、1988年に運転が開始されたそうだ。寝台車に乗るのは何年振りだろうか?国鉄時代のスハネ14系客車だった。北海道向け改造がなされている。さすがに設備は古い。特にトイレは後で乗った北陸新幹線のトイレとは雲泥の差である。DD51の引く「はまなす」は夜中に青函トンネルを通過して、翌朝5時39分に青森に到着した。夕食は駅弁だった。こうして、このツアーの最大の難関であった車中泊をクリアすることができた。

日本最北端到着証明

15031_s01.jpg



18.北海道大学正門
ホテルの朝食を済ませ、出発まで40分ほど時間があったので、すぐ近くの北大へ行ってみた。正門はホテルから500m位だろうか、ごく近い。静かな朝の時間だった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/120秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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19.北大 古河記念講堂
1907年札幌農学校は東北帝国大学農科大学に改組され、この建物は古河家の寄付で1909年に建てられたそうだ。アメリカン・ヴィクトリアン様式という白い外壁と周囲の緑のコントラストが美しい建物に目を引かれた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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20.北大構内 案内標識
結局十分な時間がなくて古河記念講堂とクラーク像があるとこまでしか行けなかった。ポプラ並木やイチョウ並木まではそれぞれ500~600m位ありそうだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/100秒 18mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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21.北大構内 メイン・ストリート
これはそこから北側にある環状門へ通じる道を眺めた写真だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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22.ウィリアム・S・クラーク像
クラーク博士は、本名ウイリアム・スミス・クラークで、アメリカ? ?マサチューセッツ州立農科大学長の時、日本に招聘されて初代の札幌農学校の教頭に就任した?そうだ?。博士の遺した?「?青年よ大志を抱け?」?は、?余りにも有名である。?クラーク博士は日本には8ヶ月の滞在?だった?。意外と短いがこの間札幌農学校の基礎作りに大きな貢献を果たしたばかりでなく、北海道の開発にも多大の貢献を果た?したとされる。?

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 8mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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23.「スーパー宗谷1号」稚内行き
札幌発7時48分の「スーパー宗谷1号」に乗り込み、日本の最北端「宗谷岬」に向け出発する。これは261系気動車の先頭車だ。このキハ261系気動車は姉妹提携の関係にあるデンマーク国鉄とJR北海道の共同デザインという。車体に英語で傾きを意味する"Tilt"(active air suspension system)とあるとおり、「スーパー宗谷1号」のキハ261系では空気バネの圧力で車体を2度傾けて半径600m以上のカーブを通過させる車体傾斜制御装置を搭載している。?稚内到着は12時53分、5時間5分かかる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 5mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.車窓から見る風景
撮影時刻からすると岩見沢駅を出たころと思う。どんよりした重たそう曇り空だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/160秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.天塩中川駅
「スーパー宗谷1号」は名寄、音威子府と天塩川沿いに走り、天塩中川駅に停車した。風格のある駅舎だ。お年寄りがホームで煙草を吸っていた。車内の様子が窓ガラスに映りこんでしまった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.間もなく稚内に到着
車窓には平地なのに白樺の林が多く見られるようになった。北なのだ。ブレてしまったがお許しいただきたい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/250秒 8mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.稚内到着
「スーパー宗谷1号」は12時53分、定刻に稚内に到着した。ここは日本で最も北にある鉄道駅である(北緯45度24分44秒)。初代の稚内駅は、先ほど通ってきた、1922年(大正11年)に開業した現在の南稚内駅である。現・稚内駅である当時の稚内港駅まで鉄道路線が延伸されたのは、1928年(昭和3年)12月26日のことである。さらに稚内港の整備工事が進み、1936年(昭和11年)に北防波堤桟橋が竣工されたことから、1937年(昭和12年)からこの防波堤桟橋内へ約850mの線路の延長敷設工事が始められ、1938年(昭和13年)10月1日から防波堤桟橋内に稚内桟橋駅(わっかないさんばしえき)を設置し使用開始された。稚泊航路(樺太航路)は1945年(昭和20年)8月に運航停止となり、稚内桟橋駅も実質的に廃止された。(Wikipedia参照)

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/200秒 6mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.北防波堤ドーム -1
稚内到着後、北市場という食堂で、稚内名物という「たこシャブ」で昼食になった。昼食後は観光バスで宗谷岬を観光するが、バスの出発時間まで少し時間があったので、そこから見えた北防波堤ドームへ小走りで行ってみた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 8mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.北防波堤ドーム -2
北防波堤ドームは北海道と樺太を結ぶ鉄道連絡船(稚泊連絡船)の桟橋など港湾施設の保護および、桟橋を利用する乗客の便宜のために作られた。1931年(昭和6年)から5年間をかけて建設されたそうだ。古代ギリシア建築を彷彿とさせる70本の円柱が連なる半アーチ型のドームは古代ローマ建築を思わせる世界的にも類のない構造物として北海道遺産となっている。現在はその役目を終えたが港のシンボルである。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 8mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.北防波堤ドーム -3
高さ約14メートル、長さ427メートルという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 24mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
31.北防波堤ドーム -4
海側を眺めるとこのようになっている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1000秒 5mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
32.稚内港
かって稚内桟橋駅があった北防波堤ドームの前に拡がる稚内港には船体にHeart Land Ferryと書かれた船が停泊していた。離島およびサハリンのコルサコフ港へのフェリーが運航されている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 108mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
33.宗谷丘陵
我々が乗った観光バスのガイド嬢はとても愉快な人だった。車内に笑いが絶えない。バスは宗谷岬に行く途中、宗谷丘陵というところを走る。57基の発電用風車が立ち並ぶ。宗谷丘陵は約1万年前まで続いた氷河期に形成されたという。モコモコとして、なだらかな波のような地形だった。雄大な起伏が続く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/125秒 32mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
34.エゾジカ
宗谷丘陵が終わりになり、もうすぐ宗谷岬というあたりで、エゾジカを見かけた。バスは停まってくれた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 81mm ISO110 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.宗谷岬 日本最北端の地
バスは旧海軍望楼や戦没者慰霊碑・平和の碑、また1983年9月に起きたサハリン沖の大韓航空機撃墜事件の遭難者の慰霊と恒久平和の願いを込めて2年後に建立された祈りの塔がある宗谷岬公園の高台から、日本最北端の地の碑がある宗谷岬へと降りていく。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/400秒 12mm ISO110 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
36.日本最北端の地の碑
宗谷岬の先端、北緯45度31分22秒の"日本最北端の地"を標す記念碑。北極星の一稜をモチーフに、中央には北を示す「N」、台座の円形は「平和と協調」を表しているという。海に向かってこの地に立つと、天気が良ければ正面に43km先のサハリンの島影が浮かび上がり、日本の最北端であることを実感できるそうだが、あいにくこの日は曇っていた。東経は141度56分11秒。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1000秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.間宮林蔵出航の碑
間宮林蔵の立像は日本最北端の地の碑の近くにあるが、帰路、宗谷岬から稚内方向へ西に3kmほど国道238号線を走ると、海岸沿いに間宮林蔵渡樺出航の地碑があった。間宮林蔵は1799年に函館で出会った伊能忠敬から測量技術を学び、1803年から蝦夷と南千島の測量を行ったそうだ。ロシアの南下政策に驚いた幕府は1808年に間宮林蔵と松田伝十郎を樺太の調査に向かわせたという。流氷は去ったものの、なお酷しい寒気と荒波の宗谷海峡をのりこえて人情、風俗の異なる樺太に渡り東海岸を調べたとのこと。この年、林蔵は再び樺太に渡りトンナイで越冬、翌1809年春、西海岸を北上し樺太北端のナニオーまで踏査して樺太は大陸と海峡をへだてた島であることを確認したと伝えられている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/200秒 17mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.稚内空港
バスは稚内市内へ戻る途中、空港のそばを通った。飛行機は1機も見当たらない。稚内-札幌間を全日空がDHC-8で1日2便運行している。また、稚内-羽田間も全日空がB767とA320で1日2便飛ばしているようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.稚泊航路記念碑
バスは北防波堤ドームまで戻ってきた。北防波堤ドームの中央付近に稚泊航路記念碑というのがあった。先ほど、バス出発前に来たときは、時間が心配だったのでここまでは来ていない。大正12年、鉄道省により稚内-大泊(サハリン)間に連絡航路が開設された。以後終戦の昭和20年8月に閉鎖されるまでの22年間の業績を讃えるため、昭和45年11月に建立された記念碑だそうだ。稚泊連絡航路22年の歴史の中で行き来した乗客は284万人にものぼるという。( 稚内観光情報を参照 )

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/800秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
40.日本最北端線路の碑
昭和3年に現JR稚内駅が開業した頃は、線路は現在よりも北側にあった。平成23年4月に新駅舎開業に伴い、線路の車止めは現在のところになったが、駅前広場に昭和3年当時の、現在よりも北側にあった線路の車止めレールをJR北海道から寄贈を受けて、最北端の線路のモニュメントとして、ここに設置された。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/640秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
41.ロシア語が併記された標識
これは駅近くで撮った道路案内標識の写真だが、宗谷岬から戻ってくるときに通った稚内の市内では、道路案内標識の地名にすべてロシア語が併記されていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/200秒 39mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
42.稚内駅のホーム
16時49分発の「スーパー宗谷4号」で札幌に戻る。この区間は来た線を戻る他手がない。明後日に到達するJR最南端の駅「西大山」(枕崎の少し手前)まで約3,000kmある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
43.最北端の線路の車止め
これは27の写真と同じく現在の最北端の線路の車止めだ。駅構内にさらに北に伸びていた線路の跡が示されている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
44.急行「はまなす」 寝台車内(通路)
「スーパー宗谷4号」は21時55分に札幌駅に着いた。札幌で5分間の待ち合わせで出発する「急行はまなす」にあわただしく乗り込む。添乗さんは乗ってきた「スーパー宗谷4号」の到着が遅れはしないかと心配していた。無事、2段式のB寝台に落ち着く。一つの区画に2段ベッドが2組ある。私たちは友人夫婦と同じ区画だったが、知らないご夫婦同士の「同室」はお互い気を使うことだろう。この列車の終点青森には明日の朝5時39分に到着予定だ。夕食は駅弁で、「スーパー宗谷4号」の車内で済ませたので、あとは寝るばかり。寝台車には寝間着として浴衣が供えられていたが、着替えないでそのままベッドに横になって、知らぬうちに眠ってしまった。少し揺れるが、リズミカルな車輪の音が子守唄だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。


2015年5月29日

日本一周鉄道の旅 5月15日?19日 (1) 新横浜?札幌


 2月の終わりに、年に1?2回、一緒に旅行に出かけるご夫婦から、或る旅行社が企画する「日本一周鉄道の旅 4泊5日」というツアーに行かないかとお誘いを受けた。これは面白いと思い、二つ返事でご一緒することにした。夫婦限定のツアーで、JRのフルムーン・パスを利用する。

  ありがたいことに出発は新横浜駅集合だった。自宅からタクシーでもそれほど遠くない、この時間帯にはタクシーがほとんど走っていないことは承知していたので、前日、タクシー会社に電話をして、朝6時に自宅前に来てもらったが正解だった。
 集合時間は6時45分だったが、6時20分くらいに新横浜駅に着いてしまった。お世話になる添乗員さんはもう来られていた。このツアーの参加者は13組の夫婦で計26名だそうだ。ご一緒する友人夫妻とも合流した。

 4泊5日のコースはおおよそ次のとおりである。14線、18本の列車に乗る。
 5月15日 新横浜(こだま)→東京(東北新幹線はやぶさ)→新青森(スーパー白鳥)→函館(スーパー北斗)→札幌 札幌泊
 5月16日 札幌(スーパー宗谷)→稚内 宗谷丘陵、宗谷岬などバス観光 稚内(スーパー宗谷)→札幌(急行はまなす) B寝台車中泊 
 5月17日 (急行はまなす)→青森(つがる)→新潟(上越新幹線とき)→高崎(北陸新幹線はくたか)→金沢(サンダーバード)→新大阪(ひかり)→岡山 岡山泊
 5月18日 岡山(九州新幹線さくら)→鹿児島中央(指宿枕崎線)→西大山(指宿枕崎線)→指宿 指宿温泉泊
 5月19日 バス観光(長崎鼻、城山桜島展望台観光)→鹿児島中央(九州新幹線さくら)→新大阪(ひかり)→新横浜

 さて、第1日目、東北新幹線の鼻の長い新型車両で一路新青森へ向かう。車窓から写真を撮ろうとするが、この「はやぶさ」は速すぎる。車内で駅弁が配られた。新青森到着は午前11時、乗り継ぐ列車の発車時刻まで1時間半ほどあったので、駅の外に出て、その駅弁を食べた。駅前にあるのはタクシー乗り場だけだった。
 新青森から乗ったのは「スーパー白鳥」という在来線特急だった。これで青函トンネルを潜る。このスーパー白鳥は電車だったが、函館から乗った「スーパー北斗」は振り子式のディーゼル特急で、それがとてもよく揺れるので、速く感じる。
  この日は札幌泊まり。ホテルに落ち着いたのは夜7時を過ぎていたが、せっかく札幌に来たのだからすすきのへ行ってみようと、出かけることにした。ホテルのフロントで"くつろげる居酒屋"を教えていただき、ものは試しで地下鉄に乗ってすすきのへ行く。教えてもらった店は地下鉄の駅を出てすぐ近くだった。貝の刺身がとても旨かった。

1.フルムーンパス
フルムーンと言えば、国鉄時代の上原謙と高峰三枝子のTVコマーシャルを思い出す。一躍、法師温泉が有名になった「フルムーン夫婦グリーンパス」のコマーシャルだった。今回のツアーはこの「フルムーン夫婦グリーンパス」を利用することになるが、全線グリーン車を利用できるわけではない。しかしながら、まず新横浜-東京間の「こだま」はグリーン車が用意されていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/60秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
2.「はやぶさ3号」
東京駅7時36分発の「はやぶさ 3号」に乗り込む。我々が乗るのは普通車だった。「フルムーン夫婦グリーンパス」といえどもすべての列車でそのままグリーン車を利用できるわけではないようだ。にわか「撮り鉄」になり、先頭車両、実は最後尾の車両の写真を撮る。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
3.黒磯付近
東北新幹線の営業運転は時速320kmだ。速い。車窓から外の景色を撮ろうとするが、目の前を電柱やら茂みがさっと通り過ぎる。これは黒磯付近を通過中に那須連峰を撮った写真だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
4.会津磐梯山
「はやぶさ3号」は大宮を出ると次の停車は仙台だ。郡山、福島付近を通過中に左手に磐梯山が見えてくる。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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5.一ノ関付近
仙台発9時12分。この写真を撮ったのが9時28分という記録が残っているので、くりこまか一ノ関のあたりだと思う。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
6.新青森駅
11時に現在の東北新幹線の終点である新青森に到着した。東京から3時間40分である。C62が牽く「はつかり」の時代と雲泥の差だ。新青森駅の駅舎は立派だが、周囲は何もない。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
7.「スーパー白鳥」 先頭車785系
これから乗車する「スー>パー白鳥11号」函館行が新青森駅に停車中だった。この電車で青函トンネルを潜る。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
8.「スーパー白鳥」 789系
先頭車の次に連結されていた789系車両。HEATの文字が見られるがこれは「Hokkaido Express Advanced Train」の略だそうだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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9.懐かしい車両
この車両はとても懐かしい。昭和39年に東海道新幹線が開業し、新大阪から先の幹線をはじめとして昼夜兼行で使用可能な寝台兼用電車としてこの583系が登場した。新婚旅行でも、広島への出張でもこの車両に乗った覚えがある。初めての本格的な寝台電車であった。1967年に登場したこの形式をここで見られるとは思わなかった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 10mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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10.青函トンネル通過時刻予定表
「スーパー白鳥11号」に乗り込むtと前の座席の背もたれに青函トンネル通過時刻予定表が張られていた。これによるとこの列車は13時45分にトンネルの本州側入り口から青函トンネルに入り、13分後にトンネル最深部に到達、14時12分に抜ける。青函トンネル通過所要時間は27分である。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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11.蟹田付近
「スーパー白鳥11号」は青森から陸奥湾に沿って走る。本州側の蟹田に着く少し手前の海。これから青函トンネルに入る。函館着は14時58分だった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 14mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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12.函館駅出発前の「スーパー北斗11号」
次に乗る在来線特急列車は函館から札幌まで「スーパー北斗11号」だ。発車前に先頭に回り込んで撮る。この列車は振り子型の気動車281系で運行される。ところが、この列車は凄く揺れる。通路を歩くと座っている人にぶつかってしまいそうになる。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 11mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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13.森と八雲の間
「スーパー北斗11号」は風光明媚な大沼を抜けて、森駅に到着する。次は八雲だ。もう40年以上も前のことになるが、北海道を友人の車で旅行していた折り、東京での勤務を終えて郷里の八雲に帰られた小児科のドクターを訪ねたことを思いだす。お土産に夕張メロンをいただいたのを覚えている。右手に内浦湾が見えるがどんよりと曇っている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 11mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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14.間もなく苫小牧
登別を出た列車は次は苫小牧に停車する。時刻は夕方の5時45分ごろ。曇っていて窓の外は暗くなってきた。シャッター・スピートは遅くなり景色が流れる。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/15秒 21mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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15.札幌駅北側
「スーパー北斗11号」は18時43分に札幌に着いた。ホテルはすすきのや大通公園とは反対側になる北側だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/20秒 14mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
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16.すすきのの賑わい
今晩の夕食は各自自由にということだった。折角、札幌に泊まるのだから、すすきのに出てみることにした。ホテルのフロントで教えてくれた「居酒屋」で食べたつぶ貝の刺身が甘くてとても旨かった。ビールは北海道限定の SAPPORO CLASSIC 。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
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17.竹鶴の大きな広告
NHKの朝のTVドラマ「マッサン」ですっかり有名になったウィスキーの大きな広告版が誇らしげだった。この竹鶴というウィスキーの17年物はウィスキーの国際的コンテストであるワールド・ウィスキー・アワードで世界最高賞を受賞したという報道がされた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/100秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
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2015年4月 6日

舞岡公園 春 花と蝶 3月27日


 3月27日、この日は20℃近くまで気温が上がるという。今年も花粉症に悩まされているが、春の蝶を見に舞岡公園へ行く。

 予報通り暖かかった。公園を散歩する人たちも多い。サクラにはまだちょっと早いが、まだ、枯葉や枯草が多いところに美しい花が咲いていた。特に、ナノハナ、レンギョウ、サンシュユ、マンサク、それにヒイラギナンテンといった黄色い花が生き生きとしている。

  一方、蝶はウラギンシジミやキタテハといった昨年成虫となって冬を生き抜いてきた蝶たちや、モンシロチョウ、ベニシジミといった今年成虫となった蝶が飛び始めていた。

  汗ばむような暖かさだったが、午後になって風が出てきたので、駐車場へ戻る。若いお母さん達が小さな子供さんを連れて、やがてサクラが咲く広場でお弁当を食べていた。

1.キフジの花
キブシともいうそうだ。キブシは漢字で木五倍子と書き、五倍子は薬用や染料用として使われる。キブシの種子はこの五倍子の代用になる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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2.アセビ
先日、石垣島のバンナ公園で絶滅危惧種と言われるリュウキュウアセビを見てきた。リュウキュウアセビはこのアセビの変種とも言われるが、見た目で違いが分からない。アセビにもいろいろな蝶が吸蜜にくる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 62mm ISO200 ) 露出補正 なし
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3.コブシ
漢字では辛夷と書くモクレン科の花。青空に映える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
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4.コブシの花
コブシの花は遠くから眺めることが多いが、近くで見る花の形は趣が異なる。つぼみが開く直前の形が子供のにぎりこぶしに似ているところからこの名前になったという説があるらしい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.ウラギンシジミ♀
冬を越したウラギンシウジミの♀が飛んできた。あまり破損していない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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6.キタテハ -1
このキタテハも越冬蝶だ。今日のように暖かい日には元気よく飛び回る。背景が保護色になっていて、飛び出して初めて気づくことが多い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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7.サンシュユ
漢字で山茱萸と書く。中国及び朝鮮半島が原産だそうだ。江戸時代享保年間に朝鮮経由で漢種の種子が日本に持ち込まれ、薬用植物として栽培されるようになったという。この時期、マンサクとか、レンギョウとか、トサミズキといった小さな木に咲く黄色い花が鮮やかだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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8.サンシュユの木
ミズキ科だそうだ。傍に行って花を見ないとサンシュユと解らない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 40mm ISO200 ) 露出補正 なし
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9.シダレザクラ
小谷戸の里に入る門の傍にシダレザクラの木がある。いっぱい蕾を付けていてかわいい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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10.赤と白のボケ
ボケは毎年、2月から3月に掛けて、ここ舞岡公園や、保土ヶ谷公園で目を楽しませてくれる。漢字で木瓜と書くバラ科の花。果実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものが「ぼけ」に転訛したとも言われている。ライブ・ビューで広角側で撮った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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11.キタキチョウ
落ち着きがなくなかなか止まってくれないので、良い構図で撮る余裕がない。やっと、タチスボスミレの一輪に止まってくれたが。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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12.ウグイスカズラ
高さ3m位の木に小さなピンクの花を付ける。鶯が鳴くころに花が咲く。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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13.マンサク
サンシュユと木の高さが似ているので、傍に行かないと区別がつかない。えんじ色が混じった、ねじれた黄色い毛糸のリボンのような花を枝いっぱいにつけている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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14.深紅のボケ
ピンク、白、そして赤い花も咲くバラ科の花だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
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15.ミツマタの花
沈丁花(ジンチョウゲ)と同じように花には花弁がなく、花弁のように見えるのは萼片だそうだ。 花はボンボンのように密集しているが、よく見ると4枚の萼片を持つ花の集まりである。漢字で三椏と書く。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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16.柳が芽吹く
いつも多くの愛鳥フォトグラファーが三脚を立てている宮田池の傍に立つ数本の柳の木が一斉に芽吹き、緑鮮やかになった。この柳でコムラサキが・・・。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
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17.菜の花とハナアブ
舞岡公園には菜の花が少ない。これは古民家の庭に咲く菜の花だが、数本しかない。ナノハナはモンシロチョウをはじめ、蝶を呼んでくれるのだが。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
18.満開のミツマタ
15.の写真は白い花のように見えたが、このミツマタは黄色い花に見える。花はどちらも黄色なのだが、こちらのミツマタは満開で白い萼片より、黄色い花の部分が大きくなり、より黄色に見える。ミツマタの樹皮には強い繊維があり、和紙の原料になる。しわになりにくく高級で、また虫害も少ないので、1万円札などの紙幣や証紙など重要な書類に使われる。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
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19.キタテハ -2
枯葉が落ちた路上に良く止まっている。保護色になっていて、踏み込んで飛び出して初めて「あっ!いた」と気が付くことが多い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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20.キタテハ -3
上から押さえつけて撮っては絵にならない。ローアングルで撮った。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
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21.ベニシジミ
ベニシジミももう生まれてきている。蝶にも春が始まった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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22.ヒメアカタテハ
越冬したヒメアカタテハだろう。写真を撮りにくいところに止まってくれた。位置を変えてくれるかとしばらく待ったが、飛んで行ってしまった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
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23.ホトケノザ
漢字では「仏の座」と書く。名の由来は、花の下にある葉が茎を包み込むようになっているのを仏の蓮華座に見立てたものであるという。オドリコソウの仲間だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
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24.モンシロチョウ
この日はたくさんのモンシロチョウを見た。しかし意外と撮れない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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25.キタテハ -4
冬を越したキタテハ秋型は、この日たくさん飛んでいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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26.ヒイラギナンテン
柊南天と書く。鮮やかな黄色の花を咲かせていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
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27.レンギョウ
連翹と書く。連翹は漢名であり、和名はそれを音読みしたもの。Wikipediaによれば、漢方医学では「連翹」と呼ばれ、解熱剤、消炎剤、利尿剤、排膿剤、腫瘍・皮膚病などの鎮痛薬として用いる。成分にトリテルペン、モノテルペングリコシド、リグナンを含み、強い抗菌作用があるとのこと。レンギョウの植え込みは黄色い絨毯のように花が咲く。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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28.桜の下で
この日、桜はまだ少ししか咲いていなかった。小さなお子さんを乳母車に乗せたお母さんたちが、桜の木の下で団らんの時間を楽しんでいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 62mm ISO200 ) 露出補正 なし
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2015年3月25日

一人旅 石垣島・竹富島そして那覇 3月9日?12日 (4) 3月12日 末吉公園と首里城


 3月12日、旅も最後の日となった。今朝も曇りで寒い。10℃そこそこしかないのではなかろうか。朝食を終え、ちょっと外を歩いてみる。沖縄県庁、那覇市役所がすぐそばにある。朝の国際通りは車の通りは多いが、さすがに人は少ない。
  チェックアウトをして、飛行機の時間まで大きな荷物を預け、ホテルを出た。今日はゆいレールで行ける末吉公園と首里城を散策する。ゆいレールの県庁前駅へ行き、首里行に乗って、市民病院前で降りた。

  市民病院前から首里方面に歩くと左側に末吉公園の入り口がある。この公園は、那覇で半日、蝶の写真を撮るのに適したところなのだ。10年前にも来た。ところが今日は全く蝶の姿を見なかった。山の上にある末吉宮へ行ってみることにしたが、公園の中には何も案内がなく、散歩をしている地元のかたに聞きながら石畳の坂を上がっていった。今日は寒いくらいだからよいが暑かったら汗だくになっていたことだろう。
 再び市民病院前まで戻り、ゆいレールに乗って首里まで行く。首里駅から首里城までは歩いて15分くらいの距離がある。ゆいレールの駅にはバスがあるようなことが書かれていたが、そのバスがいつ来るのかよくわからない。しばらく待っていたが、歩くことにした。
  歓会門から首里城に入り、時間をかけ観て回った。ただ、世界遺産の玉陵を見落としてしまったのがとても残念だ。

 ごご1時半ごろ、首里城公園のレストランで食事をし、1時間ほどゆっくり休み、ホテルに戻って、荷物を受け取って、那覇空港までゆいレールでたどり着いた。少々疲れた一日だった。帰りの16:50発のJAL920便が約20分遅れて那覇空港を離陸したときは、既に眠ってしまっていた。
  蝶の写真撮影を目的とした3泊4日の石垣島・竹富島そして那覇の旅は、あいにくの天候となり、残念な結果になってしまった。また行くことができるなら、10月の終わりか11月の初めにしよう。

1.沖縄県庁舎
黒川紀章さんの設計により、1990年に竣工した。地上14階、地下2階の堂々たる構えである。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 11mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
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2.那覇市役所
県庁の隣には那覇市役所がある。これも立派な建物だ。那覇は1945年6月に米軍により占拠され、市役所機能は停止したが、その年の11月に坪谷の民家に市役所事務所が設けられたという。1966年には首里に市庁舎が完成。さらに老朽化により、新庁舎が計画され、2012年に竣工した。地上12階、地下2階。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
3.朝の国際通り
昨夜の賑わいはどこへやら。車は多いが歩く人は少ない。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
4.末吉宮
チェックアウトしてゆいレールに乗り、市立病院前で降りた。ゆいレールの下を首里方面に10分ほど歩くと末吉公園の入り口があった。もちろん観光客などいやしない。公園に入ったところから川が流れる谷を挟んで向こう側の山の上に末吉宮が見える。琉球八社の一つで、第6代琉球国王尚泰久(しょうたいきゅう、1415年?1460年)の時代に熊野権現を勧請して創建されたという。社殿は戦前まで国宝の指定を受けていたが、戦災により焼失し、その後再建されたものだそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 ?1?07mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
5.ラッパバナ
末吉宮を目指して歩いていると、大きな黄色い花が何輪も咲いていた丈も3m位ある。この花は昨年、3月に南房パラダイスの温室で見たのを思い出した。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/450秒 ?71mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
6.やっと見付けた末吉宮の入り口
散歩をしている地元のかたに聞きつつ、やっとここに出た。ここから急な石畳の坂道を上がれば末吉宮に行きつく。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/58秒 ?10mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
7.急な石畳の階段
急だった。しかもでこぼこしている。ぬれているので滑りやすい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/125秒 ?8mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
8.末広宮 拝殿
やっと拝殿下に上りついた。賽銭箱のあるところまでは石段を上ることができるが、それ以上上がって拝殿を拝むには社務所で許可を得ることが必要なようだ。拝殿の後ろにある本殿は拝殿の下から仰ぎ見ないと見えない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/800秒 ?7mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.思い出のハイビスカス
末吉公園の中ほどに咲いているこのハイビスカスには思い出がある。10年前に来たときに、あこがれのツマベニチョウがこのハイビスカスを訪れていた。急いで近づいたが、花を離れる瞬間しか撮ることができなかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/320秒 ?29mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
10.ゆいレール 市民病院前駅
さて、首里城へ行こう。末吉公園を出て、左へ行くと同じくらいの距離で儀保駅もあるが上り坂である。市民病院前へ戻ることにした。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/250秒 ?51mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
11.首里駅から首里城へ
ゆいレールの終点、首里駅に降りた。改札口には「首里城までバスが便利」などとと書かれているが、どこからバスが出るのか、いつ来るのかわからない。1台のミニバスが止まったので首里城へ行くのかきいたところ、AEONのショッピングセンターへ行くシャトルバスだった。仕方なく歩くことにする。首里城の石垣の外を上っていき、15分ほどで入口の歓会門に着いた。写真は裏側から歓会門を眺めたところ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/480秒 ?41mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.円覚寺総門
歓会門の方向と反対側の下がったところに、門が見える。龍潭通りという道を下っていくと右側に円覚寺総門があった。円覚寺は王族(第二尚氏)の菩提寺で、1949年に鎌倉の円覚寺を模して建立された。総門裏(この写真の裏側)に国指定重要文化財の放生橋があり、まだ何か復元工事中のようであった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/280秒 ?8mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
13.円鑑池と弁財天堂
龍潭通りの円覚寺総門の反対側に円鑑池という池があり、弁財天堂があった。俯瞰する眺めが良い。1502年に朝鮮王から贈られた方冊経蔵を収納するために建立されたが、1609年薩摩軍による戦火で焼失、その後1629年、円覚寺の弁財天を移して弁財天堂とした。橋は天女橋という。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/160秒 ?8mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.何だこいつは
カモのようでもあり、アヒルのようでもある。顔が2つ重なったような恐ろしルックスだ。ネットで調べてみたら、この鳥は「バリケン」という鳥なんだそうだ。もともと南米原産の「野バリケン」という野生のカモの一種を家畜化したもので、タイワンアヒル、フランス鴨と呼ばれるもの。食用で導入されたが、食用として定着することなく野生化したみたいだという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 ?99mm ISO200 ) 露出補正 なし
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15.第32軍司令部壕
第二次世界大戦末期、1944年(昭和19年)3月15日に編成された第32軍は、沖縄本島に司令部を置き奄美群島から先島諸島をその守備範囲として連合国軍の上陸に備えた。司令部壕は、首里城の地下を南北に横断するように掘られており、全長1キ口から2キロの壕に、1000人以上の兵士がいたという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/27秒 ?12mm ISO400 ) 露出補正 なし
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16.世界遺産 園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)
国王が各地を巡行する旅に出る際、道中の安泰をこの石門前で祈願したといわれる。園比屋武御嶽石門は、1519年に第二尚氏の王統第3代王の尚真のときに造られた。園比屋武御嶽石門は1972年にあらためて国の重要文化財に指定され、2000年11月首里城跡などとともに、琉球王国のグスク及び関連遺産群としてユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録された。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/480秒 ?5mm ISO400 ) 露出補正 なし
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17.守礼門 裏側から
園比屋武御嶽石門に向かって左の方に守礼門が見えた。見えているのは守礼門の裏側である。守礼門は日本城郭でいう首里城の大手門に値する。柱は4本で二重の屋根を持ち、赤い本瓦を用いている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/950秒 ?15mm ISO400 ) 露出補正 なし
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18.守礼門 正面
尚清王時代(1527年~1555年)に創建された。扁額の「守禮之邦」とは、「琉球は礼節を重んじる国である」という意味だそうだ。第二尚氏王朝の時代、中国からの冊封使が琉球に来た際には、国王以下の高官らが守礼門まで出迎え三跪九叩頭の礼をとっていた。沖縄戦で焼失したが、1958年に再建され、1972年には沖縄県指定有形文化財となった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/900秒 ?7mm ISO400 ) 露出補正 なし
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19.歓会門
首里城の正門である。中国皇帝の使者である冊封使など、訪れる人への歓迎の意を込めて名前が付けられたとのこと。第二尚氏統第3代尚真王の時に造られたと言われ、第二次世界大戦で焼失してしまったが1974年に復元された。石積みの城門の上に木造の櫓が組まれたもので、朱に塗られていない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/240秒 ?7mm ISO100 ) 露出補正 なし
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20.日影台
歓会門を通り、立派なめでたい泉という意味の瑞泉門、櫓の中の水時計で時刻を図ったことで名付けられた漏刻門を抜けて広福門へ上がる左側に日影台があった。1739年から使われ始めたといわれ、1879年の廃藩置県まで王国の時を刻み続けたという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/240秒 ?7mm ISO100 ) 露出補正 なし
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21.奉神門
正殿の前の「御庭」に続く最後の門である。3っの入り口があり、中央の門は国王や身分の高い人だけが通れるもんだったそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/680秒 ?8mm ISO400 ) 露出補正 なし
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22.奉神門のシーサー 阿
奉神門の石段に上がる両側にシーサーがある。シーサーは阿吽になっていて、こちらは向かって左側の「阿」。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/220秒 ?8mm ISO200 ) 露出補正 なし
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23.奉神門のシーサー 吽
こちらは向かって右側の「吽」のシーサー。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/200秒 ?8mm ISO200 ) 露出補正 なし
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24.首里城 正殿
奉神門を入ると「御庭」があり、その向こうに堂々とした正殿がある。約500年にわたり琉球国王の居城として政治、経済、文化の中心であった。正殿の壁などの彩色塗装には、桐油が塗られている。下地の一部は漆だそうだ。10年前に来たときは人が多く、正殿の前の「御庭」に誰もいない状態で写真を撮ることなどできなかったが、今日はなぜか空いていた。正面石段の両脇に大龍柱も見える。この大龍も阿吽になっている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/900秒 ?7mm ISO400 ) 露出補正 なし
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25.御差床(うさすか)
外から正殿を見た後、靴を脱いで正殿に続く南殿に上がる。南殿は撮影禁止になっていたが、正殿に入ると撮影できた。御差床とは国王が座る玉座のこと。御差床背後の障子戸を開くと、奥に国王専用の階段(おちょくい)がある。国王はその階段を使って2階から御差床に出御した。御差床左右の柱には龍が描かれ、そのまわりには雲が配色されている。なお、国王の椅子については、1477年?1526年まで在位した尚真王の御後絵(肖像画)をもとに再現したものだそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/15秒 ?5mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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26.首里城 遺構
戦争や戦後の琉球大学設置により破壊しつくされた首里城の遺構であるが、わずかな遺構を確認できるところがあった。世界遺産は再建された建物ではなく地下に眠るこの遺構なのだ。石垣は450年前から残る貴重なもので、復元された正殿はこの遺構を守るためにかさ上げした上に建てられているそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/15秒 ?6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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27.朝拝御規式(正月儀式)の模型
正殿を見たあと、一旦外に出て北殿に上がる。ここには、正殿や御庭で行われた朝拝御規式(正月儀式)や冊封儀式(国王の任命儀式)の模型が展示されていた。朝拝御規式は琉球王国時代、元旦に首里城で執り行われた正月儀式 だそうだ。 国王をはじめ琉球の役人が御庭に整列し、 中国風の厳粛で壮大な儀式を執り行われたという。今年も正月三が日の間、朝拝御規式を再現した催しが行われたそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/18秒 ?8mm ISO400 ) 露出補正 なし
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28.野鳥
首里城公園にはこの野鳥が多くいた。少し小型だがシロハラのように見える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/160秒 ?79mm ISO100 ) 露出補正 なし
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29.西のアザナ
首里城の石垣の上にあった西のアザナなという展望台からは那覇の市内、そして慶良間諸島が見渡せた。「アザナ」とは、遠くを見渡すために設けられた物見台のこと。標高約130mだそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/850秒 ?51mm ISO100 ) 露出補正 なし
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30.番所
私はここから首里場外へ出たが、首里城見学コースの入り口である木曳門の手前に番所があった。若い男女の観光客が琉球の官僚の衣装を着た守衛さんと、棒の先に付けたカメラで自分撮りをしていた。木曳門は王朝時代首里城の建物の建設や修理、石積修復工事の資材搬入時に使用され普段は石を詰めて閉じられていたという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/120秒 ?44mm ISO400 ) 露出補正 なし
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31.沖縄県立芸術大学のシーサー
さて、そろそろ帰路に就くことにした。ゆいレールの首里駅に向かって歩く。帰りは龍潭通りを通って広い道に出た。通り道の沖縄県立芸術大学の門にシーサーがいたが、さすが芸術大学のシーサーは一味違う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/1000秒 ?5mm ISO400 ) 露出補正 なし
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32.ゆいレール首里駅
モノレールだから当然かも知れないが、ゆいレールの駅はすべて高架上にある。現役で仕事をしていた時代に何回か訪ねた琉球大学病院が懐かしかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/800秒 ?10mm ISO400 ) 露出補正 なし
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33.ゆいレール
ゆいレールは首里駅で折り返しになる。駅のホームには誰もいなかった。観光客もあまり利用しないようだ。今回、ゆいレールにはお世話になったので、記念のポートレートを撮っておいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/240秒 ?6mm ISO200 ) 露出補正 なし
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34.那覇空港 全日空機
那覇空港にポケモンのラッピングがされたANAのB777-300が止まっていた。那覇→羽田はJALが12便、ANAが11便、SKYが6便の計29便が飛んでいる。凄い。私は出発が20分ほど遅れたJALの920便 16:50発に乗り、無事羽田に戻ってきた。気温が低く、蝶の写真撮影は思うに任せなかったが、充実した3泊4日の一人旅を楽しむことができたのは幸いであった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 21mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
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2015年3月22日

一人旅 石垣島・竹富島そして那覇 3月9日?12日 (3) 3月11日 石垣島から那覇へ


  3日目の3月11日は石垣島でレンタカーを予約していた。今日も曇りで気温は低くく、蝶は期待できないが、川平湾を見て、バンナ公園、嵩田植物園へ行こうと思う。
 昨日、レンタカー屋さんへ電話したら、離島フェリーターミナルまで迎えに来てくれるという。朝9時に約束した。ホテルをチェック・アウトして、離島フェリーターミナルで待っていると、レンタカー屋さんの車がやってきた。私以外にもう一人お客さんがいて一緒に市内の営業所へ行く。NISSAN車を借りて出発、?返却?は空港だ。

 天気が悪く、輝く海は見られないだろうが、まずは石垣島で一番風光明媚なところと言われる川平湾へ向かう。途中で、たまたまバンナ公園南口入口を通った。それならば先に寄って行こうと駐車場に車を入れる。広いバンナ公園の中を南口から北口へ走っているバンナ・スカイラインというのがあり、途中に展望台がある。北口の近くには「昆虫館」もあるというので寄ってみたい。
 「昆虫館」では、日本麟翅学会にも席を置かれるYさんとおっしゃる方がおられ、いろいろと話をさせていただくことができ、楽しい時間を過ごせた。近くにリュウキュウアセビが開花していた。ミカドアゲハには会えなかったが、アオスジアゲハがリュウキュウアセビの花で吸蜜しているのを撮ることができた。

 「昆虫館」を出て、カーナビに指示を仰ぎながら、川平湾に着いた。浜に下りて海辺を歩いたあと、川平観音堂の方へ上がった。車にもどり、次の目的地である嵩田植物園を目指す。入り口の案内板を見つけたのは良いが、なんと火曜日、水曜日は定休日とのこと。残念だった。それでは、前々日に案内していただいた親水広場に寄って行こうと、名蔵ダムの方へ進み目的地を探したが、見つけられなかった。付近を少し歩き回ってみたが、リュウキュウヒメジャノメしか出てこない。嵩田植物園で昼食にしようと思っていたので、腹が減ってきた。新石垣空港で食事をしようと走り出す。レンタカーを借りた営業所で?指示?された通り、空港近くのガソリンスタンドで満タンにして車を返した。近くだが空港まではバンで送ってくれた。

?  ?新石垣空港を16:10に出るJTA618便で那覇へ。那覇空港からはモノレール(ゆいレール)に乗り、今夜の宿がある県庁前まで行く。ゆいレールは明日も使うので24時間有効の切符を700円で購入した。ホテルは国際通りの入り口にあり、ゆレールの駅にも近く、とても便利なところにある。一休みして、暗くなり始めた国際通りへ出かけた。夕食はSAM'S の店でオリオンビールの生と、ステーキだ。野菜もたっぷり食べられた。

1.石垣島とマラリア
バンナ公園南口にあった八重山戦争マラリア慰霊碑。沖縄県の八重山諸島では古くからマラリアの発生する地域がいくつかあることが知られ、琉球王国時代からその地域に強制移住が行われては全滅する、という歴史があったそうだ。特に石垣島の北側(裏石垣)と西表島はその意味で恐れられた地域である。もちろん現在ではマラリアは一掃されているが、第二次世界大戦時にはまだ発生地域は多かった。太平洋戦争の末期、八重山地区においては軍の作戦展開の必要性から住民が悪性マラリアの有病地域である石垣島、西表島の山間部へ非難を強いられ、過酷な生活の中で相次いでマラリアに罹患し、3,000余名が終戦前後に亡くなったという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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2.南口展望台
バンナ・スカイラインに入ってすぐのところに展望台があった?ので?登ってみた。南西の方向を見ると石垣港が見え、その右側にひらべったい竹富島が見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.バンナ公園北口
バンナ・スカイラインを3kmほど走ると北口駐車場があった。すぐそばに「昆虫館」が見える。「昆虫館」を見るのは後にして、蝶が飛ばないかと期待して、石垣ダムの方へ歩いてみる。橋のアーチにもオオゴマダラが描かれていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.リュウキュウアセビ
石垣ダムの貯水池にかかる橋の手前にリュウキュウアセビ「開花中」の立て看板が立っていた。?橋?を渡り切った少し先に咲いていた。?見た目で?アセビと区別?することは?難しい。アセビは毒を含み、馬が知らずにこの葉を食べるとしびれたり、苦しくなったりして動けなくなることから馬酔木という名がついたそうだ。この花にアオスジアゲハが吸蜜に来た。ミカドアゲハならなお嬉しいのだが。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
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5.ハイビスカス
真っ赤ではない上品な絞りの入ったハイビスカスが咲いていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 75mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.「昆虫館」入口
駐車場に戻ってきて、「昆虫館」に入った。中には親子連れが一組いらっしゃって、?Yさん?が説明をされていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 18mm ISO1250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.「昆虫館」の展示標本
中に入ると石垣島、八重山諸島の昆虫のみでなく、世界の昆虫標本が展示されている。?特に蝶は?きれいな標本が?い??くつもの?ケースに収められてい?た。数も多い。Yさんとお話しすることができた。千葉からこちらに移住され13年が経つという。北口周辺に囲いのない蝶園を?と活動されている。折角来たのに天気が悪くとぼやくと、「次回は10月の終わりか11月の初めに来てください」と言われた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 35mm ISO2800 ) 露出補正 なし
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8.川平湾
バンナ公園北口の「昆虫館」にお暇をして、川平湾に向かった。天気は悪くて肌寒いが、さすがに国指定の名勝地にも選ばれているだけあって、観光客は多い。浜辺に下りてみた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/850秒 8mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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9.川平湾 展望台からの眺め
10年前に蝶の写真を?撮りに?来た時も、昼食のために川平湾に寄った。その時とあまり変わっていない。残念ながら日が差さないので、エメラルド色の海の輝きが見られない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/450秒 16mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
10.川平観音堂
川平湾を望む小高い丘に川平観音堂があった。川平湾は昔、首里王府への貢納物を集積する三大港のひとつで、石垣島から沖縄本島等へ向かう船の風待ちの港でもあったそうだ。その昔、川平湾で風待ちしている船があった。たまたまその船に乗っていた少年が上陸している間に順風となり、船が急遽出航した。村に取り残された少年は「戻ってこい」と祈ったところ、逆風となり船が戻ってきたという。少年は後に一人前の僧となり、この地に観音堂を建てたと言い伝えられている。17世紀の頃だそうだ。川平の下田原に流れ着いた仏像も、この観音堂に安置されたといわれている。川平公民館により由来が書かれた案内板が立っていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/160秒 10mm ISO250) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
11.名蔵ダム
定休日だった嵩田植物園の前を通り過ぎて奥へ進むと名蔵ダムを見渡せる広場に着いた。名蔵ダムは、1998年に完成した沖縄総合事務局農林水産部が管理する灌漑用水専用ダムだそうだ。堤高38.7m、堤頂長1,449mの横長ダムである。 石垣島にあるダムでは一番新し。石垣島は年間降雨量が2,000mmを上回るものの、降雨のほとんどが梅雨時期あるいは台風時期に集中し、河川も短いためその大部分は未利用のまま海へ流出していた。また、一部水田を除いて灌漑施設は皆無に等しく、これまで雨水に依存した農業を余儀なくされ、毎年のように干ばつの被害を受け、恒久的な用水対策が望まれてきたという。昭和46年3月?9月(1971年)石垣島は大干ばつに見舞われ農業は壊滅的打撃を受けた。(連続干天日数191日)そして平成10年1月(1998年)名蔵ダムが完成?し?ている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/900秒 4.4mm ISO100) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.台湾農業者入植顕頌碑
1930年代に台湾から石垣島に入植し、パイン産業や水牛の導入で八重山農業の発展に貢献した台湾人の苦労や功績をたたえ、後世に継承していくために、2011年3月に期成会が結成されてこの入植顕頌碑が建立されたという。碑の右側には中国語翻訳付きの説明文が書かれている。また、左側には琉球華僑総会が寄贈した銅製の水牛が設置されている。台湾農業者約60世帯330人がパインの苗とともに石垣市名蔵に入植したのは1935年。その後、水牛?30?頭も導入した。?38?年には沖縄初のパイン缶を製造し、本土に出荷したそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 6mm IS100) 露出補正 -0.3段
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13.ハナミノカサゴ
昼食をしようと、少し早めに新石垣空港へ行くことにした。2013年3月7日に開港した新石垣空港は南ぬ島(ぱいぬしま)石垣空港という愛称が付けられている。ロビーには水槽があって熱帯魚が泳いでいた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/40秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
14.新石垣島空港
私が乗るJTA618便が到着した。クジラを思わせるラッピングがされている。手前の車はピンクのクジラ?か?。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/320秒 25mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
15.那覇のスクランブル交差点
40分ほどの飛行で那覇に着いた。2003年に開通した「ゆいれーる」というモノレールに乗って、今夜の宿がある県庁前に向かう。ゆいレールは明日も複数回利用するので700円で24時間有効という切符を購入した。通常は1区間230円~330円だからお得だ。ホテルはとても便利なところだった。窓からスクランブル交差点が見える。左が県庁、右手前が国際通りの入り口だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/120秒 21mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
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16.国際通り入り口
午後7時、那覇の目抜き通り、国際通りを歩き始めた。国際通りは県庁北口交差点から、安里三叉路までの1.6kmのことをいう。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/60秒 30mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
17.国際通りの賑わい
縁日のように大勢の人が歩いている。ちょうど卒業旅行のころなのだろうか学生さん風の人たちが多い。ここは沖縄料理の店。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/0秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
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18.市場本通り入り口
国際通りを県庁の方から牧志へ向かって歩いていくと、むつみ橋交差点から右に入るアーケード通りがある。沖縄のお土産や雑貨、また沖縄の食材が豊富にある牧志公設市場がアーケード通りの中間地点にある。ごちゃごちゃした感じが表通りとは違う。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 12mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
19.牧志公設市場の鮮魚店
牧志公設市場の1階は主として食料品の店が並んでいる。夜なので半分ぐらいは店じまいになっているが、?2?偕の食堂フロアへ上がる階段?の?そばの鮮魚店は大勢の人だかりがあり、50cmほどあろうかと思う大きな活きた五色海老が並べられていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.?5 1/?160秒 14mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
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20.牧志公設市場の2階は食堂街
まだ、夕食を食べていない。牧志公設市場の2階は食堂街になっている。にぎやかな声も聞こえてくる。どんな店があるのだろうかと上がってみた。これは台湾へ行った時の士林の夜市のようだ。お客さんは中国の観光客、台湾の観光客であふれていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/160秒 12mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
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21.平和通り
公設市場を反対側に抜けると平和通?り?がある。それを国際通りの方へ戻った。さあ、そろそろ晩飯にしよう。申し訳ないが沖縄料理には食指が動かない。結局、安直なところでSAM'Sというチェーン店の鉄板焼きになった。ここは圧倒的に学生?さん?風の若い男女の客が多かった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/60秒 16mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
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2015年3月19日

一人旅 石垣島・竹富島そして那覇 3月9日?12日 (2) 3月10日 竹富島をめぐる


 2日目の朝、寒い。ホテルのエレベーターに張られていた天気予報では、今日も曇りで、気温はさらに低く、最高気温でも17℃だ。
  肌寒い風が吹くなか、街路を離島フェリーターミナルまで歩く。9時発のフェリーで竹富島へ渡ることにした。
 昨日、昆虫観察ガイドのかたに竹富島はどう歩けばよいか? レンタサイクルを借りた方が良いか? など尋ねたところ、島を一周するるようにのんびりと右回りに歩いて回るのが良いと教えていただいた。

 50人くらいの乗客を乗せ、石垣島を出航した高速フェリーは、港の外に出るとエンジンの音を荒立てて、白波を蹴って突っ走り、10分少々で竹富港に着いた。教えていただいたようにビジターセンターである「ゆがふ館」の先を右へ、西桟橋の方へ歩き始めた。蝶の飛ぶ気配はない。
 しかし、しばらく行くと海の方へ入る小さな道があり、ふと見るとリュウキュウアサギマダラのような蝶がひらひらと飛んでいる。そして、真っ白な大きな蝶、オオゴマダラが木陰に消えた。都会の蝶園で見る飼育されたオオゴマダラではない、生のオオゴマダラに魅了された。蝶に会えてよかった。
 西桟橋からは正面に小浜島や西表島、右手に石垣島が見えた。次にコンドイビーチに向かう。その途中で、再びリュウキュウアサギマダラが飛んでいた。昨日は擦れた個体しか撮れなかったタイワンクロボシシジミの比較的新鮮な個体にも会えた。羽化したばかりなのだろうかナミエシロチョウの♀が葉の上に止まっているのを見つけた。動けないでいる。
  コンドイビーチからさらにカイジ浜へ。ここは星の砂で有名だ。カイジ浜からは竹富島の中心部に向け、左に入る。自転車に乗った若いお嬢さんたちが行く。12時少し過ぎに石積みの塀で囲まれた民家のある集落へ着いた。1時に昼食。ここは八重山そばを食べるしかない。食後はアイアル浜へ向かって歩く。この周辺は蝶の道と言われ、天気が良く、気温が上がれば、スジグロカバマダラやオオゴマダラが多く舞うという。しかし今日は蝶の姿はない。2012年6月にオープンした「星のや 竹富島」の入り口の前を通り、アイアル浜に着いたのは午後2時を過ぎていた。
 浜には人の姿がない。午後になってまた寒くなってきた。ここからは一旦集落へ戻り、竹富港へ戻った。「ゆがふ館」で係りのおばさん「どうぞ」と差し出していただいた黒糖の甘さが疲れた体にひろがった。今日は竹富島を歩いて一周した。10km近くは歩いたと思う。そして3時45分のフェリーで石垣島へ帰り着いた。
夕食はどうしよう。昨夜は石垣牛を堪能したので、今夜は旨い「そーきそば」でも食べよう。

1.石垣港を出航
高速フェリーは石垣港を出てしばらくはゆっくりと走る。港内は結構船の出入りがあり、停泊している大型船もある。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1250秒 7mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
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2.海上保安庁
石垣港に海上保安庁の巡視船が3隻停泊していた。一番手前に見える艦にはPL83と書かれている。調べてみたら昨年12月に竣工したばかりのくにがみ型巡視船で総トン数1,500トンの「かびら」という船だった。まん中の船は"1"の文字が見え、PL81「たけとみ」に違いない。これも昨年9月竣工の新鋭船だ。いずれも海上保安庁の第11管区に所属する巡視船のようである。第11管区は尖閣諸島を含む沖縄県を管轄する。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/1250秒 30mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
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3.竹富島「ゆがふ館」
フェリーから降りた観光客の多くは、マイクロバスに乗って("乗せられて"というのが正しいかも知れない)竹富島の中心部へ向かう。そこで水牛車に乗ったり、自転車を借りたり、あるいは歩いて集落を散策するようだ。私は昨日教えていただいた「ゆがふ館」に寄る。学生さんらしい観光客が3人ほどいたが、静かだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/400秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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4.こりゃ旨そうだ
「ゆがふ館」の先を右に曲り、西桟橋に向け歩きはじめる。道は車が通れる広さの道と遊歩道からなっているが、そこに放牧されている牛たちが出てきていた。刺激しないように静かに横を通り過ぎた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/110秒 53mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
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5.竹富島の墓
竹富島のお墓も、沖縄本島と同じく、大きくて上から見ると亀の形をしてる。シャネルのお墓?

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/420秒 5mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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6.北側の海岸
西桟橋への遊歩道を歩いていると、右側に入る道がある。ちょっと入ってみると浜辺があった。ここは竹富島の北側になる。向こう側には石垣島が眺められる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 14mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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7.竹富港
そこから右の方を見ると、フェリーが着いた竹富港が見える。正確には竹富東港と呼ばれている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/850秒 22mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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8.バナナの花
きれいなバナナの花が咲いていた。今年の1月にBali島で見たバナナの花より美しい。少し小さいようだが違う品種なのだろうか。この花に見とれていたら、リュウキュウアサギマダラが飛び出した。続いてオオゴマダラが木陰に消えた。竹富島でやっと蝶に会えた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/90秒 25mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
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9.美崎(ミシャシ)
ここは美崎御嶽(ミシャシオン)という。航海安全、海上平安の神として崇められている。島の人びとが旅に出たり、帰ってきたときに祈願したり、感謝をする御嶽である。竹富島には28の御嶽がある。この日もいくつもの御嶽を見て歩いた。「うたき」と紹介するものもあるが、竹富島の人々は「オン」と呼び拝しているそうだ。小浜島、西表島が見える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/800秒 6mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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10.安里クヤマの墓
安里クヤマは民謡「安里屋ユンタ」で知られる。1722年に竹富島安里屋に生まれた絶世の美女だそうだ。集落にはクヤマの生家もある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/850秒 5mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
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11.テイキンザクラ
深紅のきれいな花が咲いていた。Guam島のゴルフ場にも咲いていて、マルバネルリマダラ吸蜜していた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/160秒 8mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
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12.西桟橋の海
西桟橋の正面には小浜島、西表島がある。写真は西桟橋から右の方の浜を眺めたところ。石垣島が見える。竹富島では稲作が困難だったため、復帰(1972年)前までは「イタフニ」よ呼ばれる松をくりぬいた船や帆船を用いて西桟橋から対岸の西表島へ長時間かけてわたり田を耕したという。また、その間は西表島に隣接する由布島に田小屋を造り、寝泊りしたそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/340秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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13.ショウジョウソウ
花かと思った。しかし、良く見るとオレンジ色のところは葉である。これは花粉を運んでくれる昆虫に花の在処を示すためのもので、ポリネーター(花粉媒介者)に呼びかけているのだそうだ。トウダイグサ科のショウジョウソウだ。ショウジョウソウの名前は朱色に色づいた葉を、空想上の生き物「猩猩(しょうじょう)」に例えたものという。猩猩は顔が赤いのだそうだ。クリスマスシーズンに鉢植えでよく見かけるポインセチア の仲間。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 22mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
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14.カイジ浜
ここカイジ浜は星の砂で有名なところで観光客は砂浜を見つめて星の砂を探している。星の砂とは有孔虫の殻だそうだ。少し、探してみたが見つけられなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
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15.自転車に乗ったお嬢さん
カイジ浜から先は牧場やらエビの養殖場があり、立ち入り禁止区域になっている。カイジ浜は竹富港のちょうど反対側(裏側)になる。ここから左へ、東に向かって、島の中心地である集落の方へ歩いた。自転車に乗ったお嬢さんたちがやってきた。カメラを向け、手を揚げたら手を振ってくれた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 50mm ISO200 ) 露出補正 なし
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16.岩を捉えた木の根
集落に入ってきた。大きな岩を根で捕まえているような木があった。ガジュマルだろうか?

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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17.バス停
仲筋井戸というところの傍にバス停があった。時刻表がない。バスはいつ来るのかわからない。仲筋井戸というのは、その昔、仲筋村の村建ての神である新志花重成(アラシバナカサナリ)が飼っていた犬が、干ばつにも関わらず尻尾を濡らしていたため、発見されたという言い伝えのある井戸。昔は水量豊富な井戸として尊ばれていた。正月若水、お産の産水等はこの井戸水を使用していたそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 34mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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18.竹富島の住居の屋根
日本観光振興協会HPの竹富島の街並みによると、「竹富島の民家は石垣に囲まれているため軒から下の部分は目立たない。よって民家の屋根が集落景観の大切な要素となる。竹富島の場合、民家の屋根の大半は赤瓦葺である。これはこの地方の風土条件の下で発達したもので、雌瓦と雄瓦をかぶせ、漆喰で固め、強風で瓦が飛ぶことを防いでいる。瓦の赤褐色と漆喰の白色のコントラストが鮮やかである。さらに赤瓦の上には魔除けの獅子「シーサー」が置かれる。昭和62年4月28日に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定される。」と記されている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/160秒 35mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
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19.清明御嶽(マイヌオン) -1
この説明板には「この御嶽には島造りの神と石垣島オモト岳の神が祀られている。最初、この御嶽の神様が竹富島を造った。その後オモト岳の神様から依頼があり、両神は協力して石垣島を造り、それから八重山の島々を造った・・・」といったことが記されている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/160秒 6mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
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20.清明御嶽(マイヌオン) -2
御嶽は神聖な場所であり、鳥居から中への立ち入りは慎まなくてはならないそうだ。清明御嶽は、国仲御嶽、西塘御嶽、世持御嶽と同様に、竹富公民館が管理する村御嶽(ムラオン)のひとつであり、竹富島の氏神と氏神が招いた神がまつられる6つの御嶽、六山(ムーヤマ)とともに祭事行事の中心となる御嶽とのこと。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/160秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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21.民家の石積みの塀
竹富島は、島の「農村集落」がよく保存されていることから、?1??987?年(昭和?2?年)?4?月?8?日に、国より重要伝統的建造物群保存地区の指定を受け?た?。 指定面積は?8.3ヘクタール?となって?る?。 ?指定を受けた?島のほぼ中央部にある玻座間・東、玻座間?・西、仲筋の?3?集落は、かつての農村集落の景観をよくとどめて?るという?。?竹富島の家屋は?屋敷を強風から守るために四方を?ウックと言われる?珊瑚の石積み??(石灰石)で囲まれている。グックの高さは約?1.5m?mで、ちょうど歩く人の目線を遮る高さに構築?、?玄関部分には強風防止と、道を歩く人の視線を遮断するためのマヤカシ(ヒンプン)?が?設置?されている?。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/340秒 11mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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22.集落中心部の賑わい
昨年暮れにTVで紹介された石垣牛バーガーが楽しめるという「竹富島で会いましょう」という店で食事をしたあと、??「なごみの塔」へ上がってみようと行ってみた。若い人たちでいっぱいだったのと、階段が急なのでてっぺんまでは上がらなかった。てっぺんと言っても4.5mだが。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/240秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
23.アイアル浜へ
誰も歩いていない道をアイアル浜へ向かう。開けたところに鳥居が見えた。あの奥に御嶽があるのだろう。神社はない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 26mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
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24.アイアル浜
気温が高ければスジグロカバマダラも飛んでいるのだろうが、「蝶の道」と言われる道を20分ほど歩いてアイアル浜に着いた。誰もいない。アイアル浜は竹富島の東側にあり対岸は石垣港だ。コンドイビーチ、カイジ浜とは反対側になる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/650秒 74mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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25.デイゴの花
立ち入り禁止区域を除いては、ほぼ竹富島を徒歩で一周した。一旦集落の方へ戻り、竹富港へと歩く。途中、THE BOOMの名曲「島唄」にうたわれるデイゴの花が咲き始めていた。逆光になり鮮やかな色が出ないのでスピードライトを使った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/480秒 19mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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26.今夜はソーキソバ
今夜は旨いソーキソバを食べようと外に出た。「島そば一番地」という店に入ったが、ちょっと活気がなかった。甘く煮込まれた ゴロッとした骨付きの豚のあばら肉が3っ4っ入っている。味は良かった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/100秒 8mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
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27.石垣市公設市場
写真は石垣市公設市場ではない。公設市場はこの商店街(中央通り)ともう一本向こうの商店街(銀座通り)の間にある。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/80秒 25mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
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2015年3月16日

一人旅 石垣島・竹富島そして那覇 3月9日?12日 (1) 3月9日 石垣島の林道を歩く


 石垣島へ蝶の写真を撮りに行きたかった。毎年、1月に出かけていたGuam島へのゴルフ・ツアーは、昨年10回目を終え、一応一段落となったが、その仲間は今年は沖縄へ行くという。ゴルフと蝶なら蝶になびいてしまう私は、今年の沖縄ゴルフ・ツアー参加を失礼して、石垣島へ行こうと決心した。

 コースは10年前に行った時と同じように、石垣島、竹富島、そして那覇を巡ることにするが、いつ行こうかと迷っていた。しかし、早目に決めておかないと溜まったマイレージを利用しての予約が難しくなる。そこで、気温も上がり、蝶も飛ぶであろう3月9日?12日の3泊4日と決め、ひとりで出かけることにした。
 飛行機の予約もし、ホテルも予約した。初日に石垣島の蝶の多いポイントを案内していただく昆虫観察ガイドさんのアポイントメントも取った。3日目に使う予定のレンタカーも予約し、準備万端整えて、その日が来るのを待っていた。だが、日を追って進む週間天気予報を見ていると、3月の9日?12日は雨こそ降っても小雨程度のようだが、晴れる日がなく曇りの日が続き、蝶の活動にもっとも影響する気温は20℃以上にならないという予報である。いまさら、日程変更はできず、予報が外れることを祈るよりほかなかった。
  しかし、最近の天気予報はとても良く当たる。4日間、天気予報の通りの天候となってしまった。 蝶の写真はあとでまとめることにして、まず、今回の一人旅の概要を日を追ってとどめておきたいと思う。

 3月9日、搭乗機は朝6時30分羽田発のJTA071便である。遅くとも6時に羽田空港に着こうと思うと、横浜YCATからバスに乗るとして、相鉄線星川の始発ではぎりぎりになる。はたしてタクシーは捉まるだろうか。危ないと思い、前の日にタクシー会社に電話して、5時前に自宅前に来てもらうことにした。これは正解だったようで、その時間に国道16号線を走っているタクシーを全く見なかった。
 午前10時に、2年前にオープンしたという新石垣空港に到着した。到着ロビーで今日ご案内いただく昆虫観察ガイドさんの携帯に電話をする。無事合流することができた。

 悪い天気予報の中では、まずまずの初日だった。それでも朝は雨が降っていたようで路面が濡れている。ガイドさんの車に同乗させていただき、まず、真栄里林道へ向かう。時折薄日が差すこともともあり、そんな時は蝶たちが飛び出す。しかし、気温は低く、林道を歩いても汗ひとつかかない。
 この日は夕方5時まで、真栄里林道、親水広場、バンナ公園、県立青少年の家を案内していただいた。お陰様で約20種の蝶を撮影することができた。

 ホテルは西表島や竹富島へ行くフェリーが発着する離島フェリーターミナルに近い。夕食がてら石垣の街を歩いてみた。

1.機内から見えた富士山
B737-400の機内アナウンスで、右下に富士山が見えるという。席は右側だったが、通路側を予約していた。窓ガラスも汚れている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/800秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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2.石垣島の主峰 於茂登岳
どこをどのように走ったかわからないが、真栄里林道の入り口に着いた。いつものようにD5300を首に掛け、HS50を右手に持つ。石垣島の主峰と言っても海抜526mだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/850秒 16mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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3.真栄里林道
2005年5月8日にも、ここ真栄里林道に来ている。その時は今日ご案内いただいているガイドさんの奥様に案内していただいた。その日はイシガキチョウが2頭、3頭と集まり、ヤエヤマイチモンジやアオタテハモドキが路上に開翅して止まっていた。今日はヤエヤマカラスアゲハ、クロアゲハ♀、ジャコウアゲハなど黒いアゲハたちが飛んでいる。コノハチョウには2回出会った。しかし、写真を撮ることができなかった。きれいな個体のミカドアゲハを撮れたのは収穫だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 13mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
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4.ギランイヌビワ
大きな木だ。ギランイヌビワと教えていただいた。林野庁のページによると、八重山諸島の石灰岩地域の林内に生育し、高さ15m以上の常緑の大木になり、大木になると根元に板根を作るそうだ。幹に多数の球形の実を付けるという。ギランは台湾の地名「宜蘭」から付いたという。石垣島は台湾の目と鼻の先にある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/105秒 16mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
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5.パイナップル畑
林道が開けたところにはパイナップル畑があった。産業になっているのかなと気になって、帰ってきてからネットで調べてみた。石垣島のパイナップル産業の歴史は、1866年石垣島沖で座礁したオランダ船から、川平湾に漂着したパイナップルの苗が沖縄に伝来した最初とされている。1938年には石垣市に缶詰工場も建設され、県外移出が始まった。しかし、第二次世界大戦で壊滅的な打撃を受ける。戦後、石垣島では1946年から、沖縄本島では1952年から栽培が再開された。その後パインアップル生産は急増し、1960年には、サトウキビと並ぶ二大基幹作物として、沖縄の経済を支えるまでに成長したという。しかし、パイン缶詰の需要低迷・安価な外国産パイナップル缶詰の価格攻勢等の影響を受け、かつ1990年には沖縄のパイン生産の需要の大半を占める、パイン缶詰の輸入が自由化されてしまった。沖縄県のパイナップル産業は大きな打撃を受けたという。それから長い時が経ち、ここにきてまた石垣島のパインナップルが脚光を浴びている。石垣島のパイナップルはここ十数年で、格段に美味しくなったという。もともと石垣島の土壌はその栽培に適しているという事もあり、新しい品種のパイナップルもでてきて、石垣島ブランドのパイナップルは美味しいと本土でも人気になって来たそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/800秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
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6.アオミオカタニシ
緑色のカタツムリがいると思ったら、アオミオカタニシというタニシだと教えていただいた。この緑色は殻ではなく本体(外套膜)の色で、殻は白色を呈した半透明だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
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7.親水広場
真栄里林道の片道約1.5kmを往復し、午後1時を過ぎたころ、昼食にすることにした。しゃれたイタリアンのスナックだった。昼食後、どこを走ったかわからないが名蔵ダムの傍の親水広場というところへ連れて行っていただいた。シークヮーサーの花にミカドアゲハが来ていることがあり、コノハチョウも見ることがあるという。イシガキチョウやリュウキュウミスジがいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/450秒 5mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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8.アサヒナキマダラセセリは採集禁止
於茂登岳の上の方で5月になるとアサヒナキマダラセセリが発生する。生息地は極めて限られており、西表島と石垣島だけに産する。レッドデータ・ブックでは絶滅危惧?類となっている。ガイドさんの話によると、採集禁止の取り締まりは厳しく、実際に違反者も捕まっているらしい。親水公園でも県外の採集者が捕まったとのことだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 35mm ISO360 ) 露出補正 なし
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9.コウシュウモダマ
明後日(11日)に那覇へ移動する前に寄ろうと思っているバンナ公園を回ってみていただいた。コウシュウモダマという木があった。大きな豆だ。実(房)の長さは80cm?120cmになり、中には9個?13個の種子が入っているという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/75秒 37mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
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10.石垣牛
今回の旅では「石垣牛」食べるのが楽しみだった。ステーキにしようか、焼肉にしようか迷ったが、ホテルで聞いてみたら、「焼肉金牛さんが良い」と教えてくれた。"ひとり焼肉"だ。隣の席に座った地元の男性たちの話し言葉は、カンムリワシ具志堅用高だった。懐かしいオリオンビールの生を傍らに、石垣牛のカルビ、ロースはとっても旨かった。明日は寒くても、曇っていても竹富島へ行こう。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 12500秒 16mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
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2014年12月16日

ムラサキシジミ と ムラサキツバメ 四国 桂浜 11月19日


 蝶愛好家の皆様のブログを拝見していると、11月に入るとルーミスシジミとともに、ムラサキシジミやムラサキツバメの写真が登場する機会が多い。もう10年以上前のことになるが、マイレージがたまっていたので、急に思いたって、土日を利用して松山、高知を一泊旅行をしたことがある。その時も桂浜に寄ったが、そこで、ムラサキツバメとイシガキチョウを見たことを覚えている。ひょっとすると今回も会えるのではないかと期待していた。
 桂浜に着いて遊歩道を歩き砂浜に出る。そこからの戻り道沿いに植え込みがあり、ちらちらと数頭の蝶が飛んでいた。見ると、ムラサキシジミとムラサキツバメがいる。個体数も多い。10分ほど撮影することができた。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ムラサキシジミ -1
時刻は12時40分、暖かい日差しが降り注いでいる。これはムラサキシジミだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 2.ムラサキシジミ -2
桂浜の向こうに太平洋が見える。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 3.ムラサキツバメ -1
今度はムラサキツバメだ。G12で、桂浜らしい背景を入れた開翅シーンを撮りたかったが、なかなかうまくいかない。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 4.ムラサキツバメ -2
ムラサキツバメはムラサキシジミには無い尾状突起があり、裏面の色が濃く、斑紋も違う。雌雄の判別は難しい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ムラサキシジミ♀ 開翅
開いた翅に日が当たり、ブルーが輝く。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ムラサキツバメ -3
裏面の紋様がはっきりと見られる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ムラサキツバメ -4
ここにいる個体数はムラサキツバメのほうが多い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ウラギンシジミとムラサキツバメ
そろそろ越冬体制に入ろうとしているのか、じっとして動かないウラギンシジミのところへ、ムラサキツバメがやってきた。2頭いる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ムラサキツバメ♂ 開翅
やっと、ムラサキツバメの開翅が見られた。♂の翅表は暗紫色で、鮮やかさはない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.ムラサキツバメ♀ 開翅
今度は♀が開翅していた。前翅が青紫色に輝く。ムラサキツバメは、舞岡公園など横浜の近くでも見られるが、いままで、あまり撮影のチャンスに恵まれなかった。今回は開翅も撮れてラッキーだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし


2014年12月 7日

2泊3日の四国駆け足ツアー 11月17日?19日 (3)四万十川


 伊予かすり会館を見学し、内子町の古い街並みを散策したあと、再び松山自動車道、さらに車窓に宇和海を眺めながら、国道56号線を走って、宇和島の道の駅で昼食をとり、四万十川に着いたのは、1時40分ごろだった。

 2日目(11月18日)の後半の楽しみとして、四万十川では遊覧船に乗った。とても穏やかな川だが、今年の夏の大雨では増水し、氾濫している。
 このあと、今夜の宿泊地である足摺岬へ行く途中、波と風によって浸食された奇岩群のある竜串に寄り、足摺温泉に着いたのは、すっかり日の暮れた夕方5時を回っていた。

44.みかん畑(車窓)
内子からしばらく内陸部を走る。伊予は温州みかんの本場である。愛媛県は1970年より34年連続で収穫量1位を守ってきたが、2004年度から6年連続和歌山県が逆転し、現在は静岡県が全国一の収穫量となっているそうだ。伊予柑というのがあるが、これはみかんとオレンジとの交雑種で、名前の通り愛媛県で多く生産されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/250秒 100mm ISO360 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
45.宇和島市立簡野道明記念吉田町図書館(車窓)
56号線を走っていると、これはなんだろうと思う建物があった。バス・ガイドさんが「図書館です」と説明してくれた。昭和21年に吉田町出身の漢学者であり、漢和辞典「字源」の著者でもある簡野道明の寄付より「村井愛郷会立簡野道明先生記念図書館」として建築が着手され、昭和21年に完成し、翌年、吉田町青年団付属図書館として開館した。昭和61年になって、伊予吉田藩の陣屋があった場所の由来から約3億円の工事費をかけて、京都の二条城を真似た御殿風の図書館が新築されたという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
46.ツアーの道程
内子町を出発して1時間ほど走ったところでトイレ休憩となった。バス・ガイドさんが説明用に持っていたこのツアーのコースを示した大きな地図を撮らせてもらった。スタート地点の徳島空港から、室戸岬方面を除いて、終点の高松空港まで左回りにぐるっと一周する。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/400秒 48mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
47.宇和海の真珠の養殖(車窓)
リアス式海岸による波の静かな深い入り江の宇和海は真珠養殖地として最も恵まれた自然環境にある。宇和海の真珠生産は昭和42年、我が国で3位の実績をあげ、昭和53年には先進地の三重県を上まわる11,000kgの生産高を記録して、日本一となったそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/320秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
48.豊後水道(車窓)
バスはしばらく海岸沿いを走る。ここは宇和海だが、その向こうは豊後水道だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/320秒 42mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
49.宇和海の島(車窓)
宇和海には大小さまざまな島が浮かんでいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/320秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
50.四万十川を渡る
再び小1時間走ったところの道の駅、みしょうMIC というところで昼食をとった後、いよいよ、楽しみにしていた四万十川へ向かう。バスは宿毛を通って四万十市に入る。川登大橋で四万十川を渡った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
51.四万十川遊覧船
やがて「四万十の碧」という四万十川遊覧基地に着いた。ここでツアー一行は、2艘の屋形船に分乗し、約40分間の遊覧を楽しむことになる。ござの上に座るのが少々つらい。写真も撮りにくい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/320秒 48mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
52.四万十川遊覧
四万十川には遊覧船の乗り場が11か所もあるそうだ。私たちの乗る遊覧船のコースは、三里沈下橋(深木沈下橋ともいうらしい)をくぐり、佐田沈下橋を見て、その手前で引き返す。これは、三里沈下橋だ。バス・ガイドの説明では、四万十川に沈下橋は47あるとのことだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
53.四万十川の流れ -1
日本最後の清流と言われる四万十川だが、流れは本当に穏やかだった。遊覧船も水音も立てずに走る。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/400秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
54.四万十川の流れ -2
これもバス・ガイドさんの説明だが、四万十の語源は、アイヌ語の「シマムタ」(はなはだ美しい川という意味)だそうだ。ただし、他にもいろいろな説があるそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/400秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
55.佐田沈下橋
佐田沈下橋が見えてきた。先ほどの三里沈下橋とこの佐田沈下橋は、フジテレビドラマ 「遅咲きのヒマワリ 」 ロケ現場となった沈下橋だそうだ。橋の上を歩いている人が見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/1259秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
56.三里沈下橋
佐田沈下橋を眺めたところで、遊覧船はUターンした。ふたたび、三里沈下橋が見えてくる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
57.三里沈下橋をくぐる。
屋形船の舳先には乗降口が兼用になっている小さなデッキがあった。はじめは、そこには出てはいけないものと思い、窮屈な姿勢で写真を撮っていたが、すれ違った、後続の遊覧船では、みな、そのデッキに出て写真を撮っている。「なんだ、出ていいのか」と、外に出た。おかげで、屋根も無くなり、こんな写真も撮れた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 75mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
58.「四万十の碧」に戻る
小1時間の遊覧を終えて、船は先ほどバスを降りたところに戻ってきた。全長196kmにおよぶ四万十川には、様々な地形と川の流れが存在するが、屋形船 四万十の碧の遊覧航路は、四万十川の蛇行を活用した変化に富んだコース設定になっているというのが売りのようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 80mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
59.洪水の跡
バスの乗り場は、船着場から10mほど高くなったところの道路わきにある。その道路に過去の洪水の時の水位が記されていた。写真右上の赤い横線が描かれた小さな印は、平成17年(2005)9月、台風14号の時の水位だ。今年、平成26年8月に広島市に大きな土砂災害をもたらした豪雨の時は、この平成17年の大雨の時の水位に次ぐところまで、水がきていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 80mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
60.安並水車群(車窓)
中村の近くまでバスで走ると、田園風景の中の水路に水車が並んでいるのが見えた。バスはそのわきを通ってくれ、車窓観光だ。土佐藩山内家の家老、野中兼山が開発した用水路から水田に水を汲み上げるために設置された水車群。明治末期には約50基あったそうが、現在は観光用水車約13基が回り、往時をしのぶ風景が広がる。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/250秒 30mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
61.竜串
ツアーのオプションに足摺海底館(海中展望台)というのがあった。その足摺海底館に続く桜浜遊歩道というところを歩く。その遊歩道から竜串海岸のほうを眺める。竜串海岸には化石漣痕という奇岩群がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/320秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
62.桜浜遊歩道の奇岩
このあたりの海岸は、1946(昭和21)年の南海道地震によって地盤が隆起し、かつての平らな海底(海食台)が海面上にあらわれ、化石漣痕という海岸地形を形成している。高知県の南海岸では至る所に見られるそうだ。足摺宇和海国立公園に属し、昭和28年に国の天然記念物に指定された。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/250秒 28mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
63.足摺海底館(海中展望台)
海面下7mの全方向に設けられた窓から、1年を通して、約100種類に及ぶ熱帯魚や、回遊魚が見られるという。ここには入らなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/320秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
64.斜陽
午後4時15分、だいぶ日が傾いてしまった。残念ながら落日にはまだ時間がかかりそうだ。この日の真っ赤な落日を見たのは、足摺岬へ行くバスの中からだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f13 1/640秒 45mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
65.「千のこしかけ」
足摺海底館から奇岩を見ながら桜浜遊歩道を駐車場へと戻る。この岩には、「千のこしかけ」という名札があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/250秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
66.「夫婦岩」
これは「夫婦岩」だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/250秒 38mm ISO720 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
67.唐船島(車窓)
バス・ガイドさんが昭和21年の南海道地震(南海大地震)の時に、写真で黒く見える部分が隆起した島だと説明してくれた。清水港の唐船島だ。バスからは見えなかったが、石碑に書かれている説明では、「室町時代応仁2年(1468年)前関白一条教房郷の土佐下向以来、土佐清水港は当時中国に派遣された遣明船の前線基地となった。清水の豪族加久見宗孝は、土佐守に任命されてこれを統治したことが、資料大乗院寺壮雑事記の記録に見られる。唐船島の近辺にはそのなごりとして御古倉、カジ山、大イカリ谷、小イカリ谷等の地名が残っている。又この島は南海大地震(昭和21年)いおいて約80cm隆起し、貴重な地質学の資料とされ、昭和28年国指定の天然記念物となっている」と記されているそうだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/6秒 25mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。


2014年12月 3日

2泊3日の四国駆け足ツアー 11月17日?19日 (2)伊予絣と内子町の八日市護国


  11月18日、2日目の朝の出発は早かった。なにせ、20景を巡るという旅は強行軍なので7時半出発だ。ところが朝食のバイキングは7時からしか始められないとのことで、荷物をまとめて、フロントに置いての朝食となった。
  この日は、伊予市の伊予かすり会館を見学して、松山自動車道を南下する。このツアーは参加人数が多い。大型バスも全席満員だ。第1日目は最前列に座ったが2日目のこの日は最後列だ。

  次に、少し内陸に入った八日市護国という内子町の古い町並み保存地区を見て歩く。
大洲から、みかん畑や、真珠養殖をしている宇和海を右側の車窓から眺めながら、宇和島に出て、国道56号線にある道の駅で昼食となった。昼食後、四万十川へと向う。

22.露天風呂の朝
荷物を持って7時からの朝食会場へ行く。フロントに荷物を置く傍ら、ガラス越しに見える露天風呂を撮っておいた。昨夜は、私としては長時間露天風呂につかっていたが、なかなかいいお湯だった。源泉温度が38℃のため、使用温度の42℃まで加温を行っているという。毎分400リットルの湧出量を誇る。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/40秒 16mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.伊予かすり会館
オプションで道後温泉に泊まったツアーのメンバーをピックアップして、松山城の天守閣を車窓から眺め、20分ほど走っただろうか。まだ、松山市内だが、民芸伊予かすり会館に到着した。これからプログラムオートで撮ることにした。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/250秒 24mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.伊予絣の創始者
Wikipediaによれば、愛媛県松山市で製造されている伊予絣(いよかすり)は、松山絣とも呼ばれ、久留米絣、備後絣とともに日本三大絣の一つともされる。伊予絣の創始者鍵谷カナ女は天明2年(1782年)に温泉郡垣生村今出で生まれ、元治元年(1864年)82歳で亡くなった。カナ女が絣を考案したのは18歳頃で、動機は農家の藁屋根をふき替える時、藁屋根を押さえた竹が煤けて、網目の後の模様が出てくるのを見てヒントを得たという。はじめは今出絣と言われていたが、のちに伊予絣と言われるようになったと記されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/250秒 23mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.伊予絣を織る
生活の洋風化とともに着物を中心に絣の需要は低下し、今日では、事業として行っているのは、この伊予かすり会館を運営する1軒(白方興業株式会社)のみとなった。絣の製造工程を順を追って見ることができ、絣を織る実演も見られた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/250秒 32mm ISO5600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.松山自動車道(車窓)
再びバスに乗り、伊予インターから松山自動車道に入り、次の下車観光予定である内子町へ向かう。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/250秒 80mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.車窓風景 内子町(車窓)
JR予讃線に沿うように走ると、間もなく内子五十崎ICに着いた。時刻は9時半。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/250秒 66mm ISO560 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.内子町到着
9時半に内子町に着いた。これから約1時間、八日市護国と呼ばれる重要伝統的建造物群保存地区を歩く。時間が限られているので、全部は歩けないし、内子座へは行けなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/250秒 56mm ISO360 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.内子の町並み
このツアーは参加者が多く、40数名がゾロゾロと歩く。町並みは内子観光協会ホームページにある内子散策マップを参照いただきたい。これは、竹細工の店「竹工房」だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/250秒 38mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.本芳我家住宅(国指定重要文化財)
ひときわ立派な門構えの住宅があった。木蝋製造で財を築いた豪商・本芳我家の屋敷。内子は製蝋で栄えた町である。明治末には愛媛県の晒蝋生産量が全国1位となり、内子町はその7割を生産していたというが、原材料の不足や石油などの代替品の登場などから、大正以後は急速に衰退していき、1924年(大正13年)には製蝋業者がすべて姿を消したという。1889年に建てられたもので、なまこ壁を施した重厚なつくりである。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/250秒 20mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
31.本芳我家住宅の玄関
住宅は非公開だが、門の中には入ることが出来た。庭園の一部が公開されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
32.本芳我家住宅 懸魚と鬼瓦 
1889年に建てられたもので、なまこ壁を施した重厚なつくり。見事な鶴の装飾が施された懸魚(げぎょ:屋根に取り付けた妻飾り)は富の象徴だったという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/320秒 20mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
33.常設活動写真館「旭館」
そろそろこのあたりで引き返しましょうと促されところで、ちょっと路地を見ると、古い映画館があった。森文醸造(株)など地元有志が大正14年に作った活動写真館だそうで、昭和に入って「電気館」と改名され、昭和40年代初期まで映画が上映されていた。2013年12月24日に国の有形文化財指定を受ている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
34.内子の町並み -1
本芳我家住宅のあたりまで戻ってきて、町並みを撮る。家の前に床几が見えるが、店先で涼み用等に使われたもので、使わない時は跳ね上げているという。手前の家は、跳ね上げられているが、「月乃家」という旅館では下げられている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/250秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.内子の町並み -2
今度は振り返ってとる。、右側に本芳我家住宅が見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
36.内子中学校白壁
本芳我家家の分家で、今は木蝋資料館となっている上芳我家の前に、内子中学校と書かれた白壁で囲まれたところがあった。白壁は背が高く、校舎を見ることはできない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/400秒 30mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.内子中学校玄関
白壁に沿って左に入って行ってみると、玄関と校舎が見えた。まだ新しい。しかし、不思議と白壁の塀と調和している。昭和47年に内子・満穂・池田の3っの中学校が統合され、内子町立内子中学校が創立されている。平成19年に新築校舎が落成した。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/320秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.上芳我家住宅 木蝋資料館
内子観光協会のホームページによれば、上芳我家は、内子最大の製蝋業者であった本芳我家から文久元年(1861年)に分家した家で、木蝋生産を営んだ商家だ。上芳我家は、木蝋産業とそれによって著しく栄えた内子の人々の暮らしの関係性を物語る、唯一の貴重な文化遺産である。平成2年、国の重要文化財に指定された。左側は内子中学校の白壁。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/320秒 50mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.高昌寺
バス・ガイドさんに、駐車場の上に高昌寺という立派なお寺があると聞いていたので、見ておこうと思い、少し早めに戻ってきた。山門が見えたので、行ってみる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/400秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
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40.高昌寺 山門
高昌寺のホームページによれば、文化4年(1808年)の火災で難を免れたこの山門は、旧五城村中土地区の持宝院に建立されていたものと言われ、第16世真猊香達和尚(1745?1752年)の代に現在地に移築されたと伝えられている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/250秒 42mm ISO200 ) 露出補正 なし
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41.山門から見る中雀門
同じく、高昌寺のホームページでは、山門の先に見える中雀門は、名ある武家屋敷の門を移築したものとも伝えられる。清楚な構成の中に落ち着きと気品が漂い、天井には6枚の絵が組み込まれている。山門と佛殿の中間に位置し、庫裡と僧堂を結ぶ廊下の中央に設けられる門である。前後してしまったが、高昌寺は、山号は護国山、宗派は曹洞宗、本尊は聖観音菩薩。新四国曼荼羅霊場の第五十番札所である。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/250秒 22mm ISO200 ) 露出補正 なし
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42.釈迦涅槃仏
足早に境内を巡ってくると、大きな釈迦涅槃像があった。平成10年11月1日に、石造涅槃仏としては日本で最大級の長さ10m、高さ3m、重さ200トンの白御影石で造られた石仏が安置されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/400秒 24mm ISO200 ) 露出補正 なし
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43.高昌寺のモミジ
そろそろバスの出発時刻だ。涅槃仏から下へ降りて、振り返ると、モミジが鮮やかだった。ここからまた四万十川まで、長い道のりを走る。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 116mm ISO200 ) 露出補正 なし
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2014年11月30日

2泊3日の四国駆け足ツアー 11月17日?19日 (1)金刀比羅宮参拝


  今年9月に友人夫妻と日光へ行った時、四国ツアーの話が出た。友人夫妻はすでに行かれていて、金刀比羅宮の石段の話など、興味ある話を聞かせていただいていた。
  毎月、旅行社から送られてくるブックレットの中に、「四国たっぷり20景めぐり3日間」というのがあった。2泊3日で、金刀比羅宮、四万十川、足摺岬、桂浜、祖谷・大歩危などを巡るツアーだ。20景の中には車窓から眺める高松城や高知城も入っているのだが、バスで目一杯見て歩くコースだ。行ってみようかということになり、申し込んでおいた。ところが申し込んだ旅行社から参加者申込者が少なく、不催行の通知が届いた。改めて、他の旅行社のブックレットを探すと、同じ日程で同じようなプランが載っていた。催行を確認して申し込んだ。

  第1日目は、羽田8:55発のANA281便で徳島へ飛び、空港で待っていたバスに載せられて、琴平へ行く。讃岐うどんの昼食を食べて、ガイドに引率され、金刀比羅宮へ向かう。途中、金丸座という劇場の外観を見学し、大門へ出る。この間、参道を通らず、迂回した。そこは道が狭く、土産物屋が並び、階段がきついので、高齢者の多いツアーでは避けているようだ。金刀比羅宮は御本宮まで上がった。その先まだ、奥社まで、583段の階段(約20分という)があるのだが、ツアーでは、ご本宮までだった。参道入り口から、ご本宮までは785段、奥社までは全部で1368段ある。

  バスに戻り、松山道を走って、道後温泉を車窓から眺め、今夜の泊りである奥道後温泉へ向かった。奥道後温泉は、道後温泉と違い何もないところだったが、温泉はとてもよく、のんびりすることが出来た。
  第2日目は宇和島、四万十川から足摺岬へ行く。

1.和歌山県上空
久しぶりにANAに乗った。途中、中部国際空港センチュリアと思われる滑走路を見下ろすことが出来た。ここは、和歌山県上空らしいが、どこを飛んでいるかはわからない。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
和歌山県上空;クリックすると大きな写真になります。
2.高松道(車窓)
徳島空港で待ってくれていたバスに乗り込む。バスは空港を出て、間もなく高速道へ上がった。鳴門JCTで高知方面に向かう高知道と別れて、高松道を進む。この日、私たち2人のバスの指定席は最前列だった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/100秒 13mm ISO200 ) 露出補正 なし
高松道;クリックすると大きな写真になります。
3.金刀比羅宮 参道入り口
左端に「大門まで365段」の文字が見える。石段登りはここからスタートする。さすが讃岐うどんの本場であり、うどん屋が並んでいる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 52mm ISO320 ) 露出補正 なし
金刀比羅宮 参道入り口;クリックすると大きな写真になります。
4.老舗うどん屋
参道を入ったすぐのところに、古い日本家屋の「本家とらや」といううどん屋があった。「本家とらや旅館」という看板も上がっている。この虎屋という旅館だった建物は、築400年と言われ、江戸時代から創業三百数十年という老舗旅館だったそうで、かつては昭和天皇や皇室御用達の宿だったと言われる。2階高欄に見える彫刻は手が込んでおり、歴史と風格を感じさせる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 35mm ISO500 ) 露出補正 なし
老舗うどん屋;クリックすると大きな写真になります。
5.石段かご
金刀比羅宮の石段は、特に石段下から、境内となる大門までの365段までが急峻だそうだ。そこまでを全国唯一の登山かごに乗って行くことができる。2人の男性が担いでくれるが、料金は上りが5,300円、下りは3,200円、往復では6,500円で、体重制限100kgだそうだ。子供は2人で乗ることもできる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 60mm ISO280 ) 露出補正 なし
石段かご;クリックすると大きな写真になります。
6.金丸座
大門への石段が始まる手前を左へ入り金丸座へ行く。金丸座は旧金毘羅大芝居と言い、現存する日本最古の芝居小屋だそうだ。完成は天保6年(1835年)で収容人員は740人である。「金丸座」の名称は明治33年につけられた。昭和45年に国の重要文化財に指定され、昭和47年から4年間の歳月をかけて現在の場所に移築し復元された。平成15年に復原及び耐震構造工事(平成の大改修)が行われている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 30mm ISO320 ) 露出補正 なし
金丸座;クリックすると大きな写真になります。
7.讃岐富士
金丸座から眺める讃岐富士。讃岐富士とは、丸亀市と坂出市の境に位置する標高422mの飯野山のことだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 116mm ISO200 ) 露出補正 なし
讃岐富士;クリックすると大きな写真になります。
8.大門手前
参道の入り口から金丸座の方へ迂回したが、ここでまた参道に戻った。ご本宮まであと491段とある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 24mm ISO280 ) 露出補正 なし
大門手前;クリックすると大きな写真になります。
9.大門
参道入り口から、365段上がったところに神域の総門である大門がある。大門は1650年、初代高松藩主で、水戸光国の兄である松平頼重候から寄進された。二層入母屋造・瓦葺であり、楼上に揚げられた「琴平山」の額は、有栖川宮熾仁親王の筆だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO360 ) 露出補正 なし
大門;クリックすると大きな写真になります。
10.青銅の鳥居
参道にはいくつもの鳥居があるが、大門から続く石畳の参道を上がって行くと、この青銅の鳥居があった。この先に桜馬場西詰銅鳥居という大きな鳥居があるが、この写真の鳥居は何と呼ばれている鳥居かわからなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO360 ) 露出補正 なし
青銅の鳥居;クリックすると大きな写真になります。
11.書院
桜馬場西詰銅鳥居をくぐって、石段を上がっていくと右側に、秋の特別展 ー 若冲邂逅が開催されている書院に入る社務所門があった。書院は入母屋造、檜皮葺で、萬治年間(1658-1660)の建築。円山応挙による「鶴の間」「虎の間」「七賢の間」「山水の間」の障壁画とともに、重要文化財に指定されている。円山応挙の障壁画はすべて、応挙晩年にあたる天明から寛政年間にかけての秀作であり、三井家から資金援助を得て京都で制作したといわれている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO720 ) 露出補正 なし
書院;クリックすると大きな写真になります。
12.旭社
大門からさらに264段上がって来たところに旭社があった。ここが本宮かと思うほど立派な建物だ。旭社は 天保8年(1837年)に建立された銅瓦葺の二層入母屋造の建物で重要文化財である。全体に多くの美しい彫刻がなされている。神仏分離以前の松尾寺の金堂であり、Wikipediaによれば、そのあまりの豪華さに江戸時代に参拝した森の石松は本堂と誤り、ここへの参拝のみで帰ってしまったと伝えられているとあった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 100mm ISO560 ) 露出補正 なし
旭社;クリックすると大きな写真になります。
13.本宮拝殿
大門から420段、旭社から156段上がって、象頭山の中腹に鎮座する本宮に着いた。海抜251mに位置し、本殿・幣殿・拝殿は全て檜材が用いられ、檜皮葺の大社関棟造だそうだ。かつて伊勢神宮のお蔭参り、京参り、とともに庶民の三大行事の一つとして賑わったもう一つの庶民の大行事が金毘羅参りで、現在の金刀比羅宮をお参りすることを言う。金刀比羅宮の由縁には、二つの説があるそうだ。まず一つは、大物主命が象頭山に行宮を営んだ跡を祭った琴平神社から始まり、本地垂迹説本地垂迹説(神仏習合思想の一つ)により仏教の金毘羅と習合して金毘羅大権現と称したとする説。そしてもう一つが、象頭山にあった真言宗の松尾寺に金毘羅を祀った鎮守社があり、修験道の役小角が、象頭山に登った際に、金毘羅の神の霊験に遭ったのが金毘羅大権現とされるという説があるそうだ。明治維新後の神仏分離・廃仏毀釈により金刀比羅宮となり神道の神社となった。主祭神は大物主命、相殿に崇徳天皇を祀っている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 22mm ISO1400 ) 露出補正 なし
本宮拝殿;クリックすると大きな写真になります。
14.琴平市街と讃岐富士
本宮の北東側は、高台に造られた広い展望台になっている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 42mm ISO400 ) 露出補正 なし
琴平市街と讃岐富士;クリックすると大きな写真になります。
15.本宮本殿
1878年に再建された桧皮葺、大社関棟造りの本殿は大物主神と崇徳天皇を祭る。神様は正面から写してはならない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 66mm ISO3200 ) 露出補正 なし
本宮本殿;クリックすると大きな写真になります。
16.三穂津姫社神饌殿と灯籠
本宮から、三穂津姫社まで南北に渡っている南渡殿という、長さ約40m、屋根は檜皮葺の長い廊下がある。その明治11年(1878年)に建てられた南渡殿の南端に三穂津姫社がある。本宮の御祭神である大物主神の后にあたる、高皇産霊神の御女、三穂津姫神が祭られているそうだ。三穂津姫社の向かって右側に三穂津姫社神饌殿が隣接する。青銅の灯籠は讃岐守が寄進したとされる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 45mm ISO1250 ) 露出補正 なし
三穂津姫社神饌殿と灯籠;クリックすると大きな写真になります。
17.神馬とスクリュー
我々のツアーは本宮までである。ガイドさんの案内で下り始める。桜馬場西詰銅鳥居の右側に広くなったところがあり、奥には厩があった。厩では、神様がお乗りになるための馬「神馬」を飼養している。その白い馬が運動をさせられていた。また、金刀比羅宮は海の守り神として、船乗り、漁業従事者、海運や海事関係者などによって崇められ、全国津々浦々からの参拝者で賑わうという。広場には画像のような巨大な舶用スクリュープロペラも奉納されている。1994年(平成6年)9月に奉納された大きさ直径6m、重量19.2トンある、自動車(5,000台)運搬専用船向けのプロペラ(真鍮製)と記されていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 42mm ISO500 ) 露出補正 なし
神馬とスクリュー;クリックすると大きな写真になります。
18.裏参道 -1
帰り道は裏参道だ。旭社の下の社務所門の階段を降りたところを左に入る。高橋由一館の前を通って静かな道をいくと、紅葉もなかなかきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 80mm ISO1400 ) 露出補正 なし
裏参道 -1;クリックすると大きな写真になります。
19.裏参道 -2
このあたりは常磐森と呼ばれているようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO4000 ) 露出補正 なし
裏参道 -2;クリックすると大きな写真になります。
20.松山、道後・奥道後温泉へ(車窓)
バスにたどり着いたのは、午後3時ごろだった。松山自動車道を松山市へと向かう。距離は100km位あるのだろうか。松山に着いたのは4時半だった。松山市内には、伊予鉄道の路面電車が走っている。2002年から運用開始された低床車両とクリーム色とオレンジ色に塗り分けられた従来からの主力車種とが並ぶ。将来は松山空港まで延伸させようとの計画があるようだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/25秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
松山、道後・奥道後温泉へ;クリックすると大きな写真になります。
21.道後温泉(車窓)
バスは、道後温泉の脇を通る。道後温泉は、「日本書紀」にも登場するわが国最古の温泉だそうだ。道後温泉のシンボル「道後温泉本館」は、本館上にどっしりとした構えの振鷺閣があり、伝説の白鷺を据え、毎朝6時に太鼓の音で開館を告げるなど、歴史ある温泉情緒がある。車窓からの撮影で、振鷺閣まで入れた良い構図で撮れなかった。バスは、この日泊まる奥道後温泉まで行く。宿は「ホテル奥道後」がリニューアルされ、「奥道後壱湯の守」と名前が変わった1軒しかない。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 30mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
道後温泉;クリックすると大きな写真になります。


2014年11月27日

神楽坂界隈を歩く 11月14日


  この日、中学時代のクラス会が市ヶ谷で行われる。毎年20人くらいが集まる。
  さて、私は神楽坂をゆっくり歩いたことがない。クラス会が始まる前の時間を利用して、散策してみることにした。神楽坂は市ヶ谷から近い。

  午後3時半過ぎ、JRを飯田橋駅で下り、少々長い通路を歩いて西口に出る。右へ行くと外堀通りを渡って、まっすぐに神楽坂通りだが、その前に少し、左へ行って、牛込見付跡を見てみたいと思っていた。しかし、外堀が完成した寛永13年(1636年)に建設されたされたという石垣が残っているだけだった。それでも、この見附は江戸城外堀跡の見附の中でも、最もよく当時の面影を残しているという。
  外堀通りに出て、神楽坂下の交差点を渡ると神楽坂通りの入り口だ。路地をのんびり歩いてみたい。

1.牛込橋
飯田橋駅西口を出ると目の前が牛込橋だ。案内板があった。江戸城から牛込への出口にあたる牛込見付(牛込御門)の一部をなす橋で、「牛込口」とも呼ばれる重要な交通路だった。最初の橋は寛永13年(1636年)に外堀が開かれた時に造られたが、その後の災害や老朽化により何回も架け替えられた。現在の橋は平成8年3月に完成した鋼橋であると記されている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 7mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
牛込橋;クリックすると大きな写真になります。
2.神楽坂下 神楽坂通り入り口
外堀通りの神楽坂下交差点を渡って、神楽坂通り商店街を上がり始める。早稲田通りともいう。神楽坂通りを説明する柱が立っていて、坂名の由来は、坂の途中にあった高田八幡(穴八幡)の御旅所で神楽を奏したから、津久戸明神が移ってきたときにこの坂で神楽を奏したから、若宮八幡の神楽が聞こえたから、この坂に赤城明神の神楽堂があったからなど、いずれも神楽にちなんだ諸説があるとされている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 14mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
神楽坂下 神楽坂通り入り口 ;クリックすると大きな写真になります。
3.神楽小路
神楽坂通りを上がり始めて、すぐ右側に神楽小路という路地があった。この神楽小路は昔は紀ノ善横丁と呼ばれていたそうだが、通り名変更となった際に神楽坂を最初に入った右側にある横丁なので神楽小路という名前が付いたのだと言われている。(東京 神楽坂ガイド)を参照

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/50秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
神楽小路;クリックすると大きな写真になります。
4.かくれんぼ横丁
一旦、神楽坂通りに戻り、次の神楽坂仲通りに入る。その神楽坂仲通りの2本目の路地、かくれんぼ横丁に入ってみる。石畳の小道は趣があり、黒塀に囲まれた料亭などが軒を連ね、江戸の佇まいを今に伝える場所のようだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
かくれんぼ横丁;クリックすると大きな写真になります。
5.かくれんぼ横丁の突き当たり
かくれんぼ横丁を突き当たると、白壁と黒い格子塀の割烹があった。かくれんぼ横丁は、「お忍びで遊びに来た人を後ろからつけてきても、横に入られるとわからなくなる」ところから名付けられた横丁だそうだ。(東京 神楽坂ガイド)を参照

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
かくれんぼ横丁の突き当たり;クリックすると大きな写真になります。
6.本多横丁
かくれんぼ横丁の突き当りを右に折れて、左に行くと本多通りに出た。にぎやかに人が行き交う。神楽坂には横丁が沢山あるが、この本多横丁は神楽坂にある横丁では最も大きい横丁だそうだ。むかし、江戸時代の大名格の武家で石高一万五百石本多家の屋敷があったことから本多横丁と呼ばれるようになったとのこと。(東京 神楽坂ガイド)を参照

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
本多横丁;クリックすると大きな写真になります。
7.芸者新道
本多横丁を神楽坂通りのほうへ戻り、途中を左へ、芸者新道を下る。それにしても、いろいろな横丁があるものだ。芸者新道は、神楽坂に待合や置屋、料亭が集まっていた頃の花柳界の名残を名に残す路地で 神楽坂仲通りから本多横丁に抜ける路地だ。神楽坂仲通りからまっすぐで緩やかな坂になっている。神楽坂の花柳界は江戸後期の安政4年(1857)に誕生し、当時は「牛込花街」と言っていたそうである。現在は料亭8軒と芸妓さん30名前後ということだ。(東京 神楽坂ガイド)を参照

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 18mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
芸者新道;クリックすると大きな写真になります。
8.毘沙門天善國寺
いったん神楽坂通りに戻り、右のほうへ少し上がっていくと、道路の反対側に毘沙門天善國寺があった。この毘沙門天善國寺は桃山時代末の文禄4(1595)年に創設された。寺の位置は変遷しており、日本橋馬喰町馬場北の先にあったこともあったが、寛政4(1792)年の火事により、この神楽坂へ移転したそうだ。また、昭和20年の東京大空襲でも失われたが、昭和26年に再建されている。(東京 神楽坂ガイド)参照

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
毘沙門天善國寺;クリックすると大きな写真になります。
9.伏見火防稲荷
毘沙門天にお参りして、神楽坂通りを下るとすぐのところに見番横丁の入り口があり、入ってすぐのところに伏見火防稲荷があった。ふつう伏見稲荷というと商売繁盛・五穀豊穣の神社だろうが、ここは火防稲荷という。狭い路地にお店や家が建て混んだ花街ならではの祈りが感じられる 神社名だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/50秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
伏見防火稲荷;クリックすると大きな写真になります。
10.見番
伏見火防稲荷の向こうに東京神楽坂組合稽古場という札が下がった玄関があった。傍に見番横丁の案内柱が立っていて、そこには「芸者衆の手配や稽古を行う見番が沿道にあることから名づけられた。稽古場からは時折、情緒ある三味線の音が聞こえてくる」と記されていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/100秒 8mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
見番;クリックすると大きな写真になります。
11.居酒屋の名店
また神楽坂通りに戻り、毘沙門天善國寺の前の路地を入ってみる。突き当りの右側に、縄のれんが掛かった古い日本家屋の店があった。開店前の入り口には「伊勢藤」という名板が掛かっている。見たところ、何の店なのかよくわからない。後で調べてみると、ここはすごい居酒屋だった。昭和11(1936)年に創業。現在の建物は、昭和23(1948)年に、戦前の建物を復元する形で建てられたのだそうだ。酒は燗酒で灘の「白鷹」ひと銘柄のみ。ビールはない。肴は燗酒2本までは、一汁四菜が出され、3本めから、1本増えるごとに、1品ずつ、少量の酒の肴を出してくれるという。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/13秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
居酒屋の名店;クリックすると大きな写真になります。
12.兵庫横丁
伊勢藤の角を左へ曲がると、右手に石畳の兵庫横丁という小道があった。この兵庫横丁は、神楽坂界隈の最も古い道とのことで、鎌倉時代から当時の要衝だったという。兵庫横丁は武器商人の町であったことから、その名がついたと言われる横丁で、なぜ兵庫横丁と呼ばれるのかというと、兵庫とは「兵=つわもの、庫=ぐら」のことで、「兵器を納めておく倉、すなわち、兵器庫」なのだそうだ。(東京 神楽坂ガイド)を参照

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/60秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
兵庫横丁;クリックすると大きな写真になります。
13.かくれんぼ横丁へ戻る
兵庫横丁は軽子坂という通りに抜ける。それを右へ、軽子坂を下る。本多横丁を通り越して、神楽坂仲通りの手前を右に入ると、また、かくれんぼ横丁に出た。中華や、フレンチの店もある。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/50秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
かくれんぼ横丁へ戻る;クリックすると大きな写真になります。
14.軽子坂
再び軽子坂に戻り、外堀通りのほうへ下る。神楽坂仲通りの先に、比内地鶏の店があった。軽子とは軽籠持の略称であり、今の飯田濠にかつて神楽河岸があり、 船荷を軽籠に入れ江戸市中に運搬することを職業とした人がこの辺りに多く住んでいたことからその名がつけられたそうである。(東京 神楽坂ガイド)を参照

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
軽子坂;クリックすると大きな写真になります。
15.神楽小路
軽子坂の神楽坂仲通りの入り口を通り越して、その先の神楽小路を右に入り、神楽坂通りに戻った。いろいろな横丁を巡ってみて、多くの飲食店を見たが、格調高い落ち着きがあって、趣向を凝らした店構えは飽きなかった。次回は歩くだけでなく、店の中に入ってみなくてはいけない。いろいろな横丁を歩いたが、道筋については、あとで神楽坂商店街ホームページに掲載されている地図を参考にさせていただいた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/50秒 12mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
神楽小路;クリックすると大きな写真になります。
16.富士見町教会
JRの飯田橋駅西口に戻ってきた。目の前にひときわ明るい建物が見えた。飯田橋駅西口の再開発計画により、昨年10月に竣工した富士見町教会の新しい教会堂である。富士見町教会は1886年に設立され,現在の場所に教会堂が出来てから87年が経過していたそうだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 14mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
富士見町教会;クリックすると大きな写真になります。
17.飯田橋サクラテラス
富士見町教会の右手には、「SAKURA TERRACE」と書かれた建物が完成していた。三井不動産が中心となり、JR飯田橋駅西口の東京警察病院跡の再開発事業のオフィス・商業棟「飯田橋グラン・ブルーム」(地上30階・地下2階)の商業ゾーンとして、今年10月10日にオープンしたばかりだ。夕暮れ時のイルミネーションがきれいだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 14mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
飯田橋サクラテラス;クリックすると大きな写真になります。
18.牛込橋のたもとの灯り
5時を回った。「秋の日は釣瓶落とし」というように、すっかり暗くなってきている。牛込橋のたもとに灯りがついた。少し早いが、JRの一駅先の市ヶ谷へ向かった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/8秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
牛込橋のたもとの灯り;クリックすると大きな写真になります。


2014年11月11日

江戸東京博物館 10月31日


 この日、上野の「藪蕎麦」で大学で同じクラス、そして卓球部でも同じ釜の飯を食った友人二人と飲もうと約束をしていた。この仲間とは年に一二度、「藪蕎麦」で飲む。初めはあと二人、卓球部ではないが同じクラスの仲間がいて、五人組だった。だが、その二人は、70歳を前に既に亡くなられてしまった。

  上野「藪蕎麦」は夕方5時に予約を入れていた。それまでの時間、久しぶりに上野方面へ出かけるので、江戸東京博物館へ行ってみることにした。実は前々日に、神奈川県立歴史博物館を見学した折、そこに張られていたポスターで、「東京オリンピックと新幹線」と「モダン都市銀座の記憶」という二つの企画展が江戸東京美術館で開かれているのを知り、是非、見たいなと思っていた。

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  3時少し前に、両国駅に着き、江戸東京博物館へ向かった。
  江戸東京博物館へは2010年9月に「大昆虫博」を見るために訪れている。その時は、常設展など他の展示はほとんど見ていない。

さて、シニア半額のチケットを購入し、中に入る。まず、3階の「東京オリンピックと新幹線」の企画展へ。残念ながら撮影は禁止だった。新幹線が開業し、東京オリンピックが開催されたのは私が、学校を卒業し、社会人となった年だった。これを契機として東京の街がどんどん変わっていくのを思い返さずにはいられない。

  「東京オリンピックと新幹線」の企画展を見終えて、6階の常設展へと向かう。「モダン都市銀座の記憶」へは常設展の入場券で入れる。まず、常設展を見て歩いたが、なかなか素晴らしい展示であった。スケールも大きい。6階の入り口から入り5階と吹抜けになっているところから見る、日本橋や、中村座の大きな模型には目を見張る。ここは、写真撮影がOKだったので、いろいろと撮って歩いた。フラッシュを使ってよいところは、フラッシュOKの表示もある。

  最後に、写真家・師岡宏次さんの写した50年「モダン都市銀座の記憶」を見た。子供のころに見た銀座の街を断片的ではあるが、思い出す。

 4時半に江戸東京博物館を退出し、総武線、山手線に乗り、上野に急いだ。約束の5分前に到着。二人もすぐに顔を見せ、飲み始めた。お開きにしたのは、このお店の閉店時間、9時だった。帰りの電車は運よく座ることができ、気がついたらノン・ストップ?で横浜に着いていた。
  江戸東京博物館に関わる記述は、そのパンフレットやホームページを参照させていただいた。

1.両国駅
この駅舎は1929年に完成したというのだから、もう古い。やがて建て直しをしなくてはならないだろう。両国国技館は目の前にある。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
両国駅;クリックすると大きな写真になります。
2.企画展「東京オリンピックと新幹線」
新幹線が開業した昭和39年前後の日本国有鉄道の各種列車や、最新の新幹線の模型、解説を楽しみながら見た。東京オリンピックは、私が社会人1年生のころ。ある方からサッカー準決勝のチケットをいただき、会社を休んで国立競技場へ見に行ったのを覚えている。入社早々で、オリンピックを見るために会社を休むことに逡巡はあったが、今思えば見ておいてよかったと思う。3階の企画展の出口へ来ると、こんなフォトスポットがあった。ちょっと、お粗末である。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/80秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
企画展「東京オリンピックと新幹線」;クリックすると大きな写真になります。
3.常設展入口
企画展「東京オリンピックと新幹線」を見終えて、6階の常設展示室入口へ移動した。下に観光バスが沢山止まっていたので、大勢の見学者、特に小学生たちがいると思っていたが、それほどでもなかった。小学生たちは、私が先に企画展を見ている間に帰ったのかもしれない。6階の入り口を抜けると、5・6階が吹き抜けになった空間が広がった。日本橋がかけられている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/40秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
常設展入口;クリックすると大きな写真になります。
4.中村座
6階の常設展示室の入り口を入ったところから見渡すと、5階の展示スペースをまたいでかけられた日本橋の左側が「江戸ゾーン」、右側が「東京ゾーン」になっている。日本橋の途中から「江戸ゾーン」5階展示室のシンボル的な「中村座」を見下ろす。江戸堺町(現・中央区日本橋人形町三丁目)にあった歌舞伎の芝居小屋だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/40秒 7mm ISO1600 ) 露出補正 なし
中村座;クリックすると大きな写真になります。
5.寛永の町人地 -1
日本橋を渡ったところも「江戸ゾーン」で、そこには、「寛永の町人地」という展示があり、精密に人物像が造られた模型があった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/40秒 12mm ISO1600 ) 露出補正 なし
寛永の町人地 -1;クリックすると大きな写真になります。
6.寛永の町人地 -2
説明書きによれば、ここは日本橋北詰付近の町人地で、敷地の広い大名屋敷に比べ、町人の家は一軒一軒がきわめて狭かったことが理解できるとされている。「江戸図屏風」「江戸名所図屏風」「武州豊嶋郡江戸庄図」などをもとに復元、作成さている。大勢の人々の模型が凄い。

  Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/40秒 30mm ISO1600 ) 露出補正 なし
寛永の町人地 -2;クリックすると大きな写真になります。
7.大名屋敷
江戸城本丸大手門の前に建てられた、越前福井藩主・松平伊予守忠昌(1597年?1645年)の上屋敷だそうだ。広大な敷地に桃山風の豪壮な建築が建っていたが、明暦の大火により焼失し、以後このような華麗な大名屋敷は姿を消したという。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/40秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
大名屋敷;クリックすると大きな写真になります。
8.棟割長屋
5階へ降りて、「江戸ゾーン」を見ていく。ほぼ実物大の棟割長屋の模型があった。棟の前後で部屋を分ける形のものは棟割長屋と呼ばれた。この模型は間口2間(約3.9m)、奥行き2間の規模で、居室部分は6畳の広さがある部屋の模型だ。模型はお産の風俗を再現している。ここはフラッシュ使用可になっていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
棟割長屋;クリックすると大きな写真になります。
9.いろいろな錦絵
錦絵とは、浮世絵のうちの多色版画のこと。浮世絵には肉筆浮世絵(紙や絹に描いた巻物)など版画以外もある。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
いろいろな錦絵;クリックすると大きな写真になります。
10.江戸の商業 三井越後屋
越後屋の模型があった。三井財閥の源流である。言わずと知れた三越の前身であり、Wikipediaによれば、三越は「越後屋」の呉服店事業を引継いだため、「三井財閥(現三井グループ)の礎を築いた企業である」とされることも多いが、企業としての三越としてみるならば、三井の事業から呉服店部門のみを「合名会社三井呉服店」として分離したのが始まりであるとされている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
江戸の商業 三井越後屋;クリックすると大きな写真になります。
11.銀座煉瓦街
「江戸ゾーン」から、「東京ゾーン」に入る。銀座煉瓦街は、明治5年2月の銀座一帯を焼き尽くす大火の後、近代国家にふさわしい街づくりとして、明治新政府によって計画、建設されたものだ。計画の中心は新橋ステーションから築地居留地や諸官庁を結ぶ銀座地域に不燃家屋(煉瓦造り)を建設し、道路を拡張、改良しようとするもだったとのこと。やがて、ウィンドウ・ディスプレイなどの近代商法が根付いたり、思潮をリードする新聞社や雑誌社が次々に集まったことも手伝って、文明開化を象徴する街として賑わったという。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/30秒 18mm ISO1600 ) 露出補正 なし
銀座煉瓦街;クリックすると大きな写真になります。
12.ニコライ堂
「東京ハリストス復活大聖堂」という正式名称がある。東京の人びとには、日本・ロシアの交流に尽くした宣教師ニコライにちなむ「ニコライ堂」という名で親しまれている。今も神田駿河台の丘の上に建つニコライ堂には2011年2月に訪れた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
ニコライ堂;クリックすると大きな写真になります。
13.ダットサントラック 222型
日産自動車が製造した小型トラックであるダットサントラックの2代目(Wikipediaによると4代目とされている)220シリーズで、1959年221型からマイナーチェンジされた222型である。この車はオーナーに2007年まで愛用された。荷台部分にNAKAJIMA-SHOTENの文字があり、自家用と書かれているのも懐かしい。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/25秒 7mm ISO1600 ) 露出補正 なし
ダットサントラック 222型;クリックすると大きな写真になります。
14.マイカー需要創出のトップバッター スバル360
通産省が国民車構想を打ち出したのは、1955年(昭和30年)。軽自動車の皮切りとして、製造、発売されたのがこのスバル360スバル360だった。私は1964年(昭和39)年に入社した企業で、営業用として初めてあてがわれて運転したのはトヨタのパブリカという、国民車構想に影響を受けて生産された、いわゆる大衆車だった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/50秒 7mm ISO1600 ) 露出補正 なし
マイカー需要創出のトップバッター スバル360;クリックすると大きな写真になります。
15.円タク
東京のタクシーは1912年(大正元年)に営業をはじめ、昭和に入って、市内は均一1円の料金で、"円タク"と呼ばれ、市民も利用するようになった。これはその"円タク"と同じ、フォードA型4ドアセダン(1931年製)である。1935年の統計では、タクシーの車種の約44%はフォード、約27%はゼネラル・モータースのシボレーで、両者は日本工場も設立し、右ハンドル車を生産したという。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/15秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
円タク;クリックすると大きな写真になります。
16.上野の飲食店街
上野藪蕎麦の閉店でお開きになった。時間は夜9時を回っている。上野駅の不忍口に向かって歩く。このあたりは、飲食店街になっていて、サラリーマンたちで賑わっていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/60秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
上野の飲食店街;クリックすると大きな写真になります。
17.上野駅中央改札
上野駅のコンコースに入ってくると、正面に1951年に完成したの猪熊弦一郎作の壁画『自由』が掲げられており、当駅を代表する光景ともなっている。昭和59年6月、平成14年12月に修復されている。中学生のころ夜汽車に乗って尾瀬や信州の山へ行った時に、この中央改札口の前にかけられる列車名の札のところに並んで改札を待ったのを思い出す。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 21mm ISO1600 ) 露出補正 なし
上野駅中央改札;クリックすると大きな写真になります。


2014年11月 7日

神奈川県立歴史博物館 10月29日


 関内駅近くの尾上町というところに用があり、かみさんと一緒に出掛けた。用事はすぐに済み、先週の金曜日(10月24日)、テレビ東京の「L4YOU」という番組の「レトロ&歴史を満喫!横浜さんぽ」で紹介された馬車道にある「グリル・エス」という創業60年の洋食店でランチにすることにした。
 「グリル・エス」で食事をした後、すぐ近くにある神奈川県立博物館に寄ってみた。常設展は、
  1. さがみの古代に生きた人びと
  2. 都市鎌倉と中世びと
  3. 近世の街道と庶民文化
  4. 横浜開港と近代化
  5. 現代のかながわと伝統文化
で構成されていて、神奈川ならではの内容は見ごたえがあった。受付て写真撮影の可否を聞いたところ、館内の撮影は許可証を発行するが、展示物の撮影は不可、また、ブログ等への掲載は不可とのことだった。いただいた許可証を首から下げて中に入った。
 神奈川県から出土した縄文時代の人面把手(土器のとってに、人間の顔を表現したもの)などの土器、古墳時代の馬形埴輪などは、その当時のデザインとは思えぬような美しさがある。
 また、明治3年に京都の陶工宮川香山が横浜に移住し、野毛山に窯を築き、翌4年に現在の横浜市南区庚台に移転して本格的に陶磁器の制作を開始した「眞葛焼」は素晴らしかった。ジャポニスクブームに沸く欧米諸国で大いに人気を得たという。

1.馬車道十番館
尾上町で用事を済ませ、今日の一つの目的である「グリル・エス」を探す。以前に食事をしたこともある馬車道十番館が見えた。文明開化のモダンな息吹を今に伝えようとする店構えは、明治の西洋館を再現し、開港当時の建築様式という。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
馬車道十番館<
2.「牛馬飲水」
六道の辻通りに面した馬車道十番館の店の前に、神奈川縣動物愛護會、社團法人帝國競馬協會と古い字で書かれた、牛馬の飲水槽があった。横浜開港の頃、馬車道にはたくさんの馬車が行き交い、横浜馬車道十番館前には牛馬飲水所があったそうだ。横浜資料保存会の説明書きからは、この牛馬飲水槽は大正6年に当時陸上交通の主力であった牛馬のために、現在の横浜市磯子区八幡橋際に設けられたものがここに移設されたことがうかがえる。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 16mm ISO200 ) 露出補正 なし
「牛馬飲水」;クリックすると大きな写真になります。
3.グリル・エス
テレビ東京の「L4YOU」という番組の「レトロ&歴史を満喫!横浜さんぽ」で紹介された馬車道にある「グリル・エス」という創業60年の洋食店である。少し歩いたが、六道の辻通りをみなとみらい21のほうへ歩き、左に入ったところに探し当てることができた。こじんまりとした店だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
グリル・エス;クリックすると大きな写真になります。
4.グリル・エス 店内
この日はここで昼食と決めてきた。店内に入る。時間は11時45分。10卓ほどあるテーブルのうち、2つにはすでにお客さんがいた。私はスパゲティー・ナポリタン、かみさんはオムライスを注文した。量が多い。でも頑張って、2人で完食した。味も良い。12時を過ぎるころ、満席になっていた。常連さんが多い。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/13秒 8mm ISO200 ) 露出補正 なし
グリル・エス 店内;クリックすると大きな写真になります。
5.神奈川県立歴史博物館
食事の後、すぐ近くにある、この日第2の目的であった神奈川県立歴史博物館に向かう。横浜港へ向かって歩くとすぐその石造りの外壁が見えた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 21mm ISO200 ) 露出補正 なし
神奈川県立歴史博物館;クリックすると大きな写真になります。
6.神奈川県立歴史博物館 馬車道通り入り口
博物館の受付は、馬車道通り入り口の裏側にある。65歳以上は100円で入れる。先に記したように、館内の写真撮影は、許可証を首から下げてノーフラッシュでOKだったが、個々のの展示品の写真を撮ることや、撮った写真をブログ等に載せることは不可とのことだった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
神奈川県立歴史博物館 馬車道通り入り口;クリックすると大きな写真になります。
7.旧横浜正金銀行本店 国指定重要文化財
神奈川県立歴史博物館の建物は、旧横浜正金銀行本店の建物だった。明治37年に建設され、ドイツの近代洋風建築の影響を受け、明治時代の貴重な建造物であることから、昭和44年3月12日に国の重要文化財の指定を受けていると記されている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
旧横浜正金銀行本店 国指定重要文化財;クリックすると大きな写真になります。
8.神奈川県立歴史博物館 全景
馬車道通りの反対側にわたり、その堂々とした全景を撮った。まだ1時20分なのに、陽は傾いてきている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
神奈川県立歴史博物館 全景;クリックすると大きな写真になります。
9.ガス灯の名残
現在の馬車道のガス灯は、日没ごろから深夜0時まで毎日点灯されて、商店街を彩る現役のガス灯だ。平成15年のガス灯完成時に東京ガスから寄贈されたイギリスからやって来た4基のガス灯を加え81基のガス灯が、馬車道商店街を照らしているそうだ。このガス灯ではないようだが、イギリスのロンドンの南、森に囲まれた憩いの場として人々から愛されたシェフィールドパーク内に立っているものと同じガス灯もあり、1872年(明治5年)に日本最初のガス灯が馬車道に灯されたことを記念して、県立神奈川歴史博物館の近くに設置されている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
ガス灯の名残<;クリックすると大きな写真になります。


2014年3月30日

横浜山手散策 3月16日


3月16日、日曜日で、天気が良いので人出が多いだろうと思ったが、しばらく歩いていなかったので出かけることにした。
特に目的はなかったが、横浜の山手を歩いてみたくなった。いつものようにバスで元町へ行く。元町通りには入らず、手前を右の方へ。フェリス女学院の脇の階段を上がって山手本通りに出た。
階段を上がっていくと、何組かのスペイン語を話す人たちとすれ違った。山手本通りに出ると右の方に教会が見えた。どうやら日曜日の礼拝へ行ってきた人たちだったようだ。「カトリック山手教会」を見てから、戻るように、外人墓地、港の見える丘公園の方へ歩く。ベーリック・ホールやエリスマン邸といった西洋館の中に入って見学したのち、大仏次郎記念館のフラワー・ガーデンに行ったが、花の時期ではなかった。港の見える丘公園からフランス橋を渡って、山下公園に行く。明日もクイーン・エリザベスを見るために、大桟橋に来るのだが。
山手散策の写真は白黒写真にした。

1.カトリック山手教会
元町通りの入り口を右手に曲がり、階段を上っていく。上から、スペイン語で話をする人たちが何組か下りてきた。やがて、山手本通りにたどりつく。右手に教会が見えた。今日は日曜日、さっき行き違ったスペイン語を話す人たちも、この教会で礼拝してきたのであろう。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
カトリック山手教会;クリックすると大きな写真になります。
2.ベーリック・ホール外観
今日は山手本通りを歩いて洋館を見てみようと思っていた。カトリック山手教会まで行って、引き返し、港の見える丘公園に向かって歩く。左手にベーリック・ホールという洋館があった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 9.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
ベーリック・ホール外観;クリックすると大きな写真になります。
3.ベーリック・ホール居間
イギリス人貿易商 B.R.ベリック氏の邸宅として、J.H.モーガンの設計により、昭和5年(1930年)に建てられた。スパニッシュ・スタイルを基調とし、戦前の西洋館としては最大規模を誇り、建築学的にも価値のある建物とされる。ここは天井が高く、暖炉がある大きな居間だ。奥にグランドピアノが置いてある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/50秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ベーリック・ホール居間;クリックすると大きな写真になります。
4.ベーリック・ホール パーム・ルーム
獅子型の壁泉があり、壁は当時の石積み風のテクスチャーを再現するため、化粧目地や雲母の片を混ぜて復元されているそうだ。当時は植物などを置いて、休憩室として使用されたらしい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ベーリック・ホール パーム・ルーム;クリックすると大きな写真になります。
5.ベーリック・ホール 食堂
大勢の人たちで食事が出来そうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/50秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
ベーリック・ホール 食堂;クリックすると大きな写真になります。
6.ベーリック・ホール 令息寝室の浴室
特に飾り気のない浴室だが、広々としている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/80秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ベーリック・ホール 令息寝室の浴室;クリックすると大きな写真になります。
7.ベーリック・ホール 入口
建物の内側から3連アーチとなっている玄関を見る。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/160秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
ベーリック・ホール 入口;クリックすると大きな写真になります。
8.エリスマン邸
ベーリック・ホールを出て、横浜雙葉小学校の入り口の反対側、山手公園にエリスマン邸がある。この建物は、日本建築界に大きな影響を与え、現代建築の父と呼ばれたA.レーモンドの設計だそうだ。横浜の大きな絹糸貿易商シーベルヘグナー商会の支配人であったエリスマン氏の私邸として大正15年(1926年)に山手127番地に建築され、現在のここ元町公園には平成2年(1990年)に移築復元された。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
エリスマン邸;クリックすると大きな写真になります。
9.エリスマン邸 アフタヌーン・コンサート
この日の午後2時から行われる エリスマン邸 アフタヌーン・コンサート のリハーサルが行われていた。また、エリスマン邸は山手界隈の資料館の役割も果たしている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/30秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
エリスマン邸 アフタヌーン・コンサート;クリックすると大きな写真になります。
10.山手234番館
エリスマン邸の少し先の右側に山手234番館があった。朝香吉蔵の設計により、昭和2年(1927年)頃に建築された外国人向けの共同住宅で、横浜市に現存する数少ない遺構のひとつとのこと。現在1階は山手の総合案内、2階は展示や会議などに使用されている。左に見えるのは電話ボックス。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 9.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
1山手234番館;クリックすると大きな写真になります。
11.バス停の老紳士
元町公園前のバス停でバスの時刻表と腕時計を見比べる老紳士。いかにも横浜山手という風情だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/250秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
バス停の老紳士;クリックすると大きな写真になります。
12.外人墓地からみなとみらい地区を望む
港の見える丘公園の手前にある外人墓地まで来た。ランドマーク・タワーが見える。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
外人墓地からみなとみらい地区を望む;クリックすると大きな写真になります。
13.ベイ・ブリッジ
今夜、11時過ぎにクイーン・エリザベス号がこの下をくぐって大桟橋に着岸予定だ。手前にあるのは、横浜時計眼鏡貴金属小売商組合が創立80周年を記念して寄贈という銘がある、シチズン時計製の日時計だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/1250秒 21.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
ベイ・ブリッジ;クリックすると大きな写真になります。
14.フランス橋
港の見える丘公園から旧フランス領事館公邸遺構のあるフランス山を下りて、中村川に架けられたフランス橋を渡る。こういう運河のような川の水は昔は汚かったが、随分きれいになったものだ。谷戸橋を「あかいくつ」が渡っていく。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/125秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
フランス橋;クリックすると大きな写真になります。
15.横浜港のキンクロハジロ
海でキンクロハジロを初めて見る。気持ちよさそうに、悠々と浮かんでいる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1000秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
横浜港のキンクロハジロ;クリックすると大きな写真になります。
16.氷川丸とユリカモメ
とも綱にユリカモメが止まる。ここはユリカモメの定位置なのだろうか。セグロカモメやウミネコは来ないのだろうか?今度行った時にも見てみよう。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 21.5mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
氷川丸とユリカモメ;クリックすると大きな写真になります。
17.GARDIAN OF WATER
1960年にアメリカのサンディエゴ市から横浜市民に贈られた水の守護神像。サンディエゴ市と横浜市とは昭和32年10月(1957年)に姉妹都市となってからは、青少年の交流活動や動物の相互寄贈などの文化活動を中心に継続的に交流が続いており、昨今では経済交流に関しても積極化の方向にあるという。これは姉妹都市提携の25周年を記念して昭和57年10月(1982年)に設けられた、作詞:佐伯孝夫、作曲:吉田正、歌:渡辺はま子による、「美しのサンディエゴ」という歌の記念歌碑。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
GARDIAN OF WATER;クリックすると大きな写真になります。
18.水の守護神と噴水
水の守護神を囲む噴水は、時折、高く水が吹き上がる。横浜市はサンディエゴ市以外にもインドのムンバイ市、ウクライナのオデッサ市、カナダのバンクーバ市、中国の上海市、フランスのリヨン市、フィリピンのマニラ市、ルーマニアのコンスタンツァ市と姉妹・友好都市の関係を築いているそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
水の守護神と噴水;クリックすると大きな写真になります。
19.スズメ
山下公園中央口の傍、木の幹にスズメがいて、幹に開いた穴に潜り込んでいる。虫でも探しているのだろう。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/50秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
スズメ;クリックすると大きな写真になります。
20.午後の日差し
山下公園通りから元町方面への歩道を眺める。時刻は午後2時を少し回ったばかりだが、太陽はだいぶ傾いた。影が横に伸びる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/500秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
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2013年12月 3日

神宮外苑の銀杏 11月22日


 昨年は11月24日に神宮外苑の銀杏並木の写真を撮りに来ている。昨年の写真を見ると、まだ、緑が多く残っているようだった。ということは今年は少し色づくのが早いのだろうか。
  11月16日(土)?12月9日(月)まで「第17回神宮外苑いちょう祭り」が行われていて、絵画館前にはテントの店がいっぱい出て、お客さんで賑わっていた。平日ではあったが、銀杏並木も大勢の人が歩いている。

1.銀杏の樹高
これは、青山通り側から絵画館に向けて撮っている。一番高い木は樹高28mで、もっとも低い木は樹高17mだそうだ。4列の銀杏並木の総数は146本あるという。青山通りから絵画館に向け若干の下りになっているそうで、銀杏は青山通り側から樹高の高い順に植えられているそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/1250秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
銀杏の樹高;クリックすると大きな写真になります。
2.青山通りから絵画館前へ
銀杏の樹の上の方には陽の光が当たって輝いている。カフェ・テラスもいっぱいの人だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 9.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
青山通りから絵画館前へ;クリックすると大きな写真になります。
3.頭上の銀杏を仰ぎ見る
道路の中央は車道で、片側4車線ある、その両側がプロムナードになっていて、そのプロムナードの両側に銀杏の樹が植えられている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/500秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
頭上の銀杏を仰ぎ見る;クリックすると大きな写真になります。
4.「いちょう祭り」 絵画館前
青山通りからの道を突き当たると、外苑を周回する道路がある。その向こう側の広場では、「いちょう祭り」が行われていた。沢山の模擬店が出ていて、その前にはテーブルが置かれ、みんな楽しそうに飲食していた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/1250秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
「いちょう祭り」 絵画館前;クリックすると大きな写真になります。
5.「いちょう祭り」の看板
「第17回神宮外苑いちょう祭り」の看板があり、絵画館(正しくは、重要文化財・聖徳記念絵画館)の説明も書かれていた。絵画館へは小学校の授業で訪れた記憶があるが最近は中に入っていない。一度行ってみたい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 6.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
「いちょう祭り」の看板;クリックすると大きな写真になります。
6.クラシック・カー?
銀杏並木にこんな車が止まっていた。オーナーの方が乗っている。「いちょう祭り」のイベントとして11月30日(土)にクラシック・カー・フェスタが予定されている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 6.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
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7.青山通りから絵画館を望む
青山通りから絵画館に向かっての銀杏並木は、4年に一度、葉のない1月?3月にかけて円錐三角に樹姿を整える作業がなされているという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
131203_007.jpg
8.輝く銀杏の葉 -1
銀杏並木についての説明板があった。この並木の銀杏は、明治41年に新宿御苑在来木から銀杏(ぎんなん)を採取し、現在の明治神宮内内苑の苗圃に蒔いたことに始まる。その苗木の数は1600本に及んだ。外苑造成に当たり、6m位の樹高に成長していたこれらの樹の中から選別し、年々樹形を整え、大正12年に植栽されたという。露出補正して、銀杏の葉の白トビを防いだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
輝く銀杏の葉 -1;クリックすると大きな写真になります。
9.輝く銀杏の葉 -2
苗圃に芽生えて80余年、外苑に植栽されてから70年がたち、立派に成長した。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
輝く銀杏の葉 -2;クリックすると大きな写真になります。
10.輝く銀杏の葉 -3
おのれの幹を背景に葉が輝く。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/250秒 25.0mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
輝く銀杏の葉 -3;クリックすると大きな写真になります。
11.輝く銀杏の葉 -4
陽の光に透ける。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
輝く銀杏の葉 -4
12.輝く銀杏の葉 -5
まだ緑の残る葉もあった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
輝く銀杏の葉 -5;クリックすると大きな写真になります。
13.銀杏並木と秋の空
透きとおるような秋の空に白い雲の帯が流れる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
銀杏並木と秋の空;クリックすると大きな写真になります。

2013年11月29日

秋の箱根 -2 箱根美術館 11月19日


 成川美術館のある元箱根から、戻るような道どりになったが、強羅へ向かう。箱根美術館の広大な駐車場に着いたのは12時少し前だった。ここ箱根美術館は、世界救世教の岡田茂吉により設立された。この広い駐車場の敷地も世界救世教の土地だそうだ。
  入口は入場券を求める人たちで列ができていた。シニア@700円で入場する。
 箱根神仙郷にある箱根美術館の庭園で約1時間、紅葉の撮影を楽しんだ後、立ち寄り湯によって一風呂浴び、国道一号の箱根路を小田原へ出て、小田原厚木道路、東名で横浜に戻った。強羅からはやはりこのルートの方が近いようだ。
  富士山も見えたし、紅葉も最盛期だったし、立ち寄り湯も良かった。満足した一日だった。

17.箱根美術館駐車場から入口へ
駐車場は十分なスペースがあった。100台以上収容できるであろう。駐車場の入り口の前には世界救世教の光明殿があり、その前にあるモミジも深紅に染まっていた。箱根ケーブルカーの公園上駅の下を通って、箱根美術館の入り口に出る。入場券売り場には列ができていた。通りから見上げると、色づいたモミジの葉が陽の光に透けて美しい。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F11.0 1/500秒 32mm ISO400 ) 露出補正 なし
箱根美術館駐車場から入口へ;クリックすると大きな写真になります。
18.神仙郷
神仙郷というのは、世界救世教の創始者である岡田茂吉が箱根強羅地区の自然環境の特質を巧みに生かしつつ理想郷として作庭した約1万2000?庭園で,昭和28年に完成したとある。その中に箱根美術館をはじめ、数寄屋造りの茶室などを擁する。この8月1日付けで国の登録記念物(名勝地)に登録されたとのこと。ここは、入口を入ってすぐのところで苔庭という。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10.0 1/400秒 32mm ISO400 ) 露出補正 なし
神仙郷;クリックすると大きな写真になります。
19.苔庭の紅葉
順路に従って歩く。苔の緑と鮮やかな紅葉のコントラストはきれいだ。約130種の苔と200本のモミジが植えられているという。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/800秒 65mm ISO400 ) 露出補正 なし
苔庭の紅葉;クリックすると大きな写真になります。
20.真和亭
真和亭という茶室に出た。この茶室から苔庭の紅葉を眺めると美しいと評判で、小田急ロマンスカーのポスターにもなっている。紅葉を楽しみながら抹茶が飲めるというので賑わっている。ポスターの写真と同じようにこの茶室から庭の紅葉を見たいと思っていたが、あまりにも混んでいそうだったので、断念して中には入らなかった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.8 1/320秒 62mm ISO400 ) 露出補正 なし
真和亭;クリックすると大きな写真になります。
21.真和亭とモミジ -1
真和亭を背景に陽の光を受けたモミジが輝く。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8.0 1/250秒 50mm ISO400 ) 露出補正 なし
真和亭とモミジ -1;クリックすると大きな写真になります。
22.真和亭とモミジ -2
紅葉にもいろいろな色がある。モミジの種類も違うのだろうか。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/250秒 75mm ISO450 ) 露出補正 なし
真和亭とモミジ -2;クリックすると大きな写真になります。
23.真和亭とモミジ -3
箱根の山を背景にオレンジ色に輝く。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8.0 1/1000秒 112mm ISO400 ) 露出補正 なし
日光殿;クリックすると大きな写真になります。
24.日光殿
真和亭を左に回り込むと、日光殿という大きな建物が見えた。その屋根をバックに深紅のモミジが映える。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8.0 1/1000秒 62mm ISO400 ) 露出補正 なし
日光殿;クリックすると大きな写真になります。
25.富士見亭
真和亭の左隣にある富士見亭でもモミジの彩が見事だった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 56mm ISO400 ) 露出補正 なし
富士見亭;クリックすると大きな写真になります。
26.深紅のモミジ
茶室の脇から眺めた深紅のモミジも印象に残った。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 56mm ISO400 ) 露出補正 なし
.深紅のモミジ;クリックすると大きな写真になります。
27.大涌谷を望む
紅葉の向こうに大涌谷の噴煙が見えた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/640秒 150mm ISO400 ) 露出補正 なし
大涌谷を望む;クリックすると大きな写真になります。
28.龍頭の瀧
日光殿の前庭は、通常非公開であるが、11月3日?12月1日の間、特別公開されている。70トン以上あるという石を配置した池があり、そこに龍頭の瀧という小さな滝があった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.8 1/250秒 52mm ISO1250 ) 露出補正 なし
龍頭の瀧;クリックすると大きな写真になります。
29.真っ赤なモミジ -1
陽の光を透過する赤いモミジにしばし見とれてしまう。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F11.0 1/500秒 22mm ISO400 ) 露出補正 なし
真っ赤なモミジ -1;クリックすると大きな写真になります。
30.真っ赤なモミジ -2
何という建物か、後で思い起こしてみるが定かでない。多分、真和亭の裏側に回ってきたのだろうと思う。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9.0 1/320秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
真っ赤なモミジ -2;クリックすると大きな写真になります。
31.箱根美術館本館
龍頭の瀧があった石楽園の脇を通って、箱根美術館の本館出た。岡田茂吉の設計に基づいて建設された、中国風の青瓦を用いた建物。主に縄文時代から」江戸時代にかけての陶磁器が展示されている。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10.0 1/400秒 32mm ISO400 ) 露出補正 なし
箱根美術館本館;クリックすると大きな写真になります。
32.相模湾を望む
箱根美術館本館の手前から、モミジと箱根の山々を展望するということから名づけられた観山亭という数寄屋建築の屋根越しに、相模湾が眺められた。南東の方向を見ていることになる。強羅駅の標高は553m、早雲山駅の標高は767mなので、ここはおそらく海抜600m位と思う。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/800秒 131mm ISO400 ) 露出補正 なし
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33.小田急ロマンスカーのポスター
箱根美術館の館内に入る。2階に上がる階段の途中に、真和亭(茶室)の中から苔庭の紅葉を撮った写真の小田急ロマンスカーのポスターが貼ってあった。今日も茶室に入ると多分このような写真が撮れたのかなと思う。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/250秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
小田急ロマンスカーのポスター;クリックすると大きな写真になります。
34.箱根美術館本館2階ロビーから
2階ロビーからは、32の写真より、左位置からになるが、相模湾が眺められた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/800秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
箱根美術館本館2階ロビーから;クリックすると大きな写真になります。
35.再び苔庭へ
再び苔庭に戻ってきた。約40分間の散策だった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 62mm ISO400 ) 露出補正 なし
再び苔庭へ;クリックすると大きな写真になります。
36.ミュージアム・ショップ
出入り口の右側に光琳堂というミュージアム・ショップがあった。そこから苔庭とその手前にかかる太鼓橋が絵のように見えた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/250秒 29mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミュージアム・ショップ;クリックすると大きな写真になります。
37.箱根大文字
外に出て、北東の方向を眺めると、山肌に「大」の字が見えた。毎年8月16日に行われる箱根三大祭りの一つ箱根大文字焼きは、標高924メートルの明星ヶ岳の山頂付近に赤々と浮かび上がる。大文字焼きは1921(大正10)年から続く伝統行事で、その「大」の字をバックに、スターマインを中心とした打ち上げ花火とナイアガラなどの仕掛け花火も登場するそうだ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1600秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
箱根大文字;クリックすると大きな写真になります。
38.立ち寄り湯
せっかく箱根に来たのだから立ち寄り湯をしようと、強羅の近くで、前もって調べておいたところへ行ったところ、定休日だった。候補はもう一軒あったが、そこも火曜日は定休日だった。あきらめて帰路に着くと、強羅駅の手前に強羅館という旅館の「日帰り温泉歓迎」という看板が目に付いた。ここは定休日ではなかった。風呂には窓がなく、景色を見ながらの入浴は叶わなかったが、源泉かけ流しで、40度に調整された湯はとても心地よかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
上:プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
下:プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 13.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
立ち寄り湯;クリックすると大きな写真になります。


2013年11月25日

秋の箱根 -1 成川美術館 11月19日


  久しぶりに秋の箱根をドライブしてきた。
  この日の目的は二つ。成川美術館箱根美術館である。成川美術館ではその展望室から見える芦ノ湖と富士山、箱根美術館は小田急ロマンスカーのポスターで見た、その茶室から見る紅葉の庭である。
  朝7時半に自宅を出発した。天気は良かったが、東名高速から見える富士山には雲が張り付いている。カーナビは小田原厚木道路を行けというが、御殿場から乙女峠越えで仙石に行くコースにした。しかし、箱根湿性花園へ行くときはこのコースが近かったが、最初の目的地である成川美術館は元箱根の近くにあり、御殿場から仙石原を通って行くには1時間を要した。
 成川美術館に到着したのは、9時半を少し回ったころだった。
入場料はインターネットで1人200円の割引券を印刷して持参し、1,000円だった。さっそく、芦ノ湖に面した展望室に向かう。観光バスで来た人もいて、すでに20人?30人の人が、富士山に向け、カメラを構えていた。

1.成川美術館入口
幸い駐車場には、まだ停めるスペースがあった。入口に向かう。この門を入ると受付がある。伊藤芳雄作の「散歩」という彫刻が出迎えてくれた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/250秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
成川美術館入口;クリックすると大きな写真になります。
2.さっそく展望室へ
時刻は9時40分、さっそく入口を入ってその奥にある展望室に向かった。展望室にはソファが置かれていて50人くらいは座れるのだろうか。芦ノ湖の向こうに雲に囲まれた富士山が見えた。右手湖畔には箱根神社の赤い「平和の鳥居」がアクセントになっている。雲は右奥(北西)から左手前(南東)に流れている。雲がとれるのを期待して、ソファに座って待つことにする。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9.0 1/320秒 52mm ISO400 ) 露出補正 なし
さっそく展望室へ;クリックすると大きな写真になります。
3.駒ヶ岳と箱根神社「一の大鳥居」
展望室から右手を見ると、箱根神社の「一の大鳥居」がまじかに見え、その向こうに駒ヶ岳が見える。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9.0 1/320秒 52mm ISO400 ) 露出補正 なし
駒ヶ岳と箱根神社「一の大鳥居」;クリックすると大きな写真になります。
4.芦ノ湖遊覧船「ロワイヤル?」号
雲の動きに目を凝らしていると、芦ノ湖遊覧船(箱根海賊船)が桟橋に入ってきた。ここは元箱根港という。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/640秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
芦ノ湖遊覧船「ロワイヤル?」号;クリックすると大きな写真になります。
5.雲がとれない富士山
空は明るくなり、青空の範囲が広がってきているが、富士山山頂は、なかなか雲がとれない。雲が切れるかなと思うと、また、湧いてくる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/2500秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
雲がとれない富士山;クリックすると大きな写真になります。
6.箱根海賊船 ビクトリー号
10時15分、次の海賊船が入ってきた。観光客が乗船する。風は比較的強く、湖面に小さな白波が立っている。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/800秒 130mm ISO400 ) 露出補正 なし
131123_006.jpg
7.展示室からの眺め
なかなか富士山の雲がとれないので、成川美術館の展示室を見る。堀文子さんの「蝶の叢」という絵が印象に残った。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F11.0 1/500秒 38mm ISO400 ) 露出補正 なし
展示室からの眺め;クリックすると大きな写真になります。
8.展望室からの眺め
再び、展望室に戻る。展望室の窓はとても大きく、きれいに磨かれている。いよいよ青空が広がり、雲があるのは富士山の山頂付近のみとなった。期待が持てる。湖面にも日が当たり始めた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10.0 1/400秒 24mm ISO400 ) 露出補正 なし
展望室からの眺め;クリックすると大きな写真になります。
9.しつこい雲
展示室と展望室を往ったり来たりして、10時40分になった。山頂付近の雲はまだとれない。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F13.0 1/640秒 48mm ISO400 ) 露出補正 なし
しつこい雲;クリックすると大きな写真になります。
10.駒ヶ岳
展望室から眺める駒ヶ岳(1357m)は、青空のもと、その独特な姿を見せてくれる。山頂のすぐ下から箱根園へ下る駒ヶ岳ロープウェイは、風が強いため運休しているのか姿が見えない。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10.0 1/400秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
駒ヶ岳;クリックすると大きな写真になります。
11.再び「ロワイヤル?」号
再び箱根海賊船「ロワイヤル?」が元箱根港に着いた。先ほど見た時から約1時間たっている。乗船する観光客も多い。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 170mm ISO400 ) 露出補正 なし
再び「ロワイヤル?」号;クリックすると大きな写真になります。
12.あと少し
10時55分、富士山山頂を囲んでいた雲はほとんどなくなった。これでも十分だけど、あと少しで全貌が眺められるかも。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/3200秒 135mm ISO400 ) 露出補正 なし
あと少し;クリックすると大きな写真になります。
13.待った甲斐があった
11時5分、待つこと1時間半、富士山はそのほぼ全貌を見せてくれた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/800秒 62mm ISO400 ) 露出補正 なし
待った甲斐があった;クリックすると大きな写真になります。
14.富士山全貌
とうとう雲が一つもなくなった。待った甲斐があった。観光バスで来られていた人たちは、「みんなで(集合時間に)遅れれば怖くない」と言って、粘っておられたが、バス出発の時間が過ぎて、すでに展望室にはいない。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/3200秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
富士山全貌;クリックすると大きな写真になります。
15.成川美術館前庭の彫刻
成川美術館の前庭に出てみた。丁度展望室の下になる。3点ほどの彫刻の作品があった。これは、少年と仔馬の像のようだが、作者と作品名をメモし忘れてしまった。後でインターネットで調べてみたが分からなかった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F13.0 1/640秒 52mm ISO400 ) 露出補正 なし
成川美術館前庭の彫刻;クリックすると大きな写真になります。
16.G12で1枚
最後にPowerShot G12で1枚撮った。くっきりカラー(ビビッド)に設定してあったので、コントラストの強い画になった。これで成川美術館を退出し、次に強羅の箱根美術館へと移動した。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
G12で1枚;クリックすると大きな写真になります。


2013年9月12日

日帰りで上高地へ 8月28日 その3 河童橋→バスターミナル


 河童橋は都会のような賑わいだった。わたくしたち夫婦のような中高年が多いが、加えて、若いカップルや、まだ夏休みの学生さんたちのグループで溢れていた。橋の上は、穂高連峰の絶好の撮影ポイントになっていて、カメラを構える人が多い。2003年の夏に行った時は、これほど人は多くなかったが。
 私が初めて、上高地へ行ったのは、中学生時代の林間学校だった。白骨温泉に泊り、乗鞍岳に登った翌日に、上高地へ行った記憶がある。
  上高地ビジターセンターに立ち寄った後、梓川左岸を歩いて、バスターミナルへ戻った。バスターミナルから見た穂高連峰は、やっと、雲がとれていた。
 午後3時40分、上高地バスターミナルを出発した帰りのバスは、途中2回の休憩をして、8時半頃、新宿駅西口に到着、湘南新宿ラインで往きに要した、ほぼ半分の所要時間で、横浜に着くことが出来た。
 蝶の写真は、あまり撮れなかったが、安直に、久しぶりに上高地を楽しむことが出来た。さすが、上高地は涼しかった。

30.河童橋から穂高連峰を望む
穂高連峰は左から、西穂高岳(2909m)、間の岳(2907m)、天狗岩、畳岩と続き、この写真の中央やや右側が、最も高い奥穂高岳(3190m)だ。そこから吊り尾根といわれるところがあって、前穂高岳(3090m)、明神岳(2931m)と続く。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
河童橋から穂高連峰を望む;クリックすると大きな写真になります。
31.岳沢を望む
人々が遊ぶ河原の先の方に目を移すと、岳沢が陽を浴びている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/640秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
岳沢を望む;クリックすると大きな写真になります。
32.上高地ビジターセンター
左岸を、河童橋から少し行ったところに、上高地ビジターセンターがある。前にも寄ったことはある、今回も田淵行男さんの高山蝶のパネルに見入る。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/20秒 8.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
上高地ビジターセンター;クリックすると大きな写真になります。
33.ギンボシヒョウモン
裏面が見えなかったので、はっきりは分からなかったが、ウラギンヒョウモンの♀ならば、もっと渋い色をしている。銀母子経文♀と思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。
34.コヒョウモン
隣で咲くキオンには、コヒョウモンが来ていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/3200秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
コヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。
35.河童橋の賑わい
午後の日差しが降り注ぐ河童橋は、ご覧のとおり、込み合っていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
河童橋の賑わい;クリックすると大きな写真になります。
36.河童橋の袂から
河童橋を背景に記念写真を撮っている人も多い。ちょっと失礼して、その袂にしゃがみこんで、穂高連峰を撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
河童橋の袂から;クリックすると大きな写真になります。
37.トリカブト
きれいなトリカブトの花が咲いていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
13091_037.jpg
38.河童橋と穂高連峰
河童橋を後にして、梓川左岸のバスセンターへの道を行く。振り返って見る河童橋の上には、多くの人が見える。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 10.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
河童橋と穂高連峰;クリックすると大きな写真になります。
39.ヒメキマダラヒカゲ
花の形はキオンに似ているが、花びらが青い。ノコンギクというのだろうか?その花でヒメキマダラヒカゲが吸蜜していた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヒメキマダラヒカゲ;クリックすると大きな写真になります。
40.ヒメキマダラヒカゲ 梓川を背景に
肝心のヒメキマダラヒカゲに光が当たっていない。フラッシュを発行しても良かったかもしれない。ヒメキマダラヒカゲは、どの個体も擦れていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/640秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ヒメキマダラヒカゲ 梓川を背景に;クリックすると大きな写真になります。
41.オオチャバネセセリ
新鮮な、きれいな個体だった。ポートレート的に撮れている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
オオチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります。
42.上高地バスターミナル
午後3時20分ごろ、バスタームナルへ着いた。見納めと思い、穂高連峰を見ると、奥穂高岳から前穂高岳にかけて、吊り尾根の雲がとれていた。バスガイドさんが私たちが戻ってくるのを待ってくれている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 9.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
上高地バスターミナル;クリックすると大きな写真になります。
43.ゴリラ岩
ほとんどの人がバスに戻ったところで「左側に見えているのをゴリラ岩と言います。」とバスガイドさんから、説明があった。なるほどゴリラに見える。全員揃って、新宿へ向け出発。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ゴリラ岩;クリックすると大きな写真になります。

2013年9月 9日

日帰りで上高地へ 8月28日 その2 田代橋→河童橋


  9月8日、空が明るくなり始めたころ、TVで2020年のオリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決まったことが報じられた。なぜかとても嬉しく思った。かって、初めての東京オリンピックが開催されたのは、昭和39年、私が大学を卒業して1年目、製薬会社に入社し、働き始めた年だった。
  昭和39年の東京オリンピックの折に刊行された、アサヒグラフ増刊「東京オリンピック」という写真画報が手元に残っている。日本は16個の金メダルを獲り、国中が沸き立ったのを覚えている。アサヒグラフの広告を見ると、日本女子バレーボール優勝の写真などとともに、懐かしいメイド・イン・ジャパンの製品の広告が沢山あった。カメラの広告はマミヤ35 スーパーデラックス F1.7 (当時¥23,000)くらいで、意外と少ない。雪印北海道バターの意匠は、今と全く変わっていない。我が家のTVはまだ白黒だった。
 その後、1972年は札幌、1998年には長野と2回の冬季オリンピックをも誘致してきたが、とりわけ、今回の関係者の方々のご苦労は並大抵ではなかったと察する。新たな希望が生まれた。なんとか、元気で、2020年の、私にとって2回目の、東京オリンピックを迎えたいと思う。
さて、本題に戻りたい。

 田代橋、そして梓川の中州に続く穂高橋を渡って、梓川右岸へ出る。そこに、西穂高岳に向かう登山口があった。西穂高岳は、その名の通り穂高連峰の西端にあり、標高は2,909mだ。梓川右岸を川に沿って、河童橋に向かって、歩いていく。途中、上高地清水屋ホテルで食事をした。さらに河童橋に向かって進むと、左側に、日本アルプスを世界に紹介した英国人宣教師ウェストンを偲び、岩にレリーフがはめ込まれたウェストン碑があった。田代橋から、河童橋まで20分という行程だが、途中、食事をし、写真を撮りながら、1時間半ほど費やし、河童橋に着いたのは、ごご2時半を過ぎていた。

11.西穂高岳登山口
梓川を右岸に渡ってすぐのところに、西穂高岳への登山口がある。ここから西穂高山荘へ3時間、さらに標高2,701mの独標まで1時間半、そこから西穂高岳山頂(2,909m)まで1時間半の行程とのこと。最近は、岐阜県側から、新穂高ロープウェイを利用して上る人が多いらしい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/80秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
西穂高岳登山口;クリックすると大きな写真になります。
12.対岸の絶景
梓川を挟んで眺める、六百山(左、2,450m)と霞沢岳(右、2,646m)。中央は三本槍という。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
対岸の絶景;クリックすると大きな写真になります。
13.オオチャバネセリ
川沿いの遊歩道に咲くキオンの花に、セセリチョウが数頭来ている。イチモンジセセリかと思ったが、オオチャバネセセリだった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
オオチャバネセリ;クリックすると大きな写真になります。
14.オオチャバネセセリ G12で
背景は上高地温泉ホテル。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオチャバネセセリ G12で;クリックすると大きな写真になります。
15.上高地清水屋ホテル
先日、TVで旅番組を見ていたら、上高地が紹介されていて、この上高地清水屋ホテルが取り上げられていた。2年前にリニューアルされているそうだ、時計を見ると1時半を回っている。このホテルのレストランで食事をすることにした。私はビーフカレー、家内はスパゲッティ・カルボナーラを注文した。もちろんビールも。美味しかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
上高地清水屋ホテル;クリックすると大きな写真になります。
16.ウェストン碑
岩にレリーフがはめ込まれている。イギリス人宣教師、ウォルター・ウェストン(Walter Weston)は明治21年から同28年の日本滞在中に、槍ヶ岳や穂高の山々を数多く歩き、我が国に近代的な登山意識をもたらし、日本山岳会結成のきっかけを作ったとされる。「日本アルプスの登山と探検」などを著し、日本アルプスなどの山、及び当時の日本の風習を世界中に紹介した登山家でもあったという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/13秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウェストン碑;クリックすると大きな写真になります。
17.ミドリシジミ -1
小さな白い花に、黒っぽい何かが絡んでいる。カラスシジミかと思った。しかし、何か感じが違う。ミドリシジミだった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ -1;クリックすると大きな写真になります。
18.ミドリシジミ -2
撮り易いところに止まってくれた。8月の終わりだというのに、ほとんど擦れていない。開いてくれないので雌雄はわかりにくいが、この時期なら、多分♀であろう。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ -2;クリックすると大きな写真になります。
19.ボロボロのオオウラギンスジヒョウモン♂
キオンの花にはよく蝶が来る。ボロボロだったけど、とても元気なオオウラギンスジヒョウモンだった。後ろにいるのは、ミドリヒョウモン。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ボロボロのオオウラギンスジヒョウモン♂;クリックすると大きな写真になります。
20.オオウラギンスジヒョウモン
7月、8月を生き抜き、左側の翅がちぎれそうになっているオオウラギンスジヒョウモン♂だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
オオウラギンスジヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。
21.ミドリヒョウモン
白いオカトラノオの花に来ていたミドリヒョウモン♂。擦れてはいるが、この個体は、まだまだ、きれいだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
ミドリヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。
22.スジグロシロチョウの求愛合戦
キオンの花に止まって吸蜜している♀に、2匹の♂が求愛している。♀は尾を立てて、交尾拒否の体制だ。前にいる♂は下の♀を見ている。後ろの♂は前にいる♂を見ている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
スジグロシロチョウの求愛合戦;クリックすると大きな写真になります。
23.スジグロシロチョウの求愛
後ろにいた♂は諦めたのか、飛び去った。残った♂は、交尾拒否する♀に体を摺り寄せるようにして、促している。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
スジグロシロチョウの求愛;クリックすると大きな写真になります。
24.赤い実
遊歩道と梓川の間に生えている木に赤い実がなっていた。秋の気配を感じる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/200秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
赤い実;クリックすると大きな写真になります。
25.河原に下りて焼岳を振り返る
梓川の河原に下りてみた。振り返ると、大爆発で一日にして大正池を誕生させた活火山、焼岳が聳える。現在登山可能なのは北峰だけで、主峰の南峰は入山禁止になっているそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/1250秒 25.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
河原に下りて焼岳を振り返る;クリックすると大きな写真になります。
26.オオウラギンスジヒョウモン♀
ほとんど擦れていない♀だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
オオウラギンスジヒョウモン♀;クリックすると大きな写真になります。
27.カラスシジミ
また、黒っぽい何かがゴマナの花にいた。これこそ、カラスシジミだ。箱根の湿性花園で見たミヤマカラスシジミとは、後翅裏面の白い線が内側によっているので区別できる。ゼフィルスのようだけど、ゼフィルスの仲間ではない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
カラスシジミ;クリックすると大きな写真になります。
28.カラスシジミ G12で撮る
カラスシジミは熱心に吸蜜している。余裕があったので、G12でも撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/200秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
カラスシジミ G12で撮る;クリックすると大きな写真になります。
29.穂高連峰
河原に降りて、賑やかな河童橋の下をくぐり、向こう側に出て、穂高連峰を撮った。まだ、吊り尾根の雲はとれない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
穂高連峰;クリックすると大きな写真になります。


2013年9月 3日

日帰りで上高地へ 8月28日 その1 大正池→田代橋 


 東京もしばらく涼しい日が続いていたが、8月28日、インターネットで申し込んでおいた、はとバスの上高地日帰りツアーに出かけた。ここ2、3日、愚図ついていた天気も、この日は好天に恵まれた。
 集合は朝6時40分に新宿駅西口だったが、自宅からは、相鉄線星川駅5時13分発の始発電車に乗らなくてはならなかった。横浜からも、時間が早いため、まだ、湘南新宿ラインの便はなく、東横線で渋谷まで行って、山手線に乗り換えた。
 はとバスの企画だが、その協賛会社である帝産観光バスで行くことになった。運転手さんもベテランだし、はとバスからはベテランの添乗さんが、帝産からも若いバスガイドさんが付いてくれた。運転手さんのブレーキの踏み方はとても上手だった。
 バスは11時半に大正池に到着した。これから、約4時間の自由行動で、3時40分に上高地バスターミナルに再集合する。

1.焼岳
バス停から、大正池の岸辺に下りる。焼岳がきれいに見えた。ここから見ると、それほど高い山には見えないが、標高は、2,455mある。何回か来たことがあるが、ボート遊びができるとは知らなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
焼岳;クリックすると大きな写真になります。
2.穂高連峰
天気は良いのだが、残念ながら穂高連峰の吊り尾根には、雲がかかっている。帰るまでに雲が取れた姿を見ることが出来るだろうか。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/400秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
穂高連峰;クリックすると大きな写真になります。
3.クロヒカゲ
田代湿原に向かって、しばらく木道を歩く。途切れることなく、人の列が続く。道端には、黄色い花(多分、キオンと思う)が咲き、クロヒカゲ吸蜜していた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
クロヒカゲ;クリックすると大きな写真になります。
4.田代湿原
20分ほど歩くと田代湿原に出た。右に田代池がある。ここで木道は林間コースと川沿いのコースに分かれる。川沿いのコースを歩いて、田代橋に向かう。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/400秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
田代湿原;クリックすると大きな写真になります。
5.赤い小川
霞沢岳の沢から、大正池へ小川となって水が流れ込むが、その川床は赤い。これは赤渋といわれ、水酸化鉄が川床に付着しているためだとか。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/80秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
赤い小川;クリックすると大きな写真になります。
6.ブラウントラウト
その赤い川に魚が泳いでいる。15cm~20cm位の大きさだ。イワナかと思ったがそうではなさそうだ。帰ってきて調べてみると、どうやら外来種のブラウントラウトのようだ

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO1100 ) 露出補正 なし
ブラウントラウト;クリックすると大きな写真になります。
7.梓川
河童橋の方から、大正池へ流れ込む梓川の流れ。とても清々しい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/640秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
梓川;クリックすると大きな写真になります。
8.せせらぎ
これも梓川・大正池へ流れ込む小川だが、ここは赤くはなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/160秒 10.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
せせらぎ;クリックすると大きな写真になります。
9.8月25日、ツキノワグマ出没
8月25日午後2時ごろ、このあたりでツキノワグマ1頭が目撃されたとの立札が立っていた。前を歩く人の腰に付けた鈴が急に鳴り出した。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/200秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
8月25日、ツキノワグマ出没;クリックすると大きな写真になります。
10.田代橋から望む穂高連峰
岳沢の雪渓が見える。岳沢には、クモマツマキチョウ、タカネキマダラセセリ、クモマツマキチョウといった高山蝶がいる。10年ほど前の7月下旬、あそこまで行こうと決心したが、天候が悪く断念した。もう、行くのは難しそうだ。左手に見えるのは、清水屋ホテルだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
田代橋から望む穂高連峰;クリックすると大きな写真になります。


2013年8月22日

信州蝶撮りの旅 7月25日?27日 -7 安曇野


 最終日の27日、ホテルの部屋に置かれていた「日帰り上高地」というパンフレットを見て、天気が良ければホテルに車を置いたまま、上高地へ行ってみようかと思っていたが、空は朝から雲で覆われていた。上高地は断念し、昨年、信州に来た時には寄れなかった、「国営あずみのアルプス公園」へ行くことにした。
 途中、道路が雨に濡れているところもあったが、走るうちに、天候はだんだん良くなってきて、晴れ間もみられるようになる。今回は3日間とも雨を覚悟していたが、結果的には、快晴とまでとはいかないものの、曇り時々晴れで、雨に降られることはなかった。
 「国営あずみのアルプス公園」には、堀金・穂高地区、と大町・松川地区がある。この日行ったのは堀金・穂高地区の方だ。駐車場に9時少し前に到着した。開園は9時30分だ。
  「国営あずみのアルプス公園」で11時ごろまで過ごし、11時半までに入らないと一杯になってしまうという、昨年も行った 「そば処時遊庵 あさかわ」へ向かった。
 帰路は、途中の地元スーパーで新鮮な野菜を買って、安曇野インターから長野自動車道に上がり、岡谷JCTから中央高速に入った。順調だった。

1.「国営あずみのアルプス公園」エントランス
正面が公園のゲートになる。その手前左側に入園券の自動販売機がある。入園料は一般が400円、私たちはシニア料金で半額にだった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 なし
「国営あずみのアルプス公園」エントランス;クリックすると大きな写真になります。
2.常念岳
受付の人が「今、常念岳が見えてます」と教えてくれた。まず、最初に展望テラスへ行ってみる。左から木の枝が張り出していて、視野がさえぎられてしまうが、僅かに広がった青空に常念岳の頂上付近だけを見ることができた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8 1/2500秒 30.5mm ISO800 ) 露出補正 なし
常念岳;クリックすると大きな写真になります。
3.ホシミスジ -1
左側に、ヤナギランや、オミナエシが植えられた花畑沿いの道があり、その道を西へ歩く。右側の雑木林に咲くノリウツギの花で、ホシミスジが吸蜜していた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ホシミスジ -1;クリックすると大きな写真になります。
4.ホシミスジ -2
同じ個体。和名のホシミスジのホシの由縁である、後翅裏面の黒い点々が見える。擦れた個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ホシミスジ -2;クリックすると大きな写真になります。
5.ジャノメチョウ
三城牧場でもそうだったが、新鮮なジャノメチョウが多い。おそらく発生のピークなのだろう。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ジャノメチョウ;クリックすると大きな写真になります。
6.モンキチョウ
これもまだ羽化したばかりと思われるきれいなモンキチョウだ。陽の光に輝いている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/3200秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
モンキチョウ;クリックすると大きな写真になります。
7.大昆虫展
「国営あずみのアルプス公園」のテーマ展示館では、夏休みシーズンとあって、大昆虫展が開催されていた。別途、300円の入場料を支払って中に入る。他になかなか類を見ないような数の蝶の標本が展示されている。中でも世界のカザリシロチョウの標本が展示されていたのは、興味深かった。カザリシロチョウは今春行ったバリ島で撮りたかった蝶だが、叶わなかった。カザリシロチョウ属はヒマラヤからオーストラリアまでの東南アジア一帯に発展していて、特にパプアニューギニアに多く産する。それらのカザリシロチョウたちが、20箱を超える標本箱に収められて、展示されていた。見応えがあった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/60秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 なし
大昆虫展;クリックすると大きな写真になります。
8.安曇野に棲む淡水魚の展示水槽
眼の高さに水面があり、外の環境も見ることができる水槽があった。水の中に日が射しこんで、その水の中で泳ぐイワナや、ヤマメがきれいだった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/250秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 なし
安曇野に棲む淡水魚の展示水槽;クリックすると大きな写真になります。
9.「そば処時遊庵 あさかわ」
昼飯には少々早かったが、「国営あずみのアルプス公園」を出て、昨年も立ち寄った「そば処時遊庵 あさかわ」に直行した。11時半までに入らないと、満員になるという。幸い、すぐに案内されて着席したが、注文した蕎麦が出てくるまでに15分くらい待っただろうか。旨かった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/40秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 なし
「そば処時遊庵 あさかわ」;クリックすると大きな写真になります。、
10.穂高神社
せっかく安曇野に来たのだから、穂高神社に参拝していくことにした。上高地の明神池の入り口に奥宮があるが、そこへは数年前に訪れたことがある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/200秒 13.8mm ISO250 ) 露出補正 なし
穂高神社;クリックすると大きな写真になります。
11.古樹「欅の木」
昭和45年5月、川端康成、東山魁夷、井上靖の三巨匠が奥さんとともに参拝した折、絶賛した欅の木で、井上靖氏の小説「欅の木」(日経新聞)に掲載の古樹だそうだ。午後1時、帰宅の途につく。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/125秒 6.1mm ISO250 ) 露出補正 なし
古樹「欅の木」;クリックすると大きな写真になります。


2013年8月18日

信州蝶撮りの旅 7月25日?27日 -6 花々


 私は、花については無知である。写真の撮り方も不勉強である。蝶は花に止まる場面が多く、蝶の写真を撮っていると、花も撮ることになる。写真の説明をするときも、何という花にとまっているのか示せるほうが良い。花の種類は、蝶の種類とは比較にならないほど多く。似たような花も多い。そこで、山の花のハンドブックや、インターネットで検索するのだが、写真ではわかりにくいところもあり、苦戦している。
  今回の信州の山歩きでは、花の写真を少し撮ってみた。必ずしも高山植物だけではない。前述のとおり、名前は間違っているかもしれないが、お許しいただきたいと思う。

1.タカネナデシコ?
ナデシコ属ナデシコ科には、北半球の温帯域を中心に約300種が分布するという。花の基部(苞)の形はタカネナデシコのようだ。標高1,600mあたりで撮影した。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
タカネナデシコ?;クリックすると大きな写真になります。
2.ナデシコ(カワラナデシコ)?
「国営あずみのアルプス公園」に植えられていた。秋の七草のひとつ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8 1/2500秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 なし
ナデシコ(カワラナデシコ)?;クリックすると大きな写真になります。
3.コウリンカ -1
地味な花だった。ギンボシヒョウモンが吸蜜していたのを見たが、あまり蝶が好む花ではなさそうだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
コウリンカ -1;クリックすると大きな写真になります。
4.コウリンカ -2
花びらの形が少し違うように見えたが、これもコウリンカだと思う。紅輪花と書く。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F8 1/250秒 6.6mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
コウリンカ -2;クリックすると大きな写真になります。
5.マルバダケブキ
大きな葉である。オオバダケブキという呼び方もあるのだろうか。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F6.3 1/250秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
マルバダケブキ;クリックすると大きな写真になります。
6.ニッコウキスゲ
群落となって咲いているところをよく見るが、これはぽつんと一輪が咲いていた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 (F5.6 1/250秒 110.4mm ISO64) 露出補正 -0.3段
ニッコウキスゲ;クリックすると大きな写真になります。
7.ウスユキソウ -1
言うまでもなく、エーデルワイズの仲間だ。ミネウスユキソウ、ヒメウスユキソウなどがあるよだが、私には同定できない。薄雪草と書く。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウスユキソウ -1;クリックすると大きな写真になります。
8.ウスユキソウ -2
こんなにまとまって咲いているウスユキソウは初めて見た。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4 1/250秒 13.4mm ISO84 ) 露出補正 なし
ウスユキソウ -2;クリックすると大きな写真になります。
9.ハクサンフウロ -1
小さな五弁の花が愛らしい。ヒメシジミが吸蜜に来ているところを撮ることができた。フウロとは、風と露のことだそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
ハクサンフウロ -1;クリックすると大きな写真になります。
10.ハクサンフウロ -2
ハクサンフウロは、日本の民間薬の代表格であるゲンノショウコの仲間だそうだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ハクサンフウロ -2;クリックすると大きな写真になります。
11.ヒメシャジン
はじめて見たが、可愛い花だ。亜高山から高山の岩場に生え、中部地方以北の本州に分布する。キキョウ科ツリガネニンジン属だそうだ。漢字で姫沙参と書くが、小型のツリガネニンジンという意味だそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
ヒメシャジン;クリックすると大きな写真になります。
12.イワキンバイ
フィールドガイドで調べると、同じような花がたくさんある。葉の形を確認できたので、イワキンバイだと思う。岩にへばりつくように生えているところは、いかにも高山植物という風情だ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
イワキンバイ;クリックすると大きな写真になります。
13.キバナノヤマオダマキ
あまり多くは咲いていなかった。下を向いて花が咲いている。オダマキという名は、中心を空洞にして巻いた麻の糸玉「苧環(おだまき)」に花の形が似ているところから付けられたそうだ。糸繰草(いとくりそう)と呼ばれることもある。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
キバナノヤマオダマキ;クリックすると大きな写真になります。
14.ウツボグサ
シソ科の植物だそうだ。マクロで撮ると、どこにピントを合わせたらよいのか迷う。ウツボグサという名は、弓矢の矢を収める「靫(うつぼ)あるいは空穂(うつぼ)」に形が似ている事に由来するとのこと。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウツボグサ;クリックすると大きな写真になります。
15.ヤマホタルブクロ
萼片の間が盛り上がっているので、ホタルブクロと区別できた。ホタルブクロという和名は、子供がその袋のような花に、ホタルを入れて遊んだことに由来するという。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヤマホタルブクロ;クリックすると大きな写真になります。
16.オミナエシ
これは、国立安曇野アルプス公園で撮った。漢字で女郎花と書く。その由来は、オミナエシの「オミナ」は「若い女性、女性、美人」のことだそうで、「エシ」は飯(メシ)のことで、黄色い花を粟(アワ)に例えた、という説や、エシ=減し、つまり「ヘシ」と読み、花が美しいので、女性の美しさを減す。美女より美しさに勝る。・・・といった説があるようだが、良くわからないそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1600秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 ー0.7段
オミナエシ;クリックすると大きな写真になります。
17.ハンゲショウ
これも国立安曇野アルプス公園で撮った。名前の由来は、半夏生(太陽の黄経が100°になる日。グレゴリオ暦で毎年7月2日頃)の頃に花を咲かせることに由来する説と、葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」とする説があるそうだ。「半化粧」説の方が親しみやすい。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/4000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ハンゲショウ;クリックすると大きな写真になります。
18.ガクアジサイ -1
蕎麦処「あさかわ」の庭に咲いていた。葉からしてガクアジサイの飾り花だと思う。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/60秒 6.1mm ISO250 ) 露出補正 なし
ガクアジサイ -1;クリックすると大きな写真になります。
19.ガクアジサイ -2
18.と隣り合わせに咲いていた。何とも渋い色だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/100秒 6.1mm ISO250 ) 露出補正 なし
ガクアジサイ -2;クリックすると大きな写真になります。


2013年8月15日

信州蝶撮りの旅 7月25日?27日 -5 美ヶ原で撮った蝶


 7月26日、9時45分に美ヶ原の西側からの入り口である、美ヶ原自然保護センターに着いた。車も通れるような道を登り始める。まずは王が鼻に向かった。ヒメキマダラヒカゲが活発に飛ぶが、なかなか撮らせてくれない。収穫はきれいなエルタテハが撮れたことだった。蝶の数はそれほど多くない。王が鼻、王が頭の分岐まで来ると、ギンボシヒョウモンやキアゲハが飛び始めるが、めぼしい蝶はいない。王が頭へ行ってもクジャクチョウがいたくらいで、あまり収穫はなかった。

ヒメキマダラヒカゲ;クリックすると大きな写真になります。 1.ヒメキマダラヒカゲ
美ヶ原自然保護センターからの登り始めは、ササが多く、ササ類を食草とするヒメキマダラヒカゲが活発に飛び回る。新鮮な個体が多い。なかなかゆっくり撮らせてくれなかった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
きれいなエルタテハ -1;クリックすると大きな写真になります。 2.きれいなエルタテハ -1
歩いている道の先の方で、赤い蝶が飛んでいるのが見えた。小走りに近づいてみるときれいなエルタテハだった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/800秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
きれいなエルタテハ -2;クリックすると大きな写真になります。 3.きれいなエルタテハ -2
同じ個体を100mmマクロで撮る。上から押さえつけるようにしか撮れない。でも、きれいなエルタテハが撮れたのは収穫だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラジャノメ;クリックすると大きな写真になります。 4.ウラジャノメ
ヒメキマダラヒカゲに比べて、ゆっくり飛ぶ。ウラジャノメだった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マルバダケブキとキアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 5.マルバダケブキとキアゲハ
右へ行くと王が鼻、左へ行くと王が頭の分岐点へ来た。まず、王が鼻へ向かう。マルバダケブキがきれいに咲いている。そこにキアゲハが来ていた。少々遠い。P90の望遠端でも撮ったが手振れしてしまった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ギンボシヒョウモン -1;クリックすると大きな写真になります。 6.ギンボシヒョウモン -1
マルバダケブキで吸蜜するギンボシヒョウモンが多い。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 (F5.0 1/250秒 110.4mm ISO88) 露出補正 -0.3段
ギンボシヒョウモン -2;クリックすると大きな写真になります。 7.ギンボシヒョウモン -2
マルバダケブキがたくさんの蕾を付けている。もっともきれいな時期ではないだろうか。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ギンボシヒョウモン -3;クリックすると大きな写真になります。 8.ギンボシヒョウモン -3
マルバダケブキもキンボシヒョウモンもフレッシュで美しい。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ギンボシヒョウモン -4;クリックすると大きな写真になります。 9.ギンボシヒョウモン -4
北アルプスこそ見えなかったが、王が鼻の頂上で、しばし、眺めを楽しんだ後、王が頭へ行く。広い道を離れて、景色の良い散策路を進むと最後は急な登りとなった。ノアザミに来ているギンボシヒョウモンをG12で、背景を入れて撮る。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
コウリンカで吸蜜するウラギンヒョウモン -1;クリックすると大きな写真になります。 10.コウリンカで吸蜜するウラギンヒョウモン -1
草原にはコウリンカが咲いているが、この花を訪れる蝶は比較的少ない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヤマトスジグロシロチョウ;クリックすると大きな写真になります。 11.ヤマトスジグロシロチョウ
恥ずかしながら、私は、スジグロシロチョウとエゾスジグロシロチョウしか知らなかった。その限りにおいては、これはエゾスジグロシロチョウだと思う。近年、エゾスジグロシロチョウの本州産(北海道南部を含む)を別種(ヤマトスジグロシロチョウ)として扱うようになったものだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウ -1;クリックすると大きな写真になります。 12.クジャクチョウ -1
王が頭から塩くれ場の方へ歩いていくと、黒っぽい蝶が飛び立つ。クジャクチョウだ。擦れのないきれいな個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウ -2;クリックすると大きな写真になります。 13.クジャクチョウ -2
同じ個体。近づくと飛び立つが、また戻ってくる。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
コウリンカで吸蜜するウラギンヒョウモン -2;クリックすると大きな写真になります。 14.コウリンカで吸蜜するウラギンヒョウモン -2
標高2,000mの草原をウラギンヒョウモンが飛び回る。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ノアザミとウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。 15.ノアザミとウラギンヒョウモン
王が頭ホテルまで戻ってきて、牛乳でのどを潤し、美ヶ原自然保護センターの駐車場へ戻る。電波塔の脇にはノアザミが咲き、ウラギンヒョウモンが吸蜜していた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段

2013年8月11日

信州蝶撮りの旅 7月25日?27日 -4 美ヶ原の景観


 7月26日 車で美ヶ原へ上がるのは、通常、蓼科ビーナスラインからだが、今回は松本に泊まって、美鈴湖経由で武石峠から、美ヶ原自然保護センターに上った。ここは王が鼻、王が頭に近い。 途中の美鈴湖は静かな、小さな湖だった。林道美ヶ原線(美ヶ原スカイライン)は時々大きなU字カーブがあるが、走りやすく、市街から1時間半ほどで美ヶ原自然保護センターの駐車場に着いた。
 駐車場の売店で道を聞いて、さっそく歩き始める。しばらく歩くと、右へ行くと王が鼻、左へ行くと王が頭の分岐へ出た。まず、王が鼻へ。王が鼻からは天気が良ければ北ルプスがきれいに見えるというが、この季節は難しい。王が鼻から、先ほどの分岐へ戻って、王が頭へ行く。王が頭からは広大な美ヶ原高原が広がっていた。
 蝶の写真は後にして、まず、美ヶ原の景観を載せる。

1.美鈴湖
8時過ぎにホテルを出発した。朝の、通勤時間の松本市街を抜け、信州大学の脇を通って、浅間温泉への道を走る。しかし、浅間温泉から美鈴湖への道は細くて走りにくい道だった。9時少し前に美鈴湖畔に着いた。静かな小さな湖だ。釣り人が2~3人見える。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 13.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
美鈴湖;クリックすると大きな写真になります。
2.美ヶ原スカイライン
美鈴湖から美ヶ原スカイラインに入る。しばらくは林間を行くが、やがて視界は開ける。左手に王が頭、右手に王が鼻を望む。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/1250秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
美ヶ原スカイライン;クリックすると大きな写真になります。
3.王が鼻から三城方面を見下ろす
美ヶ原自然保護センターの駐車場に車を置き、道を確認して歩き始める。20分ほどで、王が頭と、王が鼻との分岐へ出た。まず、右に道をとり、王が鼻へ向かう。途中、左手、大きな崖の向こうに、昨日行った三城の集落が見える。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影( F6.3 1/250秒 15.1mm ISO64) 露出補正 -0.3段
王が鼻から三城方面を見下ろす;クリックすると大きな写真になります。
4.王が鼻山頂
王が鼻は標高2,008m。美ヶ原の西側に突き出ている。頂上付近には石仏が何体も並んでいて、北アルプスを眺めている。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影( F7.1 1/250秒 10.3mm ISO64) 露出補正 -0.3段
王が鼻山頂;クリックすると大きな写真になります。
5.王が鼻から眺める松本市街
ここは、晴れていれば北アルプスから富士山まで見渡せるビューポイント。しかし、この日はダメだった。松本の街がかすんで見える。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影( F7.1 1/250秒 10.3mm ISO64) 露出補正 -0.3段
王が鼻から眺める松本市街;クリックすると大きな写真になります。
6.王が頭
王が鼻から、いったん、先ほどの分岐まで戻って、王が頭へ向かう。写真を撮りながら30分ほどで着いた。王が頭は標高2,034mで美ヶ原の一番標高の高いところだ。向こうに見えるのは、今、行ってきた王が鼻だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
王が頭;クリックすると大きな写真になります。
7.王が頭 御岳神社
王が頭の頂上への最後の急坂を上りきると、御嶽神社の鳥居と石仏があった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 9.2mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
王が頭 御岳神社;クリックすると大きな写真になります。
8.王が頭電波塔
王が頭の頂上付近はNHKや信越放送の電波塔が林立している。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixel
s シャッタースピード優先オートで撮影 ( F8 1/250秒 5.2mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
王が頭電波塔;クリックすると大きな写真になります。
9.美ヶ原牧場
美ヶ原は、実はハイカーの歩けるところは限られていて、広い高原のほとんどは牧場になっている。柵の傍に塩が置かれていて、そこに馬がやってくる。ずいぶん小さな馬だが、仔馬ではなさそうに見える。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 5.9mm ISO64 ) 露出補正 なし
美ヶ原牧場;クリックすると大きな写真になります。
10.崖
王が頭から美しの塔の方を眺める。美しの塔はもう少し左手にあるが、右側は、大きな崖になっている。王が頭から美しの塔まで、大草原を歩いて30分ほどだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4 1/250秒 9.2mm ISO64 ) 露出補正 なし
崖;クリックすると大きな写真になります。
11.草原を歩く
美しの塔の方へ歩いていく。一昨年、ビーナスライン側から上がって、美ヶ原高原ホテル、美しの塔周辺を歩いたので、途中で引き返す。遠くに蓼科山(2,530m)がひときわ高い。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
草原を歩く;クリックすると大きな写真になります。
12.王が頭ホテルと電波塔
王が頭ホテルと、電波塔を見ながら歩く。王が頭ホテルまで戻って、飲んだ牛乳がとてもうまかった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels シャッタースピード優先オートで撮影 ( F7.1 1/250秒 28.8mm ISO64 ) 露出補正 なし
王が頭ホテルと電波塔;クリックすると大きな写真になります。
13.王が頭から下る
王が頭から遊歩道を、直接、天狗の露地というところにある美ヶ原自然保護センターの駐車場へ戻った。これが思ったより、急な上に、岩だらけの道で、歩きにくかった。ここを上ってこなくてよかったと思った。午後2時、美ヶ原スカイラインを松本の街へ下りた。美鈴湖からは、今朝通った道の悪い浅間温泉をまわる道を避けて、少し遠回りだが、松本浅間カントリークラブを経由した。宿へ帰るには少々時間が早かったので、途中、旧開智学校を見学した。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
王が頭から下る;クリックすると大きな写真になります。


2013年8月 8日

信州蝶撮りの旅 7月25日?27日 -3 三城牧場


 八島が原湿原に2時間ほど滞在した後、ビーナスラインを美ヶ原方面に走り、扉峠から三城牧場「「よもぎこば林道」に入る。約40分ほどで三城牧場キャンプ場に着いた。駐車場に車を置いて、三城牧場を広小場の方へ上がっていく。ここも蝶の数はあまり多くない。しかし、雨に降られることもなく、歩くことができた。
 私が初めて三城牧場へ来たのは、中学2年の7月下旬だったと思う。その頃は、広小場の上の百曲りというところではミヤマシロチョウが飛んでいた。今は無理だろう。中学3年の時は8月下旬に来たが、クジャクチョウ、キベリタテハ、ヤマキチョウが沢山いたのを思い出す。一人、松本からバスに乗り、三城の手前にある石切場の桜清水小屋に泊まって、三城牧場まで歩いたものだった。60年も前の思い出だ。
 今回は1時間ほど三城牧場で撮って、4時少し前に松本へ向かい、「松本ホテル花月」には5時前に到着した。

オオハンゴンソウとジャノメチョウ;クリックすると大きな写真になります。 1.オオハンゴンソウとジャノメチョウ
三城牧場の駐車場近くでは、オオハンゴンソウが、いま、きれいに花を咲かせていた。環境省指定特定外来生物だそうだ。ジャノメチョウが吸蜜していた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヤマカラスアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 2.ミヤマカラスアゲハ
広小場への道を歩いていると、ゆっくりとミヤマカラスアゲハが飛んできて、近くに止まった。だいぶ傷んでいた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ミドリヒョウモン交尾;クリックすると大きな写真になります。 3.ミドリヒョウモン交尾
ミドリヒョウモンのペアがいた。近づくと♂が♀をぶら下げて飛び、近くの葉に移動する。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ノリウツギに集まるミドリヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。 4.ノリウツギに集まるミドリヒョウモン
八島が原湿原では、ウラギンヒョウモンとギンボシヒョウモンが多かったが、ここではミドリヒョウモンが多い。きれいに咲いているノリウツギの花に何匹ものミドリヒョウモンが集まっていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ベニシジミ;クリックすると大きな写真になります。 5.ベニシジミ
再び、駐車場の方へ戻ってきた。オオハンゴンソウではベニシジミが吸蜜している。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります。 6.クジャクチョウ
美ヶ原を見上げた写真を撮りたいと思い、道路を少し下る。と、そこに何やら黒い蝶が飛び、路傍の黄色い花に止まった。クジャクチョウだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウ G12で撮る;クリックすると大きな写真になります。 7.クジャクチョウ G12で撮る
そのクジャクチョウは、落ち着いて吸蜜していたので、D300で撮った後、ベストのポケットからG12を取り出して撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
美ヶ原を見上げる;クリックすると大きな写真になります。 8.美ヶ原を見上げる
山頂に見えているのは、電波塔と王が頭ホテルだ。。60年ほど前、石切場の桜清水小屋から、ここ三城まで歩いて、広小場から百曲りを経て、王が頭へ上ったのを思い出す。NHKとSBCのアンテナが王ヶ頭に建設されたのは昭和32年で、その頃は電波塔も王が頭ホテルもなかった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( F7.1 1/250秒 37.7mm ISO64 ) 露出補正 なし
コムラサキ;クリックすると大きな写真になります。 9.コムラサキ
さて、松本へ下ろうと駐車場に戻ってくると、敷き詰められた砂利の地面で、コムラサキとミドリヒョウモンが吸蜜していた。上から押さえつけて撮っては面白くないので、G12の広角側で、ローアングルで撮ろうと近づくが、なかなか敏感で撮らせてくれなかった。D300につけた100mmマクロでも遠くなってしまう。やむなく、P90の望遠端で撮った。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO176 ) 露出補正 なし

2013年8月 5日

信州蝶撮りの旅 7月25日?27日 -2 八島が原湿原


 中央高速の中央原P.A.で蓼科方面の空を見ると、雲は上がり、青空が広がってきている。今日はダメかと思ったが、八島が原湿原へ上がることにした。
 八島が原湿原には、毎年のように来ている。昨年は7月13日、一昨年は8月10日に訪れた。3年前は8月21日だった。やはり時期によって見られる蝶が多少異なる。さて、今年は7月25日、どんな蝶が見られるのだろうか。相変わらず、ギンボシヒョウモンとウラギンヒョウモンが飛び回る。
 首からD300+100mmマクロ、右手にハンドストラップのP90、そしてベストのポケットにG12を入れて、湿原を周る木道を2時間弱歩いた。湿原を一周しようと思っていたが、いつ天候が崩れるかもしれないとの不安から、実現できなかった。
 撮った蝶はヒョウモンチョウたち4種とヒメシジミ、コキマダラセセリと少なかった。

コキマダラセセリ -1;クリックすると大きな写真になります。 1.コキマダラセセリ -1
コキマダラセセリかヒメキマダラセセリか、あるいはアカセセリなのか、見分けるのもなかなか難しい。どうやらコキマダラセセリのようだ。新鮮な個体が多かった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラギンヒョウモン -1;クリックすると大きな写真になります。 2.ウラギンヒョウモン -1
湿原を一周する木道を 左回りに歩く。ノアザミでウラギンヒョウモンが吸蜜している。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウラギンヒョウモン -2;クリックすると大きな写真になります。 3.ウラギンヒョウモン -2
この向こうには広大な湿原が広がる。この時期、ノアザミの花はきれいだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。 4.ギンボシヒョウモン
これはギンボシヒョウモン。表側はほとんど区別は付け難いが、裏面でウラギンヒョウモンとの識別が可能だ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
.コキマダラセセリ -2;クリックすると大きな写真になります。 5.コキマダラセセリ -2
湿原を背景に、ノアザミで吸蜜するコキマダラセセリ。八島が原湿原は面積が43.2ha、泥炭層の厚さは約8.05m。1万2千年前に誕生した、日本の南限にあたる高層湿原とされる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウラギンヒョウモン -3;クリックすると大きな写真になります。 6.ウラギンヒョウモン -3
一帯にはオレンジ色の蝶が飛び交う。そのほとんどがウラギンヒョウモンとギンボシヒョウモンだ。100mmマクロで。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒョウモンチョウ? -1;クリックすると大きな写真になります。 7.ヒョウモンチョウ? -1
オレンジ色のヒョウモンチョウはギンボシヒョウモンとウラギンヒョウモンが多いが、新鮮なヒョウモンチョウもいた。しかし、ヒョウモンチョウとコヒョウモンの区別は難しい。この蝶はノアザミの花には来ない。ヨツバヒヨドリが好きなようだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
コキマダラセセリ -3;クリックすると大きな写真になります。 8.コキマダラセセリ -3
翅を半開して見せてくれたコキマダラセセリ♂。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒョウモンチョウ? -2;クリックすると大きな写真になります。 9.ヒョウモンチョウ? -2
翅を閉じて、ヨツバヒヨドリで吸蜜している。裏面が確認できる。裏面でのコヒョウモンとの違いを図鑑で確認するが、判別が難しい。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/250秒 110.4mm ISO86 ) 露出補正 -0.3段
130805_010.jpg 10.ヒョウモンチョウ? -3
前翅表の基部寄りの2黒点の間隔がやや広いこと、前翅表第1b室の黒班が二分されていることから、どうやらヒョウモンチョウだと思う。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメシジミ;クリックすると大きな写真になります。 11.ヒメシジミ
ヒメシジミがハクサンフウロで吸蜜していた。狭い範囲で発生しているようで、限られたところでしか見ることがなかった。♂は擦れた個体が多かった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒョウモンチョウ?  -4;クリックすると大きな写真になります。 12.ヒョウモンチョウ? -4
前翅外縁に丸みが少ないこと、前翅表第1b室の黒班が分離しているように見えるので、やはりコヒョウモンではなく、ヒョウモンチョウのようだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
130805_013.jpg 13.ヒョウモン3種
左からヒョウモンチョウ、ミドリヒョウモン、ウラギンヒョウモンと、3種が揃う珍しいショットが撮れた。花はたくさんあるのに何故一つの花に集まるのだろうか。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ミドリヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。 14.ミドリヒョウモン
ここ八島が原湿原では比較的少ないミドリヒョウモン。13.と同じ個体である。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
.ヒョウモンチョウ?  -5;クリックすると大きな写真になります。 15.ヒョウモンチョウ? -5
この個体も前翅表の基部寄りの2黒点の間隔が広いように見える。やはりヒョウモンチョウであろう。八島が原湿原にいるコヒョウモン属は、ヒョウモンチョウなのかもしれない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段

2013年8月 2日

信州蝶撮りの旅 7月25日?27日 -1 松本の街


 夏は一度は信州へ蝶を撮りに行きたい。今年は松本に2泊して、八島が原湿原、美ヶ原、そして国営アルプスあずみの公園へ行くことを計画した。
 日程が近づくにつれ天候が思わしくない。しかし、宿は予約している。行くしかないが3日間のうち1日でも晴れてくれればよいと思って出かけることにした。しかし、案に反して1日も雨に降られることはなかった。快晴とはいかないがそこそこ日差しもあって、ラッキーであった。
 出発の日、談合坂S.A.で休憩したが、空はどんよりしている。次に中央原P.A.に車を入れて、予定通り、八島が原へ向かうか、それともあきらめて安曇野へ行こうか思案した。蓼科の方の空を見ると青空が見えている。予定通り、八島が原湿原へ向かうことを決めた。翌26日は、松本側の武石峠周りで、美ヶ原へ入った。
 26日の夜と27日の夜は夕食がてら松本の街を歩いた。
7月のブログは、蝶の写真ばかりになってしまったので、まず、松本の街歩きについて記す。

1.松本ホテル花月
松本の宿泊はインターネットで予約した。予約した松本城の近くにある松本ホテル花月は、豪華ではないが清潔で、空調も良く、大風呂もあり、居心地が良かった。このホテルの創業は明治29年だというからその歴史は古い。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
松本ホテル花月;クリックすると大きな写真になります。
2.初日の夕食は居酒屋で
松本ホテル花月では、夕食の予約はしなかった。ホテルのフロントで、「どこか、ちょっとお酒を飲めて食事ができるところはありますか?」と聞いてみると近くの「しずか」という居酒屋を薦めてくれた。馬刺しを頼んで、ビールで喉を潤した。うまい。店の名の通りとても静かな店だった。おかみは「今日はお客さんが少ない」という。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/40秒 12.1mm ISO1600 ) 露出補正 なし
初日の夕食は居酒屋で;クリックすると大きな写真になります。
3.松本城太鼓門
「しずか」で食べて外に出る。まだ薄明るい。日銀松本支店の前を通って、松本城の太鼓門から城へ入る。太鼓門は、文禄4年(1595年)頃に築かれ、門台北石垣上に太鼓楼が置かれ、時の合図、登城の合図、火急の合図などの発信源として、重要な役割を果たしていたという。現在の門は、平成11年に復元されたものだそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/20秒 12.1mm ISO1600 ) 露出補正 なし
松本城太鼓門;クリックすると大きな写真になります。
4.国宝松本城
国宝松本城 は、信濃守護家小笠原氏(府中小笠原氏)が林城を築城し、その支城の一つとして永正年間(1504年-1520年)に築城された深志城が始まりといわれている。松本城と呼ばれる以前は深志城といい、市民からは烏城とも呼ばれている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/30秒 6.1mm ISO1600 ) 露出補正 なし
ライトアップされる松本城;クリックすると大きな写真になります。
5.ライトアップされる松本城
時刻は7時20分、松本城はライトアップされた。そのライトの周りには鯉が集まっている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/15秒 6.1mm ISO1600 ) 露出補正 なし
ライトアップされる松本城;クリックすると大きな写真になります。
6.赤い橋
左手奥に赤い橋が見える。この赤い橋は昭和30年(1955年)に造られた橋で、埋の橋といいう。埋門という門があったところに架けられ たためこの名前が付いたそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/10秒 10.8mm ISO1600 ) 露出補正 なし フラッシュ発光
赤い橋;クリックすると大きな写真になります。
7.ナワテ通り
松本城を正面から出て、大名町通りを行き、ナワテ通りを歩いた。もっと賑やかな通りかと思ったが人は少ない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/4秒 30.5mm ISO1600 ) 露出補正 なし
ナワテ通り;クリックすると大きな写真になります。
8.ナワテ通りの焼き鳥屋
途中に焼き鳥屋があった。サラリーマン風の3人が、一杯やっている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/25秒 9.8mm ISO1600 ) 露出補正 なし
ナワテ通りの焼き鳥屋;クリックすると大きな写真になります。
9.ナワテ通りの横丁
こんな横丁があった。飲食店が並び、看板も明るいが、人影はない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/25秒 15.7mm ISO1600 ) 露出補正 なし
ナワテ通りの横丁;クリックすると大きな写真になります。
10.松本開智学校
2日目は美ヶ原へ行った。早めに降りてきて、旧開智学校校舎を見る。明治8年(1875年)4月に着工、翌、明治9年(1876年)4月に完成した明治時代の代表的な擬洋風建築だそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 13.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
松本開智学校;クリックすると大きな写真になります。
11.松本開智学校 正面
館内に入る前に、すっきり晴れた午後の日を浴びる正面を撮った。左右対称に見えるが、左右対称にはなっていない。この校舎は昭和38年(1963年)まで90年間にわたって使われて国内で最も古い小学校校舎の一つだそうだ。昭和38年1月から翌39年8月にかけて市街地を流れる女鳥羽川のほとりから現在地に移設され、新築当時の形に近づけて復元された。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
松本開智学校 正面;クリックすると大きな写真になります。
12.松本開智学校 館内
昭和40年4月、旧校舎は教育博物館に生まれ変わり、校舎とともに貴重な教育資料も公開されている。需要文化財に指定されている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/6秒 8.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
松本開智学校 館内;クリックすると大きな写真になります。
13.図書館に映る松本開智学校
松本開智学校の北側に、隣り合って、松本市中央図書館があった。その建物の大きな外壁に松本開智学校が映りこんでいた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/400秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
図書館に映る松本開智学校;クリックすると大きな写真になります。
14.蕎麦クラブ 佐々木
2日目の夕食は信州そばにしようと思い、ホテルの人に「近くで美味しいところはありますか?」と尋ねてみたところ、何店か挙げていただいた。その中で、酒も飲めて、一品料理もある「蕎麦クラブ 佐々木」というところにした。県内4箇所の農家から、週代わりにそば粉を取り寄せて、4週違う味わいの蕎麦を楽しむことが出来る店だという。私たちがこの日食べたのはどこのそば粉だったのだろうか。しっかりとした蕎麦はうまかった。松本の七夕は月遅れの8月7日。店先に飾られているのは七夕人形で、ホウトウを供えて食べるという全国的にも特徴のある習わしとして注目されてきているそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/160秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
蕎麦クラブ 佐々木;クリックすると大きな写真になります。
15.三代澤酒店
「蕎麦クラブ 佐々木」は6時半に店を開けるとのことで、30分ほど待たなくてはならない。近くの趣のある街並みを歩いてみることにした。三代澤酒店という店の前を通りかかった。。「みよさわ」と読む。大正13年、造り酒屋の次男だった曾祖父が創業し、90年の歴史を持つ酒屋さんだそうだ。現在は4代目の福澤崇浩さんが引き継ぎ、長野県に根ざした酒店を営んでおられる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/320秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
三代澤酒店;クリックすると大きな写真になります。
16.三代澤酒店 店内
その店先や店内には、諏訪の「真澄」をはじめ信州の地酒が並べられていた。また、五一ワイン、アルプスワインなど、信州のワインも各種並べられている。福澤崇浩さんに「ブログに写真を載せて良い良いですか」と了解をいただいた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/40秒 6.1mm ISO1600 ) 露出補正 なし
三代澤酒店 店内;クリックすると大きな写真になります。
17.松本城の夕暮れ
時刻は6時20分。松本城は暮れ始めていた。さて、これから「蕎麦クラブ 佐々木」に戻って、美味しい蕎麦と晩酌を楽しもう。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/640秒 9.8mm ISO1600 ) 露出補正 なし
松本城の夕暮れ;クリックすると大きな写真になります。

2013年7月21日

箱根仙石原湿原でミドリシジミざんまい 7月18日


 朝のうちは曇っていた。箱根、御殿場の天気予報を見ると、9時ごろから晴れるとなっている。予定通り、箱根仙石原へ出かけることにする。東名高速を走って御殿場ICで降り、乙女峠を越えて仙石原へ向かった。1時間45分で目的地に到着。駐車場に車を停めた時は、曇っていた。
 駐車場の傍にハンノキが生えているところがある。もしやと思い、探してみるとミドリシジミらしき蝶が下草から飛び出した。葉の上に止まって開翅してくれる。残念ながら暗くて輝きが出ない。1カット撮っただけで飛び立ってしまった。ここではただ一度のチャンスだった。
 9時に湿原の中に入る。晴れてきた。
 ここ箱根仙石原のミドリシジミは、舞岡公園などに比べると1か月は発生が遅れる。今が適期だった。ノリウツギの花には、無数のミドリシジミが吸蜜に訪れている。ほとんどが♂のようである。まずは、今日の目的であるミドリシジミの写真から。

ハンノキの林;クリックすると大きな写真になります。 1.ハンノキの林
箱根湿生花園の駐車場には8時40分ごろに着いてしまった。開園は9時だ。駐車場の脇にハンノキらしき林がある。歩いているとミドリシジミが下草から飛び出して、近くの葉の上に止まり、開翅した。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4.0 1/250秒 16.9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ開翅;クリックすると大きな写真になります。 2.ミドリシジミ開翅
この日は幸先よく、最初に♂の開翅シーンを撮ることができた。しかし、暗くてその緑色は輝きがなく、後翅はだいぶ擦れていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ♂ 破損;クリックすると大きな写真になります。 3.ミドリシジミ♂ 破損
園内には何本かのノリウツギの木があって、花は満開を迎えていた。そのノリウツギの花にミドリシジミが吸蜜に来る。まず、右側の翅が破れていて、翅を閉じているが、左側の内側の翅の緑色が見える個体が目についた。♂の最盛期はすでに済んだのかと思ったが・・・

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ノリウツギの花で吸蜜するミドリシジミ;クリックすると大きな写真になります。 4.ノリウツギの花で吸蜜するミドリシジミ
しかし、飛び交うミドリシジミを見ているとそのほとんどが♂だ。まさしく♂の適期のようである。この日は、首からD5000をぶら下げ、右手にハンドストラップのP90を持ち、ベストのポケットにG12を入れていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
2頭のミドリシジミ;クリックすると大きな写真になります。 5.2頭のミドリシジミ
ノリウツギは、一つの枝の先に白色の小さな両性花が円錐状に多数つき、その中に花弁4枚の装飾花が混ざる。その一つの枝先に咲く花で複数のミドリシジミが吸蜜する。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
開翅;クリックすると大きな写真になります。 6.開翅
1頭がやや高い枝先で開翅した。美しい表翅は半分しか見えない。P90のチルトモニターで上から撮ることを試みたがピントを合わせることができなかった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ノリウツギの花とミドリシジミ P90で;クリックすると大きな写真になります。 7.ノリウツギの花とミドリシジミ P90で
ノリウツギの花に来ているミドリシジミには事欠かない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO66 ) 露出補正 -0.7段
90mmマクロで;クリックすると大きな写真になります。 8.90mmマクロで
今度は少し寄ってD5000+TAMRON90mm マクロで撮った。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
右を向いたところを;クリックすると大きな写真になります。 9.右を向いたところを
今度は右向きに止まって吸蜜を始めた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミヤマカラスシジミと;クリックすると大きな写真になります。 10.ミヤマカラスシジミと
右上にいるのは、ミヤマカラスシジミだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 110.4mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
鈴なりのミドリシジミ;クリックすると大きな写真になります。 11.鈴なりのミドリシジミ
一つの枝先に咲くノリウツギの花で4頭ものミドリシジミが吸蜜していた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO91 ) 露出補正 -0.7段
下草に止まる;クリックすると大きな写真になります。 12.下草に止まる
吸蜜に飽きたのか、フッと花から離れて下草に止まる。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO110 ) 露出補正 -0.7段
開翅;クリックすると大きな写真になります。 13.開翅
下草の止まった♂が開翅を始めた。陽の光に輝いて金属光沢のある緑色が美しい。しばらく待っていたがこれ以上開かぬまま、飛び去って行った。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
チダケサシで吸蜜;クリックすると大きな写真になります。 14.チダケサシで吸蜜
チダケサシの花で吸蜜する個体も少なくなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
チダケサシで吸蜜 90mmマクロで;クリックすると大きな写真になります。 15.チダケサシで吸蜜 90mmマクロで
遊歩道のすぐわきに咲いている小さなチダケサシの花だが、落ち着いて吸蜜を続けていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
開翅を待つが、残念!;クリックすると大きな写真になります。 16.開翅を待つが、残念!
最後に、葉の上に止まり翅を開いてくれそうな個体がいたので、しばらくじっと待つが、ダメだった。残念。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし


2013年6月30日

柳橋界隈 6月23日


 浅草橋の洋食「大吉」という店で、ある集まりがあった。昭和45年創業のこの店はTVや雑誌でよく紹介されている。岩手県産高級銘柄豚の岩中豚(いわちゅうぶた)の「岩中ロースかつ」が有名だ。
 その洋食「大吉」に正午集合であったので、その前の1時間ほど、横山町の問屋街や、柳橋界隈を歩いてみようと、横須賀線で横浜から1本で来られる馬喰町駅で降りた。だが、この日は日曜日、問屋街は人も少なく静かだった。
 横山町大通りを通って、靖国通りを右へ、両国橋の手前の左側に柳橋が見えた。神田川の右岸を浅草橋という橋まで行き、橋を渡って、今度は左岸を再び柳橋まで戻ったのだが、神田川には多くの屋形船が係留されていた。会場へ向かう途中、すぐ右側が隅田川だったので、立ち寄った。
 楽しく過ごした洋食「大吉」での会のあと、その仲間のほとんどは、幹事をしてくれた地元のご夫妻の案内で、隅田川の河畔へ下り、再びスカイツリーを眺めた。さっき寄ってきた柳橋を渡って、浅草橋駅へ向かい、二次会へ。幹事さんのお膳立てで、楽しく日曜日の昼の酒と、ちょっとカラオケを楽しんだ。

1.横山町大通り
JR総武快速線(横須賀線)を馬喰町で降り、清州通りを東日本橋の方へ進むと左手に横山町の問屋街がある。「新道通り」を入ってみる。しかし、この日は日曜日、人は少ない。日本橋横山町は東京都内屈指の現金問屋街として名が通っている。さらにその一本向こうの通りは「横山町大通り」だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
横山町大通り;クリックすると大きな写真になります
2.柳橋
横山町大通りを出て靖国通りを右に曲がると隅田川にかかる両国橋に出る。左側を見ながら歩いていると、両国橋の手前に隅田川に注ぐ神田川の河口近くにかかる柳橋があった。柳橋は町名でもある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
柳橋;クリックすると大きな写真になります
3.柳橋から浅草橋方面を眺める
柳橋は神田川が隅田川に流入する河口部に位置する第一橋梁で、その起源は江戸中期とされる。明治20年(1887年)に鋼鉄橋になり、その後の関東大震災にて焼失したため震災復興事業として昭和4年(1929年)に現在の橋が完成。永代橋のデザインを取り入れたといわれている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
柳橋から浅草橋方面を眺める;クリックすると大きな写真になります
4.浅草橋
柳場から神田川の右岸を上流に向かって歩くと次の橋は浅草橋だ。浅草橋は、神田川にかかる橋。もちろん台東区内の地名でもあるが中央区と台東区にまたがるこの橋の名から付けられた。片側3車線ある大きな橋だが、その橋のたもとに、橋の名が刻まれた石柱があった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
浅草橋;クリックすると大きな写真になります
5.篠塚稲荷
浅草橋を渡り、今度は神田川の左岸を柳橋の方へ戻る。左手に篠塚稲荷があった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/160秒 8.9mm ISO200 ) 露出補正 なし
篠塚稲荷;クリックすると大きな写真になります
6.神田川に係留された屋形船
神田川には、春の花見とか、夏の花火大会、あるいは台場やレインボーブリッジめぐりなど、隅田川から、東京湾へ出ていく屋形船が沢山留められている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 25.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
130630_006.jpg
7.屋形船出航
神田川河口から隅田川へ一艘の屋形船が逆走して出て行った。隅田川から東京湾を遊覧するのだろう。向こうに見えるのは両国橋だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 13.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
屋形船出航;クリックすると大きな写真になります
8.柳橋全景 蔵前側から眺める
靖国通り側から柳橋へ入ってきて、神田川に沿って、浅草橋まで歩き、浅草橋を反対側にわたって、再び神田川左岸を柳橋まで戻ってきた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
柳橋全景 蔵前側から眺める;クリックすると大きな写真になります
9.隅田川右岸
柳橋から、本日の昼食会の会場である、浅草橋「大吉」のある蔵前方面へ向かう。途中で隅田川河畔に出られるところがあったので、行ってみた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
隅田川右岸;クリックすると大きな写真になります
10.隅田川を渡る総武線電車
隅田川にかかる総武線の鉄橋を走る電車を、スカイツリーを映しこんで撮ろうと思ったが、ちょっと無理だった。もっと離れれば良いポイントがあったかもしれないが、時間も気になってきた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
隅田川を渡る総武線電車;クリックすると大きな写真になります
11.隅田川と東京スカイツリー
スカイツリーの上にはまだ上がったことはない。この日は梅雨の晴れ間の日曜日、スカイツリーがきれいに見えた。このショットを最後に、隅田川河畔を離れ、浅草橋「大吉」へ向かった。実は少々行き過ぎてしまい、蔵前工業高校をみて、引き返したが、何とか集合時間には間に合った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
隅田川と東京スカイツリー;クリックすると大きな写真になります
12.再び柳橋へ
会は2時半ごろお開きとなり、今日の会の主催者でもある、地元にお住いのご夫婦の案内で、まず、隅田川河畔に行き、お互い写真を撮ったりした後、再び柳橋を見て、浅草橋方面へ歩いた。左手に見えるのは、老舗の江戸前料理店として有名な亀清楼だ。かつて多数あった「柳橋の料亭」の唯一の生き残りだという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/320秒 21.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
再び柳橋へ;クリックすると大きな写真になります
13.老舗の佃煮
この店は柳橋のたもとにある小松屋という老舗の佃煮屋さんだ。この日は日曜日だったためか閉められていた。「手むきあさり佃煮」など、店が開いていたら買いたかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 10.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
老舗の佃煮;クリックすると大きな写真になります
14.屋形船帰還
柳橋の上で、神田川を眺めていると、一艘の屋形船が隅田川から柳橋の下をくぐって、神田川に戻ってきた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
屋形船帰還;クリックすると大きな写真になります
15.柳橋の灯
改めて柳橋の橋梁を眺めてみると、風情のある灯がそれぞれの柱に、歩道を照らすようにつけられていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/320秒 21.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
柳橋の灯;クリックすると大きな写真になります
16.銀杏岡八幡神社
柳橋を後にして、浅草橋駅方面へ向かう。銀杏岡八幡神社の境内を通り抜けて、設けられていた二次会の会場へ。再び昼間の酒と、ちょっとカラオケを楽しませていただいた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/200秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
銀杏岡八幡神社;クリックすると大きな写真になります

2013年4月30日

舞岡公園 4月25日


  しばらく気温が上がらない日が続いたが、今日は18℃くらいまでになりそうとのこと。朝のうち雲が多かったが、だんだん晴れてきた。躊躇なく舞岡公園へ行くことにする。
  前回13日に行った時には見ることがなかった、クロアゲハ、カラスアゲハ、ジャコウアゲハ、コチャバネセセリ、ヒメウラナミジャノメが発生していた。アオスジアゲハはまだのようだ。

タニウツギ がんばれ!;クリックすると大きな写真になります 1.タニウツギ がんばれ!
3年前の2010年5月15日にここへ来たときには、きれいなタニウツギの花が満開で、ナガサキアゲハやモンキアゲハがその花を訪れ、良い写真が撮れた。しかし、翌年は剪定されてしまい、2年間花をつけることがなかった。しかし、うれしいことに今年は少ないながら蕾を付けていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/160秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
タニウツギの蕾;クリックすると大きな写真になります 2.タニウツギの蕾
100mmマクロで撮った。ピントの合わせどころが難しい。連休明けくらいが満開になるのだろうか?連休中に一度来てみよう。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
コチャバネセセリ -1;クリックすると大きな写真になります 3.コチャバネセセリ -1
コチャバネセセリが発生していた。この蝶はよくハルシオンの花で吸蜜するが、この日は道に止まってストローを伸ばしている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ツマキチョウ♂;クリックすると大きな写真になります 4.ツマキチョウ♂
ツマキチョウの♂が小さな黄色い花で吸蜜していた。4月13日に来た時は飛び回ってばかりいて、ゆっくり撮らせてくれなかったが、この日はサービスしてくれた。残念ながら、破損していた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アゲハチョウ♂;クリックすると大きな写真になります 5.アゲハチョウ♂
ようやくアゲハチョウを多くみられる季節になった。これはとても小さな個体である。可愛らしい。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
カラスアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります 6.カラスアゲハ♂
小谷戸の古民家の裏庭で、新鮮なカラスアゲハの♂がつつじの花に飛んできた。花が日陰にあるので蝶がシルエットになってしまった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クロアゲハ♀;クリックすると大きな写真になります 7.クロアゲハ♀
立派なアザミの花が咲いていたので、モンキアゲハでも来ないかなと思っていたら、クロアゲハが来た。しかし、すでに大きく破損している。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメウラナミジャノメ;クリックすると大きな写真になります 8.ヒメウラナミジャノメ
まだ発生初期のようで新鮮な個体が多く見られた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
コチャバネセセリ -2;クリックすると大きな写真になります 9.コチャバネセセリ -2
この日見かけたコチャバネセセリは、皆、路上に止まって吸水していた。今度はマクロで上から押さえつけるように撮る。コチャバネセセリは幼虫で越冬し、早春に蛹になり、羽化する。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
130429_010.jpg 10.ツバメシジミ♀
ツバメシジミは♀が多くなっていて、♂はすでに擦れた個体が目立つようになった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ジャコウアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります 11.ジャコウアゲハ♂
このジャコウアゲハ♂は、♀を探しているのだろうか、古民家の裏庭で旋回を続けている。花にも来ない。飛び疲れるのであろうか、時々この写真のように葉上に止まる。少しトリミングした。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
キジバト;クリックすると大きな写真になります 12.キジバト
そろそろ引き上げようと駐車場へ向かう。そこに、保護色のようになっていてわかりにくいが、キジバトがいた。私から2?3mという近くをゆっくり散歩していた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO500 ) 露出補正 -0.3段

2013年4月20日

都会の桜 北の丸公園、青山墓地 3月22日


 少し前後してしまったが、早かった今年の東京の桜見物をしたので記録にとどめておこうと思う。
 3月22日 天気が良かった。暖かい日になるだろうと思う。80歳になる家内の姉をマイカーに乗せ、北の丸公園、千鳥ヶ淵を回った。北の丸公園の駐車場は幸いにも空きがあり、駐車することができた。人出が多い。
 駐車場に車を止めて、武道館の方へ歩いていく。日本武道館では専修大学の卒業式が行われていた。桜は入学式と思っていたが卒業式のシーズンに満開になっていた。
 青山墓地の桜も満開だった。普段は歩く人が少ない青山通りから乃木坂方面へ抜ける桜並木は、この日は、土曜日ということもあり、大勢の人が桜を愛でながら歩いていた。

1.日本武道館
北の丸駐車場から、右手に科学技術館を見ながら、北の丸公園の緑の中を歩いていく。近衛第二連隊碑の前を過ぎると、賑やかなところに出た。日本武道館では専修大学の卒業式が行われていて、卒業式をを迎えた学生さんやそのご両親たちで溢れている。みんな晴れやかな顔をしていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 8.9mm ISO200 ) 露出補正 なし
日本武道館;クリックすると大きな写真になります
2.田安門
日本武道館の向こう側、田安門の桜は見事に満開だった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/1250秒 8.9mm ISO200 ) 露出補正 なし
田安門;クリックすると大きな写真になります
3.北の丸公園広場
ちょうどお昼時である。北の丸公園の千鳥ヶ淵側には芝生の広場があり、花見を楽しみ、お弁当を広げている人たちが多かった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
北の丸公園広場;クリックすると大きな写真になります
4.ヤマガラ -1 背
北の丸公園の緑の中を歩いていると、数羽の小鳥が椿の花に来ている。大きさはスズメのようだが、よく見ると違う。このときはなんという鳥かわからなかったが、n-shuhei さんにヤマガラと教えていただいた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/200秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
ヤマガラ -1 背;クリックすると大きな写真になります
5.ヤマガラ -2 腹
私から3m位のところで椿の花に夢中になっている。もう一羽、向こう側にいる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/80秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
ヤマガラ -2 腹;クリックすると大きな写真になります
6.枝垂れ桜は五分咲き
北の丸公園管理事務所の近くに咲いていた枝垂れ桜は、5分咲きというところ。花びらのいろと、やや深い蕾の色が調和している。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
130420_006.jpg
7.ダイコンバナ
ダイコンバナの群落があった。春の公園に彩を添える。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/400秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
ダイコンバナ;クリックすると大きな写真になります
8.北桔橋門(きたはねはしもん)の枝垂れ桜
車を止めた駐車場へ戻ってきた。道の先に北桔橋門(きたはねはしもん)が見える。堀の手前の道に咲く枝垂れ桜が見事だった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
130420_008.jpg
9.青山霊園の桜
赤坂見附の方から国道246を来て、右手に伊藤忠のビルがあるところの信号を左に曲がってまっすぐ行くと、左手に赤坂消防署があって、その先が見事な桜のトンネルになっている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
青山霊園の桜;クリックすると大きな写真になります
10.六本木ヒルズ
桜並木から六本木ヒルズが眺められた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
六本木ヒルズ;クリックすると大きな写真になります
11.東京ミッドタウン
少し左の方には、東京ミッドタウンが見えた。六本木ヒルズは2003年(平成15年)3月の竣工、こちらの東京ミッドタウンは防衛庁・檜町駐屯地跡地の再開発事業として2007年(平成19年)1月に竣工した。ともに地上54階建だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
東京ミッドタウン


2013年4月16日

舞岡公園 4月13日


 今日は天気が良い。10時半ごろに家を出て、舞岡公園へ向かった。土曜日なので駐車場は混んでるかと思ったが、花見も終わり、平日とあまり変わりはなかった。公園を歩き始めると、やや風があり、気温もそれほど上がってこない。蝶もあまり多くを見かけない。 この日はD300 とともに、Canon PowerShot G12 を携行し背景を映しこんだ写真を撮ってみたいと思った。
蝶の春の妖精の一種であるであるツマキチョウが狙いだったが、なかなか思うように撮らせてくれなかった。

鯉のぼり;クリックすると大きな写真になります 1.鯉のぼり
「小谷戸の里」には、今年も元気な鯉が泳ぎ始めた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ツマキチョウ♂;クリックすると大きな写真になります 2.ツマキチョウ♂
ツマキチョウは♂がほとんどだが、個体数は比較的多く、この日も10頭近くは目撃した。しかし、翅を小刻みに羽ばたかせながら俊敏に飛び、なかなか止まってくれない。遠くに止まったのを撮る。(トリミング)

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ツマキチョウ♀;クリックすると大きな写真になります 3.ツマキチョウ♀
♂より♀の発生は遅れるが、すでに♀も発生していた。メスの方がオスに比べ飛び方もゆっくりで花に止まる。(トリミング)

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
モンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 4.モンシロチョウ
飛んでいると一瞬ツマキチョウかと思うが、飛び方が違うので、区別できる。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/4000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
カラタチの花;クリックすると大きな写真になります 5.カラタチの花
この時期、カラタチは新芽を出し、このような花が咲く。この時期しか見ることができない。G12の広角側で撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
カラタチの花 100mmマクロ;クリックすると大きな写真になります 6.カラタチの花 100mmマクロ
100mmマクロレンズで撮るとこのように写る。肉眼では気が付かない細かなところが写し取れる。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/4000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ベニシジミ -1;クリックすると大きな写真になります 7.ベニシジミ -1
この日、一番多く飛んでいたのは相変わらずベニシジミだった。G12でローアングルで撮る。翅が透きとおって美しい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
ベニシジミ -2;クリックすると大きな写真になります 8.ベニシジミ -2
ベニシジミは地面に近い小さな花に止まることが多い。上から撮ると地面ばかりになってしまう。慎重に近寄ってバリアングル・モニターでローアングルで撮ると背景も撮れる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
ベニシジミ -3 9.ベニシジミ -3
レンズは蝶の目と鼻の先にある。正面から撮ると陽の光に翅の絨毛が光って見える。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
キタテハ -1;クリックすると大きな写真になります 10.キタテハ -1
越冬後の秋型のキタテハだ。G12で撮ると春が写し取れた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
キタテハ -2;クリックすると大きな写真になります 11.キタテハ -2
100mmマクロで寄って撮ると、被写界深度が浅くなるので目にきちっとピントを合わせておかないと締まらない写真になってしまう。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/3200秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段


2013年4月13日

満足した草津温泉旅行 3月11日~12日


 昨年11月、四万温泉に誘っていただき、ご一緒した友人夫妻と、大変お得な草津温泉一泊旅行をしてきた。誘っていただくばかりなので今度はこちらからお誘いをしなくてはと思っていた。バリ島へ出かける前に、阪急交通社から送られてきた「theお宿」というパンフレットで、横浜から往復バス代が無料で、一泊二食@14,800円の、草津温泉「木の葉」という湯宿泊の企画があった。、いつもは立ち寄り先などを含めた綿密なドライブ旅行を誘ってくださる友人夫妻には、こんな安直な旅行はどうかと思ったが、ゆったり温泉に浸かれそうなので、お誘いしてみたところ、同意を得た。パンフレットに見る宿の写真写りも悪くない。

 部屋風呂はなかったが、温泉、露天風呂は広くてそれぞれ名前が付けられた多くの浴槽があって、ゆったりとできた。部屋は広くはないが清潔で32インチながら液晶TVもついていた。トイレもウォシュレットなのがありがたい。年配者夫婦、年配者婦人連れ、若い二人連れの客が多かった。良かったのは、宿のサービス。従業員のお嬢さんたちは若くてかわいらしかったし、受け答えも人を逸らさない温かみがある。男性従業員も親切だった。部屋の冷蔵庫には無料の水が入っていた。風呂上がりには氷菓やヤクルトが置かれ、コーヒーも無料で飲める。5時半、7時半と別れた夕食時間の遅組のための「しのぎ」(肉饅、にら饅、みそコンニャク)、早い食事の人たちのためか、夜食のラーメンが無料で振る舞われる。もちろん、両方食べても文句は言われない。心和み、高級旅館に泊まった気分になった。  この時期、周遊できるところこそ少ないが、その分温泉を楽しむことができ、お誘いしたご夫婦にも喜んでいただけたようだった。

1.湯畑
横浜からのバスは、午後1時ごろ草津温泉バスターミナルに着いた。今宵の宿の「木の葉」へは宿のシャトルバスがある。午後3時のシャトルバスに乗ることにして、湯畑の近くを散策し、昼食をとることにした。湯畑まではバスターミナルから徒歩5分だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
湯畑;クリックすると大きな写真になります
2.湯の花売り
湯畑の入口で湯の花を売る店(カート)があった。だが、ここの湯畑で、湯の花はほとんど採れないらしい。その類い希な殺菌力が強烈な印象として知られている草津の湯だが、ここで採取される湯の花は人気の品だそうだ。これを求める人が多いことに目を付けた一部の業者が湯の花をあちらこちらで販売しているようだが、そのほとんどは草津の湯の花ではないという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 21.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
湯の花売り;クリックすると大きな写真になります
3.湯畑の湯
湯畑の下の方へ降りていくと、その湧き出した湯が集められて噴き出していた。湯畑は毎分4600リットルの湯が湧出する草津温泉唯一の源泉だそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1000秒 25.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
湯畑の湯;クリックすると大きな写真になります
4.昼食
午後1時半、小腹が減った。しかし、宿での夕食もあるのであまり多くは食べない方が良いと衆議一決し、ラーメンでもということになった。勝手わからぬ草津の街、湯畑の角にあったこの賑やかな看板の店に入ってみた。焼肉、焼き鳥があって、2階はカラオケという店だった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/400秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
昼食;クリックすると大きな写真になります
5.光泉寺と「御座の湯」再建
湯畑の上手の方に光泉寺へ上がる石の階段があるが、そのわきに新築中の和風建築物があった。この日見た時は新しい和風旅館の新築かあるいは改築かと思っていた。翌日、道の駅にある観光協会へ行ったときに、共同浴場である「御座の湯」の再建であることが分かった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/640秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
光泉寺と「御座の湯」再建;クリックすると大きな写真になります
6.光泉寺境内から
光泉寺の石段を上がって境内に入る。境内には雪が残っていた。境内の奥から建設中の「御座の湯」を眺める。「御座之湯」はかつて湯畑広場に実在した公共温泉である。今回の再建では、明治期をイメージした木造建築に石とヒノキの風呂を備えるという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
光泉寺境内から;クリックすると大きな写真になります
7.老舗の和風旅館
湯畑の近くを歩いてみた。近くには奈良屋、大阪屋、山本館といった木造、和風建築の老舗旅館が多い。これはその一つ、奈良屋さんだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/125秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
老舗の和風旅館;クリックすると大きな写真になります
8.「木の葉」の部屋から眺めた草津の山々
宿泊した宿「木の葉」の部屋から、草津の山々を眺めることができた。これは、翌12日の朝撮った写真。5カット撮ってPhotoshop Elements のPhoto marge 機能で合成した。横約8,0000ピクセルを800ピクセルに縮小しているが、合成画像は13.6MBのファイルになる(JPEG)。朝食の時に従業員の方に伺ったら、白根山は前の山に隠れて見えないとのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/1250秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
「木の葉」の部屋から眺めた草津の山々;クリックすると大きな写真になります
9.お宿「木の葉」
翌朝、宿の周りを散歩した。天気は良く、空気は澄んでいたがそれほど寒くはない。この写真は「木の葉」の玄関を横から撮ったが、この手前右側に姉妹館である湯宿「季の庭」がある。「季の庭」の方が新館のようで、各部屋に客室露天風呂がついている。1階部分は大浴場や大露天風呂、貸切風呂などを含め「木の葉」「季の庭」共用になっていた。床は畳と板の間で、スリッパを履かずに素足か備え付けの足袋ソックスで歩くのも心地よかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 8.9mm ISO200 ) 露出補正 なし
お宿「木の葉」;クリックすると大きな写真になります
10.朝の風景
宿の裏手が駐車場になっていて、玄関わきの階段から上がっていくことができる。山々を背景にホテルだろうか、リゾートマンションだろうか、林の中に立ち並んでいる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 25.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
朝の風景;クリックすると大きな写真になります
11.「木の葉」「季の庭」共用の風呂
手前の「木の葉」、奥の「季の庭」共用となっている湯処が左手に並ぶ。廊下は畳だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/40秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
「木の葉」「季の庭」共用の風呂;クリックすると大きな写真になります
12.道の駅
チェックアウトして、アクセスバスでバスターミナルへ行く。コインロッカーに荷物を預け、292号線(日本ロマンティック街道)を湯畑の反対方向に上ったところに道の駅がある。その国道をまたぐように展望所が作られていて、そこから浅間山がきれいに見えた。右側に浅間山系が続き、湯の丸山の方に至る。午前11時、気温は+5℃だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/1250秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
道の駅;クリックすると大きな写真になります
13.草軽電気鉄道
草軽電気鉄道は、草津温泉と軽井沢の間、全長55.5kmを結ぶ電気鉄道で大正4年(1915年)に開通し、昭和37年(1962年)までの47年間創業した。この機関車は「デキ12型」で長いパンタグラフとL字型の車両からカブトムシの愛称で親しまれたという。これは日本工業大学付属東京工業高等学校が1/2スケールで製造したミニチュアモデルだそうで、道の駅の郷土物産売店に展示されていた。草軽電気鉄道は、1951年に国産初の「総天然色映画」として公開されて話題を呼んだ高峰秀子主演の「カルメン故郷に帰る」に登場したのを思い起こす。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/80秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
草軽電気鉄道;クリックすると大きな写真になります
14.再び湯畑
横浜へ乗せていってくれるバスの発車時刻は午後2時10分だ。それまでの時間を再び湯畑で過ごすことになる。昼飯も食べなくてはいけない。「御座の湯」の工事が進んでいた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/500秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
再び湯畑;クリックすると大きな写真になります
15.湯畑に沸く源泉
3.の写真を撮ったところから右回りに湯壺の上に上がった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
.湯畑に沸く源泉;クリックすると大きな写真になります
16.温泉まんじゅう
簡単に昼飯を食べた後、ご婦人方を湯畑に残し、湯畑の近くの温泉街を歩いてみた。思った以上に若い人が多いのに驚いた。温泉まんじゅうは「本家ちちや」というのがTVなどでも紹介され、有名だが、足利出身という写真の「草津長寿店」は「積極的」に試食をさせるという、販促活動で客を集めていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/160秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
温泉まんじゅう;クリックすると大きな写真になります
17.公共の湯
草津には、公共の湯がいくつもある。それぞれ源泉は違うとのこと。この「関の湯」の源泉は湯畑だそうだ。 そうこうするうちにバスターミナルへ戻らなくてはいけない時間になった。宿でゆっくり温泉に浸かり、湯畑周辺を散策し、満足した一泊旅行だった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/80秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
公共の湯;クリックすると大きな写真になります


2013年4月 8日

ギフチョウ舞う 4月5日


 「シンガポール チャンギ空港 バタフライ・ガーデンで撮った蝶」のアップをあと1回残しているが、4月5日にギフチョウの写真を撮りに行ってきたので、旬のうちにアップさせていただくことにする。

 昨年は桜の開花が遅かった。それに比べると今年はめっぽう桜の開花が早い。毎年、県内のいつものところへ、ギフチョウの写真を撮りに行っているが、今年のギフチョウの発生時期はどうなのだろうか。天気予報によると、4月第1週で、晴れて気温が上がりそうな日は1日、4日と5日だ。1日は墓参り、4日はゴルフの予定があり、必然的に5日に出かけることになる。
 11時ごろ現地到着。ここでも、さすがに桜はわずかな花を残すのみになっていた。昨年は4月9日に行っているが、このときは、桜はまだ蕾があり、梅の花も咲いていた。今年は梅の花は一輪も残っていなかった。その代り、昨年は見られなかったイワツツジ(ミツバツツジ)がきれいに咲いていて、この花にギフチョウが訪れる。
 ここのギフチョウの発生時期は、桜が早かろうが、遅かろうが、だいたい4月の第1週がピークになるようだ。

県立津久井湖城山公園;クリックすると大きな写真になります 1.県立津久井湖城山公園
今年もここに寄った。桜がきれいなところだが、ソメイヨシノは今年は散っていた。津久井湖観光センターがあって、特産品の販売をしている。美味しそうな八朔を売っていたので買った。私はいろいろな柑橘類の中でも八朔が好きなのだが、最近はスーパーなどであまり売られていない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
残った桜;クリックすると大きな写真になります 2.残った桜
この桜はソメイヨシノではないのだろう、まだきれいな花をつけていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
津久井湖;クリックすると大きな写真になります 3.津久井湖
この日は本当に穏やかな春の日だった。湖畔のベンチではスケッチをする人がいた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
モデルは春の女神;クリックすると大きな写真になります 4.モデルは春の女神
11時過ぎに現地に着いた。すでにギフチョウ愛好家の方々が大勢カメラを構えられていた。左側に見えるイワツツジの花にギフチョウが訪れるのを待っている。300mm位の望遠レンズを付けている人が多い。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/500秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
初ギフチョウ;クリックすると大きな写真になります 5.初ギフチョウ
ここはちょっと敬遠して、少し奥へ行ってみる。しかし、そこにも多くのカメラマンがいらっしゃった。女性の方も多い。路傍に咲いているタチツボスミレにギフチョウがやってきてくれた。今年はタチツボスミレが多く咲いているように思う。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO500 ) 露出補正 -0.3段
吸蜜に夢中;クリックすると大きな写真になります 6.吸蜜に夢中
個体数は多いようだ。しばらく待つとまた次のギフチョウがやってくる。タチツボスミレに顔を埋めて吸蜜に夢中になる。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
きれいな個体;クリックすると大きな写真になります 7.きれいな個体
これは羽化まもないきれいな個体だった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
枯草で休む;クリックすると大きな写真になります 8.枯草で休む
花のないところではこのような枯草に止まることが多い。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
花から花へ;クリックすると大きな写真になります 9.花から花へ
タチスボスミレの花から花へ、飛び回る。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段 t
花に潜り込んで吸蜜;クリックすると大きな写真になります 10.花に潜り込んで吸蜜
枯草に覆われた地面に咲く一輪のタチツボスミレの花にも潜り込んで蜜を吸う。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ミヤマセセリ♂;クリックすると大きな写真になります 11.ミヤマセセリ♂
ほとんどの方々はギフチョウ以外は見向きもしない。わたくしは今年初めての撮影(国内)なので何でも撮っておきたかった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
目の前にギフチョウ;クリックすると大きな写真になります 12.目の前にギフチョウ
たまたま、すぐ目の前のタチツボスミレにギフチョウがやって来たので、じっくり撮ることができた。この個体は翅に破損はないが、少し擦れてきている。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ギフチョウ、イワツツジに舞う;クリックすると大きな写真になります 13.ギフチョウ、イワツツジに舞う
いよいよ本命のイワツツジに舞うギフチョウを撮るチャンスがやってきた。300mm位の望遠レンズを付けている方もいて、100mmマクロの私はどうしてもその前に出なくてはいけないので少々遠慮してしまう。待っているとギフチョウの方から、私が撮りやすいところへきてくれた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
春;クリックすると大きな写真になります 14.春
桜が春の象徴であるように、ギフチョウも春の女神といわれる。ギフチョウはその桜や梅など春の花を訪れて協演するが、イワツツジに来たギフチョウは、今回初めて撮ることができた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
テングチョウ;クリックすると大きな写真になります 15.テングチョウ
越冬したテングチョウも飛ぶ。さすがに擦れた個体であった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
スギタニルリシジミ;クリックすると大きな写真になります 16.スギタニルリシジミ
スギタニルリシジミの写真も撮りたいと思っていたが、この日は数が少なく、なかなかチャンスに恵まれなかった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
カンアオイ(?)に絡む;クリックすると大きな写真になります 17.カンアオイ(?)に絡む
ギフチョウが民家の玄関わきの植え込みへ潜り込んでいった。見ると何やらギフチョウの食草であるカンアオイ(?)が植えられていたのだ。しばらくそこに留まっていたが、やがて飛び去った。産卵した様子はない。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
桜とギフチョウ;クリックすると大きな写真になります 18.桜とギフチョウ
何という種類の桜かわからないが、その小さな花にギフチョウが来た。近寄れなかったが、かえって良い写真になったかもしれない。時刻は1時半、撮影はここで切り上げて、今回もここから車で20分くらいのところにある「温泉」へ寄って、汗を流し、蕎麦を食べて帰路に着いた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段


2013年4月 2日

バリ島のフィールドで撮った蝶 -2 2月9日~12日 /バリ島旅行 2月5日~13日


 2月9日 この日は楽しみにしていたキンタマーニ高原へ行く日だ。キンタマーニ高原へ行く前に、まず、タマン・アユン寺院へ寄った。広い、美しい境内の林縁を飛ぶエメラルドグリーンに輝くアゲハチョウを見るが、なかなか止まってはくれない。 ほかにも蝶はいるのだが、撮れる状況にはなかった。キンタマーニ高原へ移動したが、レストランへ行ったようなもので、field を歩く時間は全く取れなかった。また、そういうところへは行くことさえ叶わなかった。残念であるが、通常の観光ツアーでは無理のようだ。
 翌、2月10日、前日は全く期待外れだったので、ウブドの街へ出かける前の時間、宿泊したホテル「Puri Wulandari」付近で撮ろうと思った。
 ホテルの玄関から守衛さんたちがいるゲートへの300mほどのアプローチ道路を行き、幹線道路を向こう側に渡ってみた。昨日、シャトル便で出かけるときに、このあたりの空き地で蝶が飛んでいるのを見かけていた。ほんの僅かな空き地だったが、踏み込むと蝶が何種類も飛び立つ。ここで1時間以上撮影を楽しんだ。

ウラナミジャノメの仲間;クリックすると大きな写真になります 47.ウラナミジャノメの仲間
ヒメウラナミジャノメが属するYpthimaというグループには、多くの種類がいる。しかし、このYpthimaの一種と思われる蝶は、日本にいるヒメウラナミジャノメやウラナミジャノメとは異なる。模様は南西諸島にいるマサキウラナミジャノメに似るが、マサキウラナミジャノメは日本固有種だ。2月9日にキンタマーニ高原で昼食をしたレストランで、すぐ傍に飛んできた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
Euthalia aconthea suidas アコンテアイナズマ;クリックすると大きな写真になります 48.Euthalia aconthea suidas アコンテアイナズマ
2月9日からウブド郊外の「Puri Wulandari」に泊まった。翌10日は10時のシャトル便でウブトの街へ出ることになっている。出発までの時間、ホテルの敷地内を歩いてみた。すると、前方から飛んできて、道端の植え込みに止まった蝶がいた。初めて見る蝶だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
コモンタイマイ;クリックすると大きな写真になります 49.コモンタイマイ
ウブドの街では「Cafe Lotus」というところで昼食にした。ビンタンビールでサンドウィッチを食べていると、何やら蝶が飛んできた。コモンタイマイだった。大分破損している。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし
ウスキシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 50.ウスキシロチョウ
つぎの日の2月11日、午後から再びウブドの街へ行くことになっている。そこで午前中、「Puri Wulandari」の近くの空き地で蝶を撮った。その空き地は守衛室があるホテルのゲートの外にあるが、その手前のハイビスカスの花に黄色い蝶が来ていた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
?;クリックすると大きな写真になります 51.?
同じところの茂みにいた。裏面しか撮影できず、タテハチョウ科、あるいジャノメチョウ科の蝶と思うが、全く見当がつかない。裏の模様はコノマチョウの仲間のようだが、前翅のくびれがない。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 200mm ISO1800 ) 露出補正 なし
ナガサキアゲハ♂ Papilio memnon genor;クリックすると大きな写真になります 52.ナガサキアゲハ♂ Papilio memnon genor
いったん守衛さんに挨拶して外に出たが、ふと振り返るとハイビスカスに大型の黒いアゲハが絡んでいる。撮ったときはナガサキアゲハとは思えなかった。日本にいるナガサキアゲハとは別亜種のようだ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
メスアカムラサキ♂;クリックすると大きな写真になります 53.メスアカムラサキ♂
守衛室のあるところから外に出て、幹線道路を反対側に渡ったところにある空き地に入った。陽が当たり、雑草が茂っている。まず、目に入ったのがこのメスアカムラサキの♂だった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
メスアカムラサキ♂ 裏面;クリックすると大きな写真になります 54.メスアカムラサキ♂ 裏面
今度は翅を閉じて止まった。図鑑で見る八重山諸島にいるメスアカムラサキより後翅の白帯の幅が狭い。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
クロテンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 55.クロテンシロチョウ
この空き地の周辺部は茂みになっていて、あまり日が当たらない。そんなところにクロテンシロチョウが多くいた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 200mm ISO640 ) 露出補正 なし
ウラナミシジミの仲間 シロウラナミシジミ Jamidesu Alecto 56.ウラナミシジミの仲間 シロウラナミシジミ Jamidesu Alecto
迷蝶として南西諸島で記録があり、八重山では一時的に発生することがあるという。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 200mm ISO1100 ) 露出補正 なし
ルリモンジャノメ;クリックすると大きな写真になります 57.ルリモンジャノメ
薄暗い茂みのなかを複数の本種が飛んでいた。飛翔中に一瞬、前翅のブルーと後翅外縁の暗赤褐色が目に入った。この種は日本にはいない。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 200mm ISO2000 ) 露出補正 なし
イワサキタテハモドキ裏面;クリックすると大きな写真になります 58.イワサキタテハモドキ裏面
かって竹富?で見たカバタテハにとてもよく似ていた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
イワサキタテハモドキ 裏面;クリックすると大きな写真になります 59.イワサキタテハモドキ 裏面
これは58.とは別の個体である。この空地には多く飛んでいた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 120mm ISO400 ) 露出補正 なし
イワサキタテハモドキ 表;クリックすると大きな写真になります 60.イワサキタテハモドキ 表
表はさらにカバタテハに似ている。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 150mm ISO650 ) 露出補正 なし
コジャノメの仲間?;クリックすると大きな写真になります 61.コジャノメの仲間?
日本にいるコジャノメやリュウキュウヒメジャノメとは眼状紋が違う。色は少し黒っぽいが、Orsotriaena medusに見える。しかしコジャノメやリュウキュウヒメジャノメはMycalesisだが。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 150mm ISO450 ) 露出補正 なし
ツバメシジミの仲間;クリックすると大きな写真になります 62.ツバメシジミの仲間
  日頃見ているツバメシジミEveres argiadesとは黒点の位置など少し違うようだ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 170mm ISO400 ) 露出補正 なし
コミスジの仲間 Neptis soma?;クリックすると大きな写真になります 63.コミスジの仲間 Neptis soma?
コミスジに比べると後翅のは白帯が広い。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/640秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
コミスジの仲間 Neptis soma?;クリックすると大きな写真になります 64.コミスジの仲間 Neptis soma?
63.と同じ個体。開翅してくれた。コミスジとも違うし、ミスジチョウとも違う。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
リュウキュウムラサキ?;クリックすると大きな写真になります 65.リュウキュウムラサキ?
11日の午後、ウブドの街を歩いていると、2匹の蝶が飛んでいた。そのうちの一匹がこれだ。わかりにくいがリュウキュウムラサキのようだ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 200mm ISO1400 ) 露出補正 なし
メスアカムラサキ♂;クリックすると大きな写真になります 66.メスアカムラサキ♂
もう一匹がこのメスアカムラサキ♂だった。大勢の人が行き交う目抜き通りに沿ったちょっとした空き地だった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 200mm ISO450 ) 露出補正 なし
ヤマトシジミ;クリックすると大きな写真になります 67.ヤマトシジミ
シンガポールへ向け出発する2月12日の朝、「Puri Wulandari」の道で撮った。道はきれいに掃除されている。向こうからホテルの人が歩いてきた。この蝶はどう見てもヤマトシジミだ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/200秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし


2013年3月30日

バリ島のフィールドで撮った蝶 -1 2月7日 /バリ島旅行 2月5日~13日


 つぎはバリ島滞在中にフィールドで撮った蝶の写真をご覧いただく。午前中の観光への出発前に撮った写真や、寺院へ行ったときに偶然に撮ることができた写真である。バリ島ではどこにでも蝶はいる。ちょっと脇道に入ると、すぐに何種かの蝶に出会えるし、空き地があれば、戻らなくてはいけない時間を忘れるほど蝶を追うことができる。ただ、バリ島の蝶に無知な私にはどの蝶が珍しい蝶で、どの蝶が普通種なのか区別できない。私にとってはみんな初めて見る珍しい蝶だ。

 今回撮影した場所は、海側のスミニャックのプティトゥンガット寺院付近、タナ・ロット寺院、南側のウルワツ付近、タバナン郊外バタフライ・パーク付近、それにウブド近郊の空き地などだ。
撮っているときはなんという名の蝶かわからない。横浜に戻ってきて、参考図書をひっくり返して探したり、インターネットで検索したりした。近縁種と区別したい検索の場合は、学名でするとそのグループ(属)の種類についての情報が得られる。外国の蝶愛好家のホームページや、ブログにヒットして「アッ、これだ」ということが何度かあった。

 生物地理区でいうとバリ島は東南アジア、インド、中東を含む東洋区にある。(バリ島のすぐ東側はオーストラリア区で、 ウォレス線やウェーバー線によって、分かれている。)
日本国内では、屋久島と奄美大島の間に位置するトカラ列島南部の、小宝島以南の南西諸島が東洋国に属するという。言い換えれば、南北に長い日本の南側はバリ島と同じ東洋区なのだ。八重山諸島に生息する蝶がバリ島にもいて、和名がついているのだ。東洋区には約2,900種の蝶がいるといわれ、多くは熱帯雨林を中心に生息している。

カバマダラ;クリックすると大きな写真になります 24.カバマダラ
2月7日、スミニャック・クロボカン地区。これは日本にもいるカバマダラだ。プティトゥンガット寺院の塀のそばに咲く小さな花に吸蜜に来ていた。バリ島へ来て初めて撮る蝶だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro

絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
スミニャック プティトゥンガット寺院付近の路地;クリックすると大きな写真になります 25.スミニャック プティトゥンガット寺院付近の路地
車が行き交う幹線道路から、ちょっと脇道に入ってみた。すぐに蝶たちが飛び出してきた。 2月7日

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ハイイロタテハモドキ;クリックすると大きな写真になります   26.ハイイロタテハモドキ
何回か図書や、インターネットで見たことがある蝶がいた、このときは名前はわからなかった。西表島や石垣島で採集された記録がある。スミニャックのプティトゥンガット寺院付近の路地で撮影。 2月7日  

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ハイイロタテハモドキ;クリックすると大きな写真になります 27.ハイイロタテハモドキ
26.と同じ個体が陽の当たる葉先に止まって半開翅してくれた。だいぶ擦れてしまっている。 2月7日

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
クロテンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 28.クロテンシロチョウ
日本では1988年以降、与那国島に定着し、その後、八重山の各地で継続して発生しているいう。躰が細くヒメシロチョウに似た蝶だ。スミニャックのプティトゥンガット寺院付近の路地で撮影。 2月7日  

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
タテハモドキ;クリックすると大きな写真になります 29.タテハモドキ
日本では九州以南に生息している。スミニャックのプティトゥンガット寺院付近の路地の明るい草地で活発に飛んでいた。なんとか開翅しているところを撮ろうと思ったが、チャンスを与えてくれなかった。2月7日

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
コヒゲセセリのようなセセリチョウ;クリックすると大きな写真になります 30.コヒゲセセリのようなセセリチョウ
  Guamにいたコヒゲセセリのような蝶だ。でも分布域も違う。コヒゲセセリ(Hylephila phyleus)ではない。2月7日

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
クロマダラソテツシジミ;クリックすると大きな写真になります 31.クロマダラソテツシジミ
2月7日、午前中のわずかな時間スミニャックの路地で撮影を楽しんだが、午後は、ウルワツへ出かけた。昼食をしたBVLGARIのビラでも蝶が飛んでいた。この蝶は近年は南西諸島や九州南部で定着したという。台風に乗って飛んでくるのか、大阪、東京そして神奈川県の三浦半島でもソテツで発生することがある。でも、そこでは年を越して世代をつなぐことはできないようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ツマムラサキマダラ;クリックすると大きな写真になります 32.ツマムラサキマダラ
そのBVLGARIのレストランの中でツマムラサキマダラが、ガラスに遮られ、外に出るに出られなくてもがいていた。大分弱っている。手に取って、モデルになってもらった。この後、手にのせたままレストランの外に行き、植え込みに置いてやり、改めて撮ろうとしたら、元気に飛んで行ってしまった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
クロテンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 33.クロテンシロチョウ
BVLGARIの敷地内にもクロテンシロチョウがいた。屋根の隙間に生えている小さな花で吸蜜していた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/4000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ナガサキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 34.ナガサキアゲハ
同じく2月7日、BVLGARIの敷地内に立派なナガサキアゲハの♀が舞っていた。これは娘の主人が「いますよー」と教えてくれ、走り寄って撮った一枚だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
シロオビアゲハ;クリックすると大きな写真になります 35.シロオビアゲハ
シロオビアゲハも飛んでいる。やはり、沖縄やGuamにいるシロオビアゲハより後翅の白い帯が太い。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ツマベニチョウ;クリックすると大きな写真になります 36.ツマベニチョウ
2月7日午後、BVLGARIで時間を過ごした後、ウルワツ寺院へ行った。境内に入ると3~4mくらいの木に咲いたオレンジ色の花に多くのツマベニチョウが飛び交っていた。残念ながら、立ち入りにくいところなので、離れて撮ることになってしまった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ユベンタヒメゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 37.ユベンタヒメゴマダラ
2月8日、タバナンのバタフライ・パークから出てきたところに、ランタナの植え込みがあり、蝶が舞っていた。この蝶は初めて見る蝶だった。素晴らしくきれいな個体だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ユベンタヒメゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 38.ユベンタヒメゴマダラ
見事に開翅してくれた。リュウキュウアサギマダラの近縁種といわれる。与那国島で迷蝶として採集されたことがあるとのこと。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
Catopsillia pomona ♀ pale form ウスキシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 39.Catopsillia pomona ♀ pale form ウスキシロチョウ
日本でも、沖縄以南に土着する。♀の低温期型ではこのような赤褐色の斑紋が出る。2月8日、タバナンのバタフライ・パークから出てきたところのランタナの花に来ていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
イワサキタテハモドキ;クリックすると大きな写真になります 40.イワサキタテハモドキ
2月8日、タバナンのバタフライ・パークの傍の茂みのなかにいた。日本では八重山などで記録されるが迷蝶のようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
ルリモンジャノメの仲間;クリックすると大きな写真になります 41.ルリモンジャノメの仲間
イワサキタテハモドキを追って、薄暗い藪に踏み込んだら飛び出した。この蝶は日本にはいないようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO1800 ) 露出補正 なし
ユベンタヒメゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 42.ユベンタヒメゴマダラ
もう一度、ユベンタヒメゴマダラ。横から翅の裏側が見ることができた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウスキシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 43.ウスキシロチョウ
2月8日、タバナンのバタフライ・パークのあと、タナ・ロット寺院へ行った。駐車場からの道を歩いていると、ハイビスカスの花に黄色い蝶が顔を埋めていた。ウスキシロチョウと思うが、39.で見ていただいた低温期型とはずいぶん模様が違う。キシタウラナミシロチョウかもしれないと調べてみたが、そうでは無いようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
メスアカムラサキ ♀;クリックすると大きな写真になります 44.メスアカムラサキ ♀
2月8日、タナ・ロット寺院。こいつには騙された。帰宅するまで、てっきりカバマダラと思っていた。撮ってきた写真をパソコンに取り込んでいるときに、何か違和感があったので、よく見るとメスアカムラサキの♀だった。それにしてもうまく擬態するものだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
コモンタイマイ;クリックすると大きな写真になります 45.コモンタイマイ
タナ・ロット寺院の境内を歩いていると、かみさんが「キアゲハがいる」と言う。見るともちろん「キアゲハ」ではない大型の蝶がランタナの花に絡んでいる。コモンタイマイだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
アオタテハモドキ?;クリックすると大きな写真になります 46.アオタテハモドキ?
タナ・ロット寺院の散策を終え、駐車場近くのレストランで遅い昼食となった。陽のあたるテラス席で食べていると、タテハチョウらしき蝶が飛んできて地面に止まった。飛び出して行って、シャッターを切るが、すぐ飛び去ってしまった。八重山にもいるアオタテハモドキと思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし


2013年3月28日

タバナン バタフライ・パークで撮った蝶 -2 2月8日 /バリ島旅行 2月5日~13日


 タバナン バタフライ・パークには約1時間滞在したが、もっと時間を取るべきだったと思う。蛹を付けたゲージがあり、次々と羽化しているようだった。羽化シーンも写真に撮ると余計なものも写りこんでしまい興ざめするが、その瞬間を眺めて、何が出てくるのか見届けるも興味深いと思う。
 バリ島は裏面の美しいカザリシロチョウの仲間がいると聞いていたので、写真に撮るのを楽しみにしていたが、とうとう旅行中会うことはなかった。時期が悪かったのだろうか。
 帰りにショップがあったので、ガイドブックを買って帰ろうと思い尋ねてみたが、ページがちぎれたようなのを見せてくれて、これが残っている最後の1冊だという。せめてパンフレットでもと思ったが、それも在庫切れとのこと。なんだかここもオフ・シーズンという感じだった。

オビモンアゲハ;クリックすると大きな写真になります 12.オビモンアゲハ
初めてみる蝶だった。日本での記録は無いようだ。海野和男さんのブログ「海野和男デジタル昆虫記」によると、「オビモンアゲハはアジアに広く分布するアゲハで、サカハチチョウのように卵を重ねて産み付ける変わった習性を持つ。幼虫も群生し、気持ちが悪い。」と記されていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
アオネアゲハ;クリックすると大きな写真になります 13.アオネアゲハ
バリ島は蝶愛好家の間で、15年前頃にアオネアゲハ(Papilio peranthus)の多産地として有名になった島だそうだ。このことは予備知識としてあったので、飛翔中のアオネアゲハを園内で見たときにはすぐわかった。よい写真が撮れなかったのが残念。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
アオネアゲハ 開翅;クリックすると大きな写真になります 14.アオネアゲハ 開翅
花から飛び立った時に一瞬見えたエメラルドグリーンは見事だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
Cethosia hypsea  ヒプセアハレギチョウ;クリックすると大きな写真になります 15.Cethosia hypsea ヒプセアハレギチョウ
羽化したてのきれいな個体だった。この蝶は表も裏も晴れ着を着ているようにあでやかである。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO500 ) 露出補正 なし
オオゴマダラ?;クリックすると大きな写真になります 16.オオゴマダラ?
沖縄で見るオオゴマダラに比べ、褐色がかった翅の色をしている。また、翅にある黒いドットの模様が極めて少ない。どう見ても同じ種には見えなかったが、種名はわからない。いくつもの図鑑を見比べたが分からなかった。アカボシゴマダラの春型に見られる著しい白化と同じような現象かなと思ったりする。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
Papilio ambrax?;クリックすると大きな写真になります 17.Papilio ambrax?
この蝶も同定が難しかった。Papilio ambrax というのはいろいろなタイプがあるようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
130327_018.jpg 18.ハイイロタテハモドキ
ハイイロタテハモドキが開翅してくれた。地味だけど趣のある模様をしている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
キシタアゲハ;クリックすると大きな写真になります 19.キシタアゲハ
ヘレナキシタアゲハと思う。トリバネアゲハはキシタアゲハ属、アカエリトリバネアゲハ属を含めて3つの属からなる。開帳11cm?13cm。園内に数は多かった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし
フタオシジミの仲間 シタジロフタオルリシジミ;クリックすると大きな写真になります 20.フタオシジミの仲間 シタジロフタオルリシジミ
彩がきれいなところに止まってくれた。産卵しているようにも見える。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし 
チャイロタテハ;クリックすると大きな写真になります 21.チャイロタテハ
しばらく追い掛け回して撮った蝶だ。きれいな個体と思ったが、残念ながら左後翅が破損していた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
チャイロタテハ裏面;クリックすると大きな写真になります   22.チャイロタテハ裏面
21.と同じ個体だが、こちら側から撮ると左後翅の破損が見えない。♀はより黒っぽいというので、これは♂のようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし 
.見られなかったカザリシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 23.見られなかったカザリシロチョウ
出発前に中林花山さんのブログを拝見して、バリ島では是非カザリシロチョウに会いたいと期待し、また、実際に会えると思っていた。ところが、ここバタフライ・パークでも、 field でも見ることができなかった。発生時期の問題なのだろうか。バタフライ・パークの資料室で標本を眺めるだけだった。
滞在時間1時間少々で引き上げることになったが、もっともっと時間をとるべきだったと思う。撮影した蝶は20種に満たない。いままで、海外ではカナダのナイアガラとか、シンガポールのセントーサ島など、日本では多摩動物公園昆虫館はじめ各地の昆虫館、昆虫園を訪れたことがあるが、ここタバナンのバタフライ・パークはとても自然で、fieldにいるような感じがあった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/50秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 なし


2013年3月25日

タバナン バタフライ・パークで撮った蝶 -1 2月8日 /バリ島旅行 2月5日~13日


 バリ島へ来て3日目、朝10時にスミニャックのホテルへ迎えに来てもらい、タクシーでホテルから北へ1時間ほどのタバナンという町の郊外にあるバタフライ・パークヘ行った。囲いのあるところで蝶の写真を撮るというのは、あまり気の進むことではないが、見たことのない蝶がいるだろうと期待して行った。実は、予定では明日行くはずだったが、明日は明日でスケジュールが立て込んでいるようなので、急遽、前夜、ホテルのコンシェルジュに頼み、段取りをつけた。現地に11時過ぎに到着し、12時過ぎまでバタフライ・パークの中で撮影した。見たこともないような蝶が飛び交い、しばし夢中になる時間であった。
 東京の多摩動物公園の昆虫館よりはやや広いゲージの中に、ハイビスカスや、ランタナなど蝶の好む花が植えられている。蝶たちは元気に飛び回り、fieldと変わりはない。上には網が張ってあるが、人工的な感じはしない。入園者はあまり多くはなかった。

 今回、バリ島で蝶の写真を撮ったのだが、初めてみる蝶がほとんどで、その名前が分からなくて往生した。ときどき、蝶の参考書などを購入する昆虫文献 六本脚さんに電話して「バリ島の蝶」といった図鑑またはフィールド・ガイドはないか尋ねてみたが、なかなかぴったりのものがない。六本脚さんから、
  •  BTTERFLIES OF THAILANDO 2nd Edition PISUTH EK-AMNUAY 2012
  •  翔 No.217(2012年8月) 百万石蝶談会
  •  翔 No.218(2012年10月) 百万石蝶談会
が参考になるのではないかと薦められたので購入する。
 そのほか、手元に所持していた
  •  Butterflies of Borneo and South East Asia 大塚一壽 2001
  •  THE COMPLETE FIELD GUIDE TO BUTTERFLIES OF AUSTRALIA MICHAEL F.BRABY 2004
  •  原色台湾蝶類大図鑑 白水 隆 1982
  •  学研の図鑑 世界のチョウ 黒沢良彦 大島進一 1979
  •  フィールドガイド 日本のチョウ 日本蝶類保全協会編 2012
  を参考にした。
  また、インターネットで などを参考にさせていただいた。
それでもなかなか難しい。というわけで同定できなかったもの、間違った種名を掲げたものがあると思うが、ご容赦いただきたい。

TAMAN KUPU KUPU BALI;クリックすると大きな写真になります 1.TAMAN KUPU KUPU BALI
TAMANは庭園のこと。蝶はKUPU KUPUという。ここバタフライ・パークは、バリ島の中央部で、スミニャックからはバトゥカル山に向かう途中のタバナンという町の郊外にある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 8.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
バタフライ・パークの中;クリックすると大きな写真になります 2.バタフライ・パークの中
バタフライ・パークの中はこのようにハイビスカスなどの花が植えられ、よく整備されている。道もコンクリートではなく、水たまりができるような土の道なのがうれしい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/500秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ゴクラクトリバネアゲハが出迎える;クリックすると大きな写真になります 3.ゴクラクトリバネアゲハが出迎える
バタフライ・パークの象徴として、トリバネアゲハのモニュメントが出迎えてくれる。今回はこのバタフライ・パークでトリバネアゲハを見ることはできなかった。ただ、自宅に戻って、You Tube などを検索してみると、確かにここでトリバネアゲハが撮影された映像がある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 12.1mm ISO800 ) 露出補正 なし
130324_004.jpg 4.フタオシジミの仲間 Hypolycaena sypylus
扉を開けてバタフライ・パークの中に入ると、いきなり、敏速に飛ぶシジミチョウに目を奪われた。目の前の葉上に止まってくれる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
フタオシジミの仲間 開翅;クリックすると大きな写真になります 5.フタオシジミの仲間 開翅
4.と同じ個体が少し移動して、開翅してくれた。大分擦れていた。表翅の模様からシタジロフタオルリシジミなのかなと思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ハレギチョウの仲間;クリックすると大きな写真になります 6.ハレギチョウの仲間
この蝶も始めてみるとそのあでやかさに驚かされる。G12で撮った。この写真はバタフライ・パークの雰囲気が分かると思う。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/80秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ハレギチョウの仲間 裏面;クリックすると大きな写真になります 7.ハレギチョウの仲間 裏面
ハレギチョウの仲間も何種類かに分かれているが、裏面を見ると、Cethosia hypsea (ヒプセアハレギチョウ)のように見える。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
イワサキタテハモドキ 裏面;クリックすると大きな写真になります 8.イワサキタテハモドキ 裏面
八重山諸島でも時々迷蝶として採集されることがあるという。表はタテハモドキのような茶色だ。この蝶はウブドの空き地でも飛んでいた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
130324_009.jpg 9.同定できず
大きさはヤマキチョウやスジボソヤマキチョウほど。裏面は見せてくれなかった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ハイイロタテハモドキ;クリックすると大きな写真になります 10.ハイイロタテハモドキ
西表島で採集された記録があるという。この蝶は昨日、スミニャックでも撮影したが、それは傷んだ個体だった。これは羽化したてのきれいな個体だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ナガサキアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります 11.ナガサキアゲハ♂
バタフライ・パークでこの蝶を見たとき、ナガサキアゲハの仲間だということは容易に見当がついたが、何という種かわからなかった。後翅裏の派手な黒い玉模様に判断を妨げられた。ようやくナガサキアゲハと分かったのはつい先日である。日本にいるナガサキアゲハは Papilio memnon thunbergi で、これは亜種である Papilio memnon genor だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし


2013年3月22日

バリ島旅行 2月5日~13日 (9・最終) 2月12日 Singapore Changi空港のButterfly Ganden と Marina Bay Sands


 海辺のスミニャックで3泊、山間部のウブドで3泊した今回のバリ島旅行も最終日となった。今から思うとバリに滞在した日々、特にホテルで過ごした時間は天国にいるような時間だった。
 朝9時30分に「Puri Wulandari」をタクシーで出発した。途中渋滞していて、予定より30分ほど余計にかかってしまったが、無事、予定通り、ングラ・ライ(デンパサール)国際空港を立ち、シンガポールには午後3時半ごろ着いた。往路は羽田から搭乗したが復路は23:55発で成田へ向かう。出発まで7時間半ほどある。
 娘は勤務先のシンガポール支店の人と会う約束をしていると、一人でオーチャード通りの方へ出かけて行った。
 実はこの7時間半ほどの乗り継ぎの待ち時間に二つの楽しみがあった。一つはSingapore Changi国際空港の第3ターミナルにあるButterfly Gardenを見ること。もう一つは、最近TVの旅行番組などでしばしば紹介されている、Marina Bay Sandsへ行ってみることだった。娘の主人が事前に行き方など調べてくれていた。感謝。
 このシンガポールでのトランジットの時間をきわめて有効に楽しんだ。娘とも合流して、シンガポール航空の総2階建てのエアバスA380で2月13日の朝、無事成田に到着した。寒い。

116.Changi国際空港第3ターミナル
バリ島からの飛行機は第2ターミナルに着く。Skytrainで第3ターミナルへ移動する。写真では左手にA1~A8までの搭乗口が見えるが、さらにこの奥のB1~B4の搭乗口の先にButterfly Gardenがある。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/30秒 12.7mm ISO800 ) 露出補正 なし
Changi国際空港第3ターミナル;クリックすると大きな写真になります"
117.Butterfly Garden 入口
この空港にButterfly Garden があることはやはりなにかTVの旅番組で知ったのだと思う。Changi空港で乗り継ぎと知って、さっそく娘の主人に「Buttterfly Gardenで1時間欲しい」とリクエストした。空港にこんなものを作るなんて、思ってもみなかった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/30秒 13.8mm ISO800 ) 露出補正 なし
Butterfly Garden 入口;クリックすると大きな写真になります
118.Butterfly Garden のなか
空港という空間的には不自由なところに造られているが、なかなか工夫されている。天井は高く、階段を上がってこの写真のように上から眺めることもできる。きれいに管理されているのには驚いた。20種近くの蝶を撮っただろうか、小一時間楽しい時間を過ごした。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/80秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
Butterfly Garden のなか;クリックすると大きな写真になります
119.インドから来た親子
ミスジチョウの一種が、お母さんの腕時計のバンドに止まり汗を吸っている。微笑ましい親子の姿だった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/50秒 9.7mm ISO500 ) 露出補正 なし
インドから来た親子;クリックすると大きな写真になります
120.シンガポールのMRT
娘の主人とかみさんを待たせていたので、Butterfly Gardenを切り上げ、Marina Bay Sandsへ行くことにした。2002年にここChangi空港まで延長されたMRT(マス・ラピッド・トランジット)に乗る。途中2回乗り換えがあったが、Bay Frontという駅で降りた。台北のMRTもそうだったが、シンガポールのMRT車内は清潔で、塵ひとつ落ちていない。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/50秒 13.3mm ISO800 ) 露出補正 なし
シンガポールのMRT;クリックすると大きな写真になります
121.地上から見上げるMarina Bay Sands
MRTを降りて行先表示に従いながらスカイ・パークを目指した。2010年4月に開業している。地上200メートルの高さにあるスカイパークは、マリーナ・ベイ・サンズの3棟のホテルタワーの57階の頂上にあり、幅38メートル、全長340メートルの敷地に、広大な庭園、レストラン、バー、3つのプールを備えシンガポール中心街とベイエリアの360度の眺望を楽しめるという。ただし、プールのあるところへ入れるのはホテル宿泊者に限られるとのこと。いったん外に出て、57Fのスカイ・パークへ行くエレベータの乗り場に入った。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/100秒 9.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
地上から見上げるMarina Bay Sands;クリックすると大きな写真になります
122.スカイ・パークから
マリーナ・ベイ・サンズは3棟が南北に並んで建っている。我々の乗ったエレベータが上がったところは、スカイ・パークは一番北の棟の上だ。これは東の方を眺めている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/100秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
スカイ・パークから;クリックすると大きな写真になります
123.Marina Bay の眺め
これはビジネスの中心街である西側の眺めだ。右下に見えるのが1928年に完成し、中央郵便局なども入っていた老舗ホテルのThe Fullerton Hotel だ。さらにその右下の真っ白なマー・ライオンが口から水をはいている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 13.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
Marina Bay の眺め;クリックすると大きな写真になります
124.南側の眺め
南側を見ると外海に続く港が見える。時刻は7時17分、だいぶ暗くなってきた。腹も減ってきたが、もう少し街に灯が入るまで待とう。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/125秒 18.1mm ISO800 ) 露出補正 なし
南側の眺め;クリックすると大きな写真になります
125.夕焼け
ビジネス街のビルの間から見える遠くの山に沈む太陽が美しい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/160秒 30.5mm ISO800 ) 露出補正 なし
夕焼け;クリックすると大きな写真になります
126.Bay Front Avenue
再び北側を眺める。下を見るとBay Front Avenueという自動車の通る片側3車線の道路と、その左側に手前のArtScience Musium と湾の向こう側にあるMarina Bay Seating Galleryといった施設を結ぶ遊歩道が見えた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/50秒 12.1mm ISO1600 ) 露出補正 なし
Bay Front Avenue;クリックすると大きな写真になります
127.ビジネス街の夜景
いよいよ日が暮れてきて、ビジネス街のビル群に灯りがともる。時刻は7時40分、そろそろエレベータで下に降りなくてはならない。夜景を背景に3人で交互に記念撮影をして、エレベータを待つ人の列に加わった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/20秒 10.8mm ISO1600 ) 露出補正 なし
ビジネス街の夜景;クリックすると大きな写真になります
128.Marina Bay Sands のフード・コート
さて、食事をして空港へ戻らなくてはならない。なぜか無性に麺類が食べたくなった。外に出てどこか店を探して入る時間的余裕もないので、Marina Bay Sands の中にあるフード・コートへ行ってみることにした。ほとんどが地元の人だと思うが、大変な混雑だった。博多ラーメン風のラーメンを食べたが味は良い。そして、再びMRTに乗って、Changi空港第3ターミナルへ。オーチャード通りへ行っていた娘とも無事合流して、23:55発、シンガポール航空のA380に乗り込み、翌2月13日、無事成田へ帰ってきた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/40秒 7.4mm ISO160 ) 露出補正 なし
Marina Bay Sands のフード・コート;クリックすると大きな写真になります

2013年3月13日

バリ島旅行 2月5日~13日 (7) 2月10日 ウブドの街へ


 昨夜は、夜中にカエルが鳴くような「ケ・ケ・ケ」という声が聞こえ、3回ほど目が覚めた。しかも寝室の中にいるようだ。カエルなら人に害を加えるようなことはないと寝てしまったが。ところが、朝起きてホテルの人に聞いてみると、それはgekkoだという。ヤモリだ。それにしてもあの小さな体で大きな声で鳴くのには驚きだ。
 夜中にスコールがあったようだ。プールサイドが濡れている。しかし、迎えた朝は、今日もまた良い天気だと確信する。今日はウブドの街へ出て、ショッピングだそうだ。私は一つだけ注文を付けた。「Cafe Lotus」に寄ること。ガイドブックを見ていて、カフェの奥に寺院があるのに興味があった。
 昨日、キンタマーニ高原で蝶の写真が撮れなかったのが、とても残念で、ここウブドで撮りたいという気持ちになる。朝、10時にホテルを出発する街の中心地へ運んでくれるシャトルカーまでの間、ホテルから幹線道路であるケダワタン通りまでのわき道を歩いてみた。蝶の数は少なかったが、イナズマチョウのようなのを撮ることができた。シャトルはウブドの街の中心部を通り過ぎてモンキーフォレスト通りをモンキーフォレストの近くまで行ってくれた。ここから歩いて中心部へ戻ってくれば良いというドラィバーのサービス心であった。
 この日の夕食は高級リゾートといわれるViceloy Hotelまで行き、Cas Cades Restrantへ行った。渓谷沿いの見晴らしの良い席に案内され、ウェイターのジョークと乗りに楽しませてもらいながらのフレンチを楽しんだ。

83.「Puri Wulandari」の朝
昨夜はスコールがあった。朝6時半、渓谷に霧が流れている。しかし、間もなく霧も晴れ、今日も良い天気であることを確信した。写真でプールの右側にあるのがgekko出入り自由の寝室である。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/80秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
「Puri Wulandari」の朝;クリックすると大きな写真になります
84.ハイビスカスで鳥がさえずる
プールの前にあるハイビスカスに、スズメほどの大きさの鳥が飛んでくる。用心深く、なかなか傍には止まってくれない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO1600 ) 露出補正 なし
ハイビスカスで鳥がさえずる;クリックすると大きな写真になります
85.朝食のレストランはプールサイド
われわれのコテージから上がっていったところに、共用のプールがあり、そのプールサイドが朝食のレストランになっていた。プールの向こうに山が見える。ウェイターに聞いてみると左側がバテュカル山で、右側がポホン山とのこと。方向はタバナンの方で、キンタマーニはもっと右側だそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
朝食のレストランはプールサイド;クリックすると大きな写真になります
86.大きなカタツムリ
ウブドの街へのシャトル便は10時に来る。それまで間、「Puri Wulandari」の周りを散策してみようと思う。周りといっても幹線道路から、「Puri Wulandari」へ入ってくる道を歩く以外歩くところはない。大きなカタツムリを見つけた。食べられそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/320秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
大きなカタツムリ;クリックすると大きな写真になります
87.田園風景
幹線道路から、「Puri Wulandari」へ入ってくる道の両側には田園風景が広がる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
田園風景;クリックすると大きな写真になります
88.サギ
畑ではなく、水田のようだ。サギが餌を探している。少し頭部が橙色に見える。このあと、前方から飛んでくる蝶らしきものを発見。道路脇に止まってくれた。ウブドでの初めての蝶だ。イナズマチョウの一種だろう。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
サギ;クリックすると大きな写真になります
89.田圃のメル
田圃には寺院にあるメルのような小さな石塔がたつ。このあたりで、カバマダラとタテハモドキが飛んでいた。いずれも田圃の中で入っていけなかった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
田圃のメル;クリックすると大きな写真になります
90.ウブドの街
ホテルのシャトル便でウブドの街へ運んでもらった。これから午後まで街の散策である。ウブドの街は南北に走るモンキーフォレスト通りとハノマン通りに挟まれている。最初に泊まったスミニャックが海だったのに対し、ウブドは山間の村で、我々にとっては懐かしい田園風景とバリ島独特の伝統文化をもっとも色濃く残す。ウブドがバリ島の芸能、芸術の村として知られるようになったのは、オランダ統治下の1930年だという。ウブドは西洋の息吹を受け入れ、現在は街のいたるところで絵画や伝統舞踊が鑑賞できるバリ島屈指の観光地となった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウブドの街;クリックすると大きな写真になります
91.街のカフェ
通りにはこのようなカフェがたくさんある。気温は30℃ほどだろうか。しかし、冷房などはない。ウブドも歩くと汗が噴き出すように熱いが、木陰に入ると汗は引く。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/100秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
街のカフェ;クリックすると大きな写真になります
92.デサ・パクラマン・ウブド寺院
ウブドの街の中にもたくさんの寺院がある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
デサ・パクラマン・ウブド寺院;クリックすると大きな写真になります
93.頭に荷物を載せて歩く女性
ウブドの街ではこのように頭の上に荷物を載せた女性を多く見た。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
頭に荷物を載せて歩く女性;クリックすると大きな写真になります
94.集会所
ここは、ウブド宮殿の前にある集会所のようなところ。初めはウブド宮殿の一部かと思ったら、どうやらそうではなかった。待ち合わせ場所のようで、ホテルに帰る車を待つグループの人たちが集まっている。私たちもホテルのシャトル便をここで待つことになっている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/20秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
集会所;クリックすると大きな写真になります
95.カフェ・ロータス -1
12時半すぎ、小腹も減った。是非入ってみたいと思っていたカフェ・ロータスはサレン・アグン宮殿(ウブド王宮)から50m位のところにあった。入ると客席があり、その向こうはハス池になっていて、さらにその向こうには寺院がある。創立1983年、ウブドでは老舗のカフェとのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 25.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
カフェ・ロータス -1;クリックすると大きな写真になります
96.カフェ・ロータス -2
見渡すほどの蓮池が広がり、その先には、サラスワティ寺院の塔が立っている。勿論、歩き回ることもOKで、食事を終えた人たちがカメラを持って歩いている。私はビンタン・ビールでサンドイッチを食べた。添えられたフライド・ポテトがとても美味しかった。とその時、私の視野の前を黄色い蝶が横切った。カメラを持って飛び出す。だいぶ傷んだコモンタイマイだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
カフェ・ロータス ;クリックすると大きな写真になります
97.ウブド王宮(サレン・アグン宮殿) -1
ウブド王宮はウブドの街のランド・マーク的な存在である。壁や扉のバリ彫刻は20世紀の巨匠レンバットの作品とのこと。この門を入ると広場になっていて、夜はバリ舞踏の子宴会場として利用されている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/400秒 13.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウブド王宮(サレン・アグン宮殿);クリックすると大きな写真になります
98.ウブド王宮(サレン・アグン宮殿) -2
16世紀に建てられたウブド王朝の宮殿跡で、現在もスカワティ王家の末裔が居住している。迎えのシャトル便が来るので中に入って見学する時間が取れなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/400秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウブド王宮(サレン・アグン宮殿) -2;クリックすると大きな写真になります
99.Hotel Viceroy Bali の夕焼け
いったんホテルに戻り、出直して、Hotel Viceroy Bali へ夕食に出かけた。ウブドの街からは北東に位置し、「Puri Wulandari」からは東になるが、いったん、ウブドの街の方を回ってからでないといけない。レストランはCas Cades という。娘たち夫婦はここでの夕食を楽しみにしていたようだ。ロブスターのスープがとても旨かった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/60秒 13.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
Hotel Viceroy Bali の夕焼け;クリックすると大きな写真になります


2013年3月10日

バリ島旅行 2月5日~13日 (6) 2月9日 -2 ウルン・ダヌ・バトゥール寺院、棚田を見てウブドへ


 時刻は午後1時になった。キンタマーニ高原に未練は残るが、同行の観光ガイドの勧めるウルン・ダヌ・バトゥール寺院へ向かう。この寺院もバリでは重要な寺院の一つだそうだ。
 バリ島では昨年になって、4エリアがユネスコの世界文化遺産に登録された。登録されたのは、 バトゥカル山林保護区内ジャティルウィ地区のバトゥカル寺院・ジャティルウィライステラス、タマンアユン寺院、パクリサン河川流域のグヌンカウィ遺跡とともに、キンタマーニ高原とこのウルン・ダヌ・バトゥール寺院である。ウルン・ダヌ・バトゥール寺院へは、女性は腰巻を付け、男性は帯を付けて境内に入る。
 観光タクシーのガイドさんの説明を聞きながら、ウルン・ダヌ・バトゥール寺院を観たあとは、今夜から3泊するウブドの方へ向かう。途中、テガララン村のライス・テラス(棚田)のカフェに寄った。
 ウブドのホテル「Puri Wulandari」はウブドの街から15分ほど行ったところにあった。カートに乗せられてアユン川の渓谷沿いに建てられたヴィラに案内された。専用のプールがあったので、びっくりした。 この日の夕食は、このリゾートホテルのレンストランでゆっくりと過ごした。

72.世界遺産 ウルン・ダヌ・バトゥール寺院
キンタマーニのレストランから車で10分くらいでウラン・ダヌ・バトゥール寺院に着いた。2012年7月に世界遺産に登録されている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/320秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
世界遺産 ウルン・ダヌ・バトゥール寺院;クリックすると大きな写真になります
73.ウラン・ダヌ・バトゥール寺院 灌漑の水を守る女神を祀る
以前はバトゥール山の火口原の中にあったが、1926年の大噴火により現在の高台に移設された。主にバリ島全域の灌漑システムの水を守る女神イダ・デヴィ・バタリ・ウルン・ダヌを祀る。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/400秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウラン・ダヌ・バトゥール寺院 灌漑の水を守る女神を祀る;クリックすると大きな写真になります
74.ガネーシャ
ガネーシャはヒンドゥー教の神さまで、太鼓腹の人間の身体に片方の牙の折れた象の頭を持ち、4本の腕をもつ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/200秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ガネーシャ;クリックすると大きな写真になります
75.炎の形をしたチャンディ・アグン
チャンディとは石造りの霊廟のことをいうらしい。火山岩の切石を積み上げて建てた寺院建築であるとのこと。この扉の紋様が素晴らしかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/100秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
炎の形をしたチャンディ・アグン;クリックすると大きな写真になります
76.バレ・ペサムアン
何か神事の準備をしているようだった。バレ・パサムアンは神のシンボルを集めて祀る。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/400秒 13.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
バレ・ペサムアン;クリックすると大きな写真になります
77.ウルン・ダヌ・バトゥール寺院の中国式寺院
ウルン・ダヌ・バトゥール寺院の建立は11世紀のワルマデワ王朝ジャヤ・ハングス王によるという。王が中国女性カンチンウイを妃に迎えたことから境内には中国式寺院もある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/320秒 13.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウルン・ダヌ・バトゥール寺院の中国式寺院;クリックすると大きな写真になります
78.テガララン村のライス・テラス
バリ島の観光案内にライス・テラスは一見の価値があると評されている。是非行ってみたかったので、寄ってもらった。入場料(駐車料?)を支払って、沿道に車を止め、またもカフェへ案内された。ちょっと喉も乾いていたので文句はないのだが、案内されるところがレストランや、カフェばかりのような気がしていけない。眺めも少々期待外れ。勿論、散策もできるようだが、その気になれなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
テガララン村のライス・テラス;クリックすると大きな写真になります
79.ヤシの木
棚田に、高く伸びるヤシの木は立派だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヤシの木;クリックすると大きな写真になります
80.ウブド郊外 「Puri Walandari」
4時少し前に、今夜から3泊するホテル「Puri Walandari」に着いた。チェック・インしてバギーでコテージに案内された。ここも、ウルワツの「BVLGARI」のように各棟が独立している。わたくしたち老夫婦で1棟を使うことになった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/640秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウブド郊外 「Puri Walandari」;クリックすると大きな写真になります
81. 「Puri Walandari」のスペース
ここは私たちのコテージのいわば居間だ。風通しの良い屋外にある。この前に専用プールがある。一日中プールに浸かりながら、ビールを飲んだり、昼寝をしたり、リラックスするためにある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/80秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
 「Puri Walandari」のスペース;クリックすると大きな写真になります
82. 「Puri Walandari」 コテージ専用プール
前の写真の居間の続きにこのプールがある。プールの向こうはアユン川が流れる渓谷になっている。蝶を探しに渓谷まで下りてみようとしたが、途中で道がなくなってしまった。遠くからラフティングを楽しむ歓声が聞こえてくる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
 「Puri Walandari」 コテージ専用プール;クリックすると大きな写真になります

2013年3月 7日

バリ島旅行 2月5日~13日 (5) 2月9日 -1 タマン・アユン寺院からキンタマーニ高原へ


 2月9日 今回の行程のなかで、私はキンタマーニ高原へ行くこの日を一番楽しみにしていた。そして、今日は次の宿泊地であるウブドへの移動である。娘たちが立ててくれた計画では、これに加えてバタフライ・パークへ行くことになっていた。朝9時に「THE LEGIAN」に観光タクシーが迎えに来てくれた。乗り心地のあまり良くないディーゼルのミニバンだ。バタフライ・パークは昨日行っておいたので、まず、タマン・アユン寺院へ行く。タマン・アユン寺院からは、一年に3回、コメの収穫ができるという田園風景を眺めながら、キンタマーニ高原へ。途中、どこかに寄ったときに蝶の写真を撮りたいと期待していたが、タクシーはキンタマーニ高原がテラス席から眺められるレストランへ直行だった。
 雄大なキンタマーニの火山や、湖を眺めながら、バイキングの昼食をとり、次に行くところをガイドと相談した。わたくしたちは湖畔へ行ってみたいと告げたが、遠くて時間がかかるのでダメだという。結局近くにある、ウルン・ダヌ・バトゥール寺院へ寄って、ライス・テラス(棚田)を見て、ウブドへ向かうことになった。

58.「THE LEGIAN」最後の朝
今日でこの美しい海辺のホテルとお別れである。柔らかな朝の光がパステルカラーに海を染めている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 8.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
「THE LEGIAN」最後の朝;クリックすると大きな写真になります
59.朝のスミニャックの海岸
ジョギングする人、散歩をする人、海岸には人が多い。朝日を浴びて、長い影を作っている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/800秒 18.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
朝のスミニャックの海岸;クリックすると大きな写真になります
60.世界遺産 タマン・アユン寺院
私たちの乗った車は、昨日バタフライ・パークへ行った時と同じ方向に走り、タバナンの町を通る。40分?50分走ってタマン・アユン寺院に着いた。現実世界と神聖な世界を分けるという割れ門(チャンディ・ブンタル)から境内に入る。タマン・アユン寺院のタマンは公園を意味し、アユンは美しいを意味する。バリ島一、美しい寺院だそうだ。昨年、2012年に世界遺産に登録された。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 8.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
世界遺産 タマン・アユン寺院;クリックすると大きな写真になります
61.美しい庭園 タマン・アユン寺院
入口で一人1万ルピア(約100円)を払う。公園のように芝生が敷き詰められている。美しい寺院だ。島内では2番目の規模を持つ寺院だそうだ。左手に見えるのは鐘楼でり、上ることができるという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 8.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
美しい庭園 タマン・アユン寺院;クリックすると大きな写真になります
62.鐘楼の上から
鐘楼に上がってみた。階段がて滑りやすく、ちょっと怖かった。でも、上からの眺めは素晴らしい。入口から入ってくる観光客が見える。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 8.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
.鐘楼の上から;クリックすると大きな写真になります
63.神秘的な10基の黒いメル
さらに奥に進むと神秘的なメルが林立する。メルが立つ奥境内には観光客は入れない。メルはバリの聖なる山々の象徴といわれる。蝶も飛んでいる。エメラルドグリーンに輝く翅表を見せて飛ぶ大型のアゲハや、黒いアゲハが飛んでいたが、止まってはくれない。ここでは蝶の写真は1枚も撮れなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
神秘的な10基の黒いメル;クリックすると大きな写真になります
64.11層のメル
一番大きなメルは11層になっている。この寺院は1634年にメングウィ王国の国家寺院として建立され、19世紀後半の一時期に荒廃したが、1937年に修復が完了したとのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/640秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
11層のメル;クリックすると大きな写真になります
65.写真が好きな観光客
ここは王家の先祖を祀る堂だ。誰もいなくなるのを待つようにして、一人の女性がお堂の階段に上がりポーズを作る。こういう写真を撮られるのがお好きなようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
写真が好きな観光客;クリックすると大きな写真になります
66.堀
奥境内の周りは堀がめぐらされている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/640秒 8.9mm ISO200 ) 露出補正 なし
堀;クリックすると大きな写真になります
67.キンタマーニ高原到着
タマン・アユン寺院を後にして、バリ島の北東部に位置するキンタマーニ高原に向かった。乗り心地の良くないバンに揺られること1時間半、道沿いのレンストランの前に止まった。そのまま店の中に案内され、キンタマーニ高原が見渡せるテラス席へ案内された。そこからキンタマーニ高原を満喫せよということらしい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
キンタマーニ高原到着;クリックすると大きな写真になります
68.バトゥール山
正面左手に山が見えた。海抜1717mの活火山、バトゥール山という。1917年と1926年に大噴火を起こし、今でもしばしば噴煙を上げるという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/1250秒 21.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
バトゥール山;クリックすると大きな写真になります
69.バトゥール湖とアバン山
その右側に外輪山に抱かれて神秘的な風情を醸しだす紺碧の水をたたえたカルデラ湖であるバトゥール湖が見える。その奥に見えるのがアバン山(2153m)だそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/1250秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
バトゥール湖とアバン山;クリックすると大きな写真になります
70.標高1500mの高原地帯
バトゥール山の外輪山に抱かれて標高1500m以上の高原が広がる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/640秒 21.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
標高1500mの高原地帯;クリックすると大きな写真になります
71.バイキングの昼食
食事をしながら、観光タクシーのガイドさんに、あのバトゥール湖のそばへ行ってみたいと申し出たが、道が悪く、時間がかかると拒否された。結局、楽しみにしていたキンタマーニ高原は、直に触れることなくレストランのテラス席から眺めるということにとどまった。ちょっと残念に思う。キンタマーニ高原では蝶の写真を撮りたいと思っていたのだが。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/50秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
バイキングの昼食;クリックすると大きな写真になります

2013年3月 4日

バリ島旅行 2月5日~13日 (4) 2月8日 バタフライ・パークとタナ・ロット寺院


 2月8日 娘夫婦の計画によると、明日9日は、タバナン郊外にあるバタフラい・パークへ行って、タマン・アユン寺院に寄り、lキンタマーニ高原に行こうという計画になっている。そして、後半3日間を過ごすウブドへ移動だ。本日は"何もしないでのんびりする日"になっている。わたくしにとっては、"のんびり何もしない"というのはどうも性に合わない。そこで、昨夜、ホテルのコンシェルジュに相談し、タクシーを頼んでもらった。私は家内を道連れにして、2人でバタフラー・ガーデンを前倒しして、この日に行ってしまおうと考えた。
 英語を話せる、人のよさそうな運転手のタクシーが午前10時にホテルに来てくれた。まず、タバナンの町を見ながら、バタフライ・パークに向かう。小一時間で到着した。ここでは蝶の写真を撮ったが、それは後でまとめることにする。バタフライ・パークの外にも蝶が多い。そこでも時間を費やした。
 昼食をせずにタナ・ロット寺院へ向う。タナ・ロット寺院を観て、蝶の写真も撮って、そこで昼食にしたが、2時を過ぎていた。ドライバーにも腹を空かせてしまった。

39.アグン山
朝6時半、ホテルから見る海側と反対側の景色である。この日も天気は良く、うっすらと高い山が見える。朝食の時にウェイトレスに聞いてみたところ、アグン山とのこと。ホテル「THE LEGIAN」からは北東の方向に見え、キンタマーニの東側だ。標高は3142mとバリ島の最高峰だ。アグン山が見えたのはこの日だけだった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/60秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
アグン山;クリックすると大きな写真になります
40.バタフライ・パーク
タナバンという町は比較的大きな町だった。そこからさらに20分くらいだったろうか、キンタマーニの方へ北上したところにバタフライ・パークがあった。入場者は4?5人と少なくラッキーだ。ここまで、わざわざ来る人は少ないのだろう。入場料はひとり米ドルで8.50ドルだった。インドネシア語で蝶のことをクプクプという。ここに1時間少々滞在した。この奥が蝶園になっていて、右側の建物から中に入る。上にはネットが張ってあるが、自然な感じがする。思ったより広くはなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8 1/2500秒 30.5mm ISO800 ) 露出補正 なし
バタフライ・パーク;クリックすると大きな写真になります
41.バタフライ・パークの外側
そろそろ引き上げようかと、外に出る。乗ってきたタクシーが待っていてくれた。しかし、ゲートの外にも蝶園では見られなかった蝶が飛んでいる。また、しばし写真を撮ることになった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8 1/2500秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 なし
バタフライ・パークの外側;クリックすると大きな写真になります
42.タナ・ロット寺院へのアプローチ -1
バタフライ・パーク付近には少し歩くと蝶がいそうなところがあり、もう少し時間を費やしたかったが、あまりわがままも言っていられない。バタフライ・パークを1時半くらいに出発して、そこからは南西の方向の海沿いにあるタナ・ロット寺院へ向かった。タナ・ロット寺院はバリ島六大寺院の一つで、海の守護神を守る名刹だそうだ。タナ・ロット寺院の北側にある駐車場でタクシーを降り、海に沿って歩く。ここは、まだタナ・ロット寺院には入っていない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1600秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
タナ・ロット寺院へのアプローチ -1;クリックすると大きな写真になります
43.タナ・ロット寺院へのアプローチ -2
タナ・ロット寺院周辺の海辺は磯になっている。ちょっと、江の島を思わせる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/4000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
タナ・ロット寺院へのアプローチ -2;クリックすると大きな写真になります
44.タナ・ロット寺院へのアプローチ -3
タナ・ロット寺院の近くには2つの海に突き出したところがある。ここは手前の方の「岬」だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
タナ・ロット寺院へのアプローチ -3;クリックすると大きな写真になります
45.タナ・ロット寺院へのアプローチ -4
前の写真の向こう側からこの「岬」を撮る。ここは夕日がきれいなことでも有名なところである。今日は残念ながらサンセットまでいることはできない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/1250秒 13.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
タナ・ロット寺院へのアプローチ -4;クリックすると大きな写真になります
46.タナ・ロット寺院遠望
みやげもの屋が立ち並ぶ参道を抜けると海辺の境内にたどり着く。そこから見えたタナ・ロット寺院の全景だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/1250秒 13.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
タナ・ロット寺院遠望;クリックすると大きな写真になります
47.タナ・ロット寺院とメル
ここはお祭りのとき以外は立ち入ることができない神聖な場所だそうだ。左側の奥にメルが見える。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
タナ・ロット寺院とメル;クリックすると大きな写真になります
48.釣りをする少年
海に突き出た岩礁の上から釣糸を垂れる現地の少年たちがいた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
釣りをする少年;クリックすると大きな写真になります
49.タナ・ロット寺院
これが海の上に突き出した岩礁の上に建つタナ・ロット寺院である。46.の写真の通り、干潮時には陸続きになり、岩礁まで歩いて渡れるが、異教徒は岩の上の寺院には入ることができない。岩礁の下にある洞窟には聖なる泉が湧き出していて、手や頭を清める人々が行列を作るという。集まった人々の姿が見えるが、それほど多くはない。夕日に映える美しいシルエットで知られる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
タナ・ロット寺院;クリックすると大きな写真になります
50.チャンディ・ブンタル
バリ・ヒンドゥ寺院にはこのような"割れ門"=チャンディ・ブンタルが必ずある。"割れ門"は現実世界と神聖な世界を分けると考えられている。この"割れ門"の先に寺院が見える。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
チャンディ・ブンタル;クリックすると大きな写真になります
51.海の後ろに広がる畑
駐車場まで戻ってきて、海を眺められるレストランで、ドラーバーさんとも一緒に遅い昼食にした。午後2時を回っていた。昨夜、ジンバランの海岸で食べたような海鮮バーベキューもあって、イカとハマグリなどを焼いてもらって、ミーゴレンと一緒に食べた。ドライバーさんが、炒めたほうれんそうをすすめてくれた。食事を終えて、駐車場へ向かうとそこは一面、畑が広がっていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
海の後ろに広がる畑;クリックすると大きな写真になります
52.インド洋の夕日
夕方5時少し前に「THE LEGIAN」に帰り着いた。タナ・ロットでは夕日を見ることはできなかったが、ここでも、今日も夕日がきれいだった。娘たちはのんびりとした時間を楽しんだことだろう。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
インド洋の夕日;クリックすると大きな写真になります
53.バリ風レストラン「CHANDI」
この日の夕食はスミニャックの街にあるバリ風のレンストランへ行ってみようということになった。予約をしていなかったので、テーブルが空くまでバーで飲む。乾いたのどにカンパリソーダがやけに美味かった。ソフトシェルクラブがとても美味しかった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.0 1/60秒 4.9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
バリ風レストラン「CHANDI」;クリックすると大きな写真になります
54.夕食
エビや、肉のグリルを注文したが、味はまずまず。しっかり焼いて出てくる。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.0 1/60秒 4.9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
夕食;クリックすると大きな写真になります
55.ジェラード
娘のご主人はジェラードが大好物である。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/500秒 4.9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
ジェラード;クリックすると大きな写真になります
56.バンド
夜9時半。ショッピング・モールの近くにちょっとした広場があり、バンド演奏がされていたが、あまりお客さんはいなかった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.5 1/60秒 4.9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
バンド;クリックすると大きな写真になります
57.「THE LEGIAN」最後の夜
夜9時45分、ホテルに帰り着いた。「THE LEGIAN」最後の夜となる。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.0 0.3秒 4.9mm ISO3200 ) 露出補正 なし  
「THE LEGIAN」最後の夜;クリックすると大きな写真になります

2013年3月 1日

バリ島旅行 2月5日~13日 (3) 2月7日 -2 ウルワツ寺院とケチャ・ダンス


 ウルワツはバリ島の南端近く、盲腸のよう突き出たバドゥン半島にある。BVLGARI Hotels & Resortsから、ウルワツ寺院までは、そう遠くはない。夕方5時ごろ入口に到着した。入口では一人1万ルピア(約100円)の入場料を支払い、帯を巻いて中に入る。ウルワツ寺院の創設は11世紀、ジャワの高僧ウンプ・クトゥランがここに小さな寺を建設したのが始まりとされる。その後15世紀後半に高僧ニラルタがこの地に住み、寺院を拡張したとされる。ウルワツ寺院はバリ島のもっとも神聖な六大寺院の一つに数えられ、水のかみ、ラム・ペジを祀る。
 日が落ちる頃からこの寺院の境内でケチャ・ダンスが催される。少し早めに会場に行って場所を取らないといけないようだ。ここで行われるケチャ・ダンスは観光客向けのものであるが、5幕からなるストーリーがあり、登場人物?にも変化があって、楽しませてくれた。
 ケチャ・ダンスを観た後は、ジンバランというところで海鮮バーベキューの夕食となった。店の裏がすぐ砂浜になっていて、その砂浜に置かれたテーブルで食べる。各テーブルをバンドがまわり、「TSUNAMI」など日本の曲も演奏され、とても賑やかだった。

28.ウルワツ寺院のサル
入口のところでガイドさんから、中に入るとサルがいるから、帽子や、メガネを取られないようにと注意があった。野生の猿だそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/80秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウルワツ寺院のサル;クリックすると大きな写真になります
29.ウルワツ寺院
ウルワツ寺院も崖の上にある。素晴らしい眺めだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウルワツ寺院;クリックすると大きな写真になります
30.ケチャ・ダンスの会場
境内の奥まったところに、ケチャ・ダンスの会場となる円形劇場が設けられていた。6時10分前だが、もう夕日を浴びて、多くの観客が陣取っている。幸い私たちも正面の良い場所に座ることができた。正面は海だ。太陽がだいぶ水平線に近づいてきている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ケチャ・ダンスの会場;クリックすると大きな写真になります
31.3層のメル
右に見える崖の上にはウルワツ寺院の3層のメルが眺められる。メルとは奇数の重層屋根を持つ塔状の寺院建築のこと。あのメルがあるところには観光客は立ち入ることができない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
3層のメル;クリックすると大きな写真になります
32.クチャ・ダンス開演
6時20分くらいだったろうか。正面の燈台に灯が入れられ、ケチャ、ケチャ叫びながら、踊り手が登場した。夕日を浴びて褐色の肌が輝く。さらに立ち見の人がいるほど観客は増えた。ダンサーに聖水をかけ、お清めの儀式が行われる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/160秒 9.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
クチャ・ダンス開演;クリックすると大きな写真になります
33.若い王子ラマと大妃シータが愛し合う舞
ケチャ・ダンスは5幕からなる物語になっている。この場面は第一幕、森の中で若い王子ラマと大妃シータが愛し合う舞だそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.8 1/125秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
若い王子ラマと大妃シータが愛し合う舞;クリックすると大きな写真になります
34.夕日が沈む
物語は進んでいく。6時40分、私たちが座っているところから正面に見える夕焼けがきれいだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.5 1/1250秒 30.5mm ISO800 ) 露出補正 なし
夕日が沈む;クリックすると大きな写真になります
35.白猿のハノマン
第四幕に白猿のハノマンが登場する。王子ラマが捕らわれた大妃シータを見つけ出すようにこの白猿に依頼するという設定だ。この猿がなかなかの好演、機敏は動きで観客席に上がったりして、おどけた所作で楽しませてくれた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/160秒 30.5mm ISO800 ) 露出補正 なし
白猿のハノマン;クリックすると大きな写真になります
36.白猿のハノマンは火の中に投げ込まれる
第四幕、王国を壊し暴れたハノマンは捕えられ、火の中に投げ込まれ、焼き殺されそうになる。そして、第五幕では、王子ラマと大妃シータほ無事に王国に戻り、また平和な暮らしが戻るという物語。結構楽しませてくれた。終了後、個々に自分のカメラで、無料でダンサーたちとの記念撮影ができるというサービスもあった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/400秒 30.5mm ISO3200 ) 露出補正 なし
白猿のハノマンは火の中に投げ込まれる;クリックすると大きな写真になります
37.ジンバラン海岸での海鮮バベキュー
ウルワツでケチャ・ダンスを観終えたあと、再び観光タクシーに戻り、バドゥン半島の付け根に位置するジンバラン海岸へ行く。海鮮バーベキューの店が並ぶ中、観光タクシーのガイドさんのお薦めで、「INNTAN SARI CAFE]という店に入った。店の前で食べたいものを選ぶ。はかりで目方を計る。店の中を通って海岸に出た。海岸にはテーブルとイスが置かれ、たくさんのお客さんがいた。テーブルに座ってビールを飲んで待つことしばし、先ほど選んだエビや貝が調理されて運ばれてきた。バンドがいて各テーブルで奏でている。「TSUNAMI」などが聞こえていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/60秒 6.1mm ISO3200 ) 露出補正 なし
ジンバラン海岸での海鮮バベキュー;クリックすると大きな写真になります
38.ジンバラン海岸
海岸は暗く、食事はテーブルの上の置かれた灯りだけで食べるので、何を食べているのかよくわからない。空港が近く、時々飛行機が空に明かりをともす。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/10秒 90mm ISO3200 ) 露出補正 なし
130301_038.jpg

2013年2月25日

バリ島旅行 2月5日~13日 (2) 2月7日 -1 BVLGARI Hotels & Resorts


 バリ島2日目の朝、昨日の移動の疲れもあり、朝はゆっくりすることにし、9時ごろホテルのレストランに向かった。今日も快晴である。さすがに朝から暑い。
 午前中はホテルでのんびりと過ごした。しかし、私はじっとしていられず、D5000にマクロレンズを付けて、ホテルの近くを歩いてみることにする。ちょっと脇道に入ると、見たことのないような蝶が飛んでいた。
 午後には観光タクシーを頼んであって、空港のさらに南側にあるウルワツ(Uluwatu)というところへ行く。そこにイタリアの世界的ブランドであるブルガリが営むBVLGARI Hotels & Resorts があり、そこの眺めが素晴らしいので昼飯を食べに行く計画とのこと。
 BVLGARI Hotels & Resorts で昼食にしたあと、その敷地内を散策した。蝶も飛んでいる。赤い花に来たナガサキアゲハの♀が印象に残った。ウルワツには断崖の上に立つウルワツ寺院を見たあと、その境内で開かれるケチャ・ダンスを鑑賞した。これがなかなか面白かった。夕食はジンバランというところで海鮮バーベキューというのが娘夫婦が立ててくれた計画だった。感謝。

13.THE LEGIAN の朝食
昨夜は移動の疲れもあり、ぐっすりと眠ることができた。ホテルの空調も心地よい。それでも7時ごろには自然と目が覚める。娘たちとは9時ごろ朝食にしようという約束だった。レストランに向かうと、写真のように朝の音楽を奏でてくれていた。ゆったりとする。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/60秒 6.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
THE LEGIAN の朝食;クリックすると大きな写真になります
14.THE LEGIAN の庭
朝といっても、もう10時だが、柔らかい光がふりそそいでいる。今日も良い天気だ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/1600秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
THE LEGIAN の庭;クリックすると大きな写真になります
15.海辺
ホテルのプールで泳いでいたいという二人を残して、かみさんと二人で付近を散策することにした。昨夜、夕食をした ラ・ルッチオーラ の方へ向かって海岸を歩いた。暑いけど心地よい。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
海辺;クリックすると大きな写真になります
16.地元の少年
地元の少年たちが海辺にいた。この日はまだ木曜日。学校はどうなっているのだろうか。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/4000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
地元の少年;クリックすると大きな写真になります
17.プティトゥンガット寺院
しばらく行くと、海岸を流れる小さな川が、行く手を阻む。仕方なく、手前にあったその小さな川に掛けられた橋を渡る。そこに寺院があった。ヨーロッパにいくとどこでも町や村には教会があり、トルコへ行ったときはモスクがあった。しかし、バリ島のバリ・ヒンドゥ教の寺院の数はその比ではない。後でタクシーの運転手が教えてくれたが、一家に一つの寺院があり、村には3つの公共の寺院があるという。(昭文社のトラベルディズというガイドブックの「バリ島」によると、バリ島にはブサキ寺院を頂点として、2万以上の寺院がある。各村にはカヤンガン・ティガと呼ばれる3つの寺院があり、各家庭の住居にもサンガー/ムラジャンという屋敷寺がある。と説明されている)

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/1600秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
プティトゥンガット寺院;クリックすると大きな写真になります
18.プティトゥンガット寺院のテドゥン
テドゥンとは降臨する神のための傘のこと。写真を見ていただくと、そのお供え物をリスが狙っている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
プティトゥンガット寺院のテドゥン;クリックすると大きな写真になります
19.宗教儀礼の準備
プティトゥンガット寺院の境内では女性たちが集まって、何かの宗教儀礼の準備をしていた。みなさん小奇麗な服装をして、何か楽しそうだった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.8 1/160秒 10.8mm ISOオート ) 露出補正 なし
宗教儀礼の準備;クリックすると大きな写真になります
20.昼前の ラ・ルッチオーラ
歩くと暑い。一休みして冷たいものでも飲もうと、昨夜食事をした ラ・ルッチオーラ へ行ってみた。昼前でまだ準備中のようであったが、何か飲ませてくれるかと聞いてみたところ、OKとのこと。2階に上がってビールを飲んだ。かみさんをここに残して、私は、近所を少し歩いてみる。ちょっと脇道に入ると蝶の姿があった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/400秒 6.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
昼前の ラ・ルッチオーラ;クリックすると大きな写真になります
21.ホテルの前の砂浜
少々蝶の写真を撮って ラ・ルッチオーラ へ戻ったら、かみさんはいなかった。砂浜に出て昨夜と同じように THE LEGIAN の方へ歩く。ホテルの前で凧が上がっていた。写真を撮っていると、買ってくれと言ってくる。 申し訳ないがお断りした。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ホテルの前の砂浜;クリックすると大きな写真になります
22.BVLGARI Hotels & Resorts のレストラン
午後2時、迎えに来てくれたガイド付き観光タクシー(バン)に乗り込み、ホテルを出発する。行先は、まず、ウルワツにある BVLGARI Hotels & Resorts だ。リゾート内にある「SANGKAR」というレストランで食事をするという。日本語のメニューが用意されていて、わたくしは「究極のミーゴレン」というのを食べた。言ってみればインドネシア風焼きそばだが、ロブスター付きだった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/13秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
BVLGARI Hotels & Resorts のレストラン;クリックすると大きな写真になります
23.崖の上
レストラン「SANGKAR」は海を見下ろす崖の上にある。レストランのテラスから首を出して下を見ると、はるか下の方に砂浜が見えた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/1250秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
崖の上;クリックすると大きな写真になります
24.エメラルド・グリーン
さらに、切り立った崖の上にあるテラス席から乗り出して覗き込んだ下は、この眺めだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/500秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
エメラルド・グリーン;クリックすると大きな写真になります
25.BVLGARI Hotels & Resorts のプール
プールからは、インド洋が眺められる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
BVLGARI Hotels & Resorts のプール;クリックすると大きな写真になります
26.コテージ群
食事を終えたあと、3人がBVLGARIのショップを見ている間、私はリゾート内を歩いて蝶を探した。ナガサキアゲハ、シロオビアゲハ、ツマベニチョウなどが悠々と飛び、時々、ハイビスカスの花に絡む。そろそろ次の目的地ウルワツ寺院へ向かわなくてはいけないので受付のあるところまで戻った。下には、宿泊棟であろうコテージが沢山見えた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
コテージ群;クリックすると大きな写真になります
27.BVLGARI Hotels & Resorts のフロント
ここが、フロントである。中国からの観光客が多かった。これから中国は春節で連休になるという。3人連れの日本から来たお嬢さんたちもいた。ここで再び観光タクシーに乗り込む。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/15秒 9.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
BVLGARI Hotels & Resorts のフロント;クリックすると大きな写真になります

2013年2月22日

バリ島旅行 2月5日~13日 (1) 2月6日


 すでに3回もバリ島へ行っている娘夫婦が、また、バリ島へ行くといって、私たちを誘ってくれた。娘夫婦はリゾート地で泳いだだり、エステを楽しむのが目的であり、動き回るツアーではなく、のんびりするという。わたくしは、バリといえば蝶の宝庫、このチャンスは逃すわけにはいかない。かみさんには半々、お付き合いいただくこととなる。
2月5日?13日といっても、正味は6日?12日で、はじめの3泊を海側で、残り3泊を山側で過ごす。
バリ島はインドネシアの連なる島の先の方で、ボルネオ島の南、首都ジャカルタのあるジャワ島のすぐ東隣にあり、オーストラリアの北西に位置する島。人口約400万人だ。最近はイスラム教徒の移入があるというがほとんどがヒンドゥー教徒である。
生物学的にも、 バリ島とその東側のロンボク、ボルネオと スラウェシの間をほぼ南北に通る、生物分布のオーストラリア区とアジア区の境界線であるウォーレス線(参照:http://d.hatena.ne.jp/wat_hodgy/20111026)が通るというところに位置する。
私たち4人は、バリ島南部の、空港に比較的近い、スミニャックという海辺で初めの3日間を過ごし、後半はバリ島中央部のウブドというところで3泊した。
バリ島は11月?3月は雨期と聞いていた。雨が降るのは覚悟していたが、幸い、前の週までは雨が多かったそうだが、私たちが滞在した7日間は、一度だけ、車での移動中にスコールがあったのみで、あとは全て快晴だった。
記憶とメモをたどりながら、綴っていきたいと思う。
なお、蝶の写真も多く撮ることができた。しかし、初めて会う蝶がほとんどで、同定ができない。少し調べて、旅行記の後でアップしたいと思う。
出発は羽田から。2月6日 0時30分発のシンガポール航空でまずシンガポールまで行く。

1.羽田からシンガポールへ
2月5日、自宅からタクシーでYCAT(横浜シティ・エア・ターミナル)へ行き、バスで羽田空港へ行った。娘夫婦との待ち合わせ時間は、夜の9時。しばらく日本食は食べられないので、羽田空港の江戸小路ですき焼きを食べた。羽田国際線ターミナルは時間が遅いためかひっそりとしている。電飾がきれいだった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/50秒 9.5mm ISOオート ) 露出補正 なし
羽田からシンガポールへ;クリックすると大きな写真になります
2.シンガポール チャンギ国際空港
時差は?1時間。現地時間の朝6時50分にシンガポール・チャンギ国際空港の第3ターミナルに着いた。もっと近いと思っていたが、意外に遠かった。チャンギ国際空港第3ターミナルは2007年3月に清水建設により竣工している、広くてきれいな空港である。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/25秒 10.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
シンガポール チャンギ国際空港;クリックすると大きな写真になります
3.スカイ・トレイン
我々は、ここシンガポールで乗り継いで、9時20分発のシンガポール航空で、バリ島のングラ・ライ(デンパサール)国際空港へ行く。今いる第3ターミナルから、バリ島への飛行機が出る第2ターミナルへは、スカイ・トレインで移動する。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.0 1/30秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
スカイ・トレイン;クリックすると大きな写真になります
4.エアバスA380
私たちが乗ったバリ島行の機材はボーイング777-200だったが、動き出した機内から、離陸を待つ総2階建てのエアバスA380が見えた。帰りはあれに乗る。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/500秒 12.5mm ISOオート ) 露出補正 なし
エアバスA380;クリックすると大きな写真になります
5.機内風景
バリ島行の飛行機の機内は、欧米人の方が多い。わたくしたちの席の右側に座ったご婦人のワインの飲みっぷりが見事だった。乾杯をして、失礼して、撮らせていただいた。結局、3杯の赤ワインを召し上がっていた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.0 1/30秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
機内風景;クリックすると大きな写真になります
6.バリ島着
バリ島の玄関口である、ングラ・ライ(デンパサール)国際空港には、ほぼ定刻の12時10分に着いた。シンガポールから2時間50分だった。空港を出たとたんに暑さに襲われた。南国ムードである。シンガポールとバリ島の間に時差はない。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/320秒 9.7mm ISOオート ) 露出補正 なし
バリ島着;クリックすると大きな写真になります
7.空港の通路には蝶が飛ぶ
今夜から3泊する「THE LEGIAN」というホテルの車が迎えに来てくれていた。車が待っていてくれるところまで歩く。その通路には蝶が描かれていた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/120秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
空港の通路には蝶が飛ぶ;クリックすると大きな写真になります
8.「THE REGIAN」
ホテル「THE LEGIAN」は空港から比較的近いバリ島南部の西側、海沿いのスミニャック地区のクロボカン・エリアにある。空港からの道は途中までは幹線道路があるが、工事中で渋滞している。スミニャック地区へ入ってくると道は狭くなる。2002年にバリ島爆弾テロ事件があり、ホテルではセキュリティーが強化されていて、ホテルに入るすべての車がガードマンによりチェックされる。チェックインをする間、さっそくホテルの海側へ出てみる。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1000秒 10.5mm ISOオート ) 露出補正 なし
「THE REGIAN」;クリックすると大きな写真になります
9.プール・サイドでビールを一杯
チェックインを済ませ、3階の部屋に荷物を置く。午後2時、今日は特に予定はない。プール・サイドのCafeでビールを一杯飲むことにした。バリ島は「BINTANG」ビールだ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/800秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
プール・サイドでビールを一杯;クリックすると大きな写真になります
10.部屋から眺めた夕日
3階の部屋からはインド洋が眺められる。時刻は午後6時45分過ぎ、太陽は水平線に差し掛かった。ホワイト・バランスを曇天にして撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
部屋から眺めた夕日;クリックすると大きな写真になります
11.スミニャックの街
ガイドブックによるとスミニャック・エリアは好感度な欧米人が集う旬なスポットとなっている。「THE LEGIAN」のあるクロボカン地区は、スミニャック・エリアでも北の方にあたる。ブティトゥンガット通りにはショップが並ぶ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/20秒 10.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
スミニャックの街;クリックすると大きな写真になります
12.ゲッコー
水着屋さんの看板にヤモリがいた。初めは看板のデザインかと思った。よく見ると本物のヤモリである。現地の人はgeckoと呼ぶ。現地の呼び名かと思ったら英語だった。後で行くウブドでは部屋の中にもいた。しかし、全く悪さはしないようだ。娘たちが決めた今宵の夕食は、ブティトゥンガット通りをそぞろ歩いた後、この近くの海辺、スミニャック・ビーチにある「ラ・ルッチオーラ La Lucciola」というイタリアン・レストランだった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/80秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
ゲッコー;クリックすると大きな写真になります

2013年2月18日

2013年 CP+ 2月3日


 1月31日?2月3日、今年もパシフィコ横浜で開催された CP+ (CAMERA & PHOTO IMAGING SHOW)の最終日に出かけた。入場料は1,000円とのことだが、ネットで事前登録すると入場無料になる。
 今年のCP+は各メーカーとも、画期的な新製品お披露目はほとんどなく、ちょっぴりパンチに欠けていたかなという印象を持ったのは私だけではないだろう。Nikon、Canon も参入してミラーレス機が出そろったが、とくに新しい方向性を感じることはなかった。ミラーレスはデジタル機の必然と思うが、そうなると、ビューファインダーの機能が競われると思う。

1.入場者の列
10:00 開場である。10時20分ごろ会場に着いた。昨年と同じようにわたくし同様年輩の方の来場が多い。列はできていたが、ほとんどの人が事前登録されていて、すぐに入場することができた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
入場者の列;クリックすると大きな写真になります。
2.カメラグランプリ30周年記念展
カメラグランプリは、毎年4月1日から翌年3月31日までの1年間に日本国内で新たに発売されたスチルカメラの中から、設計思想・デザイン・機能・操作性・安全性・基本的要素を総合的に評価し、最も優れた製品に対して授与される。カメラグランプリの選出にあたる選考委員は、カメラ記者クラブ加盟誌の編集長(またはそれに代わる雑誌代表者)、および同クラブのメンバー、さらに実行委員会が委嘱した外部選考委員と特別選考委員だそうだ。30年前、その第1回のカメラグランプリは Nikon FA だった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/320秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
カメラグランプリ30周年記念展;クリックすると大きな写真になります
3.各メーカーのブースでのプレゼンテーション
カメラメーカーやレンズメーカーは、それぞれブースを設けて、自社製品の展示とともに、著名な写真家によるプレゼンテーションが行われている。これは斉藤巧一郎さんによるハイエンド・コンパク・トデジタルカメラ Olympus STYLUS XZ-2 の「XZと旅するヨーロッパ」と題したお話である。Olympusは、昨年までは Pen 一辺倒という印象だったが。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/200秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
各メーカーのブースでのプレゼンテーション;クリックすると大きな写真になります
4.Canon のブース
Canonの新製品は EOS 6D だが、あまり目立たない。総合力がアッピールされているようだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/50秒 15.7mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
Canon のブース;クリックすると大きな写真になります
5.試し撮りのモデルさん
各ブースには試し撮りのための実機が並べられ、来場者に、手に取らせて試し撮りをさせている。そのモデルさんを横から撮らせていただく。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 30.5mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
試し撮りのモデルさん;クリックすると大きな写真になります
6.男性のモデル
モデルさんというと女性ばかりと思ってしまうが、プロモーションの目的によっては、動きのある男性モデルも。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 13.8mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
男性のモデル;クリックすると大きな写真になります
7.カラーペンタックス
私が初めてのボーナスで、自分で買ったカメラはペンタックスSPだった。新宿のヨドバシカメラだったが、バナナのたたき売りのように、売られていたのを思い出す。デジタルの時代になって苦戦が続き、今はペンタックスリコーとなっている。今、力を入れているのは、Q10というレンズ交換式のミラーレス機だ。撮像素子を1/2.3にして、「小さな一眼」にしている。私はこのカメラの形が好きだ。いろいろなカラーリングが施されたQ10が目を引いた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/500秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
カラーペンタックス;クリックすると大きな写真になります
8.海野和男さん推薦機材
昆虫写真家の海野和男さんの推薦撮影機材として 、マイクロフォーサーズで初めて一眼レフ並みの操作性を持つカメラが誕生したと LUMIX DMC-GH3 が展示されていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/50秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
海野和男さん推薦機材;クリックすると大きな写真になります
9.SIGMAのブース
SIGMAのブースには、レンズ1本をほぼ完全に分解して、「レンズの解剖(Anatomy of Camera Lens)」という展示があった。私も使っているズームレンズの17-70mmF2.8-4 DC MACRO OS HSMを、レンズキャップやフードまで 徹底的にバラして、 その部品のひとつひとつに名称をつけて展示していた。シグマの狙いのひとつは、これらのたくさんの部品のほとんどが「Made in Japan」であることをアピールしたかったことと、小さな部品ひとつひとつの「精度」と、それを組みつけていく「技術」を確保しなければ高性能なレンズは作れない、ということを伝えたかったのだろうと評されていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/80秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
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10.CASIO
CASIOというと、計算機か、腕時計のメーカーというイメージが強いが、実は、平成7年に、今でこそ当たり前であるファインダー兼用の液晶モニターを初めて備え、かつ6万5千円という画期的な低価格で、 QV10 を発売している。「サクサク撮れる」をテーマにプロモーションが行われていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/320秒 30.5mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
CASIO;クリックすると大きな写真になります
11.みなとみらい臨港パーク
1時間余りでざっと見て回った。天気が良かったので海辺へ出てみた。ここはみなとみらい臨港パークという。ベイ・ブリッジが正面に見える。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
みなとみらい臨港パーク;クリックすると大きな写真になります

2013年1月 7日

富士五湖周遊日帰りバスツアー 1月5日 1/3 精進湖・本栖湖・西湖・河口湖


 昨年、旅行会社から送られてきたパンフレット見ていたら、「北口本宮冨士浅間神社初詣と富士五湖周遊」というコースの紹介があった。行き先を見ると富士五湖すべてを周るようになっている。冬晴れの富士山の写真を撮りたいと思い、申し込んであった。
  天気予報では、5日の関東地方は雲が広がるという。横浜駅西口に朝8時に集合したが、このツアーは人気があるらしくバスは3台出るという。全員揃ったので時間前の出発となった。三ツ沢から第三京浜に入り、川崎で下りる。多摩川沿いに北へ走り、甲州街道の調布から中央高速に乗った。私は、中央高速を利用するときは、いつもは第三京浜で瀬田まで行って、そこから環八を走って高井戸で甲州街道に出て、調布から中央高速に入るのだが。今日のバスのルートは何故だろう。時間的に早いのか。
  バスが走り出すと、ツアコンとドライバーが何やら話し合っている。結果、この日のコースが決定したようだ。最初に行く予定だった北口本宮冨士浅間神社が午後になった。3台出ているという同じコースのバスは、3台連なって走るのではなく、それぞれに走るようだ。
  最初は精進湖、それから本栖湖、西湖、そして冨士浅間神社に初詣をし、最後に山中湖に寄って東名高速御殿場から横浜に帰ってくる。

1.笹一酒造
最初の休憩は、たいていは談合坂サービス・エリアであるが、そこには寄らず、中央高速を大槻インターで降り、国道20号線を甲府方面へ行ったところにある 笹一酒造というところで、休憩を兼ね、その精米所の見学と買い物タイムとなった。酒を造る原料となる米は、山田錦など酒造用の米が使われ、その玄米を普通の醸造酒(昔でいう二級酒)は30%、吟醸酒は40%、大吟醸では50%削るという。見せられた削られた米粒は小さい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/60秒 6.1mm ISO2500 ) 露出補正 なし
笹一酒造;クリックすると大きな写真になります
2.笹一酒造の大太鼓
笹一酒造の売店である酒遊館の前には、世界一の大太鼓が展示されている。ただし、現在は皮は破れてしまっていて、ダミーになっているようだ。この大太鼓は「世界一の大太鼓」としてギネスブックにも登録されているという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
笹一酒造の大太鼓;クリックすると大きな写真になります
3.精進湖 -1
11時過ぎに精進湖畔についた。湖には薄氷が張っていた。その湖ではワカサギ釣りであろうか、多くの小舟が浮かんでいた。よく釣れるらしい。残念ながら、富士山は雲に覆われている。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F14 1/800秒 46mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
精進湖;クリックすると大きな写真になります
4.精進湖 -2
よく見ると、かすかに富士山の輪郭がある。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/1250秒 95mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
精進湖 -2;クリックすると大きな写真になります
5.本栖湖 -1
滞在時間15分でバスは本栖湖へ移動した。本栖湖でも富士山は雲に隠れている。千円札の富士山の撮影場所は本栖湖のこのあたりだといわれる。しかし、湖畔からではなく少し高いところから撮ったようだ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F14 1/800秒 48mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
本栖湖;クリックすると大きな写真になります
6.本栖湖から眺める富士の頂
しばらくすると雲に切れ間ができ、山容が見えるようになった。雲の流れが速く、少し待っていると山頂だけが姿を現した。とりあえず、あきらめていた富士山を眺めることができた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/4000秒 170mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
本栖湖から眺める富士の頂;クリックすると大きな写真になります
7.本栖湖 -2 iPhone で撮影
昨年暮れにiPhoneを購入した。800万画素のカメラがついている。試しに撮ってみた。画面を指ではじくと望遠になる。富士山にかかる雲はどんどんとれて、ほぼ全容が眺めらるようになってきた。

iPhone 4S
  プログラムオート ( F2.4 1/3690秒 4.3mm ISO50 )
本栖湖 -2 iPhone で撮影;クリックすると大きな写真になります
8.本栖湖 -3
時間は正午。日が射してくれないのでくっきりとした富士山を撮ることができない。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/1600秒 75mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
本栖湖 -3;クリックすると大きな写真になります
9.西湖 -1
12時20分、西湖についた。ツアコンの御嬢さんの説明によると、精進湖、本栖湖、西湖の水面の標高は同じであるという。ここからだと富士山を北の方向から見ることになる。本栖湖で見た富士山と少し姿を変えている。富士山を覆う雲はすっかりなくなっている。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 48mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
西湖;クリックすると大きな写真になります
10.凍える山の木々
ふっと後ろを振り返ると、青空が広がり、低い山の木々は雪を被っているのだろうか、白く見える。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
凍える山の木々;クリックすると大きな写真になります
11.西湖 -2
ここから水辺まで下りていくことができる。この日の観光客はそれほど多くはなかったが、この看板の前で記念写真を撮る人が多い。日が射さないうえ、光が逆でなかなか色が出てくれない。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 44mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
西湖 -2;クリックすると大きな写真になります
12.河口湖 -1
バスは西湖、河口湖の北側を走る。河口湖大橋の手前、木ノ花美術館河口湖円形ホールのあるところでバスを降りた。その円形ホールのある湖畔からは左手に河口湖大橋が見え、雄大な富士山が聳える。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G プログラムオートで撮影 ( F16 1/1000秒 55mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
河口湖;クリックすると大きな写真になります
13.河口湖 -2
このエリアにはしゃれたカフェやショップが並んでいる。富士五湖はそれぞれ特徴があるが、中では河口湖がやはり、こういったレジャー施設が多い。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 18mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
河口湖 -2;クリックすると大きな写真になります
14.河口湖 -3
河口湖から見る富士山は雄大だ。湖畔へ進むまっすぐに作られた道の正面には、古賀政男記念公園・音楽碑 があった。古賀メロディー・「影を慕いて」「丘を越えて」が流れている。ここまで連続して4つの湖を巡った。時刻は午後1時30分、これから河口湖大橋を渡って、富士吉田方面に向かう。国道138号線沿いにある北口本宮冨士浅間神社が次の目的地だ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 44mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
河口湖 -3;クリックすると大きな写真になります


2012年12月 2日

四万温泉一泊ドライブ旅行 11月8日?9日 5/5 榛名山・水沢観音


 四万川ダムを散策したあと、榛名湖へ向かった。榛名湖へ行こうか、赤城山へ行こうか迷ったが、赤城山を回ると少々時間的にきびしそうなので、榛名湖を選択した。榛名山の標高はそれほど高くはない。榛名湖から見る榛名山の紅葉には少し遅いかなと思いつつ、榛名湖畔に上りついたが、好天に恵まれ、紅葉した美しい山の姿を見ることができた。
 帰路は伊香保温泉の街を通り、水沢うどんで昼食にした。水沢観音をお参りしたあと、駒寄PAのスマートICから関越に入り、無事、横浜に到着した。今回も2日間で500kmほどのドライブになった。

55.榛名山ロープウェイ -1
まず榛名山のロープウェイに乗って上に上がろうということになった。天気は良いが風は強く、日陰に入ると寒い。榛名山の紅葉は散り始めてはいたが、まだ見られる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2500秒 40mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
榛名山ロープウェイ -1;クリックすると大きな写真になります
56.榛名山ロープウェイ -2
榛名山ロープウェイは距離527mを2分50秒かけて、15人乗りゴンドラ2台を連結して登る。下の駅を榛名湖高原駅、山頂駅を榛名富士山頂駅という。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1600秒 65mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
榛名山ロープウェイ -2;クリックすると大きな写真になります
57.榛名山の神々
ロープウェイの榛名富士山頂駅から正面に富士山神社の小さな社を見て登っていくと、その左手に榛名山を守る神々の石碑があった。石長姫大神、保食大神、鐃速日大神、榛名富士大神が祀られている。こう言っては神々に失礼だろうが、なんだか後付けのような気がする。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 22mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
榛名山の神々;クリックすると大きな写真になります
58.榛名富士から赤城山を望む
伊香保、渋川の向こうに赤城連峰を眺める。アカギヒメといわれる後翅に紅色の紋が顕著に出る美しいヒメギフチョウで有名な赤城山へはまだ行ったことがない。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/4000秒 18mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
榛名富士から赤城山を望む;クリックすると大きな写真になります
59.マユミ -1
ロープウェイの榛名富士山頂駅から富士山神社へ登る途中、紅梅かなと見まごう花が咲いていた。かみさんに「これは何という花だろう」と聞いたところ「多分、 マユミではないか」という。実はこれは花ではない。花は薄緑の小さな花で初夏に咲くという。秋に実が熟すと果皮が4つに割れ、鮮烈な赤い種子が現れ、このように見える。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 56mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マユミ -1;クリックすると大きな写真になります
60.マユミ -2
マユミの果皮と実である。種子に含まれる脂肪油には薬理作用の激しい成分が含まれており、少量でも吐き気や下痢、大量に摂取すれば筋肉の麻痺を引き起こすため、種子は食べてはならないという。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マユミ -2;クリックすると大きな写真になります
61.榛名富士山頂からの展望
「東京スカイツリー」の方向を指す札もあったが、残念ながら見ることはできなかった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/4000秒 46mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
榛名富士山頂からの展望;クリックすると大きな写真になります
62.ロープウェイ榛名富士山頂駅
榛名湖はカルデラ湖で、榛名山は中央火口丘である。おおよそ1,500年前に大きな噴火をしたと見られている。榛名富士(1,390.3m)は榛名湖から眺めると独立峰のように見えるが、実は中央のカルデラ(榛名湖)と榛名富士を最高峰の掃部ヶ岳(かもんがたけ 標高1,449m)、天目山(1,303m)、尖った峰の相馬山(1,411m)、二ッ岳(1,344m)、典型的な溶岩円頂丘の烏帽子岳(1,363m)、鬢櫛山(1,350m)などが囲み、更に外側にも水沢山(浅間山 1,194m)、鷹ノ巣山(956m)、三ッ峰山(1,315m)、杏が岳(1,292m)、古賀良山(982m)、五万石(1,060m)など数多くの側火山があり、非常に多くの峰をもつ複雑な山容なのだ。ロープウェイ榛名富士山頂駅は海抜1,366m。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/640秒 26mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ロープウェイ榛名富士山頂駅;クリックすると大きな写真になります
63.榛名山 全山紅葉 -1
ロープウェイを下りてきて、伊香保の方へ下る前に少し戻って榛名山を撮っておきたかった。榛名湖に浮かぶような榛名富士は全山紅葉し、均整のとれた美しい姿をしていた。頂上付近右手に見えるのがロープウェイの榛名富士山頂駅。榛名湖の湖面は海抜1,084m。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2500秒 32mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
榛名山 全山紅葉 -1;クリックすると大きな写真になります
64.榛名山 全山紅葉 -2
同じようなところからもう1枚。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2500秒 18mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
榛名山 全山紅葉 -2;クリックすると大きな写真になります
65.伊香保温泉と赤城山
さっきは雲がかかっていた赤城山も山頂まで良く見えている。左手前は 伊香保温泉だ。伊香保温泉は群馬県渋川市伊香保町にある温泉で草津温泉と並んで県を代表する名湯といわれる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 22mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
伊香保温泉と赤城山;クリックすると大きな写真になります
66.水沢うどん
榛名湖畔から伊香保の街を通って水沢観音まで下りてきた。観音様にお参りする前に水沢うどんを食べる。元祖という店、始祖という店、道の両側に13軒の店が並ぶ。それぞれ立派な構えだ。私たちは元祖・田丸屋に入った。創業天正10年(1582年)という。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/4000秒 32mm ISO360 ) 露出補正 -0.3段
水沢うどん;クリックすると大きな写真になります
67.水沢観世音 仁王門
食事を終え、車は広い田丸屋さんの駐車場に置かせていただいたまま、水沢観音のお参りに行く。街道脇から階段があり、その上に立派な仁王門があった。多くの参拝者は上にある駐車場から来られるので、この仁王門を通る人は少ない。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/100秒 34mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
水沢観世音 仁王門;クリックすると大きな写真になります
68.水沢観世音 六角堂 -1
水沢観音と言ってしまうが正しくは 水沢観世音(水澤寺)といい、坂東三十三観音、第16番札所で天台宗に寺院だそうだ。十二支の守り本尊の向こうにある二重塔を六角堂という。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
水沢観世音 六角堂 -1;クリックすると大きな写真になります
69.水沢観世音 六角堂 -2
六角堂は地蔵堂とも呼ばれ、地蔵尊信仰の代表的建築物で、内部に回転する六地蔵尊を安置する非常に珍しい構造になっているという。この回転する地蔵尊を左に3回廻して供養するという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/60秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
水沢観世音 六角堂 -2;クリックすると大きな写真になります
70.水沢観世音 六角堂 -3
線香の煙がたなびき、紅葉を背景にした六角堂は撮りたくなる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 24mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
水沢観世音 六角堂 -3;クリックすると大きな写真になります
71.水沢観世音 本堂
本堂(観音堂)は境内の建物の中心で、本尊十一面千手観世音菩薩が安置されている。 六角堂と同じく、江戸末期 天明7年(1787)の建築と思われ、昭和60年に伊香保町文化財に指定されている。建物は中世の建築様式を残す手法が用いられ、すべての彫刻は掘り抜きとなっているとのこと。県内でも重要な遺構とされている。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 27mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
水沢観世音 本堂;クリックすると大きな写真になります
72.白い鯉
本堂近く、樹齢がおよそ700年と推定されている観音杉があり、その脇に石碑がある泉があって、真っ白な鯉と金色の鯉が泳いでいた。ここから再び仁王門を下りて、田丸屋さんの駐車場へ戻った。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/100秒 55mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
白い鯉;クリックすると大きな写真になります

2012年11月29日

四万温泉一泊ドライブ旅行 11月8日?9日 4/5 四万温泉


 四万温泉「やまぐち館」の夜は、食事どころの個室で四万川の流れを見ながら、懐石料理の夕食をゆっくり楽しむことができた。料理を運んでくれる女性が、8時過ぎより、ここのおかみが演じる紙芝居があるという。TVにも時々登場される有名なおかみさんだ。この日は佐渡から来られた団体さんなどがおられ、にぎやかだった。紙芝居は15分くらいだったろうか、従業員さんたちによる余興も披露されて、楽しい時間を過ごせた。
 翌朝はいつもの通り自然と早く目が覚め、露天風呂にゆったりと浸かったのは言うまでもない。源泉は熱く、無色透明の湯で、硫黄の匂いもほとんどしない。良い湯だった。チェックアウトして、温泉街の駐車場に車を移し、小一時間の散策を楽しんだ。そして四万温泉に別れを告げ、四万川の上流にある四万ダムと奥四万湖を巡り、榛名湖へ向かった。

38.「やまぐち館」 おかみの紙芝居
紙芝居の会場となっているところへ行くと、おかみが演じる紙芝居の絵が周りに展示されていた。40人?50人ほど座れるように椅子が用意されている「俵町広場」と名付けられた会場はしばらくすると満席となった。立って見ている人もいる。今日の演目は「やまんばのにしき」。紙芝居を演じるおかみの姿も撮らせていただいたが、有名な方なのでアップするのを差し控える。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/8秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
「やまぐち館」 おかみの紙芝居;クリックすると大きな写真になります
39.「やまぐち館」 から眺める四万川の清流
四万温泉にはいくつかの地区があるが温泉口の近くの山口地区にある「やまぐち館」は四万温泉発祥の地ともいわれる。この四万温泉きっての老舗旅館である「やまぐち館」は江戸時代の延宝年間(西暦1673?1681年頃)に四万川沿いに創業し、330年以上の時を刻んできた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 12.1mm ISO1600 ) 露出補正 なし
「やまぐち館」 から眺める四万川の清流;クリックすると大きな写真になります
40.「やまぐち館」前のバス停
「やまぐち館」の玄関の前にバス停があった。電話ボックス、郵便ポスト、並べられたベンチと灰皿・・・レトロを感じた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 25mm ISO1600 ) 露出補正 なし
「やまぐち館」前のバス停;クリックすると大きな写真になります
41.「やまぐち館」 サロン
「俵町サロン」と名付けられている。自由にご利用できる、おしゃべりサロンだそうだ。煙草も吸えるスペースになっているらしい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/500秒 6.1mm ISO1600 ) 露出補正 なし
「やまぐち館」 サロン;クリックすると大きな写真になります
42.「やまぐち館」 玄関
玄関やフロントは4階になっている。玄関の反対側に四万川が流れ、最上階は8階になる。朝食をゆっくりとって、9時半過ぎにチェックアウトした。少し上がった四万川沿いにある温泉街の駐車場に車を置き、温泉街を散策することにした。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/400秒 6.1mm ISO1600 ) 露出補正 なし
「やまぐち館」 玄関;クリックすると大きな写真になります
43.「河原の湯」
駐車場から「四万グランドホテル」を見ながら歩いて行くと、その手前の四万川の河原に「河原の湯」というところがあった。石造りの外観で、共同浴場だそうだ。河原に入浴できるところが設けられているわけではない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8 1/3200秒 12.1mm ISO1600 ) 露出補正 なし
「河原の湯」;クリックすると大きな写真になります
44.「積善館」 -1
元禄時代(1691年)、江戸時代の典型的な湯治宿として旅籠を開業し、300年以上が経つ。元禄4年に建てられた本館玄関部分は県重要文化財になっている。昭和5年に大正ロマネスクを用いた大浴場「元禄の湯」が建築された。手前の赤い橋が慶雲橋でこの橋の右側に見えるモルタル塗りの建物が「元禄の湯」だ。慶雲橋を通る道は四万温泉の旧街道とのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
「積善館」 -1;クリックすると大きな写真になります
45.「積善館」 -2
44.の写真と前後するが、これは慶雲橋を渡って、振り返って撮った写真である。川に架けられた渡り廊下や、いまは使われているかどうかわからない古い建物が時代を感じさせる。昨夜から「やまぐち館」の室内で撮っていたのでISOを1600に設定していて、戻すのを忘れてしまい、ここまでそのままになっていた。反省。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.8mm ISO1600 ) 露出補正 なし
「積善館」 -2;クリックすると大きな写真になります
46.「積善館」玄関
「積善館」は四万温泉の新湯地区にある。「河原の湯」を右手に見てまっすぐ進んだ左手に赤い慶雲橋があり、橋を渡ると正面がこの本館の玄関になる。日本最古の湯宿建築にして重要文化財指定の老舗宿で、映画「千と千尋の神隠し」のモデル宿としても有名だが、その佇まいはひっそりとしていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO1600 ) 露出補正 なし
「積善館」玄関;クリックすると大きな写真になります
47.ワンポイントカラー
G12の機能でワンポイントカラーというのがある。残す色を決めて他の色を白黒にするという機能だ。紅葉だけを残して積善館の古い建物を撮ってみた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/320秒 12.1mm ISO80 ) 露出補正 なし ワンポイントカラー
ワンポイントカラー;クリックすると大きな写真になります
48.「四万たむら」
「積善館」慶雲橋を左手に見て、まっすぐ進んだところに、老舗旅館である「四万たむら」があった。「四万たむら」の歴史は「積善館」より古い。創業は、遡ること500年ほど前、田村旅館の祖、田村甚五郎清政は、室町時代永禄6年(1563年)、 岩櫃(いわびつ)城が真田勢に攻められ落城後、主君斉藤基国のしんがりとして、四万の山中で追っ手を防いで戦った。その甚五郎がそのまま留まって温泉を発見し、湯宿を開業したと伝えられる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
「四万たむら」;クリックすると大きな写真になります
49.四万温泉街 落合通り
「河原の湯」から来て、正面が「四万たむら」、左手が「積善館」の慶雲橋であるが、その右側、つまり慶雲橋を背にして進む落合通りという細い道がある。昔ながらの温泉街だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 21.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
四万温泉街 落合通り;クリックすると大きな写真になります
50.川魚料理 「けれない」の鰻
「やまぐち館」にも泊られていた亡くなられた児玉清さんが御用達だった湯蒸しうなぎで有名な川魚料理「くれない」は、落合通りが四万川に架かる落合橋の手前にある。時間が早いのでまだ開いていなかったが、渓流を眺めながらの食事は趣がありそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
川魚料理 「けれない」の鰻;クリックすると大きな写真になります
51.モミジ
四万川沿いのモミジが枝を張り出し、陽の光を受けて輝いていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 15.7mm ISO400 ) 露出補正 なし
モミジ;クリックすると大きな写真になります
52.四万川ダム
温泉街の駐車場に戻り、車に乗り、細い落合通りを抜けて、落合橋を左折して、四万川ダムの下にある日向見公園の駐車場に車を入れた。ここからは四万川ダムを見上げる。 四万川ダムは洪水調節、利水、上水道、発電を目的に1999年に竣工している。堤の高さは89.5mある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
四万川ダム;クリックすると大きな写真になります
53.四万川ダムの堤の上から
再び車に乗り、左手から四万温泉のバイパスともいえる新しい道(353号線)に上がり、奥四万トンネルを抜けて四万川ダムの堤の横に出る。堤の上の道は一方通行になっていて、我々がいる側から、入ることができない。堤の手前の駐車場を通りこしてしまったので少しの時間路駐をして、堤の上の道を歩く。ダム堤の上から日向見公園を見下ろす。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/400秒 9.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
四万川ダムの堤の上から;クリックすると大きな写真になります
54.奥四万湖
四万川ダムで堰き止められた奥四万湖を眺める。湖水は透き通ったコバルトブルーで、山の緑と湖の青のコントラストは、人造湖でありながら天然湖のような様相を見せるという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 8.9mm ISO400 ) 露出補正 なし
奥四万湖;クリックすると大きな写真になります

2012年10月29日

原鉄道模型博物館 10月11日 2/2


 写真を撮っているとあっという間に時間が経つ。撮り始めて1時間近くが過ぎた。 今年の3月に横浜そごうで行われた「究極の鉄道模型展」で原さんの模型を初めて見て心が動かされ、さっそくアマゾンで 「原信太郎 鉄道模型のすべて」という本を購入した。今回の記述もそれを参考にさせていただいている。
原信太郎 鉄道模型のすべて―技術の極み、躍動美
原 信太郎
誠文堂新光社
売り上げランキング: 446050

  原さんはこの本の中で、「・・・レイアウトには、鉄製のレールを敷設し、枕木はアイアンウッド、6本の犬釘でレールを止め、さらに架線も張り、ディティールにはとことんこだわりました。初めて45mmゲージを鉄のレールの上で走らせたときには、感激で胸がいっぱいになりました。とくに電源を切り、惰性走行で鉄のレール上を走らせると、カタンカタンというジョイント音が本物さながらに聞こえるのです。また、走行した部分が銀色に光る様子も本物そっくりの美しさでした。」と述べられている。通常の鉄道模型は電源を切ると急ブレーキをかけたようにその場で止まってしまう。本物のような惰力走行を実現ということは原さんのとって70年近い研究の成果だそうだ。 立ち位置を変え、撮影を楽しんだ。気が付いたら閉館間際の5時55分だった。

13.停車中のフランス国鉄・SFCF 2D2形電気機関車
周回していたフランス国鉄・SFCF 2D2形電気機関車の牽く列車が駅に停車した。プラットフォームに駆け上がる駅員さんの姿や機関車の向こうに見える二人連れの姿が情景を作る。右側に停車している木造の電車はなんだろう。「原信太郎 鉄道模型のすべて」をみると箱根登山鉄道タイプ(No.10)という箱根登山鉄道の雰囲気を取り込んだ原さんの理想郷であるシャングリ・ラ鉄道の創作模型というのに似ているが。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/60秒 30.5mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
停車中のフランス国鉄・SFCF 2D2形電気機関車;クリックすると大きな写真になります
14.高架駅を出る列車
ドイツ国鉄のE10 1240 形電気機関車が牽く列車が高架駅を出る。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/60秒 30.5mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
高架駅を出る列車;クリックすると大きな写真になります
15.停車中のワゴン・リ客車
左側がCIWLNo.4111 EDという客車。右側も ワゴン・リ社の客車だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/25秒 30.5mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
停車中のワゴン・リ客車;クリックすると大きな写真になります
16.通過中の夜行列車
ドイツ国鉄のV200形ディーゼル機関車(V200 018)が牽く夜行列車である。客車には温もりを感じる灯りが点いている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 10.8mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
通過中の夜行列車;クリックすると大きな写真になります
17.オリエント急行
ワゴン・リ社の寝台客車を連ねた列車がホームで出発を待っている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/60秒 30.5mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
オリエント急行?;クリックすると大きな写真になります
18.カーブを走行する列車
ドイツ国鉄のE10 1240 形電気機関車が牽く列車を立ち位置を変えて正面から撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/30秒 30.5mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
カーブを走行する列車;クリックすると大きな写真になります
19.箱根登山鉄道の雰囲気を取り込んだシャングリ・ラ鉄道の創作模型
自分自身この写真を撮ったことを忘れていた。これは13.にも写っていた箱根登山鉄道タイプ(No.10)の3両編成である。「原信太郎 鉄道模型のすべて」にはこの3両編成の一番右側の車両の写真が掲載されていたので、13.の写真にあった車両は少し違うのではないかなと思っていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/60秒 6.1mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
箱根登山鉄道の雰囲気を取り込んだシャングリ・ラ鉄道の創作模型;クリックすると大きな写真になります
20.ローカル私鉄
手前は大阪鉄道デイ1形、奥に停車している電車はよくわからない。手前の大阪鉄道デイ1形はこの後、運行された。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/60秒 6.1mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
ローカル私鉄;クリックすると大きな写真になります
21.動き出した大阪鉄道デイ1形
行き止まりの駅に停車してた大阪鉄道デイ1形が動き出した。反対側には「あべの-道明寺」のサボが掛かっていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/60秒 6.1mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
動き出した大阪鉄道デイ1形;クリックすると大きな写真になります
22.道路とクロスして走るドイツ国鉄のDB218形電気機関車
また、立ち位置を変えて、山岳地帯を走るDB218形電気機関車が牽く列車を撮った。右側にはトンネルを抜けてきた道路を走る車が配されている。細かなところが丁寧に作られているジオラマだ。時間は5時55分になった。そろそろ閉館の時間である。名残は惜しいが退出することにした。違う日に訪れると違った列車たちがこのジオラマを駆け巡っているのだと思う。また、次のチャンスを待つことにする。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/100秒 15.7mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
道路とクロスして走るドイツ国鉄のDB218形電気機関車;クリックすると大きな写真になります
23.おまけ 入場券
スキャナーで取り込んだ入場券。それぞれに違う模型が描かれている。上2枚は自動販売機で購入、下のは午後再び来た時に窓口で購入した切符。
121029_023.jpg

2012年10月25日

原鉄道模型博物館 10月11日 1/2


 今年の3月に横浜そごうで 原信太郎さんの「究極の鉄道模型展」という催しが行われ、見に行ったわたくしはその素晴らしさに感動した。その時、2月に竣工した 横浜三井ビルディングの2階に常設の 原鉄道模型博物館ができること知った。そして、オープンしたら必ず行こうと思っていた。オープンは7月10日だったが、開館当初およびそのあとの夏休み期間は混雑するだろうと思い控えていたが、この日、友人ご夫妻にもお付き合いいただき、出かけることにした。開場は午前11時である。10分ほど開場を待つ人たちの列に並び、一人1,000円の入場料を支払ってなかへ入った。開場を待っていた人たちはほとんどが大人で、男性ばかりでなく、女性の方も多かった。

  入口で「写真を撮っていいですか」と尋ねたところ、残念ながら、館内は全面撮影禁止とのこと。ところが、10月1日?14日の間、たまたま「いちばんテツモパークフォトウィーク」が開催されており、午後4時から閉館の6時まで、一番ゲージ(軌間45mm)のジオラマおよび走行する模型を撮影OKとのこと。
  原鉄道模型博物館に午前11時に入場、一旦12時過ぎに退館し、中華街で昼食をし、元町散策した後、同行の3人と別れ、わたくしひとり、午後4時に再び原鉄道模型博物館へ戻ってきた。もちろん再入場は不可なので、改めて入場料を支払う。そこからほぼ閉館時間までジオラマの模型を撮り続けた。楽しい2時間だった。携行したカメラは PowerShot G12 でISO感度を1600に設定した。画像がやや粗れたのは止むを得ない。

1.原鉄道模型博物館 1階入口
このエスカレータをあがるとチケット売り場がある。自動販売機でチケットを買って、飛行機に搭乗する時のようにバーコードリーダに読み取らせて入場する。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/50秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
原鉄道模型博物館 1階入口;クリックすると大きな写真になります
2.一番ゲージ ジオラマ全景
展示室にある素晴らしい模型の数々は午前中に見たので、まっすぐに一番奥にある「いちばんテツモパーク」に進む。一番ゲージ(縮尺約1/32)の鉄道模型が実際に走行する、一般公開されている室内施設としては世界最大級のジオラマだそうだ。約310?ある。写真の右手のほうが観覧スペースになっていて、そこでジオラマとそこを走行する模型車両を撮影する。左手には、鉄道模型のジオラマを運用管理する方々が3人ほど居られて、模型列車の運行や照明切り替えを行っている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/30秒 6.1mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
一番ゲージ ジオラマ全景;クリックすると大きな写真になります
3.西ドイツ国鉄 V200形ディーゼル機関車が牽く急行列車
ジオラマの情景は夕方なのであろうか? 建物の窓には明かりが点り、列車の室内も明かりが点いている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/100秒 13.5mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
西ドイツ国鉄 V200形ディーゼル機関車が牽く急行列車;クリックすると大きな写真になります
4.ローカル線の単行電車
V200形ディーゼル機関車が牽く列車が走り抜けた高架線の手前にはローカル線の単行の電車が駅に停車している。後でこの電車たちが走り出すのだ。手前に見えるのは日本初の直流1500Vの大阪鉄道デイ1形。実物は1923年に作られ、模型は2003年に作られた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/40秒 30.5mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
ローカル線の単行電車;クリックすると大きな写真になります
5.夜行列車
これは明け方の情景なのだろうか。先ほどからドイツ国鉄のV200形ディーゼル機関車(V200 018)が牽く夜行列車が周回している。V200形ディーゼル機関車の0形は1956年から量産された。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/40秒 30.5mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
夜行列車;クリックすると大きな写真になります
6.真夜中の駅
天井の照明は暗いブルーのライトの変わり、中央の駅舎にしか明かりが点いていない。こうなると持ち合わせの機材では写真も撮りにくい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/40秒 6.1mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
真夜中の駅;クリックすると大きな写真になります
7.DB(deutschebahn ドイツ国鉄) E10 1240 形電気機関車
これは昼間の情景だろう。照明も当たって撮りやすい。この時は停車中だったが、後で走行するのも見ることができた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/160秒 30.5mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
DB(deutschebahn ドイツ国鉄) E10 1240 形電気機関車;クリックすると大きな写真になります
8.駅に停車した夜行列車
周回していたドイツ国鉄のV200形ディーゼル機関車(V200 018)が牽く夜行列車が駅で停車した。駅員の人形もリアルに作られている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/80秒 30.5mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
駅に停車した夜行列車;クリックすると大きな写真になります
9.機関庫と転車台の前を通過する列車
機関車はドイツ国鉄のDB218形電気機関車だろうか? 赤い文字でM?rklin(メルクリン)と書かれているのが見える。 欧州鉄道模型紹介というブログのDB218形の項を参考にさせていただいたが、その中に「2001年にはミュージカルの広告塗装機として、473号機が紺色を基調にノイシュバインシュタイン城が描かれた塗装に変更された。( スポンサーはM?rklin )」という記述があった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/100秒 25mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
機関庫と転車台の前を通過する列車;クリックすると大きな写真になります
10.高架線を走るフランス国鉄・SFCF 2D2形電気機関車
この機関車は1950年に製造された。模型は制作に2年半を要し、1984年に完成したという。パンフレットには、原さんの鉄道模型の特長のひとつとして「本物の鉄道の走りを再現していること。架線から電気をとり、鉄のレールの上を鉄の車輪で走行します。なかでも、本物と同じ惰力走行の走行音を再現した技術は、原模型ならではのものです。」と記されているがその通りだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/60秒 30.5mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
高架線を走るフランス国鉄・SFCF 2D2形電気機関車;クリックすると大きな写真になります
11.駅舎への入口
明々と灯りが輝く駅舎の入口とその内部の情景は、行き交う人々の人形とともに本物のようだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 18.1mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
駅舎への入口;クリックすると大きな写真になります
12.海岸沿いを走る夜行列車
DBのV200形ディーゼル機関車が牽く夜行列車は、客車にも灯りが点り、夜行列車の雰囲気を出して、海岸沿いの鉄路を走行する。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/80秒 10.8mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
海岸沿いを走る夜行列車;クリックすると大きな写真になります

2012年10月21日

横浜散策 10月11日


 今年の2月、「みなとみらい21」の一角にある日産グローバル本社ビルの隣に、地上30階、地下2階の横浜三井ビルディングが竣工した。1?2階は商業・文化ゾーンで3階から上はオフィスゾーンとなっている。その2階に今年の7月に原鉄道模型博物館が開館した。
 この日わたくしたち夫婦と横浜散策に同行していただいた友人ご夫妻にも、絶対見る価値があると説き、この原鉄道模型博物館見学をお付き合いいただいた。午前11時の開館を待つようにして館内へ入る。

   原鉄道模型博物館のことについては、日を改めてアップさせていただくこととして、一行4人は12時過ぎまで原鉄道模型博物館を見学し、新高島からみなとみらい線に乗って中華街へ出て、やきそばで有名な「梅蘭」で昼食にした。日中関係が騒がしいためか、中華街は歩いている人が少ないように思う。
  ゆっくり食事をした後は山下公園へ出るか、元町を歩くか思案の結果、元町へ向かった。先日、TVの「アド街ック天国」という番組で元町が採り上げられていたからだ。
  そのあと、わたくしは同行の3人と別れ、再び原鉄道模型博物館へ向かった。普段は館内全面撮影禁止だが、10月1日?14日、16時から閉館までの2時間、1番ゲージジオラマの写真撮影が許されるからだ。
  隣の日産ビルではウサイン・ボルトが来るというイベントが行われていた。ラッキーにもTシャツをいただいてきた。

1.横浜駅東口
原鉄道模型博物館はみなとみらい線の新高島が最寄駅だが、横浜駅東口から歩ける距離にある。横浜駅の中央通路を東口に向かって歩くと、東口地下街(ポルタ)の入口がある。入口への階段とエスカレータを降りる時にこの陶板壁画が見える。「よこはまの詩」と題されたこの陶板壁画は 井手宣通作である。
  一合一会二人旅というブログには、この陶板壁画は1981年、東口地下街の完成を記念して計画された。それを手掛けた井手宣通画伯は、現場を見るなりそのスケールの大きさに驚愕し、さっそく設計図を手にして構想を練ったという。画伯は胸中に歴史のロマンを思い描いていた。それは、黒船が初めて渡来し騒然とした中、洋装の人々や馬車など西洋文明が定着し、日本の文明開化が始まったころの横浜.だ・・・と記されている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 7.4mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
横浜駅東口;クリックすると大きな写真になります
2.日産ギャラリー
2009年、新高島には日産グローバル本社のビルが竣工し、いろいろな日産車が展示されるギャラリーも開設された。シニア料金1,000円で年に何回か新高島の109シネマズに映画を観に行くが、その行き帰りにしばしば日産ギャラリーに寄る。この日は18時30分にウサイン・ボルトが来るとのことで、彼の愛車である真っ赤なNISSAN GT-Rが準備されていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
日産ギャラリー;クリックすると大きな写真になります
3.中華街から元町へ
中華街の「梅蘭」で小龍包などでビールを飲み、焼きそばを食べた後、元町に向かって歩いた。山下埠頭のほうへ流れる運河の橋を渡るとそこは元町のやや石川町寄りに出る。この運河を渡る橋は前田橋といい、その橋から運河を眺めると上は高速道路で覆われていて殺風景だが、水面には船が係留されていて運河らしい風情もある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/100秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
中華街から元町へ;クリックすると大きな写真になります
4.元町通り
午後2時半、横浜元町のメインストリート。平日の午後のためか人通りは少なかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
元町通り;クリックすると大きな写真になります
5.カフェ・ラ・ミル
先日、TVのアド街ック天国という番組でここ元町が取り上げられた。そこで話題になった店などを見ながら歩いていたら3時半になった。のども渇いた。カフェ・ラ・ミルという喫茶店があったので入る。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/40秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
カフェ・ラ・ミル;クリックすると大きな写真になります
6.カフェ・ラ・ミルの2階席
喫茶室は2階にあった。アド街ック天国には取り上げられていなかったが、とても感じのいい喫茶室で客層もいい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/13秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
カフェ・ラ・ミルの2階席;クリックすると大きな写真になります
7.再び日産ギャラリー
さて、わたくしは一行と別れて元町中華街からみなとみらい線に乗って新高島で降りる。午後4時から原鉄道模型博物館で「いちばんテツモパーク」を撮影できる時間が始まるからだ。そこで2時間近く撮影を楽しんだ。原鉄道模型博物館からの帰路、横浜駅への通り道に日産ギャラリーがある。この写真は2階通路のアクリル板越しに撮った。 ウサイン・ボルトが来るという午後6時30分まであと30分、午前中より人がずいぶん増えた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 6.1mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
再び日産ギャラリー;クリックすると大きな写真になります
8.光が溢れる日産ギャラリー
18時10分、原鉄道模型博物館での撮影を終えて、再び日産ギャラリーのわきを通り、横浜駅東口への橋を渡って振り返る。間もなく現れると思われるウサイン・ボルトを待つ熱気が伝わってきた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/25秒 25mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
光が溢れる日産ギャラリー;クリックすると大きな写真になります

2012年10月17日

舞岡公園はやっと秋 10月5日 2/2


 谷戸の傍に咲いてたコセンダングサでヒメアカタテハとウラナミシジミを撮った後、いつものように瓜久保の方へ歩き始めた。途中、農家の畑があるが、その傍に熟した柿の実が落ちていて、その果汁を吸いにアカボシゴマダラが来ていた。その脇の道を入って狐久保まで行く。先は広場になっていて2匹のきつねの石造が迎えてくれる。瓜にけものへんがつくと狐になるが、この両者の地名には何かいわれがあるのだろうか。
  狐久保まで行って、元の道へ戻ってくる。瓜久保への道の右側は農家だが、植えられた花に黒いアゲハが舞っているのが見えた。

アカボシゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 12.アカボシゴマダラ
このアカボシゴマダラは、はじめは少し離れた地面に降りて翅を開いていたが、匂いに誘われて熟して落ちた柿の実にたどり着いた。熱心に吸汁を始め、狐久保まで行って戻ってきた時もまだ、ここにいた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヤブガラシにはアオスジアゲハ;クリックすると大きな写真になります 13.ヤブガラシにはアオスジアゲハ
そろそろ花も終わりが近づいたヤブガラシにはアオスジアゲハが来ていた。ヤブガラシは蝶が好きな花で、クロアゲハなども吸蜜にくる。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO450 ) 露出補正 -0.3段
ナガサキアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります 14.ナガサキアゲハ♂
瓜久保への入り口に近い農家の土地に植えられた紫色の花にナガサキアゲハが舞っていた。だいぶ擦れた個体だが前後翅の付け根の赤い紋がきれいだ。♀にはなかなか会うことができない。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
河童池の秋;クリックすると大きな写真になります 15.河童池の秋
夏の間干上がっていた河童池もここのところの雨で元に戻った。池の周りの柵では色濃くなったアカトンボが秋を告げる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/800秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウラギンシジミ -1;クリックすると大きな写真になります 16.ウラギンシジミ -1
秋の暖かい日にはウラギンシジミの姿を多く見るが、この日も銀色の翅をちらちらさせながら活発に飛んでいた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラギンシジミ -2;クリックすると大きな写真になります 17.ウラギンシジミ -2
時々地面に降りてはストローを伸ばしている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
モンシロチョウの交尾;クリックすると大きな写真になります 18.モンシロチョウの交尾
しばらく葉の上でじっとしていたが、そのうちに交尾をしたまま飛んで行った。ハネムーン飛行なのだろう。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ツマグロヒョウモン♀;クリックすると大きな写真になります 19.ツマグロヒョウモン♀
多くの蝶は雌雄で翅の模様が異なる。たとえば、春に羽化するツマキチョウは♂は前翅の先端がオレンジ色で、♀は白い。また、ナガサキアゲハは♀の後翅に白い大きな紋が表れる。一方、アオスジアゲハやキタテハの雌雄の模様はほとんど同じで翅を見ただけでは区別がつかない。このツマグロヒョウモンの♀は♂の模様と大きく異なり、前翅に黒い紋が表れる。これは鳥に捕食されないように毒を持つカバマダラやスジグロカバマダラに擬態しているといわれる。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
キタテハ裏面;クリックすると大きな写真になります 20.キタテハ裏面
一方、夏型と秋型で紋や色が異なる蝶もいる。シータテハやサカハチチョウなどがその例だ。このキタテハも秋型は夏型に比べて、翅の色は赤茶色になり、翅のくびれも深くなる。これはその裏面。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
柿の葉に止まるキタテハ秋型;クリックすると大きな写真になります 21.柿の葉に止まるキタテハ秋型
キタテハが柿の葉に止まって翅を開いた。秋を感じさせる絵だ。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
芙蓉;クリックすると大きな写真になります 22.芙蓉
帰り道で彼岸花にアゲハが来ていないかと古民家に寄った。芙蓉が見事に咲いていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし

2012年10月13日

舞岡公園はやっと秋 10月5日 1/2


 台風も通り過ぎて、秋らしい青空が広がった。この日は気温も上がりそうなので、舞岡公園へ出かけた。歩くと汗ばむが、木陰に入ると風が涼しい。蝶の数は決して多くはないが、キタテハの秋型も飛び、秋の蝶相になっている。蝶もさることながら公園の木々には、赤や黄色の実がなり、そのことのほうが秋を感じさせる。

ムラサキシジミ;クリックすると大きな写真になります 1.ムラサキシジミ
今日の狙いとして、ムラサキシジミとムラサキツバメ、できれば翅を広げたところを撮りたいなと思っていた。ムラサキシジミは早々に現れた。しかし、よいところにはとまってくれず、開翅した姿を見せてはくれなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
舞岡公園東門;クリックすると大きな写真になります
2.舞岡公園東門
いつもは南門から公園内に入るが、この日は東門から入り、そこから谷戸のほうへ下りる道を辿ってみた。特に収穫はなし。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/80秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
キタテハ秋型;クリックすると大きな写真になります 3.キタテハ秋型
今年になって初めてキタテハの秋型を見た。夏型に比べて、赤みを帯びた褐色になり、くびれも鋭くなった翅が魅力的だ。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
彼岸花;クリックすると大きな写真になります 4.彼岸花
余談になるが今年は巾着田の彼岸花を見に行きたいと思っていたが叶わなかった。これは古民家の傍で毎年咲く彼岸花だ。時々アゲハが吸蜜をしているが、この日はいなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クサギの実;クリックすると大きな写真になります 5.クサギの実
8月30日に訪れたときは、クサギの花の周りをに多くのモンキアゲハが舞っていた。それから一月ちょっと経ち、クサギは実をつけていた。熟すまでやさしく実をすっぽりと包んで守っていた赤い萼片(がくへん)が開いている。実は熟すると瑠璃色になり、「クサギ染め」に用いられる。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO800 ) 露出補正 -0.3段
金木犀;クリックすると大きな写真になります 6.金木犀
古民家の脇に植えられた金木犀が花の香を放っている。この匂いは秋を感じさせる。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
カラスウリ;クリックすると大きな写真になります 7.カラスウリ
カラスウリもなっていた。カラスウリの未熟な実は緑色でスイカのように縦にすじ模様がある。花は夜に咲く。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメアカタテハ;クリックすると大きな写真になります 8.ヒメアカタテハ
秋になると多く見るようになるヒメアカタテハだが、今年は見る機会が少ない。谷戸を横切る道に咲く小さな黄色いコセンダングサの花で夢中に吸蜜していた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラナミシジミ 翅表を見せる;クリックすると大きな写真になります 9.ウラナミシジミ 翅表を見せる
ヒメアカタテハが来ていたコセンダングサの花に数頭のウラナミシジミがいた。数が多くなっている。翅は閉じてとまることが多く、なかなか表側を見せてくれないが、このウラナミシジミは吸蜜しながら半開翅してくれた。しかし、この位置でオートフォーカスで目にピントを合わせるのは難しい。マニュアルにして撮った。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段 
ウラナミシジミ 向きを変えて;クリックすると大きな写真になります 10.ウラナミシジミ 向きを変えて
今度はこちらを向いて翅の表側を見せてくれる。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメアカタテハ 広角で撮る;クリックすると大きな写真になります 11.ヒメアカタテハ 広角で撮る
  8.と同じ個体である。ウラナミシジミを撮っている間、まだ近くにいた。G12の広角側で撮る。うしろは刈り入れが済んだ麦畑。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段

2012年10月 6日

2日続きの夕焼け 9月26日・27日


 テレビで夕方のニュースを見ていたら、かみさんが「夕焼けがきれいよ」と言う。窓から西のほうを見ると空が茜色に染まっていた。P90を携えて、外に出る。久しぶりに見るすばらしい夕焼けだった。ここ数日、急に涼しくなって「秋」を感じていた。空気も澄んでいる。

1.夕焼けと富士山 9月26日
17時40分、慌てて外に出てみると、富士山がシルエットになった夕焼け空が広がっていた。久しぶりに見る光景だ。P90のISO感度を1600に設定し、ホワイトバランスを曇天にして、望遠側にズームして、35mm判換算で450mmくらいのところで撮った。さすがにISO1600ではザラついた画になる。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/250秒 75.7mm ISO1600 ) 露出補正 なし
夕焼けと富士山;クリックすると大きな写真になります
2.2日続きの夕焼け 9月27日
次の日もまたすばらしい夕焼けだった。しかし、この日の富士山は雲に隠れていた。昨日とは雲の形は違うが、その雲が茜色に染まっていた。時間は17時34分だった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/72秒 28.8mm ISO244 ) 露出補正 なし
2日続きの夕焼け;クリックすると大きな写真になります
3.フィレンツェの夕焼け
夕焼けを見て、昨年秋に旅行をしたフィレンツェのヴェッキオ橋の上から見た夕焼けを思い出した。丘の上にあるホテルから、夕食をして、フィレンツェの夜を歩こうとヴェッキオ橋を目当てに下りてきた。ピッティ宮殿を右に見ながらさらに下るとにぎやかなところに出た。その先がアルノ川にかかるポンテ・ヴェッキオだ。空が茜色に染まっている。橋の途中から左側を見ると、ちょっとタイミングは遅かったがきれいな夕焼けだった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 15.7mm ISO1600 ) 露出補正 なし
フィレンツェの夕焼け;クリックすると大きな写真になります


2012年10月 1日

舞岡公園 夏の終わり 9月14日


 22日には秋分の日を迎えようとしているのに、一向に涼しくならない。舞岡公園へ出掛けてみたが、公園内は人が少ない。いつもは野鳥の写真を撮る人が多いポイントにも誰もいない。それほど今日も暑かった。
  先月末に訪れた時 は、クサギの花が最盛期で、そのクサギの花の匂いに誘われてかモンキアゲハが吸蜜に来ていた。その時のモンキアゲハ達は傷みが少ないきれいな姿を見せてくれた。ところが、それから2週間経つこの日は、クサギの花はほとんど終わり、残った僅かな花を訪れるモンキアゲハやクロアゲハの翅は大きく傷んでいた。キタテハもまだ夏型で秋の蝶の季節はまだまだである。

ムラサキシジミ;クリックすると大きな写真になります 1.ムラサキシジミ
公園の南門の近くで、飛びだした小さな蝶が葉の上に止まった。ムラサキシジミだ。羽化したばかりであろうか、とてもきれいな個体だった。陽のあたる反対側に回って撮ろうとしたが逃げられてしまった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 200mm ISO2000 ) 露出補正 なし
ヒメウラナミジャノメ;クリックすると大きな写真になります 2.ヒメウラナミジャノメ
このヒメウラナミジャノメはとても小さな個体だった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
イチモンジセセリ;クリックすると大きな写真になります 3.イチモンジセセリ
この蝶は秋に近づくにつれて多くなる。今年の夏は長いが、秋の気配は感じる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/4000秒 200mm ISO1100 ) 露出補正 なし
クサギの実;クリックすると大きな写真になります 4.クサギの実
クサギの花は僅かに残って咲くだけになり、多くは実を付けはじめてていた。いい加減に撮ったのでピントが奥に行ってしまっている。赤く見える萼片(がくへん)が、熟すまでやさしく実をすっぽりと包んで守っている。実は熟すると瑠璃色になり、「クサギ染め」に用いられる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/400秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クロアゲハ;クリックすると大きな写真になります 5.クロアゲハ
クロアゲハの♀が咲き残ったクサギの花で吸蜜していた。しかしその姿は痛々しい。良く見ると触覚も切れて途中から亡くなっている。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/2500秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
モンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 6.モンキアゲハ
同じクサギの木にモンキアゲハも来ていた。しかし、先月末に来た時に比べ、多くはその翅が傷んでいる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/1600秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
みのりの秋;クリックすると大きな写真になります 7.みのりの秋
谷戸の田んぼは黄金色になっていた。日差しは夏のようでも季節は移り変わる。ISO1600に設定し、F6.3の絞り優先で撮っていたが、シャッタースピードの上限1/4000秒を超える明るさがあると、ISOレートが下がる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/4000秒 200mm ISO800 ) 露出補正 なし
ダイミョウセセリの産卵;クリックすると大きな写真になります 8.ダイミョウセセリの産卵
道端でダイミョウセセリが止まっていたのでカメラを向けた。シャッターを切ったら飛び去ったが、その後に小さな卵がうみつけられていた。ダイミョウセセリの食草はヤマノイモやオニドコロだが、これはオニドコロのようだ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
上:絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/2000秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
下:絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/2500秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
アカボシゴマダラ -1;クリックすると大きな写真になります 9.アカボシゴマダラ -1
アカボシゴマダラは多くを見ることができた。なかなか撮れないでいたが、やっと止まってくれた。しかし、その前翅は大きく傷んでいる。鳥に食いちぎられたのだろうか?

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/2000秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
アカボシゴマダラ -2;クリックすると大きな写真になります 10.アカボシゴマダラ -2
9.と同じ個体である。翅の傷みが目だたないように撮る。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/800秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
カラタチとアゲハ;クリックすると大きな写真になります 11.カラタチとアゲハ
瓜久保のカラタチにアゲハの♀が産卵に来ていた。このアゲハも尾状突起がない。アゲハの蛹の形はカラタチのとげに似ているように思える。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/4000秒 200mm ISO640 ) 露出補正 なし

2012年9月 6日

モンキアゲハと空中戦 舞岡公園 8月30日


 11日前の8月19日にも舞岡公園を訪れた。その日もとても暑く、クサギの花は咲き始めていたが、狙っていた黒いアゲハはそこにはいなかった。第2化と第3化の端境期だったのかもしれない。その時は10時頃に公園を歩き始め、暑くて2時間も滞在しなかった。時間的にも昼ごろが良いのかもしれない。蝶にも昼食時間があるのだろうか。
 そこで、この日は家を出るのを遅くして、12時少し前に公園の駐車場に着くようにした。クサギの花が咲く最初のポイントで3頭のモンキアゲハが訪花していた。この日、黒いアゲハはモンキアゲハのほかにクロアゲハとカラスアゲハを目撃した。ナガサキアゲハがクサギの花を訪れているのを見たことがない。
  この日も Nikon D300 に、もう古くなったが SIGMA のAPO70-300mm を付け、ISOは1600にして、絞り優先で、少し解像度が良くなることを期待し、300mmでの開放のF5.6からひと絞り絞ってF6.3に設定した。それでも解像度はイマイチで、眠い画像になるので、Nikon Capture NX2 のアンシャープマスク で少し調整した。

コミスジ;クリックすると大きな写真になります 1.コミスジ
いつものように南門から入り谷戸の方へ下っていくと、コミスジが スィー パタパタ スィー と飛んでいた。この場所ではシーズン中、良くコミスジを見かける。コミスジの道だ。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
モンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 2.モンキアゲハ
期待通り、クサギの花にモンキアゲハが来ていた。比較的破損の少ない個体だった。このクサギの木には、入れ替わり立ち替わり、常に2?3頭が舞っていたが、全くいなくなる時もある。モンキアゲハの足は思ったより長い。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/5000秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
2頭のモンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 3.2頭のモンキアゲハ
クサギの花が満開だ。周囲にはその強い匂いが漂う。モンキアゲハが追いかけごっこをしている。2頭とも♂のようだ。なかなかじっとしていてくれないので、撮るのも空中戦になった。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/4000秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
花から離れるモンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 4.花から離れるモンキアゲハ
モンキアゲハは止まったかと思うとすぐ移動する。連写しているとこんなシーンが撮れる。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/3200秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
モンキアゲハ開翅;クリックすると大きな写真になります 5.モンキアゲハ開翅
これは比較的きれいな♂だった。開翅のタイミングで撮れた。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/640秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
モンキアゲハ飛翔;クリックすると大きな写真になります 6.モンキアゲハ飛翔
花から飛び上がってこちらに翅の表を見せてくれた。今日見られるモンキアゲハはすべてといってよいほど♂が多い。第3化の発生初期なのだろう。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
モンキアゲハの吸蜜 -1;クリックすると大きな写真になります 7.モンキアゲハの吸蜜 -1
止まって、翅を休めて吸蜜するのではなく、hovering しながらストローを伸ばしている。じっとしていてくれない。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
モンキアゲハの吸蜜 -2;クリックすると大きな写真になります 8.モンキアゲハの吸蜜 -2
7.と同じ個体である。連写して撮った。長い脚を、身体を支えるためではなく、位置を保つために花に触れているようだ。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
長い脚;クリックすると大きな写真になります 9.長い脚
モンキアゲハだけではないかもしれないが、その脚は伸ばすと意外と長いのだ。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/4000秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
枯れたヒマワリ;クリックすると大きな写真になります 10.枯れたヒマワリ
11日前の8月19日に舞岡公園を訪れた時には見事に咲いていたヒマワリは、連日の暑さで枯れてしまっていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +1.0段
実りの秋;クリックすると大きな写真になります 11.実りの秋
瓜久保にあるこどもの田んぼの稲穂は実りの時期に向かい、こうべを下げていた。秋はそこまで来ているのに、この暑さはいつまで続くのだろうか。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
ウラギンシジミ;クリックすると大きな写真になります 12.ウラギンシジミ
このウラギンシジミの♂は夏型だろうか、秋型だろうか? 前翅の角の尖りが少なく、どうやら夏型のようだ。300mmは、こういう写真をとる時は、working distance がとれる。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
池の水も干上がりそう;クリックすると大きな写真になります 13.池の水も干上がりそう
瓜久保のかっぱ池の水も干上がりそうだ。住みかを奪われそうな蛙が、干上がりかけた池の底に、心配そうに顔を出した。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/3200秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段


2012年8月22日

真夏の舞岡公園 8月19日


 8月19日(日) 快晴 気温35℃ 午前10時頃、舞岡公園の駐車場に着いた。この日は日曜日なので普段なら駐車場は混んでいるはずなのに、暑さのためかガラガラだった。
 2009年の同じ日にここを訪れた時は、クサギの花にモンキアゲハやカラスアゲハが集まっていた。今年もクサギの花が咲き始めたとの情報があったので、黒いアゲハ達を撮ろうと出掛けたのだが。
 公園を歩き始めたのだが、蝶の姿は極めて少ない。道端の茂みにサトキマダラヒカゲがいるくらいである。やっと、葉上に止まっている新鮮なアカボシゴマダラを見つけたが、逃げられてしまい、撮りそこなった。
 クサギの花が咲くポイントは3か所ある。3か所ともクサギの花は咲き始めていたが黒いアゲハの姿は全くない。飛んでいるのを見かけたのは、ナガサキアゲハの♂とカラスアゲハ♂くらいだった。今年は第3化の発生が遅れているのか?、それとも時間帯が悪いのか? 2009年8月19日の写真のデータを見ると正午から午後1時頃にかけて撮ったのが多い。この日は瓜久保でやっとボロボロのクロアゲハの♀を撮ったのみである。今月末に再度挑戦して見ようと思う。

オクラの花;クリックすると大きな写真になります 1.オクラの花
午前10時半、オクラの花が見事に咲いていた。撮った時はフヨウと思っていた。毎年ここで美しい花を見せてくれる。帰宅してかみさんに聞いたところ、これはオクラの花だという。鵜呑みにはできないので調べてみた。なるほど、かみさんの言う通りだった。この日は、D300に古いSIGMAの70-300mmのレンズを付け、ISO1600に設定して、F6.3の絞り優先で撮った。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6D
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/8000秒 175mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
ヒマワリ;クリックすると大きな写真になります 2.ヒマワリ
狐久保に入るところの畑に、ヒマワリとコスモスが植えられている。ここのヒマワリはそれほど大輪ではないがきれいに咲いていた。コスモスも咲き始めている。蝶の姿はない。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6D
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/5000秒 155mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
クサギ;クリックすると大きな写真になります 3.クサギ
これがクサギの花だ。この花に黒いアゲハ達がやってくるはずなのだが、タイミングが悪かったようだ。5mくらいの高さに咲いている。これは花全体をG12で撮ったが、黒いアゲハをとる時は、少し離れて撮らざるを得ないので、300mmが欲しくなる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クロアゲハ♀;クリックすると大きな写真になります 4.クロアゲハ♀
花に来たのではなく、フワフワと飛んできて、葉上に止まった。すっかり傷んでいる。この日撮れた黒いアゲハはこの1枚のみ。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6D
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/3200秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
サルスベリ;クリックすると大きな写真になります 5.サルスベリ
古民家の入口に青空をバックにサルスベリがきれいに咲いていた。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6D
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/8000秒 90mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
クサギの花;クリックすると大きな写真になります 6.クサギの花
これは先ほどのとは別のところにあるクサギの花だ。ここでは枝が低いところに張り出して、花が眼の高さで咲いていた。一輪一輪は2?3cmほどである。クサギという名の通り、独特な匂いがする。10分ほど待ったが、黒いアゲハは来なかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クサギの花;クリックすると大きな写真になります 7.ユリ
これはタカサゴユリというのか、テッポウユリというのだろうか? 透き通るような花びらがみずみずしく、美しかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/60秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
ヤマトシジミ;クリックすると大きな写真になります 8.ヤマトシジミ
ハギの花に止まっているヤマトシジミがいた。これほど蝶が少ないと、これも貴重に思える。小さな被写体は風に吹かれて、300mmではファインダーでとらえにくく、ピント合わせもままならない。ピンボケになってしまった上に蝶の眼も見えない。眼が見えないと締りがなくなる。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6D
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/800秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段

2012年8月18日

歴史探検クルーズ・近現代の横浜再発見 7月15日


 横浜市都市発展記念館の主催で「横浜の海 七面相」というイベントが4月21日?7月16日に開催されていた。横浜は海に面した都市であり、そこに住む人々は海と深く関わり合いながら暮らしてきた。ここでは「海の記念日」を前に、海とともに歩んできた大正・昭和の横浜の歴史が企画展として紹介されていた。
 このイベントの一環として、「歴史探検クルーズ&講座」というクルーズコースがあり、往復はがきで申し込むようになっていた。A.は(6/24と7/1)「探検ハマの工業地帯」120分、Bは(7/8)「横浜南部のウォーターフロントと漁港」90分、Cは(7/15)「近現代の横浜再発見」90分 という3っのコースがあった。コースにより15名ないし30名の定員で、抽選で参加できる。

 前日まで八ヶ岳山麓・安曇野ドライブにご一緒いただいた友人のご主人から3週間ほど前にお誘いがあり、A.コースとCコースを往復はがきで申し込んでいただいた。結果、Aコースは振られたが、Cコースに増発分が設けられ、参加できることになった。
  山下公園→横浜ベイブリッジ→本牧ふ頭→京浜港大黒ふ頭→鶴見つばさ橋→鶴見川鶴見大橋手前→大黒大橋→瑞穂橋→瑞穂ふ頭→海上防災基地→山下公園 というコースで1時間半たっぷり横浜港をクルーズした。

1.山下公園 「象の鼻」から出発
私たちがアクセプトされた増発便グループは、12時半に横浜開港資料館の講堂で集合になった。おおよそ30名の方々が来られている。講堂で横浜都市発展記念館のかたから、'海の上から横浜の歴史を見る'というテーマで、30分間のスライドを使った講義があった。そのあと、ぞろぞろと横浜開港資料館から、目の前の山下公園ピア「象の鼻」桟橋へと歩き、船に乗った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
「象の鼻」;クリックすると大きな写真になります
2.「象の鼻」の積み石
波止場の防波堤であった「象の鼻」のごく一部に、150年前の積み石が積み変えられて残っている。写真の中央に違った色に見える積み石がそれだそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
「象の鼻」の積み石;クリックすると大きな写真になります
3.横浜ベイブリッジ
横浜ベイブリッジは、大桟橋から眺めることはあるが、海の上のこの位置から見たのは初めてだ。乗っている船は大きく揺れ、カメラも動くが、天気が良く、比較的早いシャッターが切れるので、なんとかOKだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
横浜ベイブリッジ;クリックすると大きな写真になります
4.明治時代中期の横浜港内防波堤の赤灯台
ベイブリッジの手前、山下ふ頭の先にあるこのずんぐりとした 赤灯台は、イギリス人技師パーマーによって設計された明治時代中期のものだそうだ。ペアとなっている白灯台は氷川丸の傍に移設されている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 8.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
明治時代中期の横浜港内防波堤の赤灯台;クリックすると大きな写真になります
5.ベイブリッジをくぐる
昨年8月、 横浜港サマー・ナイト・クルーズを楽しんだ時も、ベイブリッジの下を通ったが、その時は暗くてほとんど見えなかった。私たちが乗っている船は、結構な早さで走り、また揺れるので、立ちあがって写真を撮り難い。周囲に人も多くおられ、座ったままでカメラを持った腕を挙げ、バリアングル・モニターや、ノー・ファインダーで撮ることが多かった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ベイブリッジをくぐる;クリックすると大きな写真になります
6.本牧ふ頭 コンテナ船荷作業
我々が乗ったボートの船長が、積荷の作業をしているコンテナ船があるので、回ってみようと本牧ふ頭の傍を通ってくれた。シンガポール船籍の APL HOLLANDという船だ。大きい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
本牧ふ頭 コンテナ船荷作業;クリックすると大きな写真になります
7.日本鋼管
船は大黒ふ頭をぐるりと回って、京浜港の鶴見つばさ橋へ差しかかる。右手に旧社名日本鋼管の工場が見えてきた。2003年に川崎製鉄と日本鋼管が合併し、 JFEスチールというのが現在の社名。夜には人気のある京浜工業地帯夜景クルーズで観光スポットにもなっている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
日本鋼管;クリックすると大きな写真になります
8.鶴見つばさ橋
京浜港の鶴見つばさ橋の下をくぐった。船は右から左へ進んでいるが、手前が大黒ふ頭で、向こう側に京浜工業地帯の工場が見える。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 21.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
鶴見つばさ橋;クリックすると大きな写真になります
9.南極観測船「しらせ」
鶴見川の河口を上っていくと、船長から右手に南極観測船「しらせ」が碇泊しているとアナウンスがあった。この「しらせ」は2代目で、2008年の4月に進水し、2009年5月から就役している。全長138mで、排水量12,500トン。初任務となった第51次南極観測隊活動支援では、2009年11月10日に東京晴海ふ頭を出港し翌2010年4月9日に帰還している。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
南極観測船「しらせ」;クリックすると大きな写真になります
10.自動車運搬船
鶴見川河口を戻り、大黒大橋をくぐると、積み込み作業中の自動車運搬船が見えてきた。日本郵船の 神成丸、55,489トンだった。大きい。また、この船は2009年6月4日に 南シナ海で人命救助 を行ったとのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
自動車運搬船;クリックすると大きな写真になります
11.昭和電工とポーキサイト
船は出田町ふ頭の方へ進む。右手に 昭和電工が見えてきた。輸入されたアルミニウムの原料であるポーキサイトが積まれている。1934年に日本で初めてアルミニウム製錬の工業化に成功して以来、アルミニウム材料や高付加価値加工品を生産している。しかし、昭和電工を含むアルミナメーカー3社はポーキサイトからアルミナを製造するアルミニウム製錬を2015年までに撤退すると言われている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
昭和電工とポーキサイト;クリックすると大きな写真になります
12.バナナ運搬船
出田町ふ頭には バハマ船籍のアンダルシア・キャリアーというバナナ運搬船が碇泊し、荷作業をしていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 9.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
バナナ運搬船;クリックすると大きな写真になります
13.在日米軍港湾輸送施設 ノースドック
船は瑞穂橋に向かって進む。左手の瑞穂ふ頭一帯は 在日米軍港湾輸送施設となっている。仲良く日米の国旗がはためいていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
在日米軍港湾輸送施設;クリックすると大きな写真になります
14.米陸軍上陸用舟艇
船体にUS ARMY LCM (Landing Craft Mechanized)と書かれているので米陸軍舟艇である。ここノースドックで保管されている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
米陸軍上陸用舟艇;クリックすると大きな写真になります
15.ノースドックの舟艇
これは入港する船舶の先導役を務めたり、小回りのきかない大型船が着岸する際にに活躍する大型タグボート(Large Tug)と呼ばれる船だろうか。128フィート・タグボート USAV MG Nathanael Greene (LT 801)。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 21.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
ノースドックの舟艇;クリックすると大きな写真になります
16.神奈川台場あと
かって、この方向に神奈川台場があった。神奈川台場は愛媛県松山市に城を持つ松山藩が万延元年(1860年)に神奈川宿の沖合200mに築造した砲台だ。設計者は幕臣の勝海舟で、外国公使や領事の離着任などに際して外交儀礼上の礼砲や祝砲を発車するために使用されたという。その石垣の一部が昨年6月に神奈川区のマンション建設地で偶然見つかり、開発業者の「栄光」が史跡の保存活用を決定。マンションの一室に資料室を開館し、石垣遺構の一般公開を行っている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
神奈川台場あと;クリックすると大きな写真になります
17.みなとみらい
橋本町のあたりからみなとみらいのビル群を眺める。ランドマークタワーが誇らしげだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/1250秒 21.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
みなとみらい;クリックすると大きな写真になります
18.海上防災基地
大桟橋に近くなるころ、海上保安庁の船が見えた。これは PLH22 やしまで、5259トン、全長130m、ベル212ヘリコプター2機搭載する巡視船だ。1986年に就役している。この近くに平成13年12月22日に発生した、九州南西海域不審船事案にかかる工作船及び回収物などが展示されている海上保安資料館がある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
海上防災基地;クリックすると大きな写真になります
19.水上オートバイ
山下公園の象の鼻に戻ってきた。赤レンガ倉庫の前を10台ほどの 水上オートバイの一団が風を切って渡っていった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 21.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
水上オートバイ;クリックすると大きな写真になります
20.我々が乗った SANTA BARCA 号
午後2時半を少し過ぎたころ、出発点まで戻ってきた。これが私たちが乗った船、SANTA BARCA号と船長さんだ。陸に上がった2人は、横浜開港資料館と横浜都市発展記念館の「横浜の海 七面相」の展示を見て、中華街へ。とても充実した1日だった。誘っていただいたKさんに感謝。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
我々が乗った SANTA BARCA 号;クリックすると大きな写真になります


2012年8月13日

八ヶ岳山麓から安曇野を巡る 7月12日?14日 4/4 旧国鉄篠ノ井線廃線敷


 今回のコースで私が一番楽しみにしていたのが、この 旧国鉄篠ノ井線の廃線敷散策路だった。旧国鉄篠ノ井線は明治35年に開通、昭和63年に現JR篠ノ井線(新線)の開通とともに86年間の役目を終えた。その廃線となった旧線のトレッキングコースは第2白坂トンネル前から明科駅まで片道6kmある。
 私たちは第2白坂トンネル前の駐車場に車を停め、廃線敷を漆久保トンネルに向かって歩き出した。ところが、はじめの200mほどが線路に敷かれていた大きなゴロゴロとした砂利の道で、ご婦人がたから「歩き難い」とコンプレインがあり女性2人は車へ引き返すことになった。
 男性2人は漆久保トンネルをくぐり、けやきの森の手前まで行った。2人を待たせていることもあり、ここで行軍は中止した。友人の御主人は速足で車を置いたところまで戻って、2人を乗せて、漆久保トンネルの先まで私を迎えに来てくださった。その間、私に蝶を撮る時間を下さる配慮に感謝である。お陰で10種ほどの蝶の写真を撮ることができた。
  すべての予定を終了し、帰路に着く前に安曇野で野菜を買いたいと、道沿いの売店に寄った。田淵行男記念館の傍だったので、女性たちが野菜を物色している間、その記念館を見学をさせていただいた。たまたま、小檜山賢二氏のマイクロプレゼンス写真展が行われていたのは前述したとおりである。
  途中若干の渋滞があり、横浜に帰るのは少し遅くなったが、無事に戻ってきた。今回も友人ご夫妻に宿の選定、予約などを含めて、いろいろと計画を立てていただき、感謝に堪えない。お陰さまで充実した2泊3日のドライブを楽しんだ。

49.スジボソヤマキチョウ -1
駐車場にきれいなスジボソヤマキチョウがいた。地面の上を水分?を求めて飛ぶ。G12でローアングルで撮りたかったが、なかなか敏感で近づけない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
スジボソヤマキチョウ -1;クリックすると大きな写真になります
50.ヒメキマダラセセリ♀ -1
良く似たセセリチョウがいるので、撮ってみてから同定することになる。これはヒメキマダラセセリの♀だ。大分擦れてきている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメキマダラセセリ♀ -1;クリックすると大きな写真になります
51.クジャクチョウ 100mmマクロで
廃線敷を第2白坂トンネルから漆久保トンネルのほうへ歩き始める。前述したように大きな砂利がごろごろと敷かれている道だ。そこにクジャクチョウが止まっていた。この蝶には'はっ'とする美しさがある。まず、D300の100mmで撮る。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります
52.クジャクチョウ コンデジ広角端で
次にG12でローアングルで狙った。廃線敷がまっすぐ伸びる背景にしたかったが、旨く回り込めなかったのと、蝶の位置が定まらなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります
53.オオミスジ
舞岡公園などにいるコミスジと良く似ているが、その名の通り大きい。やや山地性の蝶で、舞岡公園で見ることはない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO1100 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
オオミスジ;クリックすると大きな写真になります
54.スジボソヤマキチョウ -2
スジボソヤマキチョウ♂が葉上で休む。きれいな個体である。この蝶は成虫のまま越冬して、翌春に再び姿を見せるが、その時はすっかり鱗粉が薄くなり、シミもついて、哀れに見える。今の美しい姿を見ておいてやりたい。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
スジボソヤマキチョウ -2;クリックすると大きな写真になります
55.キマダラセセリ
ヒメキマダラセセリとキマダラセセリは裏面で区別が付けられる。これはキマダラセセリの♀。クサフジの花に来ていた。意外と暗く、F5.6で最低シャッタースピードを1/250秒に設定していたが、ISO感度は1600になっていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
キマダラセセリ;クリックすると大きな写真になります
56.ヒメキマダラセセリ -2
こちらはヒメキマダラセセリ。裏面の翅脈の筋で区別できる。これは♀のようだ。少し、擦れてきている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO1100 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
ヒメキマダラセセリ -2;クリックすると大きな写真になります
57.ミヤマカラスシジミ -1
これは意外な収穫だった。ミヤマカラスシジミは箱根湿生花園でミドリシジミに混じってノリウツギで吸蜜しているのを見たことがあるが、ここでは、この個体をはじめ多くの個体を見ることができた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段 
ミヤマカラスシジミ -1;クリックすると大きな写真になります
58.ミヤマカラスシジミ -2
これもきれいな個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 
ミヤマカラスシジミ -2;クリックすると大きな写真になります
59.サカハチチョウ夏型
きれいな個体だった。翅表は春型より黒みがかっていて、私はより美しいと思う。夏型の後翅裏面の白帯は、春型のそれより幅が広い。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段 
サカハチチョウ夏型;クリックすると大きな写真になります
60.線路跡
第2白坂トンネルから漆久保トンネルへ向かう線路跡である。陽は差さなかったが、気温が上がっていて、蝶も飛んでくれた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/39秒 13.8mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
線路跡;クリックすると大きな写真になります
61.漆久保トンネル入り口
第2白坂トンネル側の入り口である。これを抜けるとけやきの森と言われているところに出る。トンネルの長さは53mと短いが、歩いて抜けるのにはちょうど良い。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/25秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
漆久保トンネル入り口
62.漆久保トンネルの中から
これはトンネルの中から、第二白坂トンネルの方向を見ている。曇っているので、かえってトンネルの中の明るさと調和がとれている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/100秒 21.5mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
漆久保トンネルの中から;クリックすると大きな写真になります
63.ジャノメチョウ
漆久保トンネルを超えたところで撮った。ジャノメチョウは安曇野の大王わさび農場の近くでもたくさん飛んでいた。この個体はとてもきれいだった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
ジャノメチョウ;クリックすると大きな写真になります
64.ミヤマカラスシジミ -3
漆久保トンネルの向こうで、第2白坂トンネル駐車場で車の中にいる女性たちを迎えに行ってくれた友人の御主人が戻ってくる間にG12で撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 10.8mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
ミヤマカラスシジミ;クリックすると大きな写真になります
65.ルリタテハ
こんなきれいなルリタテハを見たのは初めてだった。ルリタテハは、ギフチョウ(4月)の時期や、ウスバシロチョウ(5月)の時期に越冬後の成虫を見る機会が多いが、これは今年生まれたピカピカの個体だ。天候がすぐれぬなか、私が今回のドライブ旅行中に撮った蝶は、もちろん普通種も含めてであるが、24種に及んだ。コムラサキ、スジボソヤマキチョウ、クジャクチョウ、ミヤマカラスシジミなどは信州でこそ撮れた蝶だし、このルリタテハの美しさにも満足している。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
ルリタテハ;クリックすると大きな写真になります
66.田淵行男記念館
今回の八ヶ岳山麓・安曇野ドライブ旅行の最後に、山岳写真家であり、高山蝶研究家である 田淵行男さんの使用機材、フィルム、ガラス乾板や高山蝶の細密画などが展示されている田淵行男記念館を見学した。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 8.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
田淵行男記念館;クリックすると大きな写真になります

2012年8月10日

八ヶ岳山麓から安曇野を巡る 7月12日?14日 3/4 大王わさび農園・烏川渓谷緑地


 7月14日最終日。 今日は安曇野で行きたいところがたくさんある。夜は雨が降っていたようであったが、朝になって止んでいた。天気予報では時々晴れるかもしれない。
  まず、 大王わさび農場へ向かう。奥がた達は「わさび漬け体験工房」で30分ほど楽しまれた。そして、今日の昼飯は何と言っても信州そば。先日TVで紹介された 蕎麦処「時遊庵あさかわ」が人気らしい。11時半開店とのことで、11時には客が並び始めるという。私たちは10時40分に蕎麦処「時遊庵あさかわ」に到着した。お店の奥が庭になっていて、「ご自由にご覧ください」と開放している。蝶もいた。11時20分に一番乗りで店内に呼ばれ、大ざるを注文した。
 食後、行きたいところは、 「烏川渓谷緑地」「国営アルプスあずみの公園堀金・穂高地区」、および 「旧JR篠ノ井線廃線敷き」とある。全部は無理だ。「旧JR篠ノ井線廃線敷き」は是非行きたい。そこで、「国営アルプスあずみの公園堀金・穂高地区」は割愛することにした。「旧JR篠ノ井線廃線敷き」は期待通り素晴らしかった。蝶も多く、クジャクチョウ、スジボソヤマキチョウ、ミヤマカラスシジミなどに会えた。
 しかし、旧第2白坂トンネルから歩き始め、しばらくの間は線路に敷かれていた大きな砂利で歩きにくく、ご婦人たちには不評だった。
午後3時頃、安曇野にもどり、ご婦人がたが野菜を物色している間、 田淵行男記念館を見学した。私は初めてではない。たまたま 小檜山賢二氏のマイクロプレゼンス写真展が行われていた。 午後4時前、2泊3日の天候こそイマイチだったが、内容豊かな旅を終え、豊科ICより長野自動車道に入り、一路横浜に向かった。

29.大王わさび農園
1917年に開場されたというから古い。有限会社大王が運営している。北アルプスからの湧水を利用した安曇野わさび田湧水群の一角にある。農場の面積は15ha、わさびの収穫量は年間150トンあるという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/50秒 8.9mm ISO200 ) 露出補正 なし
大王わさび農園;クリックすると大きな写真になります
30.水車小屋
黒澤明監督の映画「夢」のロケ地になった水車小屋があった。水車の脇を流れるのは蓼川。中国からの観光客の方々が多く来られていて、ポーズを取って記念撮影をしていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/80秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
水車小屋;クリックすると大きな写真になります
31.ヤマトシジミ
広い農場内には散策路が巡らされている。この写真の右側も、左の土手の向こうもわさび田が広がる。午前9時半、まだ気温は低い。ヤマトシジミが飛んでいた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/60秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ヤマトシジミ;クリックすると大きな写真になります
32.安曇野
まさに安曇野という風景だ。わさび農場から西側を眺めると大糸線が走る安曇野の向こうに北アルプスが見える。正面は常念岳2857m、蝶ヶ岳2677mだが雲が多い。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
安曇野;クリックすると大きな写真になります
33.モンシロチョウ
駐車場の前の花にモンシロチョウがいた。北アルプスを背景に借りたが、思うような写真にはならない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
モンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります
34.モンキチョウ
同じく駐車場の前に咲いていたツメクサにモンキチョウの♂がいた。この辺りに飛んでいる蝶は、ヤマトシジミ、モンシロチョウ、モンキチョウと平地に住む蝶たちだった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
モンキチョウ;クリックすると大きな写真になります
35.蕎麦処「時遊庵あさかわ」
旨い信州そばを食べようと、11時半開店という蕎麦処「時遊庵あさかわ」に10時40分ごろに入った。まだ、駐車場にほかの車は止まっていない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
蕎麦処「時遊庵あさかわ」;クリックすると大きな写真になります
36.ホシミスジ 蕎麦処「時遊庵あさかわ」中庭
玄関は空いていて、そこの奥に中庭があり「ご自由にご覧ください」と開放されていた。順番待ちの帳面に名前を書き入れて、庭を見せていただく。蕎麦の花も咲いている。ホシミスジが飛んでいた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1000秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
ホシミスジ 蕎麦処「時遊庵あさかわ」中庭;クリックすると大きな写真になります
37.ルリシジミ 蕎麦処「時遊庵あさかわ」中庭
中庭を足元の草の露に濡れながら、何かいないかと探していたら、ルリシジミがハギの花に来ていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
ルリシジミ 蕎麦処「時遊庵あさかわ」中庭;クリックすると大きな写真になります
38.アサマイチモンジ 蕎麦処「時遊庵あさかわ」中庭
思わぬ収穫があった。向こうから飛んできて蕎麦の花に止まった。イチモンジチョウかと思ったらアサマイチモンジだった。滅多に出会えない。2002年に長坂で会って以来である。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
アサマイチモンジ 蕎麦処「時遊庵あさかわ」中庭;クリックすると大きな写真になります
39.アサマイチモンジ もう1枚 蕎麦処「時遊庵あさかわ」中庭
蕎麦の花が咲く蕎麦処「時遊庵あさかわ」の中庭を背景にもう1枚。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
アサマイチモンジ もう1枚 蕎麦処「時遊庵あさかわ」中庭;クリックすると大きな写真になります
40.ヤマキマダラヒカゲ?
蕎麦処「時遊庵あさかわ」は、いわゆる二八そばで短い。しっかりとした美味しい蕎麦だった。もちろん「ざる」を食べる。信州そばを堪能した後、次の目的地「烏川渓谷緑地」へ向かう。烏川渓谷緑地は2005年に開園された。面積は28ha。烏川の北側常念岳をまじかに望み、須砂渡渓谷が音をたてて流れる。行政と市民が話し合いながら整備したエリアとのこと。「国営アルプスあずみの公園堀金・穂高地区」もすぐ近くにある。ご一緒した友人の御主人が、 園内のチョウと食草・食樹というサイトを探してくださり、プリントアウトしていただいていた。駐車場の傍の環境管理事務所の近くのキマダラヒカゲがいた。このリストにはサトキマダラヒカゲがあるが、ヤマキマダラヒカゲの方ではなかろうか。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヤマキマダラヒカゲ?;クリックすると大きな写真になります
41.烏川に架かるつり橋
駐車場からこのつり橋を渡って烏川の向こう側の散策路を歩く。薄日が漏れてきた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
烏川に架かるつり橋;クリックすると大きな写真になります
42.烏川の流れ
烏川はここのところの雨で水量が多く、流れは早い。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
烏川の流れ;クリックすると大きな写真になります
43.森林散策路
烏川に架かるつり橋を渡って、右の方へ進むと清流広場というところがあった。その先はあまり変化がなさそうなので川沿いの道を戻ることにする。清流広場にはベニシジミ、モンキチョウくらいしかいなかった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO1800 ) 露出補正 -0.3段
森林散策路;クリックすると大きな写真になります
44.人面岩
川沿いの散策路に設けられたバルコニーからこんな岩を見ることができる。口をゆがめてウインクしている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO1100 ) 露出補正 -0.3段
人面岩;クリックすると大きな写真になります
45.コムラサキ
一旦、駐車場まで戻ってきた。コムラサキが路上で口吻を伸ばしている。バックは良くないが、ムラサキ色がきれいだった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO1100 ) 露出補正 -0.3段
コムラサキ;クリックすると大きな写真になります
46.コムラサキ
このコムラサキが何かに驚いたのか一旦飛び立ち、近くの葉上に止まった。ちょうどカメラを向けやすい高さだった。半開翅の気に入った写真が撮れた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
コムラサキ;クリックすると大きな写真になります
47.オオチャバネセセリ
オカトラノオの花にオオチャバネセセリが来ていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
オオチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります
48.コムラサキ多し
渓流園地と名が付いている駐車場から少し上流の川辺へ行って見ると、ここではコムラサキが多かった。どれも新鮮な個体だった。ここ烏川渓谷園地ではコムラサキの写真が撮れたのが収穫だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
コムラサキ多し;クリックすると大きな写真になります


2012年8月 7日

八ヶ岳山麓から安曇野を巡る 7月12日?14日 2/4 八島ヶ原湿原・碌山美術館


 7月13日、諏訪大社下社秋宮のお参りを終え、御柱祭の木落し坂とその祭事の観覧席を見たあと、国道142号線を和田峠へ向かった。和田峠からビーナスラインを美ヶ原と反対方面に向かうと右手に八島ヶ原湿原の駐車場があった。この日はまだ駐車場に空きがある。
 空が明るくなり、時折、雲に切れ目が出来て青空がのぞく。気温も上がってきた。蝶も飛ぶかもしれない。期待に違わず、蝶が飛び始めた。ギンボシヒョウモンやウラジャノメなど新鮮な個体が見られる。
 1時間半ほど、八島ヶ原湿原に滞在し、駐車場の傍にあった食堂でそばや、おやきで軽い食事をした。再びR142を戻り、岡谷から長野自動車道に上り、豊科ICで下りて安曇野は碌山美術館に寄った。穂高駅前にある観光センターで明日行くところの情報を得て、この日の宿に向かった。今宵の宿は、昨夜の宿と同じくセラヴィリゾート泉郷のホテルアンビエント安曇野コテージだ。

14.ヒメウラナミジャノメ
駐車場からビーナスラインの下のトンネルを通って、八島ヶ原湿原に出るのだが、そのトンネルを抜けたところに白い花が咲いていて、ヒメウラナミジャノメが吸蜜していた。何処にでもいる普通種だが"蝶がいた"ので何故かほっとした。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメウラナミジャノメ;クリックすると大きな写真になります
15.八島ヶ原湿原
八島ヶ原湿原は長野県のほぼ中央にあり、標高約1,600mの高層湿原だ。面積は43.2haある。今日は天候が悪く、この景観も見られないかと思ったが、ことのほか天候は回復してきている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
八島ヶ原湿原;クリックすると大きな写真になります
16.ウラジャノメ -1
本州では中央部の標高1,500m?2,000mあたりに生息し、比較的いるところは限られているようだが、今日は多くの新鮮なウラジャノメを見ることができた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラジャノメ -1;クリックすると大きな写真になります
17.ウラジャノメ -2
はじめに見かけたときは、必死になって追いかけたが、個体数はきわめて多く、余裕が出てきた。これは、湿原周囲の散策路に施されている行先表示板の支柱に止まっている。支柱も行先表示板もコンクリートの造り物である。雨露を吸っているのであろう。♂か、♀かは良くわからない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラジャノメ -2;クリックすると大きな写真になります
18.ギンボシヒョウモン
散策路の脇で咲くノアザミに新鮮なギンボシヒョウモンが止まった。G12で背景を写し込む。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります
19.手乗りウラジャノメ
ウラジャノメは人にも纏わりついて汗を吸いに来る。手の甲に乗せたまま、背景の良いところに移動し、シャッターを切る。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
手乗りウラジャノメ;クリックすると大きな写真になります
20.ウラジャノメ -3
これほど多くのウラジャノメに会えることはそうないだろうと思い、多くのカットを撮ってしまった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
ウラジャノメ -3;クリックすると大きな写真になります
21.ヒメキマダラセセリ♀
コキマダラセセリ、スジグロチャバネセセリ、ヘリグロチャバネセセリと、本種は良く似ているが、前翅表の黒の濃さからヒメキマダラセセリ♀と同定した。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメキマダラセセリ♀;クリックすると大きな写真になります
22.ウラギンヒョウモンかギンボシヒョウモンか?
この2種の♂は翅表では、なかなか区別ができない。裏を見せてくれると一目瞭然なのだが。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラギンヒョウモンかギンボシヒョウモンか?
23.ウラギンヒョウモンか?
正直なところ、これも正確には同定できない。前翅の中央部にある性標がはっきりしているので、ウラギンヒョウモンかと思うのだが。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラギンヒョウモンか?;クリックすると大きな写真になります
24.ヒメシジミ♂
この蝶もミヤマシジミとの区別が難しい。後翅裏面外縁のオレンジ色の帯の外側にある黒い紋の中に青い点が見えるのでミヤマシジミかと思ったが、開翅した翅表のブルーを見ると黒い縁取りの幅が広く、ヒメシジミと判断した。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメシジミ♂;クリックすると大きな写真になります
25.ヒメシジミ♂開翅
24.と同じ個体である。開翅したところを見ると黒い外縁部の幅は広く、ヒメシジミの特徴が出ている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ヒメシジミ♂開翅;クリックすると大きな写真になります
26.コチャバネセセリ
黒くて小さなセセリチョウがいた。はじめは何だかよくわからなかったが、これはコチャバネセリで、翅が擦れて特徴ある裏面の茶色の麟粉がとれてしまっているのだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
コチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります
27.碌山美術館
八島ヶ原湿原では思った以上に蝶の写真が撮れた。昨年は8月10日に来ているが、見かける蝶も時期的な違いがあって良かった。八島ヶ原湿原で軽く昼食にして、安曇野へ向かうことにした。宿に入る前、まだ陽は高かったので、穂高駅前の観光案内所で明日行くところの情報を得た。親切にいろいろと教えてくださった。そして、碌山美術館へ。碌山美術館は、近代彫刻家である荻原守衛(碌山)(1879‐1910)の作品と資料を 永久に保存し、一般に公開するために、昭和33年4月、碌山の生地・北アルプスの麓・安曇野に造られた。この建物が魅力的である。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
碌山美術館;クリックすると大きな写真になります
28.碌山美術館 グズベリーハウスの窓から
館内の一角に、グズベリーハウスというミュージアム・ショップが設けられていた。その窓から喜多武四郎の女立像が見える。碌山美術館の見学を終え、北アルプスの蝶が岳や常念岳の方へその山麓を上がっていくと、今夜の宿、セラヴィリゾート泉郷のホテルアンビエント安曇野コテージがあった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
碌山美術館 グズベリーハウスの窓から;クリックすると大きな写真になります

2012年8月 4日

八ヶ岳山麓から安曇野を巡る 7月12日?14日 1/4 オオムラサキセンター・八千穂高原自然園・諏訪大社


 今年4月に川根温泉と奥大井へご一緒したかみさんの友人夫妻に再びお誘いいただき、7月12日から14日まで2泊3日で八ヶ岳山麓から安曇野へ、横浜から全行程で700kmのドライブ旅行をした。
 出発の日、あいにく天候は芳しくなったが、天気予報では日を追うにつれ良くなりそうである。雨が降らねば良いと思って行く。しかし、さすがに初日の7月12日は雨が降っていた。最初に行ったオオムラサキセンターでも、雨模様で、ビバリウムは水滴が落ちていた。
 オオムラサキセンターを出て、清里近くのイタ飯屋さんでピザとスパゲティを食べたあと、八千穂高原自然園へ向かった。雨は止んでくれない。期待していた蝶も飛ばない。30分ほどの散策を終え、松原湖畔に寄って、この日の宿泊先である、八ヶ岳山麓大泉にあるセラヴィリゾート泉郷の八ヶ岳コテージに到着した。ここは別荘地に建てられた個人の別荘を、持ち主が使わない間、借り上げ管理し、宿泊提供するという施設である。
  翌13日は、近くにある三分一湧水をみて、八島ヶ原湿原へ向かった。途中、諏訪大社の下社秋宮を参拝し、御柱祭の木落としが行われる会場をみた。

1.オオムラサキセンターは雨
朝6時に横浜を出発し、環八、中央道を走って、談合坂で朝飯にし、10時頃日野春のオオムラサキセンターに着いた。途中空が明るくなったところもあり、期待を持たされたが、やはり雨だった。さっそくビバリウムへ行く。すぐに小学生たちの見学グループが入ってきた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/80秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
オオムラサキセンターは雨;クリックすると大きな写真になります
2.オオムラサキ蛹
同行していただいた友人夫妻に、羽化の瞬間を見せたかった。この蛹も多分、センターの方が見やすいところに付けてくださっているのだと思うが、見たところまだまだ羽化までには時間がかかりそうだった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO1100 ) 露出補正 -0.3段
オオムラサキ蛹;クリックすると大きな写真になります
3.交尾
左側が羽化してから大分時間が経っている♂で、擦れている。一方、右側の♀は羽化して間もない。時期的に早く羽化する♂は、生き延びて、遅く羽化してくる♀を待つ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO1400 ) 露出補正 -0.3段
交尾;クリックすると大きな写真になります
4.ルリシジミ
ビバリウムから出て、館内の展示を見て、駐車場へ戻る途中、小雨の中、ルリシジミがハギ?の花で吸蜜していた。♂のきれいな個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 100mm ISO1400 ) 露出補正 -0.3段
ルリシジミ;クリックすると大きな写真になります
5.八千穂高原自然園
清里の近くで昼食にし、国道141号線を佐久のほうへ走った。松原湖の先を左に曲がって、八千穂高原自然園に着いたのは、ごご1時半を過ぎたころだった。ここでも小雨が降ったり止んだりの天候。園内を散策する30分、50分、80分と3っのコースがあったが、雨も振っているので30分コースを歩いた。白樺が美しい。蝶は飛ばない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
八千穂高原自然園;クリックすると大きな写真になります
6.もみじの滝
30分コースから少し外れたところに、このもみじの滝があった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/40秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
もみじの滝;クリックすると大きな写真になります
7.松原湖
今夜泊るセラヴィリゾート泉郷の八ヶ岳コテージは八ヶ岳山麓大泉にあり、八千穂高原からはまた戻るようになる。途中、松原湖湖畔に寄ってみた。ひっそりとしている。私たちが学生だったころ、スケートのできる湖として人気があった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
松原湖;クリックすると大きな写真になります
8.三分一湧水
翌7月13日、晴れてはいないが雨はやんでいる。まず、昨夜泊ったセラヴィリゾート泉郷八ヶ岳コテージの近くにある三分一湧水へ行った。八ヶ岳の懐からこんこんと湧き出る三分一湧水は、「日本名水百選」に指定されている。水争いが激しい頃、農業用水を3つの村に均等に分配させるため、写真上方から流れてくる豊かな湧水を、写真中央の分水枡に三角石柱を築き、写真に見る下、右、左の三方向に流水を分岐させたという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/80秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
三分一湧水;クリックすると大きな写真になります
9.諏訪大社秋宮
三分一湧水を見た後、須玉から中央高速に上がり、諏訪で下りる。国道20号線から142号線へ入る所に諏訪大社の秋宮があった。ちょっとお参りをしていこうということになった。駐車場から参道に入る所に温泉手水「御神湯」がった。竜の口か流れる湯は熱めだった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/60秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
諏訪大社秋宮;クリックすると大きな写真になります
10.幣拝殿
神楽殿を回った正面には幣拝殿があり、向かって右側に左片拝殿、左側に右片拝殿を伴う。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/100秒 6.8mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
幣拝殿;クリックすると大きな写真になります
11.御柱
諏訪大社には、7年ごとに行われる、氏子を乗せたまま、御柱を傾斜約30度、距離80mの木落し坂から落とすという危険な祭事がある。これは御柱祭、正式には「式年造営御柱大祭」といい、寅と申の年に行なわれる式年祭である。過去に幾人もの死傷者を出してきたという。その下社秋宮の御柱が幣拝殿の両脇から奥に4本立てられていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
御柱;クリックすると大きな写真になります
12.「木落し」観覧席
諏訪大社下社秋宮の参拝を終え、八島ヶ原湿原へと142号線に入る。しばらく行って右側に御柱祭の木落し坂、左側にその観覧席が見えた。車を停めて写真を撮る。これは観覧席で、次回の開催は平成28年とのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
「木落し」観覧席;クリックすると大きな写真になります
13.木落し坂
これが木落し坂である。下社の木落し(下社山出し)は上社のそれに比べ、勇壮であるという。木落し坂は最大斜度35度、距離100m。追い掛け綱が切られ、御柱は土煙をあげ轟音を響かせながら猛然と坂を突き進む。絶叫とも悲鳴ともつかぬ大歓声のもと、最後まで振り落とされず無事乗り切った氏子は満場の喝采を浴び「英雄」となる。「男見るなら7年に一度、諏訪の木落し、坂落し」と歌われているほどであるそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/800秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
木落し坂;クリックすると大きな写真になります


2012年7月15日

舞岡公園 6月27日 トラフシジミ夏型


 6月も終わり近くなり、蒸し暑い日が多くなってきた。しかし、関東地方はそれほど雨の日が多くない。この日もまあまあの天気だったので、トラフシジミの夏型でも撮れたら良いなと思い、舞岡公園へ出掛けた。リョウブの花も咲いていた。

ヒカゲチョウ;クリックすると大きな写真になります 1.ヒカゲチョウ
前回は6月18日にここを訪れ、多くの新鮮なヒカゲチョウを見たが、この日もヒカゲチョウが多かった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ダイミョウセセリ -1;クリックすると大きな写真になります 2.ダイミョウセセリ -1
ダイミョウセセリも元気に飛んでいる。道沿いに咲くアカツメクサの花で吸蜜していたところをG12で撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ダイミョウセセリ -2;クリックすると大きな写真になります 3.ダイミョウセセリ -2
2.と同じ個体である。今度はヒメジオンの花で吸蜜する。D300で裏側から撮る。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 なし
キマダラセセリ♂;クリックすると大きな写真になります 4.キマダラセセリ♂
私の知る限り、舞岡公園のリョウブは、ミドリシジミの食樹であるハンノキや、ウラゴマダラシジミの食樹であるイボタよりも数が少ない。そのリョウブの花が咲き始めていた。コチャバネセセリの第一化に代わり、発生期を迎えたキマダラセセリが集まってきている。G12では広角端の6.1mmで撮ることが多いが、これは望遠端でとった。広角端と違い、あまり近寄ることができない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
1キマダラセセリ♂;クリックすると大きな写真になります 5.キマダラセセリ♂
4.の個体とは別の個体である。なかなか立派な衣装を付けている。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
トラフシジミ夏型 -1;クリックすると大きな写真になります 6.トラフシジミ夏型 -1
トラフシジミはリョウブの花が好きだ。やはり、いた。トラフシジミの夏型は、春型に比べて裏面の白帯の色が薄いが、この個体は白帯が比較的はっきりしている。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 -1.0段
トラフシジミ夏型 -2;クリックすると大きな写真になります 7.トラフシジミ夏型 -2
6.と同じ個体である。このリョウブにはこの個体しかいなかった。葉の裏側から出てきて、少し飛び、吸蜜を始めた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -1.0段
カワセミ -1;クリックすると大きな写真になります 8.カワセミ -1
瓜久保の池へ行って見たら、鳥を撮っている方がいて、ファインダーを覗き、シャッター音が聞こえる。そのレンズの前方を見るとカワセミがいた。いつも見るより近いところに止まっている。しかし、G12の望遠端(140mm相当)では、所詮この程度だ。COOLPIXのP90を持ってきていたら、もう少し旨く撮れたかもしれない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/160秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし トリミング
カワセミ -2;クリックすると大きな写真になります 9.カワセミ -2
このカワセミはしばらく池の水面を見ていたが、ふっと飛び立ち、池の反対側へ飛んで行ってどこかに止まったらしい。池の反対側に回り込んで探してみると同じようなところに止まっていた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
トラフシジミ夏型 -3;クリックすると大きな写真になります 10.トラフシジミ夏型 -3
瓜久保の池から再びリョウブの花があるところへ戻ってきた。また、トラフシジミを見つけることができた。どうやらさっき見たのと同じ個体のようである。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
トラフシジミ夏型 -4;クリックすると大きな写真になります 11.トラフシジミ夏型 -4
吸蜜に飽きたのか、また、葉の裏に隠れてしまった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ミドリシジミの卵;クリックすると大きな写真になります 12.ミドリシジミの卵
ハンノキのある所まで来ると、そこに居合わせた同好の方が、いまミドリシジミが産卵をしていたと教えてくださった。ハンノキの幼木が枝を出しているところに数卵産み付けられていた。このまま冬を越し、無事に育って、来年6月に美しい姿を見せて欲しいと祈る。もっと接近して撮りたかったが、植生を踏んでしまうので近づけなかった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段


2012年7月10日

舞岡公園 6月18日 ミドリシジミは♀の季節に


 6月18日 6月に入って3回目の舞岡公園へ。この日も、ゼフィルス狙いの方、鳥を撮る方など、カメラを抱えた人が多い。そのカメラを見ると、この方は蝶かな?、この方は鳥だなというのがわかる。ミドリシジミはやはりハンノキのあるところに多い。この日に見たミドリシジミはほとんどが♀だった。ただ、昨年はよく見かけた瓜久保の池の傍では見ることができなかった。アカシジミかウラナミアカシジミかが樹上を飛んでいる。

ベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 1.ベニシジミ
夏に発生するベニシジミは前翅の橙色が黒くなると書いたが、この個体の前翅はまだ鮮やかなオレンジ色だった。高温期に発生する、特に♂が黒くなるようだが、春から夏への移行期にはバラツキがあるようだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
ウラゴマダラシジミ;クリックすると大きな写真になります 2.ウラゴマダラシジミ
ウラゴマダラシジミの食樹はイボタで、舞岡公園にはイボタの木がところどころにある。白い花が咲くが、花はもう落ちてしまった。この個体はすでにだいぶ擦れている。ゼフィルスの撮影は暗いところが多くなり、手ブレをおこしやすい。この日はシャッタースピードの下限を1/250秒セットした。ISOは1000まで上がっていた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO1000 ) 露出補正 なし
ムラサキシジミ♂;クリックすると大きな写真になります 3.ムラサキシジミ♂
瓜久保の池の傍で、ミドリシジミを探していたところ、ちらちらと飛んできて下草に止まった。閉じた後翅を見るとムラサキシジミだった。一緒に居合わせた方の「あっ、開いた」との声に改めて見ると、♂だった。♀に比べて表翅の紫色の部分が広い。♂の開翅シーンは初めて撮った。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ヒカゲチョウ -1;クリックすると大きな写真になります 4.ヒカゲチョウ -1
ヒカゲチョウが発生期を迎えている。新鮮な個体が多い。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/60秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
ヒカゲチョウ -2;クリックすると大きな写真になります 5.ヒカゲチョウ -2
4.と同じ個体を、100mmマクロで撮る。地味だけど裏面は味のある模様と思う。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO1600 ) 露出補正 なし
コジュケイのお散歩;クリックすると大きな写真になります 6.コジュケイのお散歩
谷戸に沿った散策路を歩いていたら、コジュケイが散歩していた。5mくらいまで近寄れたが、右側の藪の中に入っていってしまった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO640 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ登場;クリックすると大きな写真になります 7.ミドリシジミ登場
ハンノキのあるところまで戻ってくると、先日お目にかかった人がファインダーを覗かれていた。翅を閉じていて♂か♀かはっきりしないが、胴が太いので、どうやら♀らしい。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ♀ AB型;クリックすると大きな写真になります 8.ミドリシジミ♀ AB型
しばらく待っていたら、開翅してくれた。AB型の♀だ。舞岡公園はAB型が比較的多く、B型が希少であると聞く。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ガビチョウ;クリックすると大きな写真になります 9.ガビチョウ
私たちがミドリシジミの開翅シーンを撮っていた時、その脇で反対の方向にカメラを向けて、 ガビチョウの水浴びシーンを撮っておられる方がいた。そのガビチョウは水浴びを終えると近くの木の枝に止まった。ガビチョウは先日行った八王子市の長池公園でも見た。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO640 ) 露出補正 なし
下草に降りたミドリシジミ♀;クリックすると大きな写真になります 10.下草に降りたミドリシジミ♀
7.8.と同じ個体である。下草に降りて来たので、上から開翅した状態を撮ることができた。この日の収穫はこのミドリシジミ♀ AB型の開翅シーンだった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし

2012年7月 6日

舞岡公園 6月14日 2/2 いろいろな昆虫たち


 6月14日の舞岡公園は、撮りたい被写体が多くあり、続編となってしまった。この季節は蝶ばかりでなく、いろいろな生き物が命をはぐくむ。ホタル、大きな蛾、リス、はたまた2mほどある蛇にも出会った。写真を撮りに来られている方々の中には、決して、鳥や蝶ばかりではなく、ほかの昆虫や生き物に詳しい方がおられた。

ゲンジホタル;クリックすると大きな写真になります 12.ゲンジホタル
古民家から出てきて、再びミドリシジミのいそうな所へ向かうと、カメラを上に向けて撮られている方がいた。「何ですか?」と伺ってみたところ、ゲンジボタルだと教えていただいた。4月2日に行った二俣川の近くのこども自然公園でもゲンジボタルが発生し、6月の夜は観察会が行われる。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/160秒 ASA400 ) 露出補正 なし
ウラゴマダラシジミ -1;クリックすると大きな写真になります 13.ウラゴマダラシジミ -1
瓜久保の手前の狐久保への入口あたりで、ウラゴマダラシジミが飛んでいた。しばらく様子を見ていると、目の前の葉先に止まってくれた。通りかかったご婦人も、デジカメを取り出す。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/160秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ウラゴマダラシジミ -2;クリックすると大きな写真になります 14.ウラゴマダラシジミ -2
13.と同じ個体を同じ位置でG12で撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/160秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
アカボシゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 15.アカボシゴマダラ
瓜久保の方へ歩いて行くと、アカボシゴマダラがゆっくりと飛んできて、翅を休めた。この春型は随分と黒いが、後翅の赤いドットは現れていない。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 なし
シンジュサン 裏面;クリックすると大きな写真になります 16.シンジュサン 裏面
瓜久保をかっぱ池の方へ歩いて行くと、何人かの人が集まって木の枝に向けカメラを構えておられる。オオミドリシジミでもいたのかなと思って行って見ると大きな褐色の蛾が木にぶら下がっている。傍には抜け出た蛹の殻も見られる。「何という蛾ですか」と伺ってみたところ、 シンジュサンといい、なかなか見ることができないそうだ。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 ISO1100 ) 露出補正 なし
シンジュサン 表;クリックすると大きな写真になります 17.シンジュサン 表
伸びている枝の反対側に回り込んで表側を撮る。逆光だったのでプラス補正したが、それでも不十分で、Capture NX2で補正している。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 +1.0段
ミズイロオナガシジミ -1;クリックすると大きな写真になります 18.ミズイロオナガシジミ -1
瓜久保から戻り道で、小川に渡された木道にミズイロオナガシジミを見つけた。今季初めてのミズイロオナガだったので嬉しかったが、左前翅が大きく破損していて、旨く飛べないようだった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 ISO2200 ) 露出補正 なし
ミズイロオナガシジミ -2;クリックすると大きな写真になります 19.ミズイロオナガシジミ -2
18.と同じ個体をG12で撮った。左前翅が大きく破れているのが解かる。後からここを通る人に踏まれやしないかと心配になった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/60秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
ツマグロヒョウモン -1;クリックすると大きな写真になります 20.ツマグロヒョウモン -1
舞岡公園でも見かけることが少なかったツマグロヒョウモンも多く見られるようになった。この個体、前翅の先の黒い紋に少し、違和感がある。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ツマグロヒョウモン -2;クリックすると大きな写真になります 21.ツマグロヒョウモン -2
ヒメジオンで吸蜜する同じ個体を、森と青空をバックにG12で撮った。翅が透けてしまうと裏表の模様が重なってしまい、決して美しくない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
キタテハ夏型;クリックすると大きな写真になります 22.キタテハ夏型
秋型とは、色、翅のくびれ方など、随分違う。山地性のシータテハもそうだが、秋型の方が精悍な感じがして、一般的に夏型より好まれる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 23.ベニシジミ
ベニシジミが黒くなった。この蝶は年5?6回発生すると言われていて、夏に生まれる成虫、特に♂は前翅の橙色が退いて黒くなるものが多い。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
リス;クリックすると大きな写真になります 24.リス
これは台湾リスだろうか? すぐそばまで来る。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
紫陽花;クリックすると大きな写真になります 25.紫陽花
紫陽花がきれいな季節になった。公園のあちらこちらで、赤紫、青、白などの紫陽花の花が咲いている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
サトキマダラヒカゲ;クリックすると大きな写真になります 26.サトキマダラヒカゲ
サトキマダラヒカゲが多くなった。まだ、発生初期なのか、きれいな個体が多い。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/100秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段


2012年7月 2日

舞岡公園 6月14日 1/2 ミドリシジミの発生がピークに


 6月14日、今日こそは平地産ゼフィルスの写真を撮ろうと、舞岡公園へ出かけた。途中、吸水するアカボシゴマダラや、擦れたモンキアゲハの♀などを撮りながら、ハンノキがあるミドリシジミのポイントに近づく。すでに何人かの方がカメラを構えておられた。
 そこには複数の個体が葉上に止まっていた。羽化したばかりの♂だった。しかし、なかなか開翅はしてくれない。この日は、蝶のほかにもいろいろな虫や、生き物が見られ、舞岡公園で生命が躍動する季節である。

アカボシゴマダラの吸水;クリックすると大きな写真になります 1.アカボシゴマダラの吸水
午前10時20分、だいぶ擦れてしまったアカボシゴマダラが路上で吸水していた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 なし
モンキアゲハ♀;クリックすると大きな写真になります 2.モンキアゲハ♀
今年、舞岡公園では春型の黒いアゲハが撮れなかった。モンキアゲハもやっと撮れたのが、この写真。すでにぼろぼろの♀だ。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ♂;クリックすると大きな写真になります 3.ミドリシジミ♂
古民家の近くのハンノキのあるところに行くと、すでに数人の方々が撮っておられた。見ると羽化したてのミドリシジミが止まっている。なかなか開翅はしてくれなかったが、♂のようだ。G12の望遠端で撮る。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/160秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
ヒメジャノメ;クリックすると大きな写真になります 4.ヒメジャノメ
ミドリシジミはじっとしていて動きがない。ほかにミドリシジミか、ウラゴマダラシジミはいないかと、あたりを見回すと、ヒメジャノメがハルジオンで吸蜜していた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/800秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウラゴマダラシジミ;クリックすると大きな写真になります 5.ウラゴマダラシジミ
ウラゴマダラシジミが飛んできて、ハルジオンに止まった。この個体はすでに破損している。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
2頭目のミドリシジミ♂;クリックすると大きな写真になります 6.2頭目のミドリシジミ♂
この個体は先ほどの♂とは別の個体である。近くに止まってくれたが開翅はしてくれない。前翅の襟元から金属光沢のある緑色が見える。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 なし
1頭目のミドリシジミ♂;クリックすると大きな写真になります 7.1頭目のミドリシジミ♂
最初に見たミドリシジミが少し動いて、再び薄日が当たる葉の上に止まった。しばらく開翅を待つが駄目だった。だがこれはこれできれいな被写体と思う。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ また別の個体が現れた;クリックすると大きな写真になります 8.ミドリシジミ また別の個体が現れた
ミドリシジミは発生のピークを迎えているらしい。これも♂のようである。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/320秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
スジグロシロチョウ 交尾拒否 -1;クリックすると大きな写真になります 9.スジグロシロチョウ 交尾拒否 -1
スジグロシロチョウの♀が、葉上で翅を休めていたところへ、♂が求愛してきた。♀は尾端を上げて交尾拒否する。オスは諦めずに何回も言いよるが、♀は受け入れようとしない。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 なし
スジグロシロチョウ 交尾拒否 -2;クリックすると大きな写真になります 10.スジグロシロチョウ 交尾拒否 -2
♂は♀の翅の上に脚を乗せ、促すが、それでも♀は応じようとしない。しばらく繰り返していたが、とうとう諦めて♂は離れてしまった。離れた♂はあっさりしたもので、5mも離れていないハルジオンで吸蜜を始めた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 なし
キタキチョウ;クリックすると大きな写真になります 11.キタキチョウ
古民家の庭に咲いていたノアザミの花でキタキチョウ♂が吸蜜していた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段

2012年6月25日

田貫湖(富士山西麓)で撮った蝶たち 6月2日


 5月31日?6月2日に伊豆、富士五湖を巡るドライブ旅行をしたが、その最後の行程で、富士山の西麓にある田貫湖に寄った。最終日の6月2日は河口湖を出発して、本栖湖を見て、139号線で朝霧高原を走り、田貫湖へ着いた。田貫湖の北側の湖畔にキャンプ場があり、釣りをしている人たちがいた。その駐車場に車を停め、蝶はいないかと少し歩いてみた。すると、キャンプ場のバンガローがあるところで、ツマキチョウの♀を発見。そこにはノアザミの花もたくさん咲いていて、ウスバシロチョウや、ヒメキマダラセセリ、オナガアゲハ、ウラギンヒョウモンなどが飛んでいた。同行者を待たせているので、ほんの20分ほどだったが、蝶の写真を撮ることができた。

コウゾリナで吸蜜するツマキチョウ♀;クリックすると大きな写真になります 1.コウゾリナで吸蜜するツマキチョウ♀
この春はあまりツマキチョウを撮るチャンスに恵まれなかったが、もう、6月というのに、ここではツマキチョウが飛んでいた。これは♀だが、♂もまだ飛んでいる。実はこの黄色い花の名前が解からなかった。n-shuhei さんに教えていただいた 「この花の名は?掲示板」というサイトにこの写真を投稿したところ、10分も経たぬうちに返事をいただくことができた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1000秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
ウスバシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 2.ウスバシロチョウ
いまだにハルジオンかヒメジオンか良くわからないが、これはどうやらヒメジオンのようだ。ウスバシロチョウはこの花が好きだ。はじめは目に着かなかったが、数頭のウスバシロチョウが、あちらこちらで花に止まり吸蜜していた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/800秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
ヒメキマダラセセリ;クリックすると大きな写真になります 3.ヒメキマダラセセリ
ノアザミには沢山のヒメキマダラセセリがいた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F4.5 1/1600秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
ダイミョウセセリ;クリックすると大きな写真になります 4.ダイミョウセセリ
きれいなダイミョウセセリだった。このレンズ(SIGMA 17-70mm macro)、開放でもなかなか写りが良い。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F4.5 1/2500秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
ウラギンヒョウモン♂;クリックすると大きな写真になります 5.ウラギンヒョウモン♂
新鮮なウラギンヒョウモンがノアザミに来ていた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F4.5 1/2000秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
ウラギンヒョウモン開翅;クリックすると大きな写真になります 6.ウラギンヒョウモン開翅
5.と同じ個体。ウラギンヒョウモンも、ノアザミもピカピカだ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
ヒメキマダラセセリ♂;クリックすると大きな写真になります 7.ヒメキマダラセセリ♂
コキマダラセセリと良く似ているが、本種は表の前翅外縁が幅広く、鮮明なので区別できる。また、コキマダラセセリは分布が限られている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F4.5 1/2500秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
ニガナで吸蜜するウスバシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 8.ニガナで吸蜜するウスバシロチョウ
ツマキチョウが止まっていた黄色い花と同じように見えたが、良く見ると違う。そこで、この花の名も「この花の名は?掲示板」で教えていただいた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F4.5 1/2000秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
ウスバシロチョウ♀;クリックすると大きな写真になります 9.ウスバシロチョウ♀
この位置から見ると、なかなか♂と♀の区別がつきにくいが、♀のような気がする。まだまだ傷んでないきれいな個体だ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F4.5 1/1600秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
ウスバシロチョウ♂;クリックすると大きな写真になります 10.ウスバシロチョウ♂
ウスバシロチョウは多くの個体がいた。余裕があったので、G12でなんとか湖を背景に撮ろうと思った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/800秒 4.9mm ISO200 ) 露出補正 なし

2012年6月16日

舞岡公園 ゼフィルスのシーズンが始まる 5月26日


 そろそろ平地産ゼフィルスが出てきてはしないかと思い、舞岡公園へ出掛けた。この日は土曜日で、駐車場の車は多く、公園は親子連れが多かった。このシーズンになるとゼフィルスの写真を撮る大勢の方が来られるが、今日も何組かのグループに会った。この方々にアカシジミ、アカボシゴマダラ、開翅しているヒメジャノメなどの居場所を教えていただくことになる。ゼフィルスはやはりアカシジミの発生が最も早いようだ。

田植え 体験農作業;クリックすると大きな写真になります 1.田植え 体験農作業
田植えのシーズンだ。谷戸の田んぼではお母さんたちが田植えの体験農作業をしている。ウツギの花が咲いている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヒメウラナミジャノメ;クリックすると大きな写真になります 2.ヒメウラナミジャノメ
ヒメウラナミジャノメが多く飛ぶようになった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
アカシジミ;クリックすると大きな写真になります 3.アカシジミ
古民家へ向かって歩いて行くと、4?5人の方が何かにカメラを向けられている。近づいてみると葉上にアカシジミが止まっていた。今シーズン最初のゼフィルスはやはり、アカシジミだった。「撮らせてください」と一声かけて、数ショット撮るが、カメラが安定せず、ぶれた写真が多くなってしまった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
羽化したてのアカボシゴマダラ -1;クリックすると大きな写真になります 4.羽化したてのアカボシゴマダラ -1
今度は谷戸のあぜ道を歩いていいると、先ほどのグループの方々が、何か話しながら交代で撮影している。カメラの先には羽化したてのアカボシゴマダラの春型が止まってじっとしていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
羽化したてのアカボシゴマダラ -2;クリックすると大きな写真になります 5.羽化したてのアカボシゴマダラ -2
4.と同じ個体である。動かないでじっとしているので、G12でも撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ヒメジャノメ開翅;クリックすると大きな写真になります 6.ヒメジャノメ開翅
瓜久保の池のそばへ行く。ひとりの方が下草にカメラを向けている。ミドリシジミが出ているのかなと思ったが、その割には、あっさりと立ち去ろうとされる。「なんでしたか」と尋ねるとヒメジャノメが開翅していると教えてくださった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
イチモンジチョウ;クリックすると大きな写真になります 7.イチモンジチョウ
この日はイチモンジチョウを多く見ることができた。このあと、ウラゴマダラシジミを探してみたが、見つけることができず、帰路に着いた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし

2012年6月 6日

南足柄でウスバシロチョウと黒いアゲハ達を狙う 5月16日 2/2 大雄山最乗寺


 午後は夕日の滝から大雄山最乗寺へ向かった。天候が悪くなる。大雄山最乗寺もツツジは終わりに近付いているようだった。一方フジの花はまだ少ししか咲いていない。シャクナゲは、咲き終わっている木もあれば、まだ、蕾をいっぱい付けている木もあった。蝶の影は少ない。飛んでいるのはジャコウアゲハの♂だけのようだ。最乗寺を引き上げて、帰りがけに丸太の森というところへ寄ってみた。特に何もなく期待外れに終わる。

大雄山最乗寺境内のフジ棚;クリックすると大きな写真になります 14.大雄山最乗寺境内のフジ棚
昨年5月18日に訪れた時は、フジの花が満開だった。その時、そのフジ棚の花にきたジャコウアゲハの♂の写真を撮ったが、満足な写真が撮れなかったので、今年こそと思ってやってきたが、これでは難しい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/160秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
白いツツジの花とジャコウアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります 15.白いツツジの花とジャコウアゲハ♂
境内の左手奥の鐘楼の奥に白いツツジが咲いていた。このツツジは今が盛りである。その白い花に黒いジャコウアゲハの♂が訪れていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 100mm ISO450 ) 露出補正 なし
大天狗;クリックすると大きな写真になります 16.大天狗
最乗寺は天狗が守る寺の伝説がある。結界門の両脇に天狗の像がある。これは向かって右手の大天狗で、左手には小天狗の像がある。了庵慧明禅師(りょうあんえみょうぜんじ)の弟子だった道了尊者は、師匠の了庵慧明禅師が最乗寺を建立することを聞いて、近江の三井寺から天狗の姿になって飛んできて、神通力を使って谷を埋めたり、岩を持ち上げて砕いたりして寺の建設を手伝ったという。そして、了庵慧明禅師が75歳でこの世を去ると、寺を永久に守るため天狗の姿に化身して舞い上がり、山中深くに飛び去ったと言われ、以来、寺の守護神として祀られているとのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/25秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
多宝塔;クリックすると大きな写真になります」 17.多宝塔
文久3年(1863年)に建立された多宝如来を奉る。方形層上円形木造の二重の塔で、南足柄市の重要文化財に指定されている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/20秒 13.8mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
蕾のシャクナゲ;クリックすると大きな写真になります 18.蕾のシャクナゲ
すでに咲ききっているシャクナゲも多かったが、このようにまだ蕾のシャクナゲもあった。この日はシャクナゲに寄ってくる蝶もいない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/100秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
コジャノメ 丸太の森;クリックすると大きな写真になります 19.コジャノメ 丸太の森
帰りがけに寄った丸太の森での収穫はなかったが、その古民家のあたりにコジャノメがいた。良く見ると、前翅裏面のジャノメもようが、鍵穴のようになっていた。この後、帰路に着き、午後4時前には自宅に戻っていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 100mm ISO450 ) 露出補正 なし

2012年6月 4日

南足柄でウスバシロチョウと黒いアゲハ達を狙う 5月16日 1/2 夕日の滝あたり


 5月16日、今年もウスバシロチョウと黒いアゲハを撮ろうと南足柄へ出かけた。ポイントに着くとさっそくフワフワ、スーとその特徴のある飛びかたで、ハルジオンの咲く草原にウスバシロチョウを見つけることができた。しかし、ほとんど吸蜜をしないで飛びまわるので、なかなか写真が撮れない。
 一方、ツツジはすでに盛りを過ぎていた。黒いアゲハは、そのほとんどがジャコウアゲハの♂である。しばらく撮影して、夕日の滝のキャンプ場へ行き、持参したおにぎりを食べる。夕日の滝は、いつもより水の量が多かった。午後は、昨年と同じく大雄山最乗寺へ廻った。

ジャコウアゲハ♂ -1;クリックすると大きな写真になります 1.ジャコウアゲハ♂ -1
夕日の滝の入口にあたる地蔵堂の駐車場に車を停める。花が少なくなったツツジにジャコウアゲハが来ていた。腹部の赤が鮮やかだ。近くにお茶の工場があり、見学もさせてくれるという。3.11の原発被害で、一時話題となった南足柄の放射能などに付いて話をしてくれた。全く問題はないとのこと。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
オナガアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります 2.オナガアゲハ♂
時間はまだ9時半になっていない。今度はオナガアゲハの♂がツツジを訪れた。花から花へ、タッチ・アンド・ゴーを繰り返す。連写で撮った中の1枚。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ジャコウアゲハ♂ -2;クリックすると大きな写真になります 3.ジャコウアゲハ♂ -2
同じく地蔵堂の駐車場で撮影。1.とは別の個体である。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
モンキチョウ♀;クリックすると大きな写真になります 4.モンキチョウ♀
さて、ウスバシロチョウのポイントに着いた。ウスバシロチョウは飛んでいるが、なかなか止まってくれず撮影のチャンスがない。取りあえず、傍のハルジオンに止まったモンキチョウ♀を撮る。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ -1;クリックすると大きな写真になります 5.ウスバシロチョウ -1
やっとウスバシロチョウが写真を撮らせてくれた。翅がやや黒ずんだ個体である。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ -2;クリックすると大きな写真になります 6.ウスバシロチョウ -2
5.と同じ個体。前翅の中室にある黒い縞模様の幅が太く、より黒く見える。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ♀ -1;クリックすると大きな写真になります 7.ウスバシロチョウ♀ -1
ハルジオンの花に止まるウスバシロチョウは♀が多かった。交尾済みの♀の腹端には茶色っぽい交尾嚢が見られる。これは交尾中に雄が粘液を出して、自分の尾端の毛とともに塗り固めて、他の♂と交尾ができないようにするためのものだ。この写真では交尾嚢が良くわかる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ♀ -2;クリックすると大きな写真になります 8.ウスバシロチョウ♀ -2
7.とは別の個体だが、この♀にも交尾嚢がある。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
コツバメ;クリックすると大きな写真になります 9.コツバメ
コツバメが、近くの民家のツツジの周りを飛んでいた。落ちたツツジの花に止まって、露を吸ってているようだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ジャコウアゲハ♂ 裏面;クリックすると大きな写真になります 10.ジャコウアゲハ♂ 裏面
コツバメがいた民家のツツジにジャコウアゲハの♂が訪れた。後翅の赤い紋と、腹部の赤が毒々しく見えるが鮮やかだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ♂;クリックすると大きな写真になります 11.ウスバシロチョウ♂
この個体はどうやら♂のようだ。右側前翅が透けて後ろにあるピンクのハルジオンの花が見える。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ツバメシジミ♀;クリックすると大きな写真になります 12.ツバメシジミ♀
ツバメシジミはマメ科の植物を食草とするが、このツバメシジミも産卵をしようとしているのだろうか。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
夕日の滝;クリックすると大きな写真になります 13.夕日の滝
酒匂川の支流、内川に架かる高さ約23mの滝で、足柄山の金太郎はこの滝の水を産湯の使い、育ったと伝えられる夕日の滝は昨年来た時より、水の量が多かった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/30秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段


2012年5月31日

新緑の日影沢と八王子城跡 5月14日 2/2 八王子城跡


 八王子城跡へ移動する前に、中央本線の線路の反対側に上がっていく木下沢へ行って見ることにした。林道である。どこまで車で入れるのかわからない。途中、カメラを持った人たちも多く、頭を下げながら道の端に寄ってもらって進む。どれくらい進んだろうか、突然、林道を遮る柵があって、その先通行止めになっていた。
 ところが林道の道幅は狭く、車を転回させることができない。左側が沢で、右は崖が迫っている。仕方なく友人に見てもらいながら、転回出来るところまで、後ろ向きのまま戻ろうとバックで走りだした。200m?300mくらい戻ると、やや道幅が広がり、山側にスペースのあるところへ来た。そこで5、6回切り返しをして、やっと向きが変わった。
 木下沢では写真を撮ることなく、元の道へ戻り、八王子城跡へ向かった。1時半ごろ到着、友人が狛江を出発する時に買っておいてくれた稲荷ずしや海苔巻で昼食にした。ポットに入れて持ってきてくれていた熱いお茶がうれしい。昼食を終え、その周辺を歩く。アオバセセリ、アサギマダラ、ウスバシロチョウに会うことができた。

御主殿跡;クリックすると大きな写真になります 10.御主殿跡
ここは八王子城跡の御主殿跡というところで、1590年(天正18年)の八王子城落城当時のままの状態で保存されていたという。ここで昼食にした。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
アオバセセリ飛び出す;クリックすると大きな写真になります 11.アオバセセリ飛び出す
食事を終え、御主殿跡から御主殿の滝の方へ下りて、沢沿いの道を山の方へ上っていく。すると、素早い、不規則な動きをする影が見えた。アオバセセリだ。地面近くの小さな葉に泊り、その葉に溜まっていた水を吸い始めた。しばらくは動かない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/160秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
アオバセセリ吸水;クリックすると大きな写真になります 12.アオバセセリ吸水
D300の100mmマクロレンズで撮った。夢中で水を吸っている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
カラスアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります 13.カラスアゲハ♂
日陰に咲いていたミツバウツギの花に、傷の無い、きれいなカラスアゲハ♂が吸蜜にきた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ルリタテハ;クリックすると大きな写真になります 14.ルリタテハ
途中、ちょっと開けたところがあり、ウスバシロチョウが飛んでいるところがあった。ウスバシロチョウは止まってくれず、撮ることができなかった。この越冬したルリタテハは、その周辺でテリトリーを張っていた。飛び立ってもまた同じようなところへすぐ戻ってくる。ウスバシロチョウを追いかけ、ルリタテハは放っておいたが、良いところに止まってくれたのカメラを向ける。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミツバウツギのアオバセセリ;クリックすると大きな写真になります 15.ミツバウツギのアオバセセリ
先ほど、カラスアゲハが吸蜜していたミツバウツギにアオバセセリが来ていた。3?4頭ほど飛びまわっている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 100mm ISO900 ) 露出補正 なし
アオバセセリ♂?;クリックすると大きな写真になります 16.アオバセセリ♂?
15.とは別の個体である。アオバセセリの、特に裏からの雌雄の判別は難しい。最近、日本蝶類保全協会から発行された「フィールドガイド 日本の蝶」で調べてみたが、はっきりとは判別できなかった。ただ、♂では後脚の脛節に褐色の長毛の束があり、雌は毛束とならずにまばらな長毛となる・・・とある。多分、この個体は♂だろうと思う。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 100mm ISO800 ) 露出補正 なし
コミスジ;クリックすると大きな写真になります 17.コミスジ
ここがウスバシロチョウが飛んでいた開けたところだ。コミスジがハルジオンの花で翅を拡げて吸蜜している。コミスジは写真にとってもなかなか絵になり難いことが多いが、これはまずまずと思う。午後3時を回った。帰路につく。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし

2012年5月28日

新緑の日影沢と八王子城跡 5月14日 1/2 日影沢


 昨年は5月19日にアオバセセリを狙って、裏高尾の日影沢に出掛けた。今年もその頃を予定していたが、他に旅行などの予定もあり、その前の5/14?5/18の週に行く計画をした。時期的に少し早いかなと思ったが、5月7日に行った長池公園でアオバセセリがいたので、ちょうど適期だと思う。今回もボランティア・ガイドをしている友人に案内を頼んで同行していただくことにし、5月14日、日影沢と八王子城跡へ行く計画を立てた。
  昨年は高尾駅からバスに乗ったが、今年は八王子城跡への移動を考え、マイカーで行くことにする。午前9時に小田急線の狛江駅で友人をピックアップし、日影沢のキャンプ場へ着いたのは10時半少し前だった。日影沢では、ウツギの花がまだ少ししか咲いていない。そしてアオバセセリの姿はなかった。しかし、午後から廻った八王子城跡では、アオバセセリが迎えてくれた。

日影沢キャンプ場 高尾森林センター 多目的ホール;クリックすると大きな写真になります 1.日影沢キャンプ場 高尾森林センター 多目的ホール
おどろいたことに日影沢キャンプ場の多目的ホール「ウッディハウス愛林」が焼失していた。今年の4月22日に火災があったそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 21.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
サカハチチョウ春型;クリックすると大きな写真になります 2.サカハチチョウ春型
一本だけ咲き始めていたミツバウツギの花に、サカハチチョウの春型が吸蜜に来ていた。オレンジ色が鮮やかに映える。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
サカハチチョウ開翅;クリックすると大きな写真になります 3.サカハチチョウ開翅
この日は、サカハチチョウの多くの個体に出会えた。陽の光をいっぱいに浴びる。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
吸水するサカハチチョウ;クリックすると大きな写真になります 4.吸水するサカハチチョウ
昨年も同じ所で、同じシーンを見たような気がする。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
吸水するサカハチチョウ;クリックすると大きな写真になります 5.ダイミョウセセリ
この花はミツバウツギではないようだ。後で調べてみようと写真を撮っていたらダイミョウセセリがやってきた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
オナガアゲハ;クリックすると大きな写真になります 6.オナガアゲハ
先ほどサカハチチョウがいた1本だけ花を付けているミツバウツギにはオナガアゲハが入れ代わり立ち代わりやってきていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
オナガアゲハは花から花へ;クリックすると大きな写真になります 7.オナガアゲハは花から花へ
♂の特徴である後翅前縁の白い紋が鮮やかに見える。連写で撮っていると、このようなシーンも撮れる。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
アサギマダラ;クリックすると大きな写真になります 8.アサギマダラ
同じミツバウツギの花にアサギマダラがやっていきた。落ち着いて吸蜜を始める。じっくり撮ることができた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ニホンカワトンボ?;クリックすると大きな写真になります 9.ニホンカワトンボ?
カワトンボの仲間と思う。日影沢にはこのイトトンボ、カワトンボの仲間が多い。この日も少なくとも3種は見ている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし


2012年5月24日

舞岡公園 まだ蝶は少ない 5月8日


 前日、八王子市の長池公園へ行ってきたので、今日はじっとしてようかと思ったが、天気が良く、気温も上がりそうだ。となると、じっとしてはいられなくなり、11時少し前に家を出て、舞岡公園へ向かった。南門のそばにあったタニウツギは、一昨年、枝を払われて昨年は花が咲かなかった。しかし、この日はわずかではあるが、このタニウツギが花を付けていた。しかし、モンキアゲハもナガサキアゲハもいない。谷戸の縁を歩くとやっとツマグロヒョウモンが現れた。しかし、数は少ない。ツマキチョウも姿を見せない。2時間ほど公園内を歩いたが、収穫は少なく、帰ることにした。

ツマグロヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 1.ツマグロヒョウモン
羽化したてのようなきれいな個体が、谷戸の縁に咲いているハルジオンの花に来ていた。しかし、この日、ツマグロヒョウモンはこの個体しか見ることがなかった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヒメウラナミジャノメ 開翅;クリックすると大きな写真になります 2.ヒメウラナミジャノメ 開翅
ヒメウラナミジャノメは比較的多く飛んでいる。葉の上に止まり、翅を開いて日光浴をする。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
始めてみるトンボ;クリックすると大きな写真になります 3.始めてみるトンボ
舞岡公園では、シオカラ、ムギワラは良く見るが、このトンボは初めて見た。少しネットで調べてみたが名前が解からない。なかなか格好の良いトンボだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
キアゲハ;クリックすると大きな写真になります 4.キアゲハ
アカツメクサの花に春型のキアゲハが吸蜜に来ていた。きれいな、小さな個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 5.ベニシジミ
ベニシジミは多く飛んでいた。ハルジオン(ヒメジオンかもしれない)の花が好きなようだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
アオスジアゲハもハルジオンで吸蜜;クリックすると大きな写真になります 6.アオスジアゲハもハルジオンで吸蜜
いつもならウツギの花に飛来するアオスジアゲハだが、ウツギの花はまだほとんど咲いていない。昨年も5月末頃になってから、ウツギは白い花を咲かせていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
フキの葉に止まるベニヒカゲ;クリックすると大きな写真になります 7.フキの葉に止まるベニヒカゲ
谷戸の縁に大きな葉を拡げていた蕗の、その葉の上にベニシジミが止まった。G12の広角で撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ハナムグリ;クリックすると大きな写真になります 8.ハナムグリ
漢字で「花潜」と書くハナムグリは、その名の通り、ハルジオンの花に潜り込んで蜜を吸っていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
再びヒメウラナミジャノメ;クリックすると大きな写真になります 9.再びヒメウラナミジャノメ
全くの普通種なので、普段はほとんど追うことはないが、この日は蝶が少なく、再び被写体になってもらった。駄蝶とバカにしてしまうが、良く見ると結構美しい。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし

2012年5月20日

八王子市長池公園 5月7日


 連休明けの5月7日、多摩丘陵の西部、東京都八王子市の東南部に位置する 長池公園へ行って見ることにした。八王子市と多摩市、町田市とが接するところで、自宅から車で1時間少々のところにある。国道16号を右に入り、相模原の駅前から横浜線の向こう側に出て、米陸軍相模総合補給廠の脇を通って行く。やがて、長池公園の駐車場に辿り着いた。
 まず、インフォメーションセンターである長池公園自然館に寄る。わずかながら協力金を箱の中に入れ、公園内の地図をいただいて、さっそく、歩き始めた。蝶は多くはなかったが、アオバセセリに会えたのは大きな収穫だった。長池公園生き物図鑑というサイトによれば、80種くらいの蝶が生息しているようだ。隣接する連生寺公園にも寄ってみたが、ここでは全く収穫がなかった。次回、長池公園では地味にゴイシシジミなどを狙ってみたい。

築池;クリックすると大きな写真になります 1.築池
駐車場から長池公園自然館に寄り、地図をいただいた。地図を見ながら、北へ進むと二つの池があった。北側にあるのが姿池、手前にあるのが築池という。この写真は姿池と築池の間に立ち、振り返って築池を眺めたところ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 8.9mm ISO200 ) 露出補正 なし
長池;クリックすると大きな写真になります 2.長池
築池に沿って南に歩く。「つくいけの道」と名付けられた散策路を炭焼き小屋に出る。そこから良く手入れされた林の中を下りていくと、長池の端に出る。この写真はそこから長池を眺めたところだが、ここから先は特別保存ゾーンとなっていて、入ることができない。ミドリシジミの食樹であるハンノキの林もあるとのことだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 3.ベニシジミ
長池の浄瑠璃姫の碑のあるところから観察路となっている「ながいけの道」を築池の方へ戻る。この道は陽当たりのよい、蝶のいそうな道だ。しかし、道端に咲くハルジオン(ヒメジオンかもしれない)の花にいるのは、春の蝶の定番ベニシジミとコチャバネセセリくらいだ。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/3200秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段
アオバセセリ;クリックすると大きな写真になります 4.アオバセセリ -1
咲き始めた道端のミツバウツギの花の周りをハチ達と一緒にアオバセセリが飛んでいた。少なくとも2頭はいる。ミツバウツギの花に止まり、飛び立ってはまた、花に止まる。ここでアオバセセリに会えるとは思っていなかった。写真を撮るには少し距離が離れている。白い花に露出が影響されるので、+補正した。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ASA400 ) 露出補正 +1.0段 トリミング
アオバセセリ;クリックすると大きな写真になります 5.アオバセセリ -2
やや近くの花に止まってくれた。少し露出はオーバーになってしまった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 ASA640 ) 露出補正 +1.0段 トリミング
アオスジアゲハ;クリックすると大きな写真になります 6.アオスジアゲハ
アオスジアゲハもミツバウツギの花を訪れる。蝶も花もピカピカに新鮮である。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ASA400 ) 露出補正 なし トリミング
アオバセセリ;クリックすると大きな写真になります 7.アオバセセリ -3
ミツバウツギの木は全部で6?7本あっただろうか。やはり蝶は日当たりの良い木を訪れる。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ASA400 ) 露出補正 なし トリミング
コチャバネセセリ 開翅;クリックすると大きな写真になります 8.コチャバネセセリ 開翅
「ながいけの道」の道端には、ベニシジミとコチャバネセリが多かった。時折、コミスジが飛ぶ。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ASA400 ) 露出補正 なし
コチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります 9.コチャバネセセリ コンパクトデジカメで撮影
前の写真と同じ個体、同じ場所で余裕があったので、G12に持ち替えて撮った。周囲の環境が解かる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ツバメシジミ;クリックすると大きな写真になります 10.ツバメシジミ
ツバメシジミは地表すれすれの草花の中を飛ぶことが多く、止まっても上から押さえつけるように撮ることになってしまう。余裕があるとローアングルで背景を工夫できるのだが、敏捷に飛び立ってしまうことが多い。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ASA400 ) 露出補正 なし
連生寺公園 展望台;クリックすると大きな写真になります 11.連生寺公園 展望台
一旦、長池公園から離れ、姿池の長池見附橋から1km弱ほど北の方にある連生寺公園へ行って見た。公園は小高い山になっていて、鬱蒼とした林に散策路が造られている。メインであろうと思われる道のつきあたりに展望台があった。写真は京王相模原線の堀之内駅の方向と思う。蝶は全く見かけない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
連生寺公園 さえずり橋;クリックすると大きな写真になります 12.連生寺公園 さえずり橋
展望台から、今来た道を戻る途中を右下に下りて行くと、このさえずり橋という吊り橋があった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
アオバセセリ;クリックすると大きな写真になります 13.アオバセセリ -4
連生寺公園から再び長池見附橋へ戻り、その近くにあったイタ飯屋さんで昼食にした。食後、駐車場へ戻るまえに、もう一度、さっきのミツバウツギのところへ行って見た。アオバセセリはまだいた。最後にちょっと気に行った写真が撮れたので、満足して帰路に付く。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ASA400 ) 露出補正 なし トリミング

2012年5月16日

舞岡公園と舞岡ふるさとの森 4月24日


 ツマキチョウの写真が撮りたいと思い再び 舞岡公園へ出掛けた。ツマキチョウは飛んでいるのは見かけるが、なかなか、撮らせてくれない。この日は少し足を延ばして、舞岡公園の北側に広がる舞岡ふるさと村を歩いてみた。それにしても蝶は少ない。

古民家の鯉のぼり;クリックすると大きな写真になります 1.古民家の鯉のぼり
良い天気だった。舞岡公園の古民家の庭には鯉のぼりが泳ぐ。この古民家は旧金子家住宅の母屋だったそうだ。明治後期の建物で、平成6年(1994年)に復元されている。

上:Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.3段
下:Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/5000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 2.ベニシジミ
春の定番、ベニシジミの数も例年より少ない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメオドリコソウに止まるベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 3.ヒメオドリコソウに止まるベニシジミ
普通種ゆえ、「何だベニシジミか」となってしまうが、春型はなかなか美しい。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
G12で撮ったベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 4.G12で撮ったベニシジミ
Canon G12 の広角端macroで撮った。シジミチョウのような小型の蝶では、被写体に10cm以内に近づいて撮る。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/800秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
キタテハ;クリックすると大きな写真になります 5.キタテハ
上下とも同じ個体である。上はG12で背景を生かして撮った。桜の花びらがひとつ木の柵の杭に乗っている。

上:Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
下:Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
コチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります 6.コチャバネセセリ
コチャバネセセリが元気に飛び始めた。遅かった春もキャッチ・アップされていく。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
モンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 7.モンシロチョウ
西洋タンポポで吸蜜するモンシロチョウ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
小川アメニティ散策路;クリックすると大きな写真になります 8.小川アメニティ散策路
いつもはここから引き返す、舞岡公園の車両進入禁止の門がある瓜久保の家の先へ歩いてみる。小川沿いに散策路が続く。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 10.8mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
舞岡八幡宮;クリックすると大きな写真になります 9.舞岡八幡宮
小川アメニティ散策路は舞岡駅へ続くが、その途中の左側に舞岡八幡宮の社があった。階段は50段ほどある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
舞岡八幡宮 拝殿;クリックすると大きな写真になります 10.舞岡八幡宮 拝殿
約50段あった階段を登りきると、舞岡八幡宮の拝殿があった。境内は狭く、質素な佇まいだ。狛犬のディテールが出るようにプラス補正した。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
ツマキチョウ♀;クリックすると大きな写真になります 11.ツマキチョウ♀
舞岡公園でもツマキチョウは見かけたが、なかなか撮影出来ないでいた。舞岡八幡宮の境内でちらちら飛んでいる蝶がいた。小さな草にタッチ・アンド・ゴーを繰り返す。良く見るとツマキチョウの♀だった。産卵しようとしているのか、なかなか落ち着いてくれない。空中戦になった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
舞岡ふるさとの森;クリックすると大きな写真になります 12.舞岡ふるさとの森
舞岡八幡宮から下りて、再び小川アメニティ散策路を進み、横浜市営地下鉄の舞岡駅へ出た。横浜市戸塚区の区政推進課のホーム・ページからダウンロードしたふるさと舞岡ぶらりマップを見ながら、左に迂回するように舞岡ふるさとの森の散策路を行く。途中、開けたところがあり、比較的きれいな越冬キタテハがいた。草の間に片手で持ったG12を突っ込んで撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
高台からの眺め;クリックすると大きな写真になります 13.高台からの眺め
舞岡ふるさとの森の尾根道を歩いてきて、左に下りると舞岡公園の瓜久保の家の方へ戻る。今日はツマキチョウの写真を撮りたかったが、♀はかろうじて撮ったものの、オレンジ・トップの♂は空振りに終わってしまった。それにしても、蝶が少ない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/400秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし

2012年5月13日

川根温泉と大井川鉄道 4月17日?18日 5/5 南アルプスあぷとライン


 閑蔵駅は南アルプスアプトラインの終点、井川の一つ手前の駅である。我々が乗るのは、12:46井川発、ここ閑蔵発13:05発の上り千頭行きだ。千頭着が14:32なので、約1時間半乗っていることになる。南アルプスあぷとラインは大井川に沿って迂回するのだ。タクシーではまっすぐ来れば20分足らずであろう。途中、長島ダム駅で先頭に電気機関車を付け、国鉄の旧信越本線碓氷峠越えのアプト式区間がなくなった今、日本で唯一のラック式鉄道区間である路線を走る。このアプト式区間は次のアプトいちしろ駅までのひと駅間、約1.5kmだが、1000分の90という日本一の急勾配である。長島ダム建設に伴い一部区間(旧線)が水没することになったが、補償金を受け、廃止することはせず、湖岸に新線を建設した。
  トロッコ列車の旅を十分に楽しみ、千頭に着き、マイカーで静岡に向かった。途中、道幅が狭くなる区間もあり、注意して運転した。新東名のインターチェンジは、まだ、カーナビでは表示されないが、案内に従って、静岡SAスマートICから新東名に乗ることができた。清水SAに立寄った後、御殿場のプレミアム・アウトレットで夕食にして、無事、横浜に帰着したのは夜7時だった。いつもながら、いろいろと計画を立ててくれた友人夫妻に感謝する。

68.閑蔵駅に入る下り列車
この駅は、この小さな車両の列車を撮影するのにお誂えむきと思った。まず、井川行きの下り列車が杉林の間から入線してきた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/320秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
閑蔵駅に入る下り列車;クリックすると大きな写真になります
69.停車中の下り列車
この駅で、私たちが乗車する上り列車と交換する。「すまた」というヘッド・マークを付けている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 24mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
停車中の下り列車;クリックすると大きな写真になります
70.トンネルの中から現れた上り列車 -1
今度はトンネルの中にヘッド・ライトの灯りが見えて、上り列車が現れた。こちらは「関の沢」というヘッド・マークを付けている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 50mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
トンネルの中から現れた上り列車;クリックすると大きな写真になります
71.トンネルの中から現れた上り列車 -2
連写モード(4コマ/秒)にして、コンティニュアスAFで撮った1枚。列車のスピードは遅い。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 50mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
トンネルの中から現れた上り列車 -2;クリックすると大きな写真になります
72.閑蔵駅で交換する上下列車
井川側の先頭車はいずれも動力機関のない制御装置のみのクハである。より重量のあるディーゼル機関車は、傾斜の下側に付き、支えている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
閑蔵駅で交換する上下列車;クリックすると大きな写真になります
73.関の沢橋梁
上り「関の沢」号に乗車。しばらく走ると、まもなく「関の沢」鉄橋を渡りますと車内アナウンスがあった。川底からの高さは約71mとのこと。列車は速度を落としてゆっくり走った。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/400秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
関の沢橋梁;クリックすると大きな写真になります
74.先頭を走るディーゼル機関車
客車の窓は開けることが出来る。カーブする時、窓からカメラを差し出して撮る。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/320秒 60mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
先頭を走るディーゼル機関車;クリックすると大きな写真になります
75.杉林
列車は深い谷に沿って走るが、川への斜面にはまっすぐに杉が伸びる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/125秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
杉林;クリックすると大きな写真になります
76.トンネルに入る列車
大井川に沿って列車は走るが、小さなトンネルも多い。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 50mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
トンネルに入る列車;クリックすると大きな写真になります
77.アプト式電気機関車の連結
列車は長島ダム駅に着いた。ここで先頭のディーゼル機関車の前にアプト式の電気機関車が連結される。左側がディーゼル機関車の運転手さんで、右側が車掌さん。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 19mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アプト式電気機関車の連結;クリックすると大きな写真になります
78.アプト式電気機関車
ED90型電気機関車だ。長島ダム駅と次のアプトいちしろ駅のひと駅間だけのアプト式区間を牽引する。ディーゼル機関車に比べて、背が高い。アプト式区間以外ではトンネルにつかえてしまう。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1000秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アプト式電気機関車;クリックすると大きな写真になります
79.連結
DD20型のディーゼル機関車と大きさの違いが解かる。DD20型ディーゼル機関車は高さが2.7mなのに比べ、ED90型電気機関車の高さは3.86mある。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 32mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
連結;クリックすると大きな写真になります
80.長島ダム全景
アプト式区間を走る列車から長島ダムの全景が見られた。長島ダムは特定多目的ダムといわれ、目的は洪水調節、不特定利水、灌漑、上水道供給であり、水力発電目的は有しない。堤高は当初112.0mを計画していたが後に修正されて109.0mとなったそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
長島ダム全景;クリックすると大きな写真になります
81.鉄橋を渡り、トンネルに入る
アプト式電気機関車が牽引する列車は大井川を渡り、トンネルに入る。アプトいちしろ駅は近い。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 32mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
鉄橋を渡り、トンネルに入る;クリックすると大きな写真になります
82.アプトいちしろ駅
1959年(昭和34年)8月1日に川根市代駅として開業したときは、現在の位置より奥泉駅寄りにあったそうだ。1990年(平成2年)10月2日長島ダム建設に伴う新線上に移転し、アプトいちしろ駅と改称された。アプト式機関車用の留置線と検修設備を有する。ED901が点検中だった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/320秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アプトいちしろ駅;クリックすると大きな写真になります
83.奥泉駅
アプト式電気機関車を開放した列車は、再びディーゼル機関車に牽かれ、千頭に向け出発する。次の駅は奥泉駅だった。この駅は寸又峡温泉行きのバスの乗換駅になっていて、寸又峡温泉まではバスで30分とのこと。若い女性駅員さんがいた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
オートで撮影 ( F5 1/100秒 40mm ISO400 ) 露出補正 なし
奥泉駅;クリックすると大きな写真になります
84.千頭駅で出発を待つSL急行「かわね路2号」
千頭駅には14:32に到着した。向こう側のホームを見ると14:50発金谷行きのSL急行「かわね路2号」が入線していた。昨日、笹間渡川根温泉で撮影した列車だ。昨日はC10型蒸気機関車が牽いていたが、この日はC56型が頭に付いている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/800秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
千頭駅で出発を待つSL急行「かわね路2号」;クリックすると大きな写真になります
85.C5644
このC56型44号機は、昭和11年、三菱重工業神戸造船所製造。札幌地区で活躍後、昭和16年徴用されてタイへ送られ、映画「戦場にかける橋」で有名な泰緬鉄道で使用された。終戦後はタイ国鉄の所属となったが、現地で廃車とされ、放置されていた本機を日本へ復員させる計画が持ち上がり、昭和54年6月、靖国神社に保存されている31号機と共に再び祖国の土を踏んだ幸運の機関車であるとされている。私は中学生のころ、ポニーという愛称で呼ばれていたC56型をが牽引する小海線の列車に、小諸から海の口まで乗った記憶がある。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 32mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
C5644
86.三菱 神戸造船所 製造
運転台の銘板には、三菱神戸造船所製造、製造番号179号、昭和11年とあった。C56型は、三菱重工のほか、川崎車両、汽車製造、日立製作所、日本車両で計160両が製造された。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 40mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
三菱 神戸造船所 製造;クリックすると大きな写真になります
87.懐かしい客車
オハ35435という客車。大井川鉄道の車両たちとうサイトを参照させていただくと、この客車は昭和16年、日本車輌(名古屋)製の旧スハ35174だそうだ。金沢周辺で使用された後、昭和53年に大井川入りしたという。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 24mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
懐かしい客車;クリックすると大きな写真になります
88.E10型電気機関車 -1
昨日「かわね路2号」は、電気機関車501号機がバックアップしていたが、今日はE10型2号機だった。E10型は昭和24年、大井川本線電化開業時に同線唯一の自社発注により3両製造された電気機関車。E101とE102は三菱電機の製造で、千頭駅に置かれていたE103は日立製作所製造だそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 24mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
E10型電気機関車 -1;クリックすると大きな写真になります
89.E10型電気機関車 -2
かって、貨車牽引等に従事してきたE10型電気機関車は、その需要の減少とともに、SL列車の補機として、その後押しをするとともに、途中で蒸気機関車にトラブルが発生しても、運行不能にならぬよう、安全の意味で付いていく役目を担っている。大井川鉄道のエンブレムが誇らしげである。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 34mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段
E10型電気機関車 -2;クリックすると大きな写真になります
90.新東名 清水PA
千頭駅の近くにある道の駅に停めさせてもらっていたマイカーに戻り、国道362号線で新東名の静岡スマートICを目指した。国道とはいうものの、途中の山道は道幅が狭くなりカーブが多く、注意を要する運転となった。カーナビにはまだ、新東名は出てこなかったけど、道路に設けられた案内に従って、無事、静岡スマートICを入った。清水PAに立ち寄った。(ここはSAではなくPAとなっている)

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.3段
新東名 清水PA;クリックすると大きな写真になります
91.清水PAの内部
アウトレットを思わせるような店が入っていて、お客さんも大勢入っている。SAやPAが目的で新東名を利用する人も多くなると思う。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.3段
清水PAの内部;クリックすると大きな写真になります
92.清水PAのコンシェルジェ
センスの良いユニフォームを着たコンシェルジェさんがいた。SAやPAではインフォメーションに案内係の人がいることが多いが、コンシェルジェ、しかも3人というのは初めてだ。午後4時半、清水PAをあとにした。駿河湾沼津の上りSAにも寄ろうとしたが、アプローチのところから混雑していたので、そのまま御殿場へ向かった。御殿場のプレミアム・アウトレットで食事をして、横浜に着いたのは夜7時頃だった。とても楽しい小旅行だった。計画を立て、宿や、食事処の予約をしてくださった友人夫妻に感謝する。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/30秒 13.8mm ISO200 ) 露出補正 +0.3段
120513_092.jpg

2012年5月 7日

川根温泉と大井川鉄道 4月17日?18日 3/5 2日目 川湯温泉から千頭へ


 食事前に、温泉施設になっている「ふれあいの泉」へ行った。ここは48.7℃の源泉が毎分730リットル自噴している。従って、温度の違う浴槽がいくつもあり、広い露天風呂もある。もちろんすべてかけ流しだ。この日は平日のためかすいていて、ゆっくりと楽しむことができた。食事はコテージで囲炉裏の炭火を使って、山女の塩焼きや鴨の串焼きを食べ、そのあとに鍋が用意されていた。持ち込みは自由であるらしく、それなら、もう少し、いろいろと食べたいものを持ちこみたかったところだ。6人用のコテージだが、ベッドルームが3っあり、プライバシーも保てる。何よりも素晴らしいのは、専用の露天風呂があったこと。その露天風呂は広さといい、お湯といい、申し分ない。
  この日はまず、車で大井川鉄道に沿って北上し、大井川上流の千頭駅へと向かった。

33.朝の列車
朝は6時に起き、皆が起きてくる前に、昨夜入らなかったコテージの露天風呂にひとり浸かった。そして、笹間渡川湯温泉駅に6時56分に到着する列車があるので、朝の散歩がてら大井川の河原に出てみることにした。残念ながら、出掛けるのが少し遅れてしまい、列車とは「ふれあいコテージ」の駐車場で出くわしてしまった。
大井川鉄道はSLだけでなく電車列車も懐かしい車両が走る。これは元近鉄の16000系で昭和40年、近畿車輛製造。元近鉄南大阪線・吉野線特急車16000系である。平成8年に大井川鉄道に移籍、平成10年から活躍を始めている。型式番号ばかりか、外観もまったく近鉄時代と変わらないスタイルだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/160秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
朝の列車;クリックすると大きな写真になります
34.川根温泉ふれあいの泉
大井川の河原から、川根温泉「ふれあいの泉」の全景を眺める。昨日の夕方は「ふれあいの泉」の露天風呂から、鉄橋を渡る大井川鉄道を眺めた。コテージはこの左側に続く。宿泊施設はこの「ふれあいコテージ」一か所しかない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 8.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
川根温泉ふれあいの泉;クリックすると大きな写真になります
35.大井川の河原
空は晴れて朝の暖かな日差しが降り注いできた。上流の山々を眺める。河原を歩きながら次の列車を待つ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 21.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
大井川の河原;クリックすると大きな写真になります
36.鉄橋を渡る下り列車
7時34分笹間渡川湯温泉駅着の下り列車が、大井川の鉄橋を渡る。この電車も元近鉄の16000系だった。下流側から上流に向け、明るい背景に電車が負けない様にプラス露出補正をして、シャッターを切った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 +0.3段
鉄橋を渡る下り列車;クリックすると大きな写真になります
37.列車は笹間渡川湯温泉駅へ
列車は2両編成と短い。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/800秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 +0.3段
列車は笹間渡川湯温泉駅へ;クリックすると大きな写真になります
38.朝日を浴びる山々
列車を見送った河原から上流の方を眺める。まだこの辺はそれほど標高の高い山はないが、さらに上流には、赤石山脈からなる南アルプスの高峰が連なる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
朝日を浴びる山々;クリックすると大きな写真になります
39.「ふれあいの泉」玄関
昨日は素通りした「ふれあいの泉」の方へ行って見た。早朝なのでまだ営業していない。入浴料は500円で、温泉プールが併設されている。入浴料+プール使用料では1,000円だ。玄関前に丸太から切り出されたSLが置かれていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
「ふれあいの泉」玄関;クリックすると大きな写真になります
40.笹間渡川根温泉駅
朝、7時50分、同行者が朝飯前にコテージの露天風呂を楽しんでいる間に、笹間渡川根温泉駅へ行って見た。無人駅だが、駅舎の脇に「ひぐらし」という喫茶店があった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 9.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
笹間渡川根温泉駅;クリックすると大きな写真になります
41.コテージの露天風呂
これが我々が泊まった6人用のコテージに着いていた専用の露天風呂だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
コテージの露天風呂;クリックすると大きな写真になります
42.下り電車 旧南海電車ズームカー -1
朝食を済ませ、出発の準備をし、管理棟で支払いをしている間、笹間渡川根温泉駅に8:33 に到着する下り電車が来た。この車両は旧南海電車の高野線を走っていた21000系。今は南海高野線の電車は、特急こうや号も新しくなり、一般の急行もステンレスカーになっているが、昔、高野山へ行ったときに、このグリーンの電車を見ているので懐かしい。平成6年?7年にかけて2編成4両が大井川鉄道に移籍した。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/800秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
下り電車 旧南海電車ズームカー -1;クリックすると大きな写真になります
43.下り電車 旧南海電車ズームカー -2
南海高野線の山岳区間に介在する、50パーミルの急勾配を自力走行するために1958年(昭和33年)から製造された車両で、顔は、いわゆる湘南型をしている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
下り電車 旧南海電車ズームカー -2;クリックすると大きな写真になります
44.下り電車 旧南海電車ズームカー 笹間渡川根温泉駅到着 -1
  目の前を通り過ぎた電車は、まもなく笹間渡川根温泉駅に到着する。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
下り電車 旧南海電車ズームカー 笹間渡川根温泉駅到着 -1;クリックすると大きな写真になります
45.下り電車 旧南海電車ズームカー 笹間渡川根温泉駅到着 -2
  電車はほぼ定刻に笹間渡川根温泉駅に到着した。乗降客の姿はない。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1000秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
下り電車 旧南海電車ズームカー 笹間渡川根温泉駅到着 -2;クリックすると大きな写真になります
46.ベニシジミ
蝶はほんとに少なかった。「ふれあいコテージ」管理棟の前で。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ベニシジミ;クリックすると大きな写真になります
47.ベニシジミと菜の花
「ふれあいコテージ」管理棟の前に菜の花が植えてあった。ベニシジミの春型は前翅のオレンジ色が美しい。夏型はオレンジ色が暗くなってしまう。オレンジと黄と緑の採り合わせがきれいだ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
ベニシジミと菜の花;クリックすると大きな写真になります
48.「うりや」という店
コテージの朝食に出された木のこの佃煮が美味しかったので、管理棟で何処で売っているか尋ねたところ、「うりや」から仕入れているという。「うりや」とはなんとストレートな名前ではないか。もうひとつ「たばこや食堂」というのがある。これは、その店を周囲の住民がそう呼んだからに他ならない。目的の木のこの佃煮は、ここでは小売はしていないということで売っていただけなかった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 17mm ISO400 ) 露出補正 なし
「うりや」という店;クリックすると大きな写真になります
49.防霜ファン
牧之原でもそうだったが、茶畑には写真のような扇風機様のものが立っている。何のためのもか良くわからなかったが、これは防霜ファンという。風のない良く晴れた日に放射冷却で地面がもっとも冷え、空気中の水蒸気が凍って地面に霜が降りる。その為、空気を攪拌して地面付近が冷えるのを防ぎ、霜を防止するのだ。茶畑で使用する際にはサーモスタットによる起動設定温度は 4℃あたりに設定しておくという。それ以下の気温になった 場合にファンが自動的に回る。(霜が降りる気温はおよそ 2℃くらいだそうで、0℃以下にならないと降りない訳ではないそうだ。) 間近で見ると結構大きい。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1000秒 70mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
防霜ファン;クリックすると大きな写真になります


2012年5月 4日

川根温泉と大井川鉄道 4月17日?18日 2/5 川根温泉とSL列車


 島田市の中心街から蓬莱橋へ来る途中、大井神社というのがあった。帰りに寄ってみたいと思っていた。昼食に予定している そば処「ゆくら」へ行く途中で寄ることにする。蓬莱橋からは大井川の下流に当たる。大井神社にお参りした後、お茶どころの牧之原を通って、高台にある「ゆくら」に着いた。
 昼食後、近くにある「お茶の郷」というところに立ち寄った。残念ながら博物館は休館で会ったが、その日本庭園を見ることができた。そこから473号線を大井川に沿って北上し、午後3時に川根温泉に到着した。
 今晩泊る川根温泉「ふれあいコテージ」の管理棟で「15:28のSLは来ますか?」と尋ねると、来るという。チェックインは奥がた達に任せ、SL撮影を試みた。

20.島田 大井神社
大井神社が祀られるのは、ここ島田だけではないようだ。大井川流域、またはかつて流れのおよんだ地域を中心に、40数社の大井神社が祀られているという。昔は70数社あったものが、ほかの神社と統合(合祀)されて現在の数になったのだそうだ。限られた地域に、川と同じ名前の神社がこれほど多く祀られるのは全国的にも非常に珍しい。この大井神社は、創建時期は不明であるが、日本三代実録に貞観7年(865年)の当社への正五位下の神授与の記述があることから、それ以前には成立していたとみられるという。しかし、慶長4年(1604年)の以前の所在地は、上流から漂着したなどの伝承もあって定かではなく、大井川の氾濫によって度々場所を移らざるを得なかったと考えられているそうだ。現在の島田市の市街地2箇所を経て、元禄元年(1688年)に現在地に鎮座している。写真は拝殿で、その後ろに本殿がある。手前左に見える像は、大井神社の大祭「帯祭り」の大奴・鹿島踊の姿を後世に伝えるブロンズ像。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
島田 大井神社;クリックすると大きな写真になります
21.境内社 大井天満宮と春日神社
境内には、本殿の隣に京都北野天満宮より分霊奉齊されたという学業成就の神、大井天満宮が祀られ、神牛をなでてお参りくださいとあった。学問の神様として有名だが、農耕の神様としても信仰されているという。
  その隣に春日神社というのがある。春日神社は延宝年中(1673?81年)、島田に疫病が蔓延した為、宿人が春日神社の御神霊を奉じて疫病退散を祈った。鹿島踊りはこの時に伝えられ、その後約330年に渡り島田市民の健康と幸せを願い、3年に1度の大祭に鹿島踊りを奉納してきたが、平成12年よりこの鹿島踊りを春日神社の例祭にも合わせ行なう事とし、現在にいたっているとのこと。さらに境内には静霊神社、大井恵比寿神社が祀られていた。どうなっているのか良くわからない。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 17mm ISO400 ) 露出補正 なし
境内社 大井天満宮と春日神社;クリックすると大きな写真になります
22.牧之原台地の茶畑
大井神社のお参りをして、少し、戻るように走り、蓬莱橋の下流にある島田大橋で大井川を渡って、富士山静岡空港の方へ進んだ。しばらく行くと広大な茶畑が広がる。そこは標高40-200mの台地で、北側から南側へかけて緩く傾斜している。米作などには向かない不毛の土地であったが、明治維新の後、無禄士族対策の為、牧之原台地に多くの士族が入植し、開拓作業が始まったそうだ。石が多く、水はけが良い赤土で弱酸性であり、気候が温暖で霜が降りることも少ないため茶の育成に向いているとのことから、茶樹を植える事が推奨されたため、現在のような茶畑が広がる日本一の製茶地帯になった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1000秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
牧之原台地の茶畑;クリックすると大きな写真になります
23.そば処「ゆくら」
茶畑が広がる道を走って、午後1時少し前に、昼食をそこで食べようと友人夫妻が予約をしてくれていた、そば処「ゆくら」に着いた。四季折々の眺めが素晴らしい牧之原台地のすそ野に位置し、眼下に越すに越されぬ大井川を見下ろす景観が人気のそば処だという。庭先にはその景観を楽しみながら食事ができる縁台も設けられている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
そば処「ゆくら」;クリックすると大きな写真になります
24.島田市と新大井川橋
そば処「ゆくら」からの大井川の眺めは素晴らしかった。茶畑の向こうに島田市の市街が広がり、大井川を渡る旧国道1号の大井川橋、その向こうに現在の国道1号線である島田バイパスの新大井川橋が見える。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
島田市と新大井川橋;クリックすると大きな写真になります
25.お茶の郷
昼食を済ませ、まだ、時間に余裕もあるので、近くにある「お茶の郷博物館」へ行って見ることにした。これも友人の御主人が調べてきてくれていた。しかし、残念ながら博物館は休館だった。売店と併設の日本庭園を見てきた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
お茶の郷;クリックすると大きな写真になります
26.お茶の郷 小堀遠州の庭園と建築
小堀遠州(1579?1647)は、近江小室藩主(1万2千石)で、千利休、古田織部に続く江戸 時代初期の大名茶人として知られている。しかし、彼の業績は茶の湯の世界に とどまるものではなく、江戸幕府の作事奉行として、京都御所や駿府城をはじめとする江戸幕府の関わる主だった建築工事作業奉行を勤めて活躍した。ここの庭園は、江戸幕府が小堀遠州に作事奉行を命じて造らせた、寛永6年(1629)に退位した後水尾院(ごみずのおいん)の院御所である仙洞御所の回遊式庭園である東庭を造園当時のまま復元したのもので、王朝貴族の文化に憧れた小堀遠州侯の庭園造りの特徴がよく表れているという。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
お茶の郷 小堀遠州の庭園と建築;クリックすると大きな写真になります
27.大井川鉄橋
ごご3時少し前に川根温泉に着いた。今日泊るところは、川湯温泉「ふれあいの泉」という温泉施設に併設された「ふれあいコテージ」である。「ふれあいコテージ」でチェックインの合間に、15時28分のSL列車は、運行されているかどうか問うたところ「はい」という返事。撮ろうと思ったが、どこが撮影ポイントとして良いところなのか解からない。大井川に架かる鉄橋が良いが、今度のSL列車は「上り」なので、ここでは顔が向こうを向いてしまう。対岸へ行くのは難しい。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 55mm ISO400 ) 露出補正 なし
大井川鉄橋;クリックすると大きな写真になります
28.SL列車
そうこうするうちに汽笛の音と、ドラフト音が聞こえてきた。川根温泉の駐車場の脇を線路が走る。出来るだけ橋の近くでとらえて、通過した後は、さっきの鉄橋で後姿を撮ろうと考えた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/200秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
SL列車;クリックすると大きな写真になります
29.C10が牽くSL列車
D5000の連写は、4コマ・秒ともどかしいが、コンティニュアスAFにして、連写で撮る。C10は都市近郊旅客列車用として1930年(昭和5年)に製造された。このC108は昭和5年、川崎車両製造。 大井川蒸機陣の中では最長老、昭和一桁の生まれである。70才になるが、まだまだ元気だ。昭和37年、会津若松を最後に国鉄を引退、岩手県宮古市のサラ工業という会社で貨物の入れ替えに従事、昭和62年からは宮古市に譲渡され平成2年まで観光用として活躍の後、平66年に大井川へやって来た。本機は動態静態を問わず、形を止める唯一のC10として貴重な存在である。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
C10が牽くSL列車;クリックすると大きな写真になります
30.旧型客車
連写7コマ目、私の前を通過するとき、SLはボーと汽笛を鳴らし、蒸気を吐いてくれた。SLもさることながら、旧型客車も懐かしい。機関車のすぐ後ろが スハフ42304 昭和29年、日本車輌(名古屋)の製造。昭和58年に盛岡で廃車後、平成4年に大井川鉄道にきた。その後ろが オハ47398 昭和29年、川崎車輌製造の旧スハ43398、山陰本線、倉吉線等で使用された後、昭和62年から大井川入りした。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F4.8 1/320秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧型客車;クリックすると大きな写真になります
31.笹間渡-抜里 間の鉄橋を渡るSL列車「かわね路2号」金谷行き
さきほどの撮影場所から走って鉄橋の見えるところに移動した。後ろ向きだと迫力がない。河原にいた2人連れもSLを見ていた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
笹間渡-抜里 間の鉄橋を渡るSL列車「かわね路2号」金谷行き;クリックすると大きな写真になります
32.後押しする電気機関車
あれ!列車の最後部に電気機関車が付いている。これはSLのパワー不足を補うためのバックアップなのだろうか。この電気機関車は1956年日立製作所製造で、1999年の住友大阪セメント伊吹工場専用側線廃止後、大井川鉄道へと来た。社紋こそ外されはしたものの、現在でも 「いぶき501」の愛称のまま活躍を続けている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
後押しする電気機関車;クリックすると大きな写真になります

2012年5月 2日

川根温泉と大井川鉄道 4月17日?18日 1/5 新東名と蓬莱橋


 4月17日、18日と友人夫妻の企画で、静岡県は川根温泉へ、1泊2日の旅をした。ちょうどこの14日に開通したばかりの新東名を走る機会ができた。往路は御殿場JCTから新東名に入り、駿河湾沼津SA、静岡SAに寄り、島田金谷まで行った。大井川沿いに島田市へ入り、第一の目的地である蓬莱橋に着いたのは、午前11時少し前だった。約30分かけ、蓬莱橋を歩いて大井川の対岸まで往復した。お茶で有名な牧之原の高台にあったそば処で昼食にしたあと、大井神社のお参りして、お茶の郷によって、ごご3時過ぎに川根温泉に着いた。
 翌18日は、大井川鉄道に沿って、千頭へ行く。千頭の道の駅に車を置かせてもらって、タクシーで大井川鉄道の南アルプスあぷとラインの終点井川の一つ手前の閑蔵まで行った。そこから、トロッコ列車、つまり、南アルプスあぷとラインの乗客となり、千頭へ戻ってきた。千頭駅ではちょうど、SL急行「かわね路」が出発するところだった。我々は、千頭の道の駅に置いたマイカーに乗り、静岡SAスマートICから、新東名にのった。清水SAに寄り、御殿場のプレミアム・アウトレットの回転ずしで夕食にして、よる7時、横浜に無事帰り着いた。

1.新東名高速道路 御殿場JCT.
横浜・町田から東名高速に乗り、御殿場ICを過ぎたところに新東名への分岐があった。新東名は東名より山側を走るが、一旦左に分岐する。2012年4月14日に開通したのは、御殿場JCT?三ヶ日JCT間の約162?だ。2014年度には浜松いなさJCT?豊田東JCTの約53?が開通し、最終的には、2020年度の伊勢原北IC?御殿場JCT間の開通で、海老名南JCT?豊田東JCT間の全長254?の高速道路になる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
新東名高速道路 御殿場JCT;クリックすると大きな写真になります
2.駿河湾沼津サービス・エリア
御殿場から新東名に入り、最初のサービス・エリアが駿河湾沼津だった。4月14日、つまり4日前に開通したばかりで、9時少し過ぎたばかりというのに、沢山の車が入っていた。観光バスも停まっていて、どうやら新東名を走って、SAに寄ることが目的のようだ。NEXCO中日本のホーム・ページによると、中央エントランス・ホールは波のゆらぎをイメージし、曲線で柔らかく空間を包みこむ天井に間接照明を採用・・・とある。この写真の左手に見える壁というか窓というか鏡のように映す大きな平面があった。鏡に映った自分を撮ることができる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
駿河湾沼津サービス・エリア;クリックすると大きな写真になります
3.茶畑と駿河湾
手前に茶畑が見え、沼津市の西側の先には駿河湾が見え、その向こうは伊豆半島だ。岬のように見えるのは大瀬崎あたりだろうか?NEXCO中日本のホーム・ページには、レストランの海側テラス席では駿河湾を一望でき、誰にも邪魔されることなく、新東名で唯一のオーシャン・ビューを楽しむことができるとある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 25mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
茶畑と駿河湾;クリックすると大きな写真になります
4.新東名 富士宮トンネル
新東名はトンネルが多い。そのトンネルの入り口(開口部)が斜めに切られている。そうすることで、開口部が広く見え、実際にスピードを落とすドライバーが減って、渋滞を防ぐ効果が期待できるという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1000秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
新東名 富士宮トンネル;クリックすると大きな写真になります
5.静岡サービス・エリア
次のSAは静岡SAだった。ここは駿河湾沼津SAよりもすいていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 8.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
静岡サービス・エリア;クリックすると大きな写真になります
6.静岡サービス・エリアの内側
今までのSAには見られなかった佇まいをしている。建物内の装飾デザインはイメージカラーに薄紅色をアクセントに使い、床は施設内部へといざなうパターンが採用されているのだという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/100秒 8.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
静岡サービス・エリアの内側;クリックすると大きな写真になります
7.茶畑
静岡SAの裏側に回ってみた。茶畑が美しい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1000秒 25mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
茶畑;クリックすると大きな写真になります
8.蓬莱橋 渡り口
新東名を島田金谷で降り、旧国道1号線の鉄橋を渡って、西へ進むと蓬莱橋があった。この蓬莱橋の渡り口は、大井側の左岸にある。蓬莱橋は木造橋(歩行者と自転車の専用橋)である。全長は897.422m(巾2.7m)。法律上は農道に分類され、島田市役所農林課の所掌であるそうだ。蓬莱橋の完成は明治12年(1879年)1月13日。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F14 1/800秒 40mm ISO400 ) 露出補正 なし
蓬莱橋 渡り口;クリックすると大きな写真になります
9.蓬莱橋から島田大橋を望む
通行料金100円を支払い、橋を渡り始める。欄干が低いので渡り始めてしばらくは不安定な感じだったが、次第に慣れた。この写真は、大井川下流を眺めたところ。手前の橋は島田大橋で、その向こうが谷口橋。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F14 1/800秒 45mm ISO400 ) 露出補正 なし
蓬莱橋から島田大橋を望む;クリックすると大きな写真になります
10.対岸から蓬莱橋を望む
10分少々歩いただろうか、対岸の右岸に着いた。法林寺の方に続く路がある。その途中から、今渡ってきた蓬莱橋を振り返った。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F8 1/1000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
対岸から蓬莱橋を望む;クリックすると大きな写真になります
11.蓬莱橋から上流を望む
奥がた2人は、日差しが強いと歩くのを嫌がり、左岸渡り口で待っているので引き返すことにする。この写真は蓬莱橋の上から上流の方を眺めた。右側が島田市の中心部になる。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F13 1/640秒 17mm ISO400 ) 露出補正 なし
蓬莱橋から上流を望む;クリックすると大きな写真になります
12.蓬莱橋のど真ん中
往路は気が付かなかったが、「ど真ん中」と書かれたところがあった。ここから振り返って、右岸の方を見ても橋は長い。全長897.4m、通行幅2.4mの蓬莱橋は、1997年12月に「世界一長い木造歩道橋」として英国ギネス社から認定されている。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F14 1/800秒 32mm ISO400 ) 露出補正 なし
蓬莱橋のど真ん中;クリックすると大きな写真になります
13.山肌に「茶」の剃り込み
上流を眺めると、「茶」という文字に刈り込まれた山が見えた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
山肌に「茶」の剃り込み;クリックすると大きな写真になります
14.大井川河原から蓬莱橋を仰ぎ見る
左岸の渡り口まで戻り、河原に降りて蓬莱橋を仰ぎ見る。観光バスで来られた方々だろうか、大勢の人たちが渡ってくる。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
大井川河原から蓬莱橋を仰ぎ見る;クリックすると大きな写真になります
15.大井川河川敷
河川敷にはいろいろな花が植えられていて、目を楽しませてくれる。何か蝶はいないかと目を凝らしたが、モンシロチョウ、ルリシジミくらいしか見当たらない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.8mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
大井川河川敷;クリックすると大きな写真になります
16.蓬莱橋 橋脚
河原から、橋脚をまっすぐ見た。蓬?橋は度々崩落・流失の被害に遭っているという。直近では2011年(平成23年)9月4日から5日にかけて、台風12号の影響で橋脚3脚が流失し、通行不能となっている(平成に入って9度目)。加えて復旧が進まないうちに同月の台風15号の影響によってさらに橋脚が流出したそうだ。翌2012年3月に修理が完了し、3月31日に開通式が行われたという。 昭和40年(1965年)に途中橋脚のコンクリートパイル化されている。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F7.1 1/800秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
蓬莱橋 橋脚;クリックすると大きな写真になります
17.蓬莱橋を下流側から仰ぎ見る
橋の下をくぐって、下流側へ移動し、蓬莱橋を仰ぎ見た。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F8 1/1000秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
蓬莱橋を下流側から仰ぎ見る;クリックすると大きな写真になります
18.下流の島田大橋と谷口橋
変わった装いの鳩がいた。鎌倉の八幡宮に白いハトがたくさんいたが、この鳩は普通の鳩と白い鳩の間に生まれたのだろうか。手前に見えるのが島田大橋で、その向こうが谷口橋だ。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
下流の島田大橋と谷口橋;クリックすると大きな写真になります
19.蓬莱橋のたもと
橋脚を背に、置かれたベンチに腰掛け、御夫婦らしい方がお弁当を食べている。ちょうど旨い具合に日影になっている。時間は正午になろうとしていた。向こうのベンチでは、リュックを枕に寝転がり、春の陽を満喫している人もいる。さて、我々も小腹がすいてきた。友人夫妻が調べて、予約してくれている「ゆくら」というそば処へ向かった。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F11 1/500秒 55mm ISO400 ) 露出補正 なし
蓬莱橋のたもと;クリックすると大きな写真になります


2012年4月27日

こども自然公園 4月2日


 相鉄線の二俣川駅から歩いて行けるところに、こども自然公園がある。入口を入ると右手に大池という池があり、水鳥が遊び、釣り人もいる。いつもの年なら、花見客で賑わうのだが、今年の桜は遅く、ソメイヨシノはまだ咲かない。平日だけど、春休みなので、子供たちの姿は多かった。
  蝶は、越冬後のムラサキシジミでもいないかと期待したが、テングチョウとルリシジミがいただけ。やはり、蝶も遅いようだ。
  池のほとりには、寛政2年(1790年)の銘がある弁財天を祭るほこらがあり、入口には説明板がある。この池は、古くから「本宿の大池」といわれ、二俣川村本宿の溜池で、元久2年(1205)6月、畠山重忠公と合戦した北条時政の軍勢が、この池の水で炊き出しをしたと伝えられている。また、土地の古老の話しによると、江戸時代中期(1700年代)にこの付近の地頭の渡辺氏の命により、百姓六兵衛親子二代にわたり、村内52戸の灌漑池(農業用水)としてつくられたとも伝えられている。池畔には、弁財天の石祠が祭られており、寛政2年(1790)2月に建立と刻まれているが、天明3年(1783)の大飢饉で大勢の人が亡くなったことを供養して建てられたと伝えられている。また、一方では、昔ある男が鴨を撃とうとして誤って池の主の大蛇を殺してしまい、祟りを恐れて弁財天を建てたとも伝えられている。昔からの行事としてこの池では、毎年5月5日に村人が弁財天に「御神酒上げ」をして豊作を祈った。また、旱魃になると村人の代表数人が大山の阿夫利(雨降)神社に参拝し、「御神水」を戴いてこの池に注ぎ、弁天様に雨が降るように「雨乞い」をした。このような行事は昭和33年(1958)頃まで行われていた。そのころまでは、池の周辺や前の道路に桜が植えられ、花見などで大変賑わい、こども達は釣りや夏の水泳にと格好の遊びの場となっていた。現在の池は面積6,460平方メートルあり、昭和47年(1972)には林と共に保存するため、「こども自然公園」として生まれかわったそうだ。

1.ソメイヨシノ
大池から右手に入って、横浜市指定文化財・天然記念物になっているゲンジボタルの生息地へ行く途中に、大きなソメイヨシノの木がある。例年なら今頃はきれいに咲いているのだが。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
ソメイヨシノ;クリックすると大きな写真になります
2.ルリシジミ
6月中旬の日没から9時ごろにゲンジボタルが見られるという水路の脇の、快適な雑木林の中の路を進んでいくと、道端にルリシジミがチラチラと飛んでいた。この日はG12とP90を携行した。このルリシジミはなかなか落ち着いてくれず、だいぶ時間をかけたが、ローアングルで撮った。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/282秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
ルリシジミ;クリックすると大きな写真になります
3.セイヨウタンポポ
一口にタンポポと言っても、日本在来種から外来種まで60種以上あると言われている。多くみられるのは茎の長いセイヨウタンポポのようだ。花びらの黄色が飛ばない様に-1.0段にして撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
セイヨウタンポポ;クリックすると大きな写真になります
4.武相境道
雑木林の中の緩やかな尾根道を進んで行くと「武相境道」と書かれた小さな石碑があった。この尾根道は武蔵国と相模国の国境になっているようである。JR根岸線の港南台駅の南にあるいっしんどう広場から鎌倉天園へと続く尾根道も国境ということで、横浜市の市域は、武蔵国と相模国にまたがるようにして広がっているようだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/168秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
武相境道;クリックすると大きな写真になります
5.ボケ
戸塚カントリークラブにほど近いところに、青少年野外活動センターの入口があった。中に入って管理棟のところまで行くと、ボケの花が咲いていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
ボケ;クリックすると大きな写真になります
6.タイワンリス
歩いていると、一旦公園の外の道に出てしまった。また、戻れるかとしばらく歩いたが、そのような気配はない。仕方なくまた、今来た道を戻った。途中にリスがいた。舞岡公園にいたのより小さいのでニホンリスかと思ったが、やはりタイワンリスのようだ。新芽を食べている。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/138秒 110.4mm ISO189 ) 露出補正 -0.3段
タイワンリス;クリックすると大きな写真になります
7.テングチョウ
再びソメイヨシノの大きな木のところに戻ってきた。テングチョウがテリトリーを張っている。なかなか撮らせてくれないが、また、すぐに元のところに戻ってくる。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/225秒 4.6mm ISO189 ) 露出補正 -0.3段
テングチョウ;クリックすると大きな写真になります
8.紅梅
ソメイヨシノの大きな木のあるところを大池の方に戻り、右に行くと梅園がある。こども自然公園の梅林には約220本、約38品種の梅が植えられているという。品種により開花の時期は異なるが、早咲きの品種は1月頃から咲き始め、 2月中旬から3月中旬までが見頃だという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/100秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
紅梅;クリックすると大きな写真になります
9.白梅
今年は随分いろいろな梅を見た。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
白梅;クリックすると大きな写真になります
10.緑色の梅
この梅の花の中心部分(ガク)は緑色だ。リョウガクバイという梅なのだろうか?定かではない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
緑色の梅;クリックすると大きな写真になります
11.キンクロハジロの雌雄
この鳥は、シベリア、ヨーロッパ北部などのユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸北部、ヨーロッパ、中近東、インド、中華人民共和国東部などへ南下し越冬するという。日本では冬季に九州以北に越冬のため飛来する冬鳥。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/500秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
キンクロハジロの雌雄;クリックすると大きな写真になります
12.亀の日光浴
大池の水面に出た石の上では、亀が気持ちよさそうに首を伸ばし日光浴をしていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1000秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
亀の日光浴;クリックすると大きな写真になります
13.誰もいない桜山
大池で水鳥や、亀の写真を撮って、また、少し戻るように歩くと、桜が咲くと全山ピンクに染まり、大勢の人たちの花見の宴で賑わうところがある。ところが、今年は4月2日なのにまだほとんど咲いていない。胴枯病(どうがれびょう)が発生し、菌類が入った枝を剪定し、回復させるための治療を行っているという看板がやけに目だっていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
誰もいない桜山;クリックすると大きな写真になります


2012年4月20日

青梅 梅の公園、レトロな映画看板、そして鉄道公園 3月29日 2/3


 今日は見たいところがたくさんあるので、早めに「梅の公園」を退出した。1時間半弱の散策だった。
 朝来た道を日向和田の駅へ戻ったが、神代橋の上で、老犬を散歩させているおばあさんに話しかけられた。神代橋から見える多摩川にある岩は亀岩ということ、多摩川の上流のほうを眺めると、女の人が左側を頭にして、赤ちゃんのいるお腹に手を置き、足を右の方にして、仰向きに寝ている姿をしている山なみがあると指差して教えてくれた。そして神代橋を渡って、青梅街道をちょっと左に行くと「へそまんじゅう」の店があり、「へそのを観音」があることも教えてくれた。そんなことがあり、日向和田の駅に着くと青梅行きの電車は出たばかりで、次の電車まで30分待つことになってしまった。

20.吉野街道から青梅街道へ
道路わきに梅の木が植えられた、「梅の公園」から日向和田駅へ戻る道は、大勢の人が行きかう。しかし、梅の時期以外はひっそりとした路になるのだろう。帰路、吉野街道を背に、多摩川に掛かる神代橋の方へ歩く。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4.5 1/1000秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
吉野街道から青梅街道へ;クリックすると大きな写真になります
21.「へそまんじゅう」
神代橋の上で会った老犬を連れたおばあさんが教えてくれた「へそまんじゅう」の店は青梅街道沿いにあった。車を停めて買っている人がいる。暖かいまんじゅうを二つ買って食べた。1個100円なり。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F4.2 1/125秒 62mm ISO900 ) 露出補正 なし
「へそまんじゅう」;クリックすると大きな写真になります
22.青梅駅地下道
日向和田での待ち時間は30分ほどあったが、12時20分ごろ、青梅駅に着いた。改札を出るには線路の下の地下道をくぐるが、その地下道に懐かしい映画看板があった。仲代達矢も佐久間良子も良く似ている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F2.8 1/20秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
青梅駅地下道;クリックすると大きな写真になります
23.駅前ロータリー
駅舎を出ると目の前に「風と共に去りぬ」の映画看板があった。映画看板には、板観というサインが入っている。板観とは、久保板観さん(本名、久保 昇)の号である。久保板観さんは昭和16年生まれ、私と同い年で、青梅市本庁の生まれ。昭和32年に中学卒業後すぐに、その頃青梅駅前にあった「青梅大映」で使ってもらうようになって、すぐに市内3つの映画館の看板を書くようになり、年間365枚以上書いていたという。昭和48年に映画産業は斜陽となり、青梅にあった3っの映画館がすべて消えるとともに、映画看板を描く仕事がなくなり、商業看板業に転向されたという。そして、平成3年から地元商店街が街おこしで始めたイベント「青梅宿」に参加し、平成6年から青梅商店街には「昭和30年代の映画看板」が飾られた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F7.1 1/800秒 62mm ISO400 ) 露出補正 なし
駅前ロータリー;クリックすると大きな写真になります
24.旧青梅街道
旧青梅街道は「シネマチック・ロード」と名付けられ、映画看板をあちらこちらで見ることができる。これも昔、見た映画「グレンミラー物語」の看板。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧青梅街道;クリックすると大きな写真になります
25.「昭和レトロ商品博物館」
旧青梅街道に「昭和レトロ商品博物館」というのがあった。ここを見るのも今日の目的の一つである。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F7.1 1/200秒 40mm ISO400 ) 露出補正 なし
「昭和レトロ商品博物館」;クリックすると大きな写真になります
26.懐かしい昭和 「昭和レトロ商品博物館」
狭い入口で300円の入場料を支払い、なかに入る。ミシン、テレビ、電話・・・どれも懐かしいものが置かれている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.5 1/13秒 34mm ISO3200 ) 露出補正 なし
懐かしい昭和 「昭和レトロ商品博物館」;クリックすると大きな写真になります
27.カメラ 「昭和レトロ商品博物館」
どれも懐かしいカメラが並んでいた。私が親に買ってもらったのは、リコーフレックスとオリンパス・ペン。アサヒペンタックスは初めてのボーナスで買った。ここにあったリコーフレックスは、ボディに張ってあったレザーもどきの布が剥がれてしまっていた。私は今でも親に買ってもらったリコーフレックスを持っているが、私のもレザー様の布が剥がれてしまっている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.2 1/125秒 24mm ISO2500 ) 露出補正 なし
カメラ 「昭和レトロ商品博物館」;クリックすると大きな写真になります
28.売薬 「昭和レトロ商品博物館」
「メンソレータム」など懐かしい薬があった。明治38年、日本へのキリスト教伝道を目指し、ウィリアム・メレル・ウォーリズという人が来日した。布教活動の資金を得るため、日本での「メンソレータム」の販売権を取得し、「近江セールズ社」(のちの株式会社近江兄弟社)を設立し、大正9年(1920年)からメンソレータムを販売したという。現在はロート製薬がこれらのライセンスを取得し、資本・技術の全面提携を経て、1988年に米国メンソレータム社を買収して自社の海外拠点としている。当時は「メンタム」という類似品もあった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F2.8 1/125秒 17mm ISO500 ) 露出補正 なし
売薬 「昭和レトロ商品博物館」;クリックすると大きな写真になります
29.昆虫セット 「昭和レトロ商品博物館」
子供たちの文房具と一緒に、昆虫セットがあった。私も小・中学生のころ、昆虫少年だった。しかし、昆虫セットなるものは使ったことがない。蝶は捕虫網でとらえて、その中で蝶の胸を押さえて動けなくし、三角紙に包み、三角ケースに入れる。標本にするには、三角紙に包んだ蝶を取り出し、展翅板に翅を開いて止め、数日放置して、乾燥、硬化させる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.8 1/125秒 38mm ISO1000 ) 露出補正 なし
昆虫セット 「昭和レトロ商品博物館」;クリックすると大きな写真になります
30.雪女の部屋 「昭和レトロ商品博物館」
昭和レトロ商品博物館の2階に上がると雪女の部屋というのがあった。小泉八雲の「怪談」で雪女の舞台は雪深い地方ではなく青梅だったという。青梅には雪女、雪女郎、幸座頭などのほかに数々の妖怪伝説や民話が伝えられているが、それらは物語性のあるものはほとんどないという。しかし、その中の1つが八雲に伝えられ、文学的に昇華され、「怪談」の中に「雪おんな」として再生されているという。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.2 1/125秒 24mm ISO3200 ) 露出補正 なし
雪女の部屋 「昭和レトロ商品博物館」;クリックすると大きな写真になります
31.「昭和幻燈館」
「昭和レトロ商品博物館」の隣に「赤塚不二夫会館」というのがあった。なぜ、赤塚不二夫が青梅なのか?赤塚が青春時代、胸躍らせながら観た「哀愁」「第三の男」「駅馬車」など、映画黄金時期を彩る映画の看板の傑作が立ち並ぶ楽しい青梅の街並み。テレビに映ったそれらの映画看板を観たのが、赤塚不二夫と青梅の町との出会いだったようだ。赤塚不二夫がその昔、新潟の看板屋さんで働いていた時期に映画看板を描いていたという。どうしようかと思ったが、この日はここには入らなかった。昭和レトロ商品博物館と赤塚不二夫会館が並ぶ「シネマチック・ロード」を少し進むと、道路の反対側に「昭和幻燈館」というのがった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F11 1/500秒 40mm ISO400 ) 露出補正 なし
「昭和幻燈館」;クリックすると大きな写真になります
32.映画看板 「昭和幻燈館」
「昭和幻燈館」に入った。入場料は200円。中は懐かしい映画看板がいっぱい。もちろん板観の作品である。映画看板を描く板に張る紙は白い紙ではだめで、少し厚手のワラ半紙が良いのだが、今はそれも苦労して探さねばならない。そして、そのザラ紙を自分で表装する。今はコンピュータを使ったり、手書きでもプロジェクター等を使って描く人はまだいるが、ぶっつけで直接描くのは久保板観さんしかいないという。絵具はニカワを溶かした泥絵具で描く。肌の色など暖かい感じは他の絵の具ではだせない。板観は泥絵具を使用する唯一の職人である。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F2.8 1/30秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 なし
映画看板 「昭和幻燈館」;クリックすると大きな写真になります
33.幻想の昭和 「昭和幻燈館」
昭和の町並みと、そこに住まう人々をテーマにしたジオラマを作り続ける山本高樹さんという方の作品数点が、この「昭和幻燈館」に常設展示されている。郷愁をさそう。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3 1/125秒 19mm ISO3200 ) 露出補正 なし
幻想の昭和 「昭和幻燈館」;クリックすると大きな写真になります
34.住吉神社
「昭和幻燈館」の手前に住吉神社の鳥居があり、本殿に上がる長い階段がある。この階段を登ろうかどうしようか迷ったが、思いきって登ってみることにした。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F10 1/400秒 17mm ISO400 ) 露出補正 なし
住吉神社;クリックすると大きな写真になります
35.住吉神社本殿
青梅市教育委員会によって建てられた案内板には「応安2年(1369年)延命寺を開山した季竜が、創建と同時に季竜の故郷である摂津の国住吉明神をこの地に祀ったのが始まりと伝えられる。旧青梅村の総鎮守であり、祭り神は上筒男命(ウワツツオノミコト)、中筒男命(ナカツツイオノミコト)、神功皇后である。本殿は変形春日造(背面入母屋造)で、正徳6年(1716年)に建立されている。江戸時代に建て替えられた本殿、幣殿、拝殿が一体として残り、大変貴重である。」と書かれていた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 38mm ISO400 ) 露出補正 なし
住吉神社本殿;クリックすると大きな写真になります
36.本殿の屋根と梅 住吉神社
本殿は大きな建物で屋根も大きかった。境内に梅の木が植えられている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/640秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
本殿の屋根と梅 住吉神社;クリックすると大きな写真になります
37.住江町バス停
住吉神社の下に、昔は何処にでもあったような待合所があるバス停があった。さて、次は今日の最後の目的である青梅鉄道公園へ向かう。「シネマチック・ロード」を少し、青梅駅の方へ戻って、「キネマ通り」と名付けられた道を右へ、永山公園へ向かって歩く。青梅にはかって映画館が3館あり、その一つが「青梅キネマ」と言い、青梅街道からその 映画館へのこの通りは今でも「キネマ通り」と呼ばれている。レトロな 2軒の写真館もあった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/640秒 34mm ISO400 ) 露出補正 なし
住江町バス停;クリックすると大きな写真になります

2012年4月15日

青梅 梅の公園、レトロな映画看板、そして鉄道公園 3月29日 1/3


 以前から見てみたいと思っていた懐かしい映画の看板が立ち並ぶ青梅の町に行ってきた。「梅の公園」も見てみたいし、青梅へ行くなら「青梅鉄道公園」も見ておきたい。
 今年もギフチョウに会え、その旬のコンテンツを先に載せたので、前後してしまったが、3月29日、快晴の日、3っの目的を持って青梅へ。
 マイカーで行こうかと思ったが、のんびりと電車で行くことにした。最初の目的地は、青梅の2っ先の日向和田で下車する「梅の公園」。横浜から横須賀線で武蔵小杉へ行き、そこから南武線で立川へ。立川から青梅線で青梅まで行って、30分に1本の奥多摩行きに乗リ継ぎ2駅目の日向和田で降りた。日向和田駅に着いたのが、9時半少し過ぎ、歩くこと15分で梅の公園に到着、1時間半、梅を見た。
 再び、日向和田駅に戻り、青梅へ。青梅駅を降りるとさっそく懐かしい映画の看板が迎えてくれた。レトロな町と「昭和レトロ商品博物館」や「昭和幻燈館」を見て、線路の反対側の丘の上にある「青梅鉄道公園」を訪れ、青梅の町でビールを一杯飲んで、スバゲティを食べて、帰路に着いたのは午後3時だった。

1.青梅駅
青梅駅に停車中の折り返し立川行きの電車だ。先日来の都電荒川線や、東急世田谷線での失敗を顧みて、電光の行き先表示板をシャッタースピード1/100秒で撮ってみた。なんとか行き先の「立川」は撮れたが、946Tの文字が少し欠けている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F8 1/100秒 13.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
青梅駅;クリックすると大きな写真になります
2.青梅駅ホームのそば屋
9時少し過ぎに青梅に着いた。ここで次の奥多摩行に乗り換えるが、30分近くの待ち時間がある。駅のホームにレトロな装いのそば屋があったので、入って朝飯代わりのそばを食べる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/160秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
青梅駅ホームのそば屋;クリックすると大きな写真になります
3.青梅駅ホームのそば屋の映画看板
青梅のレトロな町は、日向和田で「梅の公園」散策の後、ゆっくりを見たいと思っているが、その雰囲気が青梅駅のプラットホームにあった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/60秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
青梅駅ホームのそば屋の映画看板;クリックすると大きな写真になります
4.多摩川上流にかかる橋
日向和田には9時37分に到着した。駅前の地図を見て、人の流れに沿って「梅の公園」へと歩き始める。青梅街道を渡って、多摩川に掛かる神代橋を渡る。この写真はその神代橋の上から多摩川の下流方向を眺めたところ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
多摩川上流にかかる橋;クリックすると大きな写真になります
5.紅梅 -1
神代橋から「梅の公園」への道を歩く。左側に「紅梅苑」という菓子屋があり、その横壁を背景に満開の紅梅があった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F10 1/400秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
紅梅 -1;クリックすると大きな写真になります
6.「紅梅苑」
吉川英治は、生前こよなく紅梅を愛し、雪中に映えるその色をめでていたという。その英治の愛した紅梅にちなんで、「紅梅苑」と名付けられた菓子屋だ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F7.1 1/200秒 19mm ISO400 ) 露出補正 なし
「紅梅苑」;クリックすると大きな写真になります
7.「梅の公園」
青梅市の中心部よりやや西部に位置するこの辺りには、日の出山から伸びる丘陵と多摩川との間の長さ4kmほどの地域に25,000本の梅が植えられている。青梅市「梅の公園」のほか、一帯には個人の梅園が多く点在する。東京都内ではあるが、都心部より標高がやや高いほか、丘陵の北面に位置するため、都心部より遅く見ごろを迎える。2009年春、植物防疫法の法令検疫対象のプラムポックスウイルスの感染が日本で初めて確認され、追跡調査等により、1500本程度が2010年春までに伐採駆除された。今年の観梅シーズンが過ぎると、さらに約5分の1にあたる5000本が伐採、および抜根されるという。駅から10分ほど歩くと吉野街道に出る。その向こうが「梅の公園」だ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F11 1/500秒 38mm ISO400 ) 露出補正 なし
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8.「梅の公園」東入口
「梅の公園」には120品種、1,500本の梅が植えられており、開花期には山の斜面が赤、白、ピンク、黄などの色で埋め尽くされる。 この公園は、青梅市が1972年に整備した。入園料は無料だが、開花期(おおむね3月中)のみ有料となる。吉野街道を過ぎると、右が「梅の公園」正面入り口、左が東入口との案内板があり、東口周辺の梅が見ごろを迎えていると書かれている。それならと東入口から入ることにした。入場料は200円。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F7.1 1/800秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
「梅の公園」東入口;クリックすると大きな写真になります
9.緑色の梅
白梅だが、花の中心が緑色なので、うっすらと緑色に見える。周囲の梅は見ごろなのだが、この梅はまだちらほらと咲く程度であった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F4.5 1/320秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
緑色の梅;クリックすると大きな写真になります
10.満開の紅梅、白梅
一斉に見頃を迎える桜(ソメイヨシノ)と違い、梅は品種により「早咲き」「中咲き」「遅咲き」があり、開花期間も長いので長期間楽しめると言うが、この紅梅、白梅は今が見ごろである。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 13.8mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
満開の紅梅、白梅;クリックすると大きな写真になります
11.山々を背景に咲く紅梅、白梅
山の斜面に咲く紅梅、白梅の向こうには、日向和田の住宅街と奥多摩に続く山並みが見える。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
山々を背景に咲く紅梅、白梅;クリックすると大きな写真になります
12.枝を伸ばす
しだれ梅というのもあるが、この梅の木は、反対に枝をまっすぐ上に伸ばして、その枝にびっしりと花を付けている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/640秒 17mm ISO400 ) 露出補正 なし
枝を伸ばす;クリックすると大きな写真になります
13.ゲンカイツツジ
この花を見たとたん、どこかで見たことがあると思った。そうだ、2日前に行った保土ヶ谷公園で初めて見た花だった。名前が解からなかったので、「この花の名は?掲示板」というサイトで尋ねたところ、ゲンカイツツジだと教えてくださった。「梅の公園」には白い花の咲くゲンカイツツジもあった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
ゲンカイツツジ;クリックすると大きな写真になります
14.紅梅 -1
ぼやけた写った日向和田の町と、山並みを背景にほぼ満開の紅梅の花々が映える。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
紅梅 -1;クリックすると大きな写真になります
15.「梅の公園」の丘を歩く -1
丘の上まで登ってきた。そこから下を見ると、上ってくる道が見える。写真を撮っている人が多い。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F8 1/1000秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
「梅の公園」の丘を歩く -1;クリックすると大きな写真になります
16.「梅の公園」の丘を歩く -2
この写真の右側が東入口の方で、左側は公園の中央部になる。確かに公園中央部はまだ十分に咲いていない。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F7.1 1/800秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
「梅の公園」の丘を歩く -2;クリックすると大きな写真になります
17.犬の散歩
淡いピンクに染まる梅を背景に、犬を連れた女性が丘を上がってくる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/640秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
犬の散歩;クリックすると大きな写真になります
18.紅梅 -2
五分咲きのひときわ色の濃い紅梅があった。しかし、実は白梅、紅梅は、花の色で区別するのでは無いのだという。枝(幹)の断面の色で区別するのだそうだ。もちろん、枝を切ってみなければわからない。白い花が咲いても、枝の断面が紅色なら紅梅なのだそうだ。その逆に、紅色の花が咲いても、枝の断面が紅色でないと紅梅ではないという。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F7.1 1/800秒 62mm ISO400 ) 露出補正 なし
紅梅 -2;クリックすると大きな写真になります
19.稲荷神社
結局、正面入口の方へは行かず、再び東入口へ戻ってきた。丘を降りたところにこのような稲荷神社があった。栄泉稲荷神社という。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F7.1 1/200秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
稲荷神社;クリックすると大きな写真になります